RIZIN 8.12 愛知ドルフィンズアリーナ:矢地祐介、ブラジルの新鋭にKO負け。朝倉未来、日沖発を左ハイ葬。元谷友貴・ストラッサー起一・村田夏南子が快勝
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RWEDDINGS PRESENTS RIZIN.12
2018年8月12日(日)ドルフィンズアリーナ(愛知県体育館)
レポート:井原芳徳
中継 スカパー!(全試合生中継 3,240円) Gyao!(全試合生中継 2,160円) FITE TV(全試合生中継 US$19.99) フジテレビ(関東ローカル)8/18(土)26:00~27:30 BSフジ 8/26(日)14:00~14:55
※キックボクシングルールは肘無し、つかんでからの攻撃は1回のみ

6月20日のカード発表会見でのRIZIN.12主要メンバー。左から住村竜市朗、村田夏南子、朝倉未来、矢地祐介、元谷友貴、KINGレイナ、ストラッサー起一、日沖発
第12試合 メインイベント 70kg契約(ライト級相当) 5分3R
×矢地祐介(KRAZY BEE/元修斗環太平洋ライト級(65kg)&PXCフェザー級(65.8kg)王者)
○ルイス・グスタボ[Luiz Gustavo Felix Dos Santos](ブラジル/エボルサオン・タイ)
2R 2’32” KO (右ストレート)
矢地は5月の福岡大会で下したディエゴ・ヌネスと同じチームに所属する選手との連戦に。当初発表されたブルーノ・カルバーリョの負傷欠場で、同じチームのグスタボが代役に選ばれた。カルバーリョは36歳で2年近く試合をしていない選手だったが、グスタボは4年前にデビューし8連勝(3KO/5一本)の22歳と活きの良い選手だ。本来の階級は1階級下のフェザー級だが、その活きの良さをいかんなく発揮し、RIZIN 5戦全勝の矢地を飲み込むことに。セコンドにはヴァンダレイ・シウバ、アンドレ・ジダがつく。
1R、矢地はサウスポーに構え、回って様子をうかがおうとするが、グスタボは序盤から前に出てパンチを当て、前蹴りで距離を詰めて、タックルから豪快に抱え上げてテイクダウンを奪う。立ち際にはサッカーボールキックも放ち、いかにもシュートボクセ系統の選手というファイトを展開する。矢地は組んで倒そうとするが、グスタボは反則となるもののロープをつかんで防御する。矢地は少しずつ膝蹴りや右ストレートを返し、序盤よりは勢いの落ちたグスタボに対して挽回する。それでもグスタボは終盤に右フック、飛び膝を当てて盛り返す。
2R、グスタボが一発目の攻撃で右ミドルを当てるが、矢地は蹴り足をつかんで倒して、30秒足らずでサイドポジションを奪うことに成功する。だが1分半ほどでグスタボはスタンドに戻す。グスタボは強引に右フック、飛び膝で詰める。すると中盤、矢地が右まぶたをカットしドクターチェックが入る。再開後、これで一息をつけたグスタボは、左フックから一気に詰めると、右ストレートをヒット。矢地はうつぶせでダウンし、すぐさまレフェリーがストップした。
マイクを持ったグスタボは「父が亡くなった時、世界一になると約束しました。毎日一生懸命練習しました。アンドレとヴァンダレイに感謝しています。日本に連れてきてくれてありがとう。日本のみなさんありがとう」とアピール。ヴァンダレイ、ジダと共に勝利を喜んだ。今後、五味隆典、北岡悟らと絡む可能性が高そうだ。
第11試合 61kg契約(バンタム級相当)(肘有り) 5分3R
○元谷友貴(フリー/元DEEPフライ級(56.7kg)王者)
×祖根寿麻 [そね かずま](ZOOMER/修斗バンタム級(61.2kg)環太平洋王者・世界1位)
