PFC 4.6 札幌 PODアリーナ（レポ）：森永ユキト、唐沢タツヤに判定勝ちしMMAバンタム級王者に。森崇純＆成田佑希、TKO勝ちで王座防衛。山本喧一の長男DAIKI、渡部修斗のグラップリング・バンタム級王座挑戦権獲得

PFC.36
2025年4月6日（日）北海道・札幌 PODアリーナ

　　

記事提供：PFC実行委員会

今大会はフェザー級（森 崇純vs寺田 隆）、バンタム（唐沢 タツヤvs森永 ユキト）、ウェルター（成田 佑希vsカタナマン）の3階級でのタイトルマッチ、全ての王者が初防衛戦と云う希少な三大タイトル戦を目玉に開催！その他、現ストロー級王者、木内SKINNY ZOMBIE”崇雅への挑戦者を決める次期挑戦者決定戦、G-FIGHT（グラップリング）現バンタム級王者 渡部修斗への挑戦者を決める次期挑戦者決定戦も行われた。

第1部 プロ公式戦 全試合結果（PFC.36）

第8試合 メインイベント MMAフェザー級タイトルマッチ5分5R
○森 崇純（王者 / POD GYM）
×寺田 隆（2位 / GUILTY）
1R 4:12 TKO

フェザー級初防衛戦の第3代王者 森 崇純（POD GYM）はフルコン空手がベース、対する挑戦者 寺田 隆（GUILTY）はボクシングがベースのファイター、二人はPFC.30で一度戦っており、その時は判定で森に軍配が上がっていた。互いに打撃を得意とする二人のヒリヒリするスリリングな打撃戦の結末は、１R 残り時間が少ない中 首相撲を仕掛ける王者森の腕をダッキングで逃れた寺田、その瞬間、王者の強烈な左フックが炸裂、寺田 堪らずダウン、森はそのままパウンドで追随しレフリーがストップ!!衝撃的なTKOとなった！これで森は三連勝、レペゼン桑園、フェザー級最強の男を豪語する森、先ずは桑園最強記録を更新して初防衛戦を征してメインを締めた！

第7試合 セミファイナル MMAバンタム級タイトルマッチ5分5R
×唐沢 タツヤ（王者 / GRABAKA T-grip Tokyo）
○森永 ユキト（2位 / ストライプル新百合ヶ丘）
5R判定0-3（A:47-48 B:47-48 C:47-48）

昨年12月の最終戦PFC.35で新チャンピオンとなった第6代王者の唐沢タツヤ（GRABAKA T-grip Tokyo）に、同日に行われた次期挑戦者決定戦で小倉卓也（スカーフィスト）に2R ダースチョークでビッグアップセットの大波乱を起こした森永ユキト（ストライプル新百合ヶ丘）が挑んだ一戦。二人は一度戦っており、その時は唐沢に軍配が上がっている。再戦、リベンジに燃える挑戦者森永、互いにグラップラーとしての質の高い選手同士の対決だ。今回の森永の戦いぶりは昨年末の小倉戦を超える鬼気迫るものがあった！

開始早々嵐の様な猛攻撃を仕掛ける森永、王者唐沢が終始後手に回って中々ペースを掴めず、それが3R迄続き、１～３Rを王者が取られた展開に、後が無い王者も4Rからやっとギアが上がって来たが、森永の動きが衰えず、ディフェンスも堅い。王者の反撃も光るものがあったがポイントを逆転する迄には至らず、4、5Rの逆転を狙う王者、守る挑戦者とのスリリングな攻防戦は、王者唐沢の反撃があと一歩及ばず、無常のゴングが鳴る。ジャッジ3名ともに47-48の1ポイント差のフルマークで勝者森永、唐沢は王座転落、挑戦者の森永が前半戦から飛ばして、王者唐沢の後半の反撃を許さず、そのまま逃げ切り第7代新王者となった！と、同時にリベンジも果たした！二人のドラマはまだまだ続くかも知れない…

第6試合 MMAウェルター級タイトルマッチ5分5R
○成田 佑希（王者 / TEAM ZEKE）
×カタナマン（ミドル級王者 / impact）
3R 0:20 TKO

ウェルター級タイトルマッチは、ミドル級王者カタナマンが2階級制覇に向けてウェルター級王者成田佑希の首を狙ったものの、１～２Rテイクダウンを仕掛けるも王者のディフェンス力にグランドでの有利なポジションやトップを取るまでに至らず、逆にスタミナを削られてしまう。3R、王者は挑戦者のスタミナが切れたと見るや、鋭い打撃を入れてダウンを奪い、そのまま怒涛のパウンドを畳み込みTKOで勝利、見事初防衛に成功！！

第5試合 MMAストロー級5分2R延長1R-王座次期挑戦者決定戦-
×早坂 優瑠（1位 / CORE QUEST KUSHIRO）
○ザ・タイガー石井（とらの子レスリングクラブ）
2R判定0-3
（A:18-20 B:18-20 C:18-20）

第4試合 MMA74.8kgキャッチウェイト5分2R延長1R
○能登 崇（初参戦 / GO ONE GYM）
×佐藤 力斗（POD GYM）
2R 3:26 チョークスリーパー

第3試合 MMAバンタム級5分2R延長1R
×青木 大地（6位 / POD GYM）
○吹田 琢（スカーフィスト）
延長R 0:48 ダースチョーク

第2試合 MMAフェザー級5分2R延長1R
×中場ガッツマン大地 （4位 / GO ONE GYM）
○庄山 真司（ONE1）
1R 3:46 腕ひしぎ十字固め

GRAPPLINGバンタム級5分2R延長1R ROAD TO SHOOTO（渡部修斗）-王座次期挑戦者決定戦-
×ジミー 西 将希（髑髏會）
○DAIKI（POD GYM）
2R判定0-3（A:18-20 B:18-20 C:18-20）

