DEEP☆KICK 12.8 テクスピア大阪(レポ):TETSU、吉瀧光に3R TKO勝ちし-65kg王者に。吉岡龍輝、龍翔に判定勝ちし-63kg王者に。百花、4年ぶり参戦し判定勝ち。石田迅がケルベロスに対戦要求
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DEEP☆KICK 72
2024年12月8日(日)テクスピア大阪
記事提供:DEEP☆KICK実行委員会(文・布施鋼治/写真・石本文子)
DEEP☆KICK旋風が止まらない。第1試合から3試合連続KO。ダブルメインはラスト10秒からのダウン奪取による大逆転があれば、血に染まったKO決着もあるなどスリリングな攻防の連続だった。それだけではない。-65㎏級では木村ケルベロス颯太を巻き込んだ新たな遺恨も勃発した。さらに来年2月9日開催の新春第1戦からはDEEP☆KICK史上初の女子王者を決定する8人制のトーナメント開催のアナウンスも。話題満載の今年度最終戦『DEEP☆KICK 72』(12月8日・テクスピア大阪)をリポートする。
第12試合 ダブルメインイベント2 DEEP☆KICK-65kg王座決定戦 3分3R 延長1R
×吉瀧光(KING LEO)
○TETSU(月心会チーム侍)
TKO 3R1分38秒 セコンドタオル投入
※TETSUが第6代王者に
“シルバー(銀メダル)コレクター”がうれしい初戴冠。ダブルメインイベント2ではTETSU(月心会チーム侍)が富山県氷見市から王座奪取の野望を抱いて大阪までやってきた吉瀧光(KING LEO)を3R1分38秒TKOで撃破し、DEEP☆KICK-65㎏第6代王者となった。
試合開始早々、いきなり右フっクを強振して仕掛けてきた吉瀧に対し、TETSUは冷静に回って対処。中盤以降飛びヒザ蹴りでリズムを掴むと、右フックでグラつかせ試合の流れをたぐり寄せる。
その勢いは2Rになっても変わらない。ワンツーで逆襲してきた吉瀧にパンチを合わせ先制のダウンを奪う。その後連打で畳みかけると、KOの機運を感じた大観衆はどよめきをあげた。なんとか耐え忍んできた吉瀧だったが、防戦一方となり、ガードの上からバックハンドを食らうと一瞬足が止まり、スタンディングダウンをとられてしまう。
3R、吉瀧は鼻から大量の出血。ドクターチェックを受けたが、そのまま試合は続行された。このチャンスをTETSUが逃すはずがない。もうあとがない吉瀧は激しい打ち合いに持ち込むが、その中でTETSUはきれいに右を合わせ、相手陣営のタオル投入を呼び込んだ。
試合後、TETSUは「生まれて24年間、何かにつけて一番になることがなかった。まわりからシルバーコレクターと揶揄されることもありました。今日はまわりの支えがあって、チャンピオンベルトにたどりつくことができました」と訴えかけ、今まで一番迷惑や心配をかけたという母・真樹さんをリングに呼び込み、母の腰に獲ったばかりのチャンピオンベルトを巻いた。
「今まで(育ててきてくれて)ありがとう。これから何回も防衛して、誰も手が届かないチャンピオンベルトにしたい」
奇しくも、この日関東で開催のBreaking DownではTETSUの実弟・野田蒼(月心会チーム侍)が出場し勝利を収めていた。真っ赤に目を腫らした真樹さんは「人生で最高の日です」と初めて頂上を極めた息子を強く抱きしめていた。
第11試合 ダブルメインイベント1 DEEP☆KICK -63kg王座決定トーナメント決勝 3分3R 延長1R
○吉岡龍輝(及川道場)
×龍翔(BLACK☆Jr)
判定 3-0(29-28、29-27、29-28)
※吉岡龍輝が第7代王者に
残り時間10秒、勝負は“魔の左”によって決せられた。ダブルメインイベント1では吉岡龍輝(及川道場)と龍翔(BLACK☆Jr)が-63㎏級王座決定トーナメント決勝で激突した。
