UFC 7.27 カナダ:堀江圭功、UFC初戦は左ハイで3R TKO負け。ホロウェイ、エドガー下しフェザー級王座防衛
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UFC 240: Holloway vs. Edgar
2019年7月27日(土/現地時間)カナダ・アルバータ州エドモントン:ロジャーズ・プレイス
レポート:井原芳徳 Photos by Jeff Bottari/Zuffa LLC/UFC
第5試合 フェザー級 5分3R
○ハキーム・ダオドゥ[Hakeem Dawodu] (カナダ)
×堀江圭功[よしのり](ALLIANCE/パンクラス・フェザー級7位)
3R 4’09” TKO (レフェリーストップ:左ハイキック)
堀江は長崎県出身、1995年5月10日生まれの24歳。小学校から高校まで空手を習い、卒業後、高阪剛代表のALLIANCEに入門。16年10月にパンクラスでプロデビューし、試合は全てパンクラスで9戦8勝(6KO)1敗。17年のネオブラッド(新人王)トーナメントでは3試合ともKO勝ちし優勝。昨年3月、UFC参戦経験のある田村一聖に2R TKO負けしプロ初黒星を喫したものの、11月の滝田J太郎戦、今年3月の田中半蔵戦といずれも1R KO勝ちし、好調ぶりをアピールしていた。
堀江は5月末から約1か月、カリフォルニアのチーム・オーヤマで練習し、7月4日に帰国したばかり。パンクラスはONE Championshipとパートナーシップを結んだが、堀江は田中戦の直後「これからもUFCのチャンピオンを目指して頑張って行きますので応援してください」とアピールしており、早くもその道筋が明確になった流れだ。
「相手は間違いなく強い。でも、そのほうがうれしい」7/28(日)UFCデビュー戦を控えた新鋭・堀江圭功にWOWOWが独占インタビュー
初戦の相手・ダオドゥは28歳。キックボクシングでプロ12戦全勝の成績を残した後、MMAに転向し、11戦9勝(6KO)1敗1分と、堀江と似た戦歴を持つ。14年にWSOF(現在のPFL)でデビューし約3年出場し5勝2敗1分の好戦績を残した後、昨年3月のロンドンでのUFC初戦ではダニー・ヘンリーに39秒ギロチンチョークで敗れてしまったが、その後の6月と12月のカナダ大会は判定勝ちしている。今回の堀江戦ではムエタイスキルを存分に生かす。
1R、圧力をかける長身のダオドゥに対し、堀江はガードを下げ、距離を取って出入りし、オクタゴンを広く使おうとする。堀江は右フック、右ローの空振りが続く。中盤、堀江の右ストレートが当たり、右ローのタイミングで合わされたダオドゥが尻餅をつくが、ダメージは小さく、すぐ立つ。3分半過ぎには左フックから押し倒す場面も。残り1分、ダオドゥの右ミドルをもらいながら、堀江が押し倒すが、これもすぐダオドゥが立つ。まだ差の乏しい展開で、ジャッジは割れそうだが、記者採点は相手を倒す場面を3度作った堀江。
2Rも同じ構図で、堀江は左回り主体でダオドゥの前進をかわし続ける。中盤、堀江が右フックを放った後、ダオドゥが組み付き、首相撲から膝をボディに当てると、堀江が少し顔をしかめる。堀江は攻撃が減り、逃げ回っているだけのようになってしまう。3分半過ぎにはダオドゥの左ストレートも当たる。ダオドゥはその後も時折組み付いて軽く膝を当てる。記者採点はダオドゥ。
3Rも圧をかけるダオドゥ、回る堀江の構図。1分過ぎ、ダオドゥが首相撲からの膝の連打からの右肘で、少し堀江をひるませる。すると中盤、ダオドゥが金網に詰め、左膝を効かせると、左ボディ、顔面への膝、肘、左ハイ等を立て続けに当て、堀江をKO寸前まで追い詰める。その後も堀江は耐え続けたが、最後はダオドゥが首相撲からの右膝をボディに突き刺してから突き放し、左ハイをクリーンヒットし、堀江をダウンさせたところでレフェリーがストップ。ダオドゥの地元カナダの観客はスタンディングオベーションで大喜び。堀江のUFC初戦は完敗に終わった。
第11試合 メインイベント UFCフェザー級タイトルマッチ 5分5R
○マックス・ホロウェイ(王者)
×フランキー・エドガー(4位、元ライト級王者)
判定3-0(48-47/49-46/50-45)
※ホロウェイが3度目の防衛
第10試合 セミメインイベント 女子フェザー級 5分3R
○クリスチャン・サイボーグ(元王者)
×フェリシア・スペンサー
判定3-0(30-27/30-27/30-27)
第9試合 ウェルター級 5分3R
○ジェフ・ニール
×ニコ・プライス
2R 2’39” TKO
第8試合 ライト級 5分3R
×オリビエ・オービン・メルシエ
○アルマン・ツァルキヤン
判定0-3(27-30/27-30/27-30)
第7試合 ミドル級 5分3R
×マルク・アンドレ・バリオー
○クリストフ・ヨトゥコ
判定1-2(28-29/28-29/29-28)
第6試合 女子フライ級 5分3R
×アレクシス・デイビス(フライ級7位)
○ヴィヴィアニ ・アロージョ(バンタム級15位、パンクラス女子ストロー級王者)
判定0-3 (28-29/28-29/28-29)
第4試合 フェザー級 5分3R
○ギャビン・タッカー
×チェ・スンウ
3R 3’17” 裸絞め
第3試合 フライ級 5分3R
×アレクサンドル・パントーハ
○デイブソン・フィゲイレード[Deiveson Figueiredo]
第2試合 女子フライ級 5分3R
○ジリアン・ロバートソン
×サラ・フロータ
2R 4’13” TKO
第1試合 ウェルター級 5分3R
○エリック・コク
×カイル・スチュワート
判定3-0 (30-27/29-28/29-28)