RWS 10.19 ラジャダムナン(レポ):元K-1王者パヤーフォン、伊藤紗弥に判定勝ちしてリベンジし初代ラジャダムナン女子ミニマム級王者に
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ラジャダムナンワールドシリーズ(RWS)
2024年10月19日(土)タイ・バンコク:ラジャダムナンスタジアム
レポート:井原芳徳 Photos by (C) Rajadamnern World Series
メインイベント ラジャダムナン認定女子ミニマム級王座決定戦 2分5R(インターバル2分)
○パヤーフォン・バンチャメーク(タイ/元WPMF世界女子ピン級王者、元K-1女子アトム級(45kg)王者)
×伊藤紗弥(尚武会/WBCムエタイ&WMC世界女子ミニフライ級王者、BOM女子ライトフライ級王者、IPCC世界女子アトム級王者、元WPMF世界女子ピン級王者)
判定3-0 (50-45/49-46/49-46)
※パヤーフォンが王者に
両者は4月のRWS千葉大会で対戦し、伊藤が3Rともポイントを取り判定勝ちしている。今回、新設のラジャダムナン認定女子ミニマム級王座を懸けた一戦では、パヤーフォンがテクニシャンぶりを発揮することに。
1R、両者ミドルの応酬を繰り広げ、ほぼ互角の攻防。パヤーフォンの左ミドルの直後、伊藤が右インローを当ててスリップをさせた場面があったが、差と言える差はこれぐらいで、蹴り数自体はほとんど変わらない。記者採点は伊藤。ジャッジは2者が伊藤、1者がパヤーフォンにつける。
2R、伊藤がプレッシャーをかけ、ミドルの打ち合い、首相撲の膝の攻防も、積極性で上回る。だが終盤、パヤーフォンも左右のミドルを的確に当て、逆に伊藤に打たせず、やや優位に進めるように。記者採点はパヤーフォン。ジャッジ3者もパヤーフォンにつける。
3R、序盤から伊藤が右ローでパヤーフォンをスリップさせる。中盤以降、ミドルの応酬が繰り返され、お互い最後に蹴る展開を作る。だが、パヤーフォンが足を上げてカットする防御も含めると、やや上手さを印象付けるラウンドに。記者採点はパヤーフォン。ジャッジ3者もパヤーフォンにつける。
4Rも中盤まで3R同様に蹴りと防御の両方で上手さを見せる展開に。終盤、伊藤も右ミドル、インローを立て続けに当てる場面もあったが、パヤーフォンは首相撲で流れを寸断し、最後に右ミドルを強打し、いい形で終える。記者採点はパヤーフォン。ジャッジ3者もパヤーフォンにつける。
5R、後の無い伊藤は圧力を強め、左右のボディを当ててKO狙いの攻めに。パヤーフォンの左ミドルもすくって倒して見せる。だがパヤーフォンはステップと前蹴りと首相撲からの膝でその先の攻めを封じる。それでも伊藤が終盤に右ストレート、ボディを当てるが、倒せず終了のゴングが鳴ると、パヤーフォンは叫んで喜びを示す。記者採点はパヤーフォン。ジャッジ3者もパヤーフォンにつける。記者採点合計49-46でパヤーフォン。ジャッジ3者もパヤーフォンを支持し、勝利を告げられたパヤーフォンは涙を流して喜んだ。
フライ級 3分5R(インターバル2分)
×イッセイ・ウォーワンチャイ[石井一成](ウォーワンチャイプロモーション/ラジャダムナン認定バンタム級14位、BOM・WBCムエタイ・WPMF世界スーパーフライ級王者、IBFムエタイ世界フライ級王者、元WPMF世界・True4U・KNOCK OUT同級王者、元プンパンムアン・ミニフライ級王者)
○ペッバーンライ・シンハーマウィン(タイ)
判定0-3 (28-29/28-29/28-29)