KHAOS 11.17 新宿フェイス:ジム対抗戦はK-1ジム総本部がウィラサクレックに3勝2敗で勝ち越し。梶原龍児代表「また対抗戦をやるならKRESTと」
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KHAOS.7
2018年11月17日(土)新宿フェイス
記事提供:K-1 JAPAN GROUP 写真:(C)M-1 Sports Media
今大会ではKHAOSの新たな試みとしてジム別対抗戦の<BATTLE of KHAOS>を実施。K-1王者ゲーオやKrush王者ゴンナパーが所属するWSR(ウィラサクレック)フェアテックスジムとK-1ジム総本部チームペガサスが5対5形式で激突した。
先鋒戦ではWSR・向井貫太が1Rにダウンを奪って判定勝利。次鋒戦ではチームペガサス・SATORU成合が鮮やかなKO勝利で勝ち星をイーブンに戻す。中堅戦でもチームペガサス・璃明武(りあす)が秒殺KO勝利で勝ち越しに王手をかけるも、副将戦ではWSR・竜樹が2度のダウンを奪う大差の判定勝利を収めて、対抗戦は2勝2敗で大将戦へ。
決着戦となった大将戦ではチームペガサス・剣闘士“俊”が右フックで長崎秀哉をなぎ倒し、対抗戦は3勝2敗でチームペガサス勢が勝ち越し。今大会を生中継するAbemaTVよりチームペガサス勢に総額20万円のボーナスが贈呈された。(公式サイトの全試合レポート&写真はこちら)
第7試合 BATTLE of KHAOS 大将戦 -59kg契約 3分3R(延長1R)
×長崎秀哉(ウィラサクレック・フェアテックス九州/元M-1スーパーフェザー級王者)
○剣闘士“俊”(K-1ジム総本部チームペガサス)
1R 0’46” KO (右ストレート)
第6試合 BATTLE of KHAOS 副将戦 ライト級 3分3R(延長1R)
○竜樹(ウィラサクレック・フェアテックス九州)
×将 -masa- (K-1ジム総本部チームペガサス)
判定3-0 (30-26/30-26/30-26)
※1R・3R右ストレートで将に各1ダウン
第5試合 BATTLE of KHAOS 中堅戦 バンタム級 3分3R(延長1R)
×光佑(ウィラサクレック・フェアテックス三ノ輪)
○璃明武[りあむ](K-1ジム総本部チームペガサス/第15回K-1アマチュアAクラス -55kg優勝)
1R 0’59” KO (右膝蹴り)
第4試合 BATTLE of KHAOS 次鋒戦 スーパー・フェザー級 3分3R(延長1R)
×白木 幹(ウィラサクレック・フェアテックス札幌)
○SATORU成合(K-1ジム総本部チームペガサス)
2R 2’05” KO (左ボディフック)
第3試合 BATTLE of KHAOS 先鋒戦 -61kg契約 3分3R(延長1R)
○向井貫太(ウィラサクレック・フェアテックス三ノ輪)
×大庭龍華(K-1ジム総本部チームペガサス/K-1甲子園2018 -65kg準優勝)
判定2-0 (28-28/29-28/29-28)
※1R大庭が右フックで1ダウン
第2試合 女子-55kg契約 2分3R
×小澤聡子(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)
○櫻井梨華子(優弥道場/第3回・第5回K-1アマチュア全日本大会 チャレンジ女子Bクラス -55kgトーナメント優勝)
判定0-2 (29-29/28-29/28-29)
第1試合 バンタム級(53kg) 3分3R
○吏羅[りら](K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/全日本テコンドー連盟(AJTF)全日本選手権男子一般-58kg級’15’16優勝)
×皓太(K-1ジム川口TEAM SIRIUS)
1R 1’58” KO (左ハイキック)
K-1ジム総本部チームペガサス・梶原龍児代表 一夜明け会見での談話
昨日は選手たちがいつも以上というかお客様もすごく盛り上がっていましたし、僕も命がけでジムの看板を背負っている選手たちを100%の状態でリングに上げるように努力しました。それが熱い戦いにつながったと思います。