2R 4’32” 裸絞め
元谷は6月30日のDEEPディファ有明大会でムン・ジェフン(韓国)に2R TKO勝ち。ブラジルのシュートボクセで昨年50日間修行し、打撃を強化しているところだ。
祖根は愛知がベースのHEATを主戦場にした後、13年に大阪のDXFC(DEMOLITION)、15年に故郷の沖縄のTENKAICHIで王座を獲得。16年から修斗に参戦し、今年1月の修斗バンタム級環太平洋王座決定戦で魚井フルスイングに判定勝ち。ベルトを巻いた後はRIZIN参戦を希望し、その念願がかなった。
1R、祖根が1分ほどでタックルを仕掛けて倒すが、元谷はロープを背にして立ち、ギロチンを仕掛ける。祖根は防御し、元谷は腕をほどき、祖根がトップをキープ。元谷は下から首を抱えると、祖根は体をひねって逃げようとするが、ロープの外に出たためブレイクがかかる。3分過ぎでスタンドに戻り、祖根は左ボディ、左テンカオをヒットしてからロープに押し込む。2度元谷を倒しかけるが、元谷は離れる。祖根は終了間際に右ローを連打する。打撃とテイクダウンでは祖根が優位だが、サブミッションでは元谷が印象を残している。
2Rも祖根が序盤からテイクダウンを奪い、元谷がギロチンを仕掛け、祖根が外してトップキープする展開に。中盤にも元谷が立ち際にギロチンを仕掛ける。祖根は外すが、元谷は脱出に成功すると、逆に押し込む側に。3分過ぎにスタンドに戻り、祖根が右ローを連打したが、残り1分、元谷が足元にタックルを仕掛けて祖根を倒すと、四つん這いの祖根に膝を当ててから、素早くバックに回り込み、バックマウントで捕獲。裸絞めを極めるとタップを奪った。
チャンスを逃さず見事一本を奪った元谷はマイクを渡されると、「祖根選手、試合前から盛り上げてくれて。ナメてたんですけどやっぱり修斗王者で強かったです。勝てて良かったです」と祖根を称え、「僕は(DEEPの中京地区の育成大会の)公武堂ファイトで、名古屋でキャリアをスタートして、またここで試合ができて良かったです」と話すと「まだテイクダウンを取られて、弱かったんで、もう少しずつ強くなります」と謙虚に宣言した。
第10試合 77kg契約(ウェルター級相当)(肘有り) 5分3R
○ストラッサー起一(総合格闘技道場コブラ会/元HEATウェルター級(77.1kg)王者)
×住村竜市朗(フリー/DEEPウェルター級(77.1kg)王者)
1R 4’59” 肩固め
起一は大晦日のRIZINで北岡悟に勝利して以来の登場。住村は昨年DEEPで王座を獲得し、4月に佐藤洋一郎に判定勝ちして初防衛に成功すると、RIZIN参戦を希望していた
1R、起一が右ストレート、右ローを当てた後、タックルを仕掛け、30秒程度で上になることに成功。ハーフから肩固めを仕掛ける。防御されると逆にサイドに回り、マウントを狙うが、ハーフに戻り、再び肩固めを狙う。残り1分にはマウントを奪取。終盤はバックマウントを奪い、最後はもがいて下になった住村に肩固めを極め、住村を絞め落とした。
起一が得意の寝技で住村を圧倒し完勝。マイクを持つと「昨年末、しっかり決着つけられなかったけど、今回はつけられました。頭を使いました。今年の年末、開けておきます」とアピールした。最後は殺処分される犬や猫の、保健所での救済を呼びかけた。
第9試合 65kg契約(フェザー級相当)(肘有り) 5分3R
×KINGレイナ(FIGHT CLUB 428)
○ケイトリン・ヤング [Kaitlin Young](米国/ミネソタ・マーシャルアーツ・アカデミー)
判定0-3 (田澤=ヤング/新美=ヤング/和田=ヤング)
