ホーストカップ 10.27 エディオンアリーナ大阪:大﨑一貴、滉大にプロ16戦目で初黒星付ける判定勝ち。髙橋亮、国崇をパンチで粉砕。上杉文博が王座奪還
MARTIAL WORLD PRESENTS GYM VILLAGE
中野トイカツ道場
中野駅徒歩3分。平日7~23時、年中無休営業。入会金&月謝2ヶ月分無料!
HOOST CUP KINGS OSAKA 4 ~チャンピオンカーニバル~
2019年10月27日(日)エディオンアリーナ大阪(大阪府立体育館)第2競技場
記事提供:アーネストホーストジムJAPAN
第12試合 メインイベント HOOST CUP日本フェザー級(57.5kg)タイトルマッチ 3分3R(最大延長2R)
×一刀(モンスタージャパン/王者)
○上杉文博(究道会館/挑戦者、元王者)
判定0-2
※上杉が王者に
1R、ジャブを打って足を使い距離をとる一刀。上杉はいつものように左右フックから飛び込み乱打戦に持ち込もうと図るが、一刀は足を使ってジャブ、ローで距離を取りコントロールする。しかし途中、上杉のボディーからの左右フックが入りだし、一刀は珍しく打ち合いに応じ始める。
2Rもお互い足を止めての打ち合いが続く。手数で上杉が上回るが、一刀も終盤カウンター気味のクロスを入れて上杉が大きくバランスを崩す。やや上杉のヒットが目立つラウンドに。
3Rも同様の打ち合いが続き、フルコンタクト空手さながらの攻防に。上杉がボディーからのフックを度々クリーンヒットさせるが、一刀も押し合いで負けずカウンター気味のフックを返し、上杉が大きくバランスを崩す。ラスト30秒で上杉がスパートをかけ、一刀も挽回せんと打ち返し、一進一退のうちにゴングが鳴り試合終了。手数で上回った上杉が判定勝ちし、再び上杉がベルトを奪還に成功した。
第11試合 セミファイナル スーパーフライ級(53kg)(ノンタイトル戦) 3分3R(延長1R)
×滉大(及川道場/HOOST CUP日本スーパーフライ級王者、DEEP☆KICK -53kg王者)
○大﨑一貴(OISHI GYM/WMC日本フライ級王者)
判定0-2 (29-30/29-29/29-30))
5月名古屋大会の王座決定戦での弟・孔稀の敵討ちに燃えて入場する大﨑一貴とOISHI-GYM陣営。滉大は王者らしく堂々の表情でリングイン。
1R、序盤から滉大が大﨑の前進をクイックの蹴りとジャブで阻む。大﨑は蹴りを封印したかのように前傾姿勢でじわじわ前に出てクリーンヒットのチャンスをうかがう。なおも前進しプレッシャーを強める大﨑に滉大はヒザを合わせ、サウスポーにスイッチし、かわしながら素早いミドル、ハイキックを当てる。手数でやや滉大が上回るが、終盤に大﨑がボディーからの左右フックをクリーンヒットする。
2R、滉大がスピードのギアをあげ回転の速いコンビネーションを叩き込む。大﨑はじっくりとガードしながらクリーンヒットを許さず、リターンのパンチを返す。途中、両者に組み付きの警告が入り、その後から大﨑の手数があがり、滉大の顔がのけぞる場面が現れる。打ち返す滉大に終了間際、大﨑の上段前蹴りがクリーンヒットし滉大が尻餅をつく。
3R、滉大は手数を上げ回転の速いコンビネーションを叩き込むが、大﨑は一つ一つかわしながらカウンターでフックを合わせる。手数では上回る滉大だが一発の強い大﨑が顔をのけぞらせ、また離れ際で滉大が大きくバランスを崩す。
一進一退の攻防の末、手数で滉大、ダメージでやや大﨑という印象で、ジャッジ2名が大﨑を支持し大﨑の勝利に。弟・孔稀の敵討ちに成功した大﨑が、感涙にむせびながらOISHI-GYM陣営と勝利を喜ぶ。国内軽量級頂上決戦と銘打たれた対戦らしく、王者らしい滉大のハイレベルな技術も光る一戦だった。(編集部追記:滉大はこれでプロ16戦13勝(4KO)2分1敗となり、プロ初黒星がついた)
第10試合 セミファイナル EXルール(肘有り) 58kg契約 3分3R(延長1R)
×国崇(拳之会/WKAムエタイ世界フェザー級王者)
○髙橋 亮(真門ジム/NKBフェザー級王者)
3R 1’33” TKO (レフェリーストップ:右フックで2ダウン後)
ベテランのWKA世界王者・国崇と、若きNKB王者にして髙橋三兄弟の次男・髙橋亮の軽中量級王者同士の目の一戦。1R、序盤から激しい攻防が続くが、徐々にサウスポーの髙橋が左ミドルを中心に距離を支配する。国崇は距離を詰め、破壊力のある右ストレートを浴びせるが、髙橋のスピードに追撃を許されず、やりにくそうな印象だ。
2Rも距離を支配する髙橋。国崇はベテランの意地とばかりに前進するが、体が流れ横を向いたところ、髙橋の左ストレートがクリーンヒットし、国崇がぐらつく。それでも前進をやめぬ国崇だが、髙橋の左ストレート、左ミドルを前に中に入れす2R終了。
3Rも同様の展開が続くが、打ちあいの中で国崇の左フックと髙橋の左ストレートが相打ちとなり、国崇がダウン。立ちがるがダメージの大きい国崇。パンチを振るいに行ったところに、髙橋の左ストレートから返しの右フックがクリーンヒット。ダメージを心配したレフェリーが試合を止めた。