インローから崩しにかかる吉岡に対し、龍翔はリズミカルなワンツースリーで畳みかける。とりわけ右の強打が有効に映った。続く2R、吉岡はタイミングのいい左ミドルで攻略にかかるが、2Rまでのオープンスコアは2者が20-19で龍翔を支持していた。
あとがない吉岡は左のテンカオ(カウンターのヒザ蹴り)で前に出る。ワンツーをスマッシュヒットさせる場面もあったが、決定打までには至らない。そして残り時間10秒のアナウンスが鳴り響いた刹那、電光石火の左をクリーンヒットさせ、逆転を呼び込むダウンを奪った。龍翔はカウント10以内に立ち上がってきたが、試合終了のゴングとともに跪いて号泣した。
試合終了間際のダウンによるポイントが効き、ジャッジは2名が29-28、1名が29-27で吉岡を支持した。やはり勝負は最後の最後までやってみなければわからない。試合前、吉岡は「(同門の)大陸(数島大陸(及川道場))の左が神の左なら、俺のそれは魔の左」と宣言していたが、それが具現化した格好だ。初めてチャンピオンベルトを巻いた吉岡は饒舌だった。
「プロとして目標にしていたベルトを達成できてよかった。僕が目指しているのはまだまだ上の舞台。最高のチームや応援している人にもっと上の景色を見せるので、僕についてきてください」
所属する及川道場は15日前に数島が那須川龍心(TEAM TEPPEN)に1RKOで敗れRISEフライ級王座を手放したばかりで、お世辞にも道場のムードがいいとはいえない状況だった。吉岡はそうした中での最終調整を余儀なくされたが、魔の左でよどんだ空気を吹っ飛ばしたことになる。
及川道場の及川知浩道場長は「吉岡は不器用なタイプだけど、最後まで勝負を諦めなかったことが勝因」と目を細めた。
「(2Rが終わった時点で)僕は『腹の上を打っても当たらんから下から崩して腹を狙え』と言ったんですよ。実際ヒザを打ち出したことで、向こうはすごく嫌がって最後は顔で倒せた感じですね」
セコンドには、龍心戦後初めて公の場に顔を出した数島の姿もあった。吉岡の初戴冠によって、及川道場の逆襲が始まった。
第10試合 ダブルセミファイナル2 DEEP☆KICK-46kg契約 2分3R
○百花(魁塾)
×チャ・ミンジュ(大邱玄風ソルボンジム)
判定 3-0(30-27、30-27、30-27)
百花(魁塾)が4年ぶりにDEEP☆KICKに帰還。セミファイナルで韓国のJKファイターで初来日のチャ・ミンジュ(大邱玄風ソルボンジム)を迎え撃った。
このところRISEを主戦場に”格闘技の聖地”後楽園ホールを中心に闘い続けてきたキャリアはホンモノ。きらびやかなガウンとともにリングインした百花からは他の選手にはないメジャー感が漂っていた。
しかし、今年になってからはRISEで連敗中。”終わり良ければ全てよし”ではないが、今年度最終戦になりそうな今回のミンジュ戦では勝ち星を得たいところだ。案の定、この日の百花はいつになく勝利に貪欲で1Rからワンツーを軸に攻めていくが、第三者の目からみてもその動きはせわしい。セコンドから「落ち着け」「深呼吸しろ」という声が飛ぶほどだった。
とはいえ、1Rはリングジェネラルシップで誰の目からみても百花のラウンドだった。対するミンジュはタイに遠征して試合経験があるほどベースはムエタイ。ゆえに百花の正面に立つ場面が目立ち、被弾することが多かったが、想像以上にタフで最後まで大きくグラつく場面は皆無だった。
2R以降、百花はワンツーからのローでミンジュを攻略しようとするが、勝負は判定にもつれ込んだ。予想通り、ジャッジは三者とも30-27とフルマークで百花を支持した。
試合後、百花は「今年なかなか結果を出せなくて凹んでいた。でも、プロとしてやっている以上、これからも上を目指して諦めずやっていく。来年2月9日から女子のトーナメントが始まるけど、関西ではわたしが最強であることを証明したい」と宣言した。