ヤングは07年、22歳でMMAデビューし、現在32歳。フックンシュート、エリートXCといった今は無き大会にも参戦。インヴィクタにも12年の旗揚げ大会にも出場している。シャードッグのデータによると、インヴィクタには14年まで上がり4敗1分で、以降は試合をしていないが、トータルスキルの差を示すことに。
1R、レイナが両脇を差して倒すが、ヤングは下にならずバックを狙って、レイナは立ち上がる。長身のヤングが圧力をかけ、右のミドル、ロー、ハイ、ストレートを当てて主導権。終盤には組んできたレイナを突き放して右膝、パンチを当てる。
2Rもヤングが圧力をかけ、右ロー、右ストレートを当て続け優勢。中盤、ヤングの右ミドルの蹴り足をつかまえ、レイナがテイクダウンに成功。ハーフからバックマウントに回り、裸絞めを狙うが、極めに入れない。ヤングはもがいて脱出し、途中ロープもつかみながらスタンドに戻す。ヤングは前に出て、右フック、右肘を当てるが、最後はレイナがパンチをもらいながらもタックルで倒して上になって終える。
3R、レイナは右フックからヤングの首を抱えて投げるが、勢いがつき過ぎて下になり、ヤングが上になろうとしたのを振りほどいてスタンドに戻す。ヤングは右ハイ、右ストレートを当て続け主導権をキープ。3分過ぎ、レイナがコーナーに押し込み、腰投げで倒してサイドポジションを奪う。ヤングが背中を向けると、レイナはバックマウントを奪う。裸絞めを狙うが、極めに入れず、ヤングは防御して試合を終える。
記者採点はヤング。ジャッジ3者もヤングの打撃を評価し、ヤングの判定勝ちとなった。
第8試合 キックボクシングルール 59kg契約 3分3R
○内藤大樹(ストライキングジムAres/RISE DoA -57kgトーナメント2017優勝、元シュートボクシング日本スーパーバンタム級(55kg)王者)
×般若HASHIMOTO(クロスポイント吉祥寺)
2R 1’53” TKO (3ダウン:右ローキック)
内藤は3年前のBLADEのトーナメント決勝で那須川天心にKO負けし、那須川へのリベンジを目指しRIZIN初参戦。
1R、サウスポーの般若に対し、内藤は素早い右ミドル、ローを着実にヒットし主導権。だが2分半、内藤の右ミドルのタイミングで、般若は右フックを合わせてダウンを奪う。内藤はダメージは小さいが、いきなり点差をつけられてしまう。
2R、内藤は序盤から積極的に右ロー、ミドルを当てて挽回しようとする。ローをもらった般若はバランスを崩すようになり、内藤が右ハイ、右ミドルを当ててから右インローを連打すると、般若はダウン。内藤は右インローで2ダウンを重ね、逆転KO勝ちした。
内藤は「久々の試合で、地元なので力んでしまって、1回ダウンしましたけど、こんなもんじゃないんで、もっと強い内藤大樹ををRIZINでアピールしたいです。こんな試合で言いたくないけど、那須川天心、ずっとリベンジしたくて追いかけて来たんで、RIZINトーナメントで枠があれば出るんで、決勝でお会いしましょう」とアピールした。
那須川は解説席でこの試合を観戦。内藤の1Rのダウンには「気を抜くところがある」と辛口にコメントし、内藤のマイクに対しては「いいですよ。言われたらやってやろうってのがあるんで」と話していた。
第7試合 66kg契約(フェザー級相当)(肘有り) 5分3R
×日沖 発(ALIVE/stArt Japan MMA/パンクラス・フェザー級(65.8kg)7位、元SRC・TKO・修斗世界王者)
○朝倉未来(トライフォース赤坂/元THE OUTSIDER 60-65kg級・65-70kg級王者)
1R 3’45” TKO (レフェリーストップ:左ハイキック→グラウンドパンチ)