第9試合 EXルール(肘有り) スーパーフライ級(53kg) 3分3R(延長1R)
○KING剛(ロイヤルキングス/MA日本バンタム級王者)
×國本真義(MEIBUKAI)
判定2-0
5年前のリマッチとなる一戦、前回は剛が判定勝利している。國本は序盤から高くガードを上げ気合十分の表情だが、剛はリラックスしたように小気味の良いリズムでかわし、飛び込んでも左ストレート、左ミドルを当てる。國本はプレッシャーを強め威力のある攻撃を放つが、剛は1つ1つかわし、リターンの攻撃を当て、ラリーで上回る印象だ。
2R終盤からヒジの攻防も現れるが、ここでもKING剛のクリーンヒットが上回る。単発で強い攻撃をねらう國本に対し、コンビネーションを置いて帰る剛が好印象だ。最終ラウンド終盤も打ちあいの攻防で上回った剛が國本を返り討ちにした。
第8試合 EXルール(肘有り) 60kg契約 3分3R(延長1R)
×久井淳平(多田ジム/INNOVATIONスーパーフェザー級王者)
○tatsu魅(武心会/元NJKFフェザー級王者)
判定0-2
静と動、タイプも性質も大きく異なるチャンピオンクラスの対戦に注目が集まった。リラックスした構えの久井が、がっちり構えてじわじわつめよるtatsu魅に強打を浴びせるが、tatsu魅はクリーンヒットさせず、正確に攻撃を返す。動きを変えて突破口を開こうとする久井だが、プロ、アマチュアともに経験値の高いtatsu魅がペースを握らせない。ハイレベルな駆け引きを、静寂の中で観客が見守る。
2Rに入りテンポ、スピードを上げる久井だが、tatsu魅は堅実に防ぎ淡々と返す。3R終盤、さらに追い上げたtatsu魅が判定勝利を上げた。異なるタイプの攻防であったが、ハイレベルな駆け引きに観客もキックボクシングの奥深さを感じたであろう一戦だった。
第7試合 ヘビー級 3分3R(延長1R)
×山下力也(道真会館/MA日本ヘビー級王者)
○ガブリエル・ペレイラ(ブラジル/ブラジリアンタイ・ブラジル/FIGHT DRAGON 90kg級王者)
判定3-0
MA日本ヘビー級王者、山下力也は、空手の稽古を主体とし、キックで多くの強豪外国人選手を倒してきている。今回193センチと20センチ長身のブラジル王者相手にどう闘うか注目の一戦。
ガードを固めプレッシャーをかけ前進する山下に、ぺレイラが距離を取りながらジャブ、上段ヒザ、ミドルを当てる。ヒザをブロックしローから崩そうとする山下だが、上手に距離をとるぺレイラにやりにくそうな印象だ。山下も連打を浴びせ倒さんとするが、ペレイラがクリンチで逃れ勝利した。
第6試合 スーパーライト級(63kg) 3分3R
○麻原将平(PFP/元HOOST CUP日本スーパーライト級王者)
×元氣(楠成会館/MA日本ライト級3位)※MO刃KI 改め
判定3-0
硬い表情で序盤から強打を振るいKOを狙わんとする麻原に対し、両手を大きく振るいパリングでかわす元氣。時折ダメージの深そうな攻撃を当てる麻原だが、元氣もキャリアのある選手ならではのはぐらかし方で追撃を許さない。ダメージポイントの麻原、手数で元氣。上手に闘った元気だが、説得力のあるクリーンヒットを当てた麻原が判定勝利を収めた。
第5試合 EXルール(肘有り) 61kg契約 3分3R
○髙橋聖人(真門ジム/NKBライト級2位、元NKBフェザー級王者)
×池上孝二(及川道場/元DEEP☆KICK 60kg王者)
判定3-0
関西で山口侑馬、辻出優翔と、名だたるチャンピオンクラスとしのぎを削ってきたベテラン池上孝二と、髙橋三兄弟の三男、若き元NKBフェザー級王者の髙橋聖人の対戦。勢いのある攻撃を当てる髙橋だが、ベテラン池上が光を消す様に攻撃の間合をい外しリターンし、髙橋はやりにくそうな表情を見せる。2Rまで一進一退の攻防が続く。3R、髙橋の組みヒザ、ボディー打ちのダメージからか、池上の動きが落ち、髙橋がペースをつかむ。ラスト30秒は両選手の激しい打ち合いが続いたままゴングが鳴り、判定で髙橋が勝者となった。
第4試合 65kg契約 3分3R
△濱崎一輝(PFP)
△竹市一樹(二刃会/MA日本スーパーライト級3位)
判定0-0
第3試合 フェザー級(57.5kg) 3分3R
○泰良拓也(PFP/RISEフェザー級8位)
×悠太(二刃会/MA日本フェザー級3位)
判定2-0
第2試合 EXルール(肘有り) 53.5kg契約 3分3R
○泉 丈成(誠至会)
×銭神駿一(心将塾)
2R 0’41” TKO (ドクターストップ:肘打ちによるカット)
第1試合 51kg契約 3分3R
×KING TSUBASA(ロイヤルキングス)
○KYOTARO(888GYM)※山本恭太郎 改め
判定0-2
オープニングファイト第3試合 56kg契約 3分3R
×翔太YAMATO(大和ジム)
○来(888 GYM)※伊藤来 改め
1R 0’47” KO (右フック)
オープニングファイト第2試合 60kg契約 3分3R
×八田 塁(PFP)
○岩KING(心将塾)
判定0-3
オープニングファイト第1試合 58kg契約 3分3R
×魁志(TEAM武心會)
○龍翔(BLACK Jr)
判定0-3