GLADIATOR 1.12 大阪 176BOX(レポ):初参戦の小森真誉、田中有に3R TKO勝ちしライト級王者に。モンゴルのオトゴンバートルがフライ級王者、韓国のパン・ジェヒョクがフェザー級王者に
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BODYMAKER presents GLADIATOR 029
2025年1月12日(日)大阪・176BOX
レポート:井原芳徳 写真提供:(C)GLADIATOR事務局
第21試合 第5代GLADIATORライト級王者決定戦 5分3R
×田中 有(Reliable)
○小森真誉[まよ](ロータス世田谷)
3R 2’31” TKO (レフェリーストップ:グラウンドパンチ)
※小森が王者に
当初、田中はデマルケス・ジャクソン(米国/キルクリフFC)とライト級王者決定戦を行う予定だったが、ジャクソンはビザの発給が間に合わず欠場し、小森の代役出場が昨年の暮れに発表された。小森はGLADIATOR初参戦。昨年は6月にパンクラスで糸川義人に判定負け、8月のTTFで大越崇弘に判定勝ち、11月にパンクラスで木下尚祐に判定負けしている。フェザー級からライト級に階級を上げ、アウェーでの戦いだったが、このチャンスをものにすることに。
1R、序盤から田中が小森を金網に押し込み、テイクダウンを繰り返すが、小森は立ち続ける。田中はパウンドやサブミッションに至らないが、主導権を握り続けるラウンドに。
2R、小森は左ミドルを当て、パンチを振いつつ詰めて田中を押し込む。中盤、田中が押し返すと、またも倒してサイドで押さえる。終盤、小森が上を取り返す。田中が下からアームロックを狙うが、極めには至らず、背中をマットにつけたまま終わってしまう。このラウンドもお互い打撃もサブミッションも印象の乏しい内容に。
3R、田中が先に押し込むが、小森は崩して倒す。田中はすぐ立つと、背後からしがみつく小森に対しアームロックを仕掛けようとする。だがそのまま田中は前方に崩れてうつぶせになってしまうと、小森はバックマウントを取ることに成功する。小森は両足で田中の体を伸ばすと、裸絞めを狙いながらパウンドを連打する。田中が防戦一方で逃げられない状態になったところでレフェリーがストップした。
チャンピオンベルトを巻きマイクを持った小森は「いきなりのタイトルマッチ、ライト級で、田中選手も僕との試合を受けてくれてありがとうございます」と感謝を述べ「青木(真也)さんにも『格闘技に向いていない』と言われたんですけど、青木さんにも八隅(孝平)さんもみんな面倒みてくれて、GLADIATORのチャンピオンになれました。ロータス世田谷はもっと強いって証明していきたいです。GLADIATOR最高」とアピールした。なお、小森は20万円のボーナスも獲得している。
第20試合 第5代GLADIATORフライ級王者決定戦 5分3R
×今井健斗(マーシャルアーツクラブ中津川)
○オトゴンバートル・ボルドバートル[Otgonbaatar Boldbaatar](モンゴル/シャンダスMMAフィットネスセンター)
1R 4’51” TKO (レフェリーストップ:グラウンドパンチ)
※ボルドバートルが王者に
当初、フライ級王座決定トーナメント決勝として元王者のNavEとオトゴンバートルが戦う予定だったが、NavEの欠場により、今井が抜てきされた。だが試合はオトゴンバートルのワンサイドゲームに。
1R、オトゴンバートルが開始すぐからスピードと勢いのあるパンチと蹴りを当てて、バックスピンキックも絡めて今井を翻弄する。中盤、今井が打撃を嫌ってタックルを仕掛けるが、オトゴンバートルは突き放し、反撃の糸口を封じる。オトゴンバートルは二段式の左の飛び膝でダウンを奪い、パウンドで追い詰める。さらにオトゴンバートルが押し込むと、今井は腰投げで倒して背後から押さえるが、オトゴンバートルは下に落とす。今井は脱出してスタンドに戻したが、オトゴンバートルが右膝蹴りでダウンを奪うと、最後はパウンドを当て続けたところで、レフェリーがストップした。なお、オトゴンバートルは今大会MVP扱いとなる40万円のボーナスも獲得している。
第19試合 GLADIATORバンタム級暫定王者決定戦 5分3R
×吉田開威[かい](朋武館)
○シンバートル・バットエルデネ[Shinebaatar Baterdene](モンゴル/シャンダスMMAフィットネスセンター)
1R 3’42” シザースチョーク(洗濯ばさみ)
※シンバートルが計量63.1kgで1.9kgオーバー。吉田が勝った場合のみ暫定王者として認定
吉田は剛柔流空手、硬式空手の実力者。23年6月にGLADIATORでMMAデビュー以来6連勝中だったが、組みの展開で課題が露呈することに。