(大庭)龍華は16歳ながら先鋒戦というデカい責任を背負って、色んなプレッシャーと戦いながらリングに上がりました。そこで経験できるものがあったと思います。デビュー戦は一生に一回のもので、そこで苦い想いをすることも経験になったと思います。この悔しさを忘れちゃいけないと思うし、これからパワーやモチベーションにつなげていってもらいたいと思います。
次鋒戦でSATORU(成合)が勝った瞬間は会場が爆発した瞬間だったと思います。相手の白木選手は強い選手で、最初に彼の前蹴りとミドルを見てびっくりしました。あとはSATORUのことを信じるしかないな、と。SATORUは今29歳で、昨日の試合がプロ2戦目でした。これから“遅れてきたルーキー”として注目されると思いますし、これまでの人生がリングに出たと思います。
次鋒戦からつなげてくれたのが璃明武でした。彼は勢いのまま冷静に試合を進めました。一流の選手はお客さんにのまれることなく、お客さんをのんで試合をします。璃明武はそれが出来ていたと思います。これからまた活躍してくれると思います。将は1R初っ端にダウンを取られたのですが、最後まで行く姿勢は僕の背中を見続けてきたからだと思いました。結果は出ませんでしたが、セコンドの私も感動した試合だったと思います。(剣闘士)俊は前日会見やインタビューでも発言していたように人生をかけて昨日のリングに上がったと思います。短い時間でしたけど、長崎選手と色んな会話をしたと思います。俊を成長させていただいたことに感謝しています。
今回の対抗戦はAbemaTVでもたくさんの人に見てもらえたことがありがたいと思いました。そして他のジム代表や会長も声をあげてジムを盛り上げてほしいです。元選手や選手を経験していない代表や会長の方もいると思いますが、会長や代表がモチベーションを高く持って、選手たちについてこさせるようにしないといけないと思っています。一緒に切磋琢磨していきましょう。
(対抗戦に向けてジムの雰囲気が変わった?)うちは対抗戦じゃなくてもチーム一丸で練習していて、今回もいつも通り毎日の追い込みをしていました。ただ当日うれしかったのが、戦う選手だけじゃなくて応援してくれるファンやお客様が一丸となってくれたこと。WSRはみんな赤いTシャツを着ている赤い軍団で『オーイ!オーイ!』とムエタイ式のかけ声をかけて、こちらの攻撃がクリーンヒットしてもそれをかき消すくらいの声援があるんです。
それが怖かったのですが、チームペガサスのファンのみなさんもWSRに負けない声援を送ってくれたことがうれしいです。そして全試合が終わったあとも最後までWSRのファンのみなさんが会場に残っていてくれたことが本当にうれしかったです。それが今大会の成功だったと思います。
(今後については?)今は対抗戦で敗戦した龍華と将をどういう形で復活させるか。それを昨日の夜からずっと考えています。
(また対抗戦は?)やりたいです。僕たちにヤキモチをやくチームはどんどん出て来てください。まずこれだけの選手を集めて対抗戦をやれるチームがあるのかな?と思うし、できるならやってみろよという気持ちもあります。
次の対抗戦は他のチーム同士でもいいと思いますが、ここまで盛り上がったのはうちとWSRの選手たちが命がけで戦ったからです。そして僕もうちの選手たちもマークしているジム、プロ集団がいます。K-1 GYM SAGAMI-ONO KRESTです。もしまた対抗戦があるなら、その時はKRESTとやりたいです。
(AbemaTVボーナス賞金20万円の使い道は?)みんな肉が好きなので肉を食べに行って、残りでみんなにそれぞれ賞をつけてあげたいです。試合内容とお客さんの反応で袋の中身(額)は違うと思いますが(笑)、そういう形で考えます。
(ファンのみなさんへのメッセージは?)本当に感謝しかありません。マイクを持ったらアピールするのが僕たちの職業で、今日も色々と言わせてもらいましたが、それはリスペクトを持って伝えさせていただきました。これからもチームペガサスは跳ねていきます。これからデビューする選手やK-1アマチュアで優勝する選手も出てきます。世界一のチームを作るんでよろしくお願いします」