UFC 1.18 ラスベガス:コナー・マクレガー、ドナルド・セローニを40秒で粉砕「歴史に名前を幾度も刻んできたのはこの俺だ」
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UFC 246: McGregor vs. Cowboy
2020年1月18日(土/現地時間) 米国ネバダ州ラスベガス:T-Mobileアリーナ
レポート:井原芳徳 Photos by Jeff Bottari/Zuffa LLC/UFC
第11試合 メインイベント ウェルター級 5分5R
○コナー・マクレガー
×ドナルド・セローニ
1R 0’40” TKO (レフェリーストップ:グラウンドパンチ)
マクレガーは18年10月のライト級タイトルマッチでハビブ・ヌルマゴメドフに完敗して以来の試合。16年のネイト・ディアスとの2試合以来のウェルター級で復帰し、激闘男・セローニを圧倒。健在ぶりを示した。
1R、マクレガーはいつものようにサウスポーに構えて、開始すぐ左ストレートを放ちながら飛び込むと、セローニはかわす。マクレガーはそのまま組み付くと、右脇を差したまま、セローニの鼻に対し、左肩を勢いをつけて4連打する。いわゆる「肩パンチ」ながら、セローニは鼻血を出し、効き目を発揮している。セローニから離れたマクレガーは、圧力をじわじわかけ、左ハイをクリーンヒット。ひるんだセローニに、マクレガーがパンチをまとめて倒し、金網際で上になる。ここで止めてもいいぐらいだったが、マクレガーが引き続きパウンドを当て続けたところで、ハーブ・ディーン・レフェリーがストップした。
見事な秒殺勝利で超満員のT-Mobileアリーナが大歓声に包まれる中、マクレガーはアイルランドの国旗を肩に掛け、金網によじ登って喜ぶ。勝利者インタビューでは「UFC史上初めて、フェザー級、ライト級、ウェルター級の3階級でKO勝利したファイターになることができた」と実績をアピールした。UFC 10戦全勝のウェルター級王者・カマル・ウスマンへの挑戦を本格的に目指すのか?今後のマクレガーの動向が楽しみだ。
◆マクレガーのコメント(提供:UFC日本広報)
「レベルチェンジと同時に相手を肩で攻撃するのは練習してきた。アイルランドやったぞ! 最高の気分だ。この試合で新たに歴史を刻めた。UFC史上初めて、フェザー級、ライト級、ウェルター級の3階級でKO勝利したファイターになることができた。とても誇らしく思うよ。ドナルドも最多ヘッドキックKO勝利を誇る素晴らしいファイターだ。彼の持つ記録も素晴らしいが、そんな彼をヘッドキックを使って攻略することができてうれしいね。本当にうれしいよ。チームも素晴らしい活躍をしてくれた。何よりファンのみんなに感謝したい。みんなからのサポートには本当に感謝している。完全に不意打ちだっただろうな。見事なレベルチェンジだ。ドナルドも全く見えていなかった。良い感じの距離感から肩を入れることができた。うれしいね。完璧に奴のアゴを捉えている。階級をこれだけ変更して、ここまで強いファイターがどこにいるってんだ。それもすべてフィニッシュでな。本当に自分を誇りに思うね。たとえUFCがベルトを剥奪しようが、意味のないベルトを勝手に作ろうが、俺の2階級制覇ステータスには敵わない。それに俺は3階級でKOを決めた。これは誰にも真似できない。覚えておくがいい。歴史に名前を幾度も刻んできたのはこの俺だ。アイルランドを背負ってな! ママ愛しているよ。ドナルドもありがとう!!!」
第10試合 セミメインイベント 女子バンタム級 5分3R
○ホリー・ホルム
×ラケル・ペニントン
判定3-0 (30-27/29-28/30-27)
第9試合 ヘビー級 5分3R
○アレクセイ・オレイニク
×モーリス・グリーン
2R 4’38” 腕ひしぎ十字固め
第8試合 バンタム級 5分3R
○ブライアン・ケレハー
×オデー・オズボーン
1R 2’49” フロントチョーク
第7試合 ライト級 5分3R
×アンソニー・ペティス
○ディエゴ・フェレイラ
2R 1’46” ネッククランク
第6試合 女子フライ級 5分3R
○ロクサン・モダフェリ
×メイシー・バーバー
判定3-0 (30-27/30-27/30-26)
第5試合 フェザー級 5分3R
×アンドレ・フィリ
○ソディック・ユサフ
判定0-3 (28-29/28-29/28-29)
第4試合 フライ級 5分3R
×ティム・エリオット
○アスカル・アスカロフ
判定0-3 (28-29/27-30/27-30)
第3試合 ライト級 5分3R
○ドリュー・ドーバー
×ナスラット・ハクパラスト
1R 1’10” TKO
第2試合 ライトヘビー級 5分3R
○アレクサ・カムール
×ジャスティン・レデット
判定3-0 (29-28/30-27/30-27)
第1試合 女子フライ級 5分3R
○サビーナ・マゾ
×J.J.アルドリッチ
判定2-1 (28-29/29-28/29-28)
女子ストロー級 5分3R
―クラウディア・ガデーリャ
―アレクサ・グラッソ
中止 (グラッソが規定体重を5.5ポンドオーバー)