1R、序盤からシンバートルが組み付いて右脇を差して金網に押し込み、抱え上げてテクダウンを奪う。シンバートルはサイドで押さえると、吉田が立とうとしたが、すぐにシンバートルはバックに回って裸絞めを仕掛ける。吉田は脱出してスタンドに戻したものの、右ハイを放った際にスリップしてしまい、シンバートルはすぐにサイドで押さえる。シンバートルは腕をつかみつつ、両足で吉田の首を挟み続け、シザースチョーク(洗濯ばさみ)を極めると、吉田は意識が落ち試合終了。シンバートルは勝ったものの、計量オーバーにより王者として認定されなかった。
第18試合 第7代GLADIATORフェザー級王者決定戦 5分3R
×ダギースレン・チャグナードルジ[Dagiisuren Chagnaadorj](モンゴル/シャンダスMMAフィットネスセンター/MGL-1フェザー級王者)
○パン・ジェヒョク[Bang JaeHyuk](韓国/コリアントップチーム/元GLADIATORフェザー級王者)
判定0-3 (28-29/28-29/28-29)
※パンが王者に
河名マストが返上したフェザー級王座を懸けた一戦。両者は23年9月に対戦し、体重オーバーのダギースレンに対しジェヒョクが判定勝ちし、ベルトを巻いている。
1R、スタンドの攻防が続き、僅差だがジェヒョクのヒットがやや目立つ。終盤、ダギースレンがジェヒョクを金網に押し込むが、テイクダウンを奪えず終わる。コーナーに戻ったダギースレンは今回も減量に苦しんだせいか背中で息をし、しんどそうだ。
2Rも僅差の打撃戦が続くが、終盤、ジェヒョクの右ストレート、ロー、左ジャブ等のヒットが目立つように。疲れて来たダギースレンは下がり気味で、パンチの空振りが目立つ。
3R、打撃戦の合間にお互い押し込むがテイクダウンにはつながらない。最後、ようやくダギースレンが前に出てパンチを振うと、ジェヒョクが少しひるむが、耐えきり終了。2Rまでやや優位に進めたジェヒョクが判定勝ちし、フェザー級のベルトを奪還した。マイクを持ったジェヒョクは「大阪好きです。大阪住みたい。GLADIATOR最高」とアピールした。なお、ジェヒョクは20万円のボーナスも獲得している。
第17試合 ライト級 5分3R
×チハヤフル・ヅッキーニョス(MIBURO)
○岩倉優輝(NICE BAD GYM)
判定0-3
第16試合 フェザー級 5分3R
○水野 翔(STYLE)
×桑本征希(SMOKERGYM)
1R 3分26秒 アームロック
第15試合 フライ級 5分3R
○久保健太(GSB多治見)
×井口翔太(修斗GYM神戸)
判定3-0
第14試合 ウェルター級 5分3R
×森井 翼(LIGHT CLUB)
○井上啓太(GROUND CORE)
1R 2分40秒 ヒールフック
第13試合 バンタム級 5分2R
○ルキヤ(正道会館 大河道場)
×藤原克也(SMOKERGYM)
1R 23秒 TKO パンチ
第12試合 バンタム級 5分2R
○宮川日向(SMOKERGYM)
×三浦颯太(修斗GYM神戸)
判定3-0
第11試合 フェザー級 5分2R
○田口翔太(Asura)
×花園大輝(POLARGYM OSAKA)
判定3-0
第10試合 バンタム級 5分2R
○しゅんすけ(OSC)
×コウ(All My Homies)
判定3-0
第9試合 ストロー級 5分2R
×塩川玲斗(修武館)
○高橋佑太(BURST)
判定0-3
第8試合 フライ級 5分2R
○古賀珠楠(STYLE)
×八木祐輔(TKエスペランサ)
1R 3分37秒 アームロック
第7試合 バンタム級 5分2R
○野口蒼太(SMOKERGYM)
×萩原和飛(THE BLACKBELT JAPAN)
1R 3分3秒 TKO パウンド
第6試合 ウェルター級 5分2R
○後藤丈季(kyoto SEIKENKAI)
×松生知樹(パラエストラ広島)
1R 4分16秒 TKO パンチ
第5試合 バンタム級 5分2R
×秋田良隆(KINGGYM KOBE)
○熊崎夏暉(BRAVE)
1R 3分6秒 肩固め
第4試合 ライト級 5分2R
○八木敬志(猛者連本部)
×キンコンカンコンケンチャンマン(U.B.F)
判定3-0
第3試合 ライト級 5分2R
×藤井丈虎(SMOKERGYM)
○健椰(BRAVE)
1R 3分12秒 裸絞め
第2試合 フライ級 5分2R
○岩崎圭吾(SMOKERGYM)
×福島祐貴(BURST)
1R 3分46秒 TKO パウンド
第1試合 バンタム級 5分2R
×堀 秀徳(SMOKERGYM)
○内田勇作(毛利道場)
1R 2分53秒 裸絞め
オープニングファイト2 バンタム級 5分1R
○岩田虎之助(G-FREE)
×小林龍輝(BURST)
1R 3分34秒 TKO パンチ
オープニングファイト1 ライト級 5分1R
○LUCKYBOY慶輔(U.B.F)
×内山裕太郎(毛利道場)
判定2-1