DEEP 4.6 大阪 錦秀会住吉区民センター(レポ):栗山葵、1年ぶり復帰戦で鈴木“BOSS”遥を打撃で追い詰め判定勝ち。延命そら、フェザー級GPリザーブマッチで三村亘を1R KO。中務太陽、1年半ぶり試合でツイスターで一本勝ち
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DEEP OSAKA IMPACT 2025 1st ROUND
2025年4月6日(日)大阪・錦秀会 住吉区民センター 大ホール
レポート:井原芳徳 写真提供:(C)DEEP事務局
中継:YouTube DEEPチャンネル メンバーシップ(1,790円/月)、ツイキャス(2,000円)
栗山葵、1年ぶり復帰戦で鈴木“BOSS”遥を打撃で追い詰め判定勝ち
第9試合 メインイベント DEEP JEWELS 60kg契約 5分3R
○栗山 葵(SMOKER GYM)
×鈴木“BOSS”遥(SAI-GYM)
判定3-0 (中原29-28/柴田30-27/馬崎30-27)
栗山は昨年3月にMANAに1R左フックでTKO勝ちして以来1年ぶりの試合。23年の熊谷麻理奈戦、斎藤百瑚戦に続き、3連続で左フックを駆使しKO勝ちしている。
鈴木は23年2月にプロデビューし5戦2勝3敗。最初は2連敗し、昨年3月にフライ級で谷山瞳に、9月にバンタム級でte-aに判定勝ちし2連勝し、昨年11月に中井りんと対戦し、左フックからのパウンドで1R TKO負けしている。
1R、栗山はサウスポーで構え、序盤から持ち前の左ストレートを強打し、鈴木をふらつかせる。中盤以降、、金網際での組みの攻防が増える。鈴木は鼻血を出しながらもタックルで栗山を倒す場面もあるが、その先には持ち込めない。
2Rも栗山がパンチ、鈴木がタックルとテイクダウンの攻防が続く。1Rよりも栗山が捕まる時間が増えるが、すぐ立ったり、がぶって潰してからパウンドを当てたりと、正味の攻撃で印象を作る。最後は裸絞めを狙う場面も。
3Rも栗山が鈴木のタックルを潰してパウンドを当てて追い詰め、印象を作る。終盤、栗山は立って押し込み、肩パンチや肘もヒットする。鈴木は耐え、最後、バックを取りかけるが、栗山が封じ終了する。記者採点は30-27で栗山。ジャッジ3者も栗山を支持し、栗山が判定勝ちした。
マイクを持った栗山は「タイトルマッチが決まっていたんですけど、膝の靭帯切っちゃって、1年間格闘技を休んでいました。こんだけ多い人数の人に応援に来てもらって、力もらってます。ありがとうございます。また1からスタートして、タイトルマッチや海外、挑戦していくんで、これからも応援お願いします」とアピールした。
延命そら、フェザー級GPリザーブマッチで三村亘を1R KO
第8試合 セミファイナル DEEPフェザー級GP一回戦リザーブマッチ 5分3R
×三村 亘(パンクラス大阪稲垣組)
○延命そら(TEAM FAUST)
1R 1’53” KO (右フック)
3月15日のDEEP後楽園大会から開幕したDEEPフェザー級GPのリザーブファイトが大阪大会で行われた。
三村は昨年12月の大阪大会で劉獅に1R TKO勝ち。現在3連勝でうち2試合はフィニッシュ勝利と好調だ。
延命は昨年のDEEP大阪大会に4回とも出場し、全てフィニッシュ勝利しており(2試合は裸絞めによる一本、2試合はKO)昨年12月大会では古根川充に1R TKO勝ちしている。
1R、三村が左右のパンチを振り回して前に出て延命を金網に押し込むが膠着し、豊永レフェリーが1分ほどでブレイクする。すると三村がまた同じように金網に押し込んで来るが、延命は首相撲で捕まえて左膝蹴りをボディに当てて突き放す。三村は右フックで前進したが、延命はカウンターの右フックをヒット。三村が片膝をつき、すぐ立つと、また右フックを振って前進してきたが。延命は再び右フックをカウンターでクリーンヒットし、マットに沈めた。
マイクを持った延命は「5月5日、空いてるんで、よろしくお願いします」とアピール。5月5日の後楽園ホール大会ではフェザー級GP準決勝が行われ、欠員が出るかはまだ不明だが、何らかの形での起用を希望した。
中務太陽、1年半ぶり試合でツイスターで一本勝ち
第7試合 バンタム級 5分2R
○中務太陽(BLOWS)
×切嶋龍輝(マーシャルアーツクラブ中津川)
2R 1’35” ツイスター
中務は21歳。23年にMMAデビューし3連勝し、今回1年5ヶ月ぶりに復帰し、改めて高い格闘センスを印象付ける。