ROAD TO SHOOTO（渡部修斗）と題したPFCのプログラップリング戦G-FIGHTバンタム級初代王者渡部修斗への挑戦権をかけて戦ったジミー 西 将希（髑髏會）vsDAIKI（POD GYM）一戦は、解説に入った王者渡部修斗が見守る中行われた。互いに一進一退の攻防の末、判定0－3のフルマークでDAIKIが勝利した。

DAIKIは初代バンタム級トーナメントにも出場していたが渡部修斗とは戦っていない。現在RIZINで活躍する山本空良の兄で長男、渡部も男兄弟の長男、この試合は業界屈指の親子鷹家族、渡部家と山本家のファイター対決でもあり、その長男同士の対決でもある。

全試合、閉会式終了後、王者渡部がケージに入り、渡部の呼びかけによりDAIKIもケージイン、7月13日（日）PFC.37でのタイトルマッチが正式に決定した。
更にそこで渡部の提案と希望で、このグラップリング戦をメインで行う事が電撃決定した。MMAもG-FIGHTも命をかけて戦っている。グラップリングがメインでも時には良いだろう。

次回告知

次回PFCは7月13日（日）、PFC.37＆STONES＆ROOKIES in PODアリーナを開催！

G-FIGHTバンタム級タイトルマッチ
渡部修斗（FIGHT LYNX）
DAIKI（POD GYM）

ストロー級タイトルマッチ
木内“SKINNY ZOMBIE”崇雅（王者 / トイカツ道場・パラエストラ西東京）
ザ・タイガー石井（1位 / とらの子レスリングクラブ）

フライ級タイトルマッチ
黒石 大資（王者 / スカーフィスト）
中西 テツオ（2位 / EQUIPO CERO）

が発表された！

全国からファイターの売り込み大歓迎、プロ、アマチュア共に出場選手絶賛募集中です。
詳しくはオフィシャルウェブサイトの大会概要欄へ

7月13日（日）、次は夏、真夏の北海道でのさらなる熱い激闘にご期待下さい！！

第2部 アマチュア試合結果（Nexus SPROUT NORTH.6）

第19試合 SPROUT MMA フェザー級3分2R
×チャーン（LG ファイティングクラブ）
○鎌田 暁利（POD GYM）
1R 0:28 TKO

第18試合 SPROUT MMA バンタム級3分2R
○岡村 栞汰（アルバトロス）
×合坂 椋太（ALMA FIGHT GYM BASE）
2R 2:55 チョークスリーパー

第17試合 SPROUT MMA フェザー級3分2R
×川原 芳春（POD GYM）
○新岡 理貴（TEAM ZEKE）
2R 1:16 TKO

第16試合 SPROUT MMA フライ級3分2R
○山室 みやび（POD GYM）
×石栗 小春（ARMS GYM）
1R 2:49 チョークスリーパー

第15試合 SPROUT MMA バンタム級3分2R
○琴田 祥太郎（パラエストラ札幌）
×髙橋 尊（POD GYM）
2R判定2-0

第14試合 SPROUT MMA フェザー級3分2R
○小黒 英一（POD GYM）
×丹羽 永昌（CORE QUEST KUSHIRO）
2R判定3-0

第13試合 SPROUT MMA フライ級3分2R
○木梨 智哉（ONE1）
×川嶋 日陽（ARMS GYM）
1R 2:54 腕ひしぎ十字固め

第12試合 SPROUT MMA ストロー級3分2R
×リック タカハシ（オウプネス札幌）
○坂野 嶺稀（POD GYM）
1R 2:39 フロントネックロック

第11試合 SPROUT MMA 75㎏キャッチウェイト3分2R
△高橋 斐吹（ARMS GYM）
△後藤 万澄（POD GYM）
2R判定1-0

第10試合 SPROUT KICK バンタム級2分2R
×尾張 魁飛（eleven）
○小泉 貴士（CKBC）
2R判定1-2

第9試合 SPROUT KICK バンタム級2分2R
堀 瑛太郎（大誠館）
粂地 祐喜（ALMA FIGHT GYM BASE）
試合中止

第8試合 SPROUT KICK フライ級2分2R
○小池 大和（ARMS GYM）
×小助川 碧煕（帯広ラフターズジム）
2R判定3-0

第7試合 SPROUT KICK フェザー級2分2R
×渡邊 健太（大誠館）
○猿渡 勘九郎（サームリアムキックボクシングジム）
2R判定0-3

第6試合SPROUT MMA バンタム級3分2R
○今井 良偉（POD GYM）
×三上 司隆（オウプネス札幌）
1R 1:58 腕ひしぎ十字固め

第5試合 SPROUT MMA フェザー級3分2R
×藤井 康太（CORE QUEST KUSHIRO）
○賀集 龍喜（フリー）
2R判定0-3

第4試合 SPROUT MMA 54㎏キャッチウェイト3分2R
○山室 みやび（POD GYM）
×迫 古舶（k-clann）
1R 0:14TKO

第3試合 SPROUT MMA フェザー級3分2R
×菅原 基（POD GYM）
○山下 頼希（ONE1）
1R 0:19 TKO

第2試合 SPROUT MMA フェザー級3分2R
×田森 公貴（POD GYM）
○レッドドラゴン（UWF道場）
2R判定0-2

第1試合 SPROUT GRAPPLING ミドル級5分1R
○SSEDA（POD GYM）
×加勢 暁雄（ONE1）
1R 1:39 フロントネックロック