朝倉はRIZINに既に上がっている朝倉海の兄。SRC・UFCでも活躍したベテラン・日沖はパンクラスで2連続KO負け中で、地元で再起を図ったが、新鋭の未来が下馬評を覆すことに。
1R、未来はサウスポーに構え、左ボディ、左ミドルを当てる。日沖が組み付いて投げを狙うと潰されるが、下になって足を登らせてプレッシャーをかける。1分ほどでスタンドに戻ると、未来がプレッシャーをかけ、左ボディストレートをヒット。日沖がタックルを狙って体を沈めると、そのタイミングで未来はすぐさま左ハイをアゴにクリーンヒットし、日沖はダウン。未来がパウンドをまとめると、豊永レフェリーがストップした。
インパクト十分なKO勝ちを果たした未来は「今の格闘技界、リスクのある試合をしない選手が多いですけど、日沖選手はリスクしか無いような試合を受けてくれてありがとうございました。これから朝倉兄弟で日本を盛り上げます。9月さいたま、オファーください」とアピールした。
この試合後にはルイス・グスタボのセコンドとして来日したヴァンダレイ・シウバがリングイン。「私は日本での試合をきっかけに有名になりました。また日本に来れてうれしいです。榊原さん、大晦日にRIZINで試合をさせてください」と話した。
第6試合 120kg契約(ヘビー級相当)(肘有り) 5分3R
○ロッキー・マルティネス(グアム/スパイク22/DEEPメガトン級(+100kg)王者/111kg)
×侍マーク・ハント [桑原清](Martial Arts Fighter team侍/104.8kg)
1R 3’39” TKO (レフェリーストップ:左ストレート)
マルティネスは昨年10月の福岡大会でジェロム・レ・バンナを袈裟固めで下して以来の参戦。桑原は旧体制のGLADIATORと韓国のROAD FCを主戦場にしてきた36歳の選手だ。
1R、桑原は最初からフックを振り回して打ち合いに持ち込むが、マルティネスは良く見えており、左ミドル、左ハイ、左ジャブ等を返してじわじわ流れを引き寄せ、テクニックの差を見せつける。桑原に鼻血を出させると、最後はコーナーに詰めて左ストレートを連打し、桑原が棒立ちになると、和田レフェリーがストップした。
第5試合 キックボクシングルール 65kg契約 3分3R
○海人(TEAM F.O.D/シュートボクシング日本スーパーライト級(65kg)王者)
×小川 翔(OISHI GYM/WBCムエタイ日本統一ライト級(61.2kg)王者、ホーストカップ日本スーパーライト級(63kg)王者、K-1甲子園2012優勝)
判定3-0 (豊永30-29/和田30-29/梅木30-28)
シュートボクシングの新鋭・海人は、7月29日のRIZIN.11に緊急参戦し、ウザ強ヨシヤに2R KO勝ちし、2週間間隔での出場。
1R、お互いジャブのフェイントから蹴りを狙う、比較的静かな展開。海人の右前蹴り、右フックが炸裂する場面もあるが、小川は崩れず、右ロー、左インローを着々とお返しする。記者採点10-10。
2R、海人が左ミドル、左ボディを当てるが、小川は崩れず、ローを着々と返す。終盤は圧力をかけパンチもヒットする。記者採点10-10。
3R、海人は手数を上げるが、小川も左右のロー、ミドルを返し、流れを作らせない。それでも海人は残り1分、強引にパンチの手数を上げる。海人は右フック、右アッパーを当てるが、小川も左フックを返し、均衡は大崩れしない。海人は右のテンカオを当てるが胸元へのヒットが続き、クリーンヒットにならない。記者採点は10-10。合計30-30でドロー。ジャッジは3者とも最後の海人の手数を評価し、海人の判定勝ちとなったものの、はっきりした差をつけられなかったせいか、喜びの笑顔は無かった。
