DEEP JEWELS 12.22 大阪 阿倍野区民センター:赤林檎、地元メインで韓国の選手に判定勝ち。古瀬美月が1R一本勝ち
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skyticket Presents DEEP JEWELS 27
2019年12月22日(日) 大阪市立阿倍野区民センター大ホール
レポート:井原芳徳
第6試合 メインイベント MMA 54kg契約 5分3R
○赤林檎(フリー)
×パク・シユン[Park Shi yoon](韓国/M.O.B)
判定3-0 (吉田29-28/田中29-28/福田30-27)
後楽園ホールにも進出した2019年のDEEP JEWELSを締めくくったのは、初の大阪大会。メインには東京の大会にも積極的に参戦している地元大阪の赤林檎が登場し、韓国の選手を迎え撃った。試合場はリング。
1R、長身の赤林檎が左右のパンチを振り回すと、シユンは胴タックルで組み付き、コーナーに押し込む。赤林檎は1分ほど耐え、膠着ブレイクがかかる。その後もシユンが押し込む展開が繰り返され、赤林檎は防戦一方で終える。
2Rもシユンが押し込む展開を繰り返す。3分半過ぎ、ようやく赤林檎の右ストレート、右ミドルが連続で当たるが、終盤もシユンに押し込まれる。とはいえシユンも押し込んでからの攻撃が乏しく、わずかながら打撃を当てた赤林檎がジャッジ上では好印象を残すことに。
3R、シユンもパンチ主体に切り替え、お互いのパンチが交錯するようになるが、赤林檎が的確さで勝る。中盤、シユンが押し込むが、赤林檎はすぐ突き放す。再びパンチの打ち合いに戻り、リーチで勝る赤林檎のパンチのほうが届く。終盤は赤林檎がパンチのヒットを増やす。倒しきれなかったものの、ポイント差を広げ判定勝ちした。
第5試合 セミファイナル キック 47.5kg契約 3分3R
△百花(魁塾/ミネルヴァ・アトム級王者)
△ローマニー・センチャイ[Lommanee Sor.Tehiran](タイ/W.santai gym)
判定0-1 (島村29-29/福田27-30/田中29-29)
計量体重は百花が46.4kg、ローマニーが47.5kg。百花は身長150cmで、ローマニーの身長は不明だが、リング上で並んだ姿ではローマニーが一回り大きい。ルールはRISEに近く、肘無し、組んでからすぐブレイクがかかるが、百花は体格差と慣れないタイ人相手で苦戦を強いられる。
1R、ローマニーがリーチ差を活かして圧力をかけ、右ミドル、右前蹴りを当てる。百花は時折詰めてパンチをまとめるが、ローマニーはブロックしている。
2R、ローマニーは右の蹴り主体にしつつ、左のテンカオ、ミドルも織り交ぜるように。百花は右のボディストレートも使うようになるが、ローマニーとの攻撃数の差を埋めることができない。
3Rも同様にローマニーが左右の蹴りを当て続け、百花はパンチをほとんど当てられないまま終了する。記者採点は3Rともローマニーで27-30。ジャッジはばらつき、1者のみローマニーを支持し、2者が29-29としドローとなった。
第4試合 MMA 49kg契約 5分2R
○古瀬美月(Y&K MMA ACADEMY)
×パンナコッタみのり(UBF)
1R 2’28” 裸絞め
1R、開始すぐに古瀬が左の前蹴りを顔面に当てると、みのりは組んで来るが、古瀬は潰してサイドポジションを取る。みのりはもがいて立つと、古瀬の脇腹に左膝蹴りを当て、古瀬は少し苦しむ。みのりは足を掛けて倒そうとするが、これも古瀬が潰して上になる。古瀬はハーフガード、マウントポジション、バックマウントと素早く動き、パウンドを連打する。みのりが立つと、古瀬はおんぶの状態から裸絞めを仕掛ける。みのりは対処できず、グラウンドに戻って絞め上げられたところでタップし、古瀬の一本勝ちとなった。
第3試合 MMA フェザー級 5分2R
×上田真央(フリー)
○加賀谷花野(柔術&MMAアカデミーG-face)
判定1-2 (吉田19-20/島村20-18/福田19-19○)
第2試合 キック 52kg契約 3分3R
○聖愛(魁塾/ミネルヴァ・スーパーフライ級2位)
×くるみ(BLOW)
1R 1’29” TKO (3ダウン:左ミドルキック)
※くるみが計量1.25kgオーバーで減点2。聖愛が勝った場合のみ公式記録となる
第1試合 MMA 55kg契約 5分2R
×和田千聖(毛利道場)
○栗山 葵(SMOKER GYM)
判定0-3 (19-20/18-20/18-20)