タイムリーなことに、今大会でトーナメントの全貌が林裕人実行委員長より発表された。ベテランから新人までが入り交じった8名参加の3大会に跨がる-46㎏級のトーナメント『DEEP☆KICK QUEEN -46kg初代王座決定トーナメント』。百花はDEEP☆KICK ZERO 19で組まれた初戦(Aブロック準々決勝)で上田樹那(山口道場)と激突する。DEEP☆KICK史上初となる女子王座を百花は獲得することができるか。(トーナメントの詳細記事はこちら)
また百花のマイク後には同門であり従兄弟、そして来週12月15日「RISE184」で花岡竜(橋本道場)と第3代RISEスーパーフライ級王座決定戦を競う政所仁(魁塾)がリングイン、マイクを握ると王座挑戦への熱意を語った。
第9試合 ダブルセミファイナル1 -65kg契約 3分3R
―石田 迅(LEGEND GYM)
―吉田 仁(LEGEND GYM)
勝敗無し
ダブルセミファイナル1では当初DEEP☆KICK-65㎏第4代王者の石田迅(LEGEND GYM)が舌戦を繰り広げた財津大樹(TEAM BEYOND)と対戦する予定だったが、財津が減量による体調不良で緊急搬送されたため急遽試合中止となり、計量をクリアした石田の不戦勝となった。この一戦を目当てにしていた観客のため石田は同門の吉田仁とのエキシビションマッチを行った。
問題は試合後に起こった。マイクを握った石田は今年8月に一度は引退を宣言していたにもかかわらず、短いインターバルで復帰したことについて「やりたい選手がおった」と説明し、その選手をリングに招き入れた。意中の相手は、なんとDEEP☆KICK-65㎏第3代王者の木村ケルベロス颯太(NJKF心将塾)。奇しくも、この大会のメインでは空位の-65㎏級王座をTETSUと吉瀧光の間で争われたが、石田は「今日のタイトルマッチなんて、どうでもいい。おもろないから」と一蹴し、その代わりFIGHT CLUB2でのケルベロスの試合内容を持ち上げた。
「お前は(YURA(ダイアタイガージム)に)負けたけど、ホンマにカッコよかった。俺は(ファイターとしての)お前が好きやし、YA-MANにも(予定通り木村“フィリップ”ミノル)と闘ってほしかった」
さらに現在27歳の石田は「俺には時間がないので、お前に挑戦する」と宣言した。するとケルベロスは「俺に挑戦したいのか。(だったらいま)ここでやろう。俺が潰してやるよ」と言い返し、一発触発の状態に。慌てて関係者が間に入り、事なきを得た。
年を明け、YURA戦で負ったケルベロスのケガが癒えたら、DEEP☆KICKで危険な匂いしかしない一戦が実現するのか。
◆DEEP☆KICK 2024 YEAR AWARDS|啓斗がMVP
第8試合終了後には『DEEP☆KICK 2024 YEAR AWARDS』の表彰式が行なわれた。進行&インタビュアーはスポーツライターの布施鋼治が務めた。受賞者は以下の通り。
◎最優秀選手賞 啓斗(ALL-WIN GYM)※啓斗は同日・後楽園ホールにて開催の『Krush.169』大会に出場しているため欠席、表彰式は代役の方が出場。
◎優秀選手賞 KING陸斗(ROYAL KINGS)
◎敢闘賞 GUMP(TEAM TEPPEN)
◎殊勲賞 山田貴紀(山口道場)
◎新人賞 加古稟虎(NJKFteamBonds)
◎ベストバウト賞 啓斗(ALL-WIN GYM) vs 佑典(BILLION.WIN.GYM)
◎入場パフォーマンス賞 岩KING(NJKF心将塾)
◎最優秀ジム賞 ROYAL KINGS
第8試合 DEEP☆KICK -57.5kg挑戦者決定トーナメント準決勝 3分3R(延長1R)
○牧野騎士(FASCINATE FIGHT TEAM)