第4試合 女子53kg契約(ストロー級相当)(肘有り) 5分3R
○村田夏南子(フリー)
×アンジェラ・マガーナ [Angela Magana](米国/フリー)
2R 3’53” ヴォン・フルー・チョーク
マガーナはMMA戦績は20戦11勝(2KO/6一本)9敗。UFCには14年から昨年まで上がり、現UFCストロー級5位のテシア・トレスに判定負け、ミシェル・ウォーターソンに3R裸絞めで一本負け、アマンダ・クーパーに2RTKO負けしている。現在はプエルトリコに住み、プエルトリコのレスリング代表チームの一員として2020年の東京オリンピック出場を目標にしている。
村田は5月の福岡大会でランチャーナ・グリーンに1Rアナコンダチョークで一本勝ち。今回も米国修行を経ての寝技の成長を示す内容に。1R、村田がサウスポーに構え、プレッシャーをかけて左ストレートを当て、コーナーに詰めて両脇を差して、1分足らずでテイクダウンに成功。サイドポジションを奪い、鉄槌を当てると、いったんマガーナが立つが、反り投げでグラウンドに戻す。その後もサイドバックでコントロールしてパウンドや膝を当て続け主導権を維持する。
2R、スタンドの展開が続くが、村田が中盤に詰めてテイクダウンに成功。マウントから変形の肩固め(ヴォン・フルー・チョーク)を極めタップを奪った。
第3試合 キックボクシングルール 59kg契約 3分3R
○Ryuki(RKS顕修塾/英雄伝説2017年-60kg級アジア王者)
×直也(VERSUS/INNOVATIONフェザー級3位、香港WMC I-1 -58kg級王者)
判定3-0 (30-28/30-28/30-27)
Ryukiは16年12月に現Krush王者の島野浩太朗から左ハイでダウンを奪って判定勝ちした実績がある、プロ17戦無敗の22歳。
1R、サウスポーのRyukiが右ジャブのフェイントを絡めつつ左ストレート、左アッパーをヒット。直也の打ち終わりにも左ローを返し続ける。記者採点は10-9でRyuki。
2R、少しRyukiの手数は落ちるが、随所で左ストレートを的確に当て、直也は鼻血を出し、バランスを崩す場面も度々見られる。左のテンカオも鋭い。記者採点は10-9でRyuki。
3R、体力回復した直也は前に出るが、Ryukiはステップとジャブで距離を取ってかわし、左右のパンチ、アッパー、左テンカオを返す。直也に反撃の糸口をつかませず判定勝ち。Ryukiも打倒・那須川天心を目標に掲げており、今後の絡みに期待したい。
第2試合 キックボクシングルール 70kg契約 3分3R
○松倉信太郎(TRY HARD GYM)
×奥山貴大(GSB名古屋/シュートボクシング日本ウェルター級(67.5kg)1位)
2R 2’32” KO (右ストレート)
1R、松倉が度々スイッチし、前手でフェイントをかけつつ、ミドルを当て続け主導権。だが終盤に奥山が飛び込んで距離を詰めて左右のフックを当てて、松倉が少しひるむ。記者採点は10-10だが奥山に付いても不思議ではない。
2Rも松倉が蹴りを当てるが、奥山が隙をうまく突いて右のパンチを随所で返す。だが2分過ぎ、松倉が細かいスイッチでフェイントをかけながら少し距離を詰めると、右の伸びのあるストレートを当ててダウンを奪取。不意を突かれた奥山はダメージが大きく、松倉が右ストレートで再度ダウンを奪うと、梅木レフェリーはすぐさまストップ。松倉が見事KO勝ちを果たした。
第1試合 キックボクシングルール 53kg契約 3分3R
○瀧谷渉太(KSS健生館/元Krushスーパー・バンタム級(55kg)王者)
×佐藤執斗(GