RISE 4.26 新宿フェイス：有松朝、金子梓に判定勝ち。澤谷大樹・森香津眞が完勝

RISE EVOL.3
2019年4月26日(金)　新宿フェイス

レポート＆写真：井原芳徳

第8試合　メインイベント　バンタム級（55kg）　3分3R（延長1R）
○有松　朝（リアルディール／7位）
×金子　梓（新宿レフティージム／スーパーフライ級1位）
判定3-0 (大沢29-28/和田29-28/豊永29-28)

　1R、背の高い有松が開始すぐから圧力をかけ、左右のロー、左ボディを積極的に当てる。金子も打ち終わりや接近戦で左フックを時折返すが、後手に回る状況が大半だ。
　2R、有松が開始すぐから金子をコーナーに詰め、金子の右フックのカウンターで左フックを当てて、いきなりダウンを奪う。だが金子がボディへの左前蹴りを効かせると、少しずつ接近戦でパンチのヒットを増やし形勢逆転する。10-9になっていたとしても不思議ではない内容だ。

　3Rも金子が左ハイキック、左前蹴りも絡めつつ、パンチをノンストップで当て続けて圧倒する。金子の追い上げが光ったが、2Rはジャッジ3者とも10-8で有松につけ、有松の判定勝ちとなった。

第7試合　セミファイナル　フェザー級（57.5kg）　3分3R（延長1R）
×山川賢誠（Kickboxing Academy Sapporo／7位）
○澤谷大樹（HAWK GYM／9位、2018年RISING ROOKIES CUPフェザー級優勝）
判定0-3 (28-30/28-30/28-30)

　両者サウスポーに構え、蹴り主体の攻防。2R中盤過ぎから澤谷が右フック、右アッパーのヒットを増やし、ジャッジの印象を良くする。3R、澤谷は左フックのヒットも増やし、終盤には右フックでぐらつかせ、差をつけ判定勝ちした。
　　
　　
第6試合　スーパーライト級（65kg）　3分3R（延長1R）
○森香津眞（チームドラゴン／6位、2018年RISING ROOKIES CUPスーパーライト級優勝、K-1カレッジ2016 -65kg優勝）
×吉田　敢（BRING IT ONパラエストラAKK）
2R 0’48” KO (左フック)

　1R、森は左右のボディ、吉田は右フック、右ローをうまく当てる。森のヒット数が上で、まだ吉田は持ちこたえていたが、2R、森が圧力を強めコーナーまで下がらせると、左フック一発で森をノックアウトした。
　森は「デビュー4戦4勝4KOになったんですけど、全然こんなもんじゃないんで、ランキング上位全員倒してチャンピオンになります」と宣言した。
　　
　　
第5試合　スーパーフェザー級（60kg）　3分3R（延長1R）
○TASUKU（リアルディール／9位）
×恭介（インスパヤードモーション／11位）
1R 2’38” KO (3ダウン：右フック)

第4試合　フェザー級（57.5kg）　3分3R（延長1R）
×津田鉄平（新宿レフティージム／10位）
○門口佳佑（EX ARES／AbemaTV那須川天心挑戦者決定トーナメント2018優勝）
判定0-3 (26-30/26-30/27-30)
※1R左フックで津田に1ダウン

　　
第3試合　RISING ROOKIES CUPスーパーフェザー級一回戦（60kg）　3分3R（延長1R）
○中澤良介（TRY HARD GYM）
×常陸飛雄馬（TARGET SHIBUYA／2016・2017年全日本学生キック連盟フェザー級王者）
判定3-0 (29-28/29-28/29-28)

　前半戦で高いスキルを印象づけたのが中澤だった。2R中盤以降、中澤がパンチと組んで1発のみ認められる左膝蹴りを途切れなく当て続け、常陸を苦しめ判定勝ちした。RISEルールに合わせた戦いがまだキャリアの浅い段階から体に染みついており、今後より研ぎ澄まされればトーナメント後も躍進が期待できる。
　　
　　
第2試合　RISING ROOKIES CUPスーパーフェザー級一回戦（60kg）　3分3R（延長1R）
○小野幹晃（IGGYHANDS GYM／DEEPアマチュアキック賞金トーナメント優勝）
×犬童　凛（TEAM TEPPEN）※SHINE沖縄から所属変更
2R 1’14” KO (ボディへの左膝蹴り)

第1試合　RISING ROOKIES CUPフェザー級一回戦（57.5kg）　3分3R（延長1R）
○虎二郎・FLYSKYGYM（FLYSKYGYM）
×涼（ハーデスワークアウトジム）
判定3-0 (29-27/29-26/30-26)

オープニングファイト　Point captureルール　女子　2分2R
×三𣘺美蕾（FLAT UP）
○萩原友香（TARGET SHIBUYA／2019年KAMINARIMON女子Cクラストーナメント－52kg級優勝）
ポイント判定