×嘉武士(NJKF健心塾)
延長 TKO 1分21秒 レフェリーストップ
判定 1-1(30-29、29-29、28-30)
※牧野騎士がトーナメント決勝に進出
この日、「Krush.169」で勝利を収めたDEEP☆KICK-57.5㎏第4代王者・啓斗(ALL-WIN GYM)への挑戦権を懸けたトーナメント準決勝が組まれた。牧野騎士(FASCINATE FIGHT TEAM)と嘉武士(NJKF健心塾)の一戦だ。牧野のセコンドには今月21日GLORY-RISEの世界トーナメント『GLORY RISE FEATHER WEIGHT GRAND PRIX』出場を控えた原口健飛(FASCINATE FIGHT TEAM)が就く。試合は1Rに右フックをヒットさせ、右ミドルでリズムを掴んだ嘉武士が優勢な展開から始まった。続く2R、牧野はボディフックを軸に逆襲に転じると、両者のやりとりは一気に加速。その後もワンツーや右フックで攻め込んだ牧野が攻勢に出た。オープンスコアは2者が20-19で牧野を支持すると、もうあとがない嘉武士は3Rになると右のテンカオで逆襲に転じた。
ジャッジは1-1で延長戦に突入。牧野がパンチで勝負に出れば、嘉武士は蹴りで対抗する展開に。そうした中、牧野はタイミングのいい左のテンカオを嘉武士のボディに突き刺し先制のダウンを奪う。それまでボディへの攻撃を断続的に受け、ダメージも蓄積していたのだろう。その後、牧野が左ボディフックをクリーンヒットさせると、嘉武士は崩れ落ちるように倒れ込んだ。
第7試合 -53kg契約 3分3R
○横山大翔(拳心會館)
×ゆいら(NJKF健心塾)
判定 3-0(30-28、30-28、30-28)
この日のDEEP☆KICKは軽量級が熱かった。-53㎏契約の試合は3試合。第7試合では1Rからワンツーからのテンカオで試合の主導権を握った横山大翔(拳心會館)が2R以降もコンビネーションでゆいら(NJKF健心塾)を攻め込み、3-0の判定勝ちを収めた。今大会での健心塾勢は4連敗と元気なし。復活に期待したい。
第6試合 -55kg契約 3分3R
○駿希(BKジム)
×丹孔志狼(NJKF心将塾)
TKO 3R2分00秒 セコンドタオル投入
プロデビュー以来3戦全勝(試合は全てDEEP☆KICK)と波に乗る期待のルーキー・駿希(BKジム)が第6試合に登場し、丹孔志狼(NJKF心将塾)と拳を交わした。1R終了間際、駿希は渾身の右ストレートで先制のダウンを奪う。続く2Rこそ丹がやり返しシーソーゲームとなったが、3Rになると駿希はカーフキックで2つめのダウンをとる。最後はカーフキックの連打をまとめたところで、丹のセコンドからタオルが投入され、3R2分ジャストで駿希のTKO勝ちとなった。これで4連勝。2025年は-55㎏の王座を脅かす存在になってきそうだ。
第5試合 -55kg契約 3分3R
○山﨑天輔(VALIENTE)
×香川刻(Blaze)
判定 3-0(30-28、30-27、30-28)
山﨑天輔(VALIENTE)と香川刻(Blaze)の-55㎏契約3Rは1Rから一進一退の攻防に。山﨑が左ミドルで攻め込めば、香川はワンツーで応戦する。勝負が動いたのは2R。山﨑が痛烈なワンツーでダウンを奪う。続く3R、香川のセコンドは「気持ちで勝負だ」とゲキを送るが、ディフェンスの固い山﨑を攻略できず試合終了のゴングが鳴り響いた。3-0で山﨑の判定勝ちだ。この勝利でランキング上位に食い込めるか。
◆中村寛マイクパフォーマンス
第4試合終了後、“人獣”中村寛(BKジム)がリングイン。来る12月21日「ABEMA presents RISE WORLD SERIES 2024 FINAL」で爆弾を投下することを示唆した。