1R 両者サウスポーで構え、切嶋が金網に中務を押し込んでから、突き放しつつ左ストレートを当てると、中務はダウンするが、すぐにスタンドに戻す。再び切嶋が押し込むと、今度は中務が飛びついて胴体に巻き付いて腕十字を狙うが、切嶋はマットに叩きつけて脱出する。終盤、中務は胴タックルで倒すと、すぐにマウント、バックと移り、柔術テクニックを高さ発揮する。中務はパウンドを当て続け、裸絞めを狙い、切嶋を追い詰める。
2R、切嶋が中務を金網に押し込むが、中務が左脇を差して押し返し、すくい上げつつ倒すと、またもすぐバックマントを奪う。切嶋が体をひねって上になろうとする。だが中務はいわゆる「おたつロック」の状態で、切嶋の太腿の裏に足先を引っかけて返せないようにすると、脇の隙間に切嶋の首を入れてひねりあげ、ツイスターを極めタップを奪った。
マイクを持った中務は「怪我とか病気とか色々あって、1年半ぶりに試合させてもらって、周りの方のおかげでしっかり仕上げました。これからDEEPのバンタム級、RIZINのバンタム級も全部、バンタム僕が一番になろうと思っているんで、応援してくれる方、ぜひお待ちしております」とアピールした。
第6試合 バンタム級 5分2R
○堂園 悠(修和館)
×MG眞介(reversal gym osaka anne)
判定2-1 (中原19-19○/福田○19-19/馬崎○19-19/)
第5試合 フェザー級 5分2R
―瀧口脩生(STYLE)
―ケンヤスキー(THE BLACKBELT JAPAN)
1R 3’04” ノーコンテスト (偶発的なバッティングでケンヤスキーが左まぶたを負傷しドクターストップ)
第4試合 ウェルター級 5分2R
×レバナ・エゼキエル(コンゴ民主共和国/K-Clann)
○虎鉄(パラエストラ東大阪)
判定1-2 (中原18-20/柴田19-19○/馬崎○19-19)
第3試合 68.5kg契約 5分2R
○松浦真実也(トップティア)
×アサン・ゲェイデ(セネガル/ROOTS GYM)
1R 1’56” 裸絞め
第2試合 ストロー級 5分2R
×吉岡ビギン(フリー)
○鶴斗(SPLASH)
1R 2’44” TKO (レフェリーストップ:グラウンド肘打ち)
第1試合 100kg契約 5分2R
×朝太(フリー)
○チャートゥ・バンビロール(セネガル/ROOTS GYM)
1R 0’39” TKO (レフェリーストップ:グラウンドパンチ)
エドポロキングのスパーリングパートナーとしてセネガルから来日したバンビロールが、右ストレートを放ちつつタックルを仕掛け、巨漢の朝太を抱え上げた倒すと、すぐさまマウントを奪い、パウンドを連打してフィニッシュした。
第19試合 ストロー級 5分2R
×中田奨也(blooM)
○武蔵(All My Homies)
2R 0’39” TKO (レフェリーストップ:グラウンドパンチ)
第18試合 フェザー級 5分2R
○藤田宇宙(パンクラス大阪稲垣組)
×永井康勢(M3AFIT)
1R 1’22” 腕ひしぎ十字固め
第17試合 バンタム級 5分2R
○田中壱季(ENCOUNTER)
×小西澄斗(VICTORY GYM)
判定3-0 (20-18/20-18/20-18)
第16試合 フライ級 5分2R
×上村亮馬(パラエストラ森ノ宮)
○砂田華杜(TEAM AGENT)
1R 2’49” 裸絞め
第15試合 DEEP JEWELS フライ級 5分2R
○Bobo飛鳥(blooM)
×成本優良(POLAR GYM OSAKA)
判定2-1 (中原20-18/豊永20-18/馬崎19-19○)
第14試合 フェザー級 5分2R
○三井俊希(reversal gym osaka anne)
×松本大知(POLAR GYM OSAKA)
2R 3’16” TKO (レフェリーストップ:グラウンドパンチ)
第13試合 バンタム級 5分2R
○上荷大夢(TEAM AGENT)
×梅本純平(パラエストラ森ノ宮)
判定3-0 (20-18/20-17/20-18)
第12試合 バンタム級 5分2R
×MAHIRO(K-Clann)
○木下竜馬(KING GYM KOBE)
判定0-3 (19-19○/19-19○/19-19○)
第11試合 63kg契約 5分2R
○山﨑鼓大(BLOWS)
×レバナ・デオグラシャス(コンゴ民主共和国/K-Clann)
1R 3’36” TKO (レフェリーストップ:スタンドパンチ連打)
第10試合 DEEP JEWELS アマチュアSルール 3分2R
×セアリ(KING GYM KOBE)
○大井すず(和術慧舟會HEARTS)
判定0-3