PFL 10.3 ドバイ(レポ):泉武志、ブラジルの選手に判定勝ちしPFL 2戦目で初白星
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PFL Champions Series: Road to Dubai – The Rematch
2025年10月3日(金/現地時間)アラブ首長国連邦ドバイ:コカコーラアリーナ
レポート:井原芳徳 Photos by PFL
第3試合 ライト級 5分3R
○泉 武志(FIGHTER’S FLOW)
×ヴィニシウス・センシ[Vinicius Cenci](ブラジル)
判定3-0 (30-27/29-28/29-28)
泉はMMA 10戦6勝4敗の36歳。グレコローマンレスリングで14年と16年の全日本選手権優勝、17年アジア選手権優勝。22年4月のRIZIN TRIGGERでMMAデビューし、グラント・ボグダノフに3R TKO負け。DEEPでの2戦目で野村駿太に判定負け。以降は小金翔、北岡悟ら相手に5連勝したが、昨年7月の野村との再戦でも3R TKO負けした。今年3月のRIZIN香川大会では計量2kgオーバーで減点のあったスパイク・カーライルに判定勝ち。7月のPFLケープタウン大会でPFLに初参戦し、ダゲスタン出身でハビブ・ヌルマゴメドフのチームに所属するアルトゥール・ザイヌコフのレスリングとパンチに手を焼き判定負けしている。
センシはMMA 12戦9勝3敗の29歳。16年にMMAデビューし、22年9月にUFCのトライアウトDWCSに参戦したがサム・パターソンに2R裸絞めで一本負け。昨年3月、UAEウォリアーズで勝利。今年4月にPFLに初参戦し、ライト級トーナメント一回戦で元ベラトール王者のブレント・プリムスに2R裸絞めで一本負けしたが、6月のトーナメントのリザーブマッチではトニー・カルーソに三角絞めで一本勝ちしている。
1R、スタンドの打撃戦で、長身のセンシが中央で構え、スイッチを織り交ぜつつ、左ストレート、ハイを当て、やや積極的に攻める。泉が右フックを当てると、センシが後退する場面もあり、はっきりした差はつかない。中盤、センシが左テンカオを当てて詰めるが、泉はすぐに組み付いて金網に押し込み、終盤、両脇を差して倒して上になる。センシは足を登らせて泉の腕をつかみ、下からサブミッションを狙う。泉は鉄槌を少し当てるが、強打は当てられない。記者採点は正味の攻撃が多かったセンシだが、評価は分かれそうだ。
2R、センシが左ミドルを当てるが、泉は蹴り足をつかんで倒し、中央付近で上から押さえる。泉はハーフからギロチンを狙うが、センシはすぐリバースし、金網際で上から押さえる。引き続イズムはセンシの首を抱えるが、極めには至らない。中盤過ぎ、センシは首を抜くが、泉もすぐ立つ。終盤、センシが右フックを当てるが、単発止まり。残り1分、泉はまたもセンシの左ミドルをつかんで倒して、上から押さえるが、センシは足を効かせ、泉はパウンドを打てない。最後は泉が立って、猪木アリ状態で見合い、レフェリーはブレイクせず終わる。記者採点は泉。ギロチンとテイクダウンを攻撃として評価した。
3R、センシがパンチを振って前に出るが、泉はすぐに両脇を差し、金網に詰めてから倒して上になる。センシが立とうとすると、泉は背後に回って押さえる。センシが逃げようとすると倒れ、再び泉は上から押さえる。泉はハーフガードから肩固めを狙う。泉が金網側にパスガードすれば極められるが、スペースが狭くパスガードできない。だが一旦マウントを取ると、センシがもがいたおかげで金網側のスペースができ、泉は金網側にパスガードして肩固めを極めることに成功する。だがセンシも対処し、すぐ浅くなる。残り1分、センシが立つが、再び上になる。最後は立ち、泉がセンシを押し込み、離れ際に右肘を振って終える。記者採点は泉。合計29-28で泉。ジャッジ3者とも泉を支持し、泉が判定勝ちした。