「(今日は)お客さんが入っていますね。僕、ここで5年前にベルトを獲らせてもらって、林会長にもRISEに挑戦しますと宣言して、RISEのチャンピオンになりました。次は(来年開催の)世界トーナメントに向けて頑張ります。12月21日にRISEのワールドシリースがあるけど、そこでいい報告(発表)ができると思う。俺が世界一を獲って大阪に帰って来ます」
第4試合 DEEP☆KICK-55kg契約 3分3R
○弘樹(Y’ZD GYM)
×朝日彗仁(TARGET SHIBUYA)
判定 3-0(30-28、30-29、30-28)
2R、弘樹(Y’ZD GYM)は蹴りを中心に攻勢に出た。手数でも朝日彗仁(TARGET SHIBUYA)を大きく上回っていたので、オープンスコアは2者が20-19で弘樹を支持した。3Rになっても、弘樹の勢いは止まらない。ボディへのヒザ蹴りで朝日のスタミナを削って、文句なしの(3-0)の判定勝ちを収めた。
第3試合 -68kg契約 3分3R
×増田拓英(BKジム)
○榎木友星(ビンチェレあべの)
TKO 2R2分6秒 レフェリーストップ
この日がデビューの増田拓英(BKジム)に1Rから同門の中村寛(BKジム)がゲキを送るが、プロ2戦目の榎木友星(ビンチェレあべの)は1R終盤、強烈な右ローで相手の足を揃わせる。負けてなるものか。2Rになると、逆に増田は左ミドルやヒザ蹴りでパワフルに攻め込む。打ち合いになる場面もあったが、そうした中で榎木は右を一閃。これが増田を捉えてダウンとなる。必至に立ち上がってきた増田だったが、すでに腰はフラフラ。レフェリーは即座に試合を止めた。
第2試合 -53kg契約 3分3R
×由知(TeamFreeStyle)
○小野祥平(TARGET SHIBUYA)
TKO 2R1分44秒 レフェリーストップ
1Rは由知(TeamFreeStyle)が左のテンカオで攻勢に出る。2Rになっても由知がヒザ蹴りで追い打ちをかけたが、小野祥平(TARGET SHIBUYA)は自分が攻めるタイミングを見計らっていたのだろう。飛びヒザ蹴りで逆転のダウンを奪うと、右のテンカオの連打で一気に由知を追い込む。その勢いで最後は由知をロープまで吹っ飛ばし引導を渡した。2R1分44秒、小野のTKO勝ちだ。
第1試合 女子-46kg契約 2分3R
○桃花・シンデレラ(山口道場)
×Sero(NJKF健心塾)
TKO 1R1分5秒 レフェリーストップ
第1試合では“もうひとりのももか”が強烈なインパクトを残した。この日がプロデビューとなった桃花・シンデレラ(山口道場)がプロ3戦目のSero(NJKF健心塾)から強烈な右を武器に1Rから攻勢に出て、連打をまとめて先制のダウンを奪う。それでも立ち上がってきたSeroに桃花はとどめの左ストレートを浴びせ、デビュー戦でKO勝ちという快挙を成し遂げた。桃花もSeroも来年2月から開幕の女子トーナメントにエントリーしている。中でもまだ17歳の”倒せる女子”桃花は“2025年のシンデレラ”として注目を集めるか。
〈オープニングイベント〉NEXT☆LEVEL提供試合
OP第4試合 -63kg契約 1分30秒2R
×笹倉孝幸(02GYM)
○中谷貴巳(HAWK GYM)
判定 1-2(19-20、20-19、19-20)
OP第3試合 -45kg契約 1分30秒2R
○柚山祇大(魁塾 中川道場)
×中村可夢偉(HAWK GYM)
判定 2-0(20-19、19-19、20-19)
OP第2試合 -43kg契約 1分30秒2R
○岩田陣夢(TEPPEN GYM 大阪)
×村中蓮叶(KING LEO)
判定 3-0(20-18、20-19、20-18)
OP第1試合 -55kg契約 1分30秒2R
○酒井夢来(GOD BLESS GYM)
×矢野晃聖(NJKF健心塾)
判定 3-0(19.-18、19-18、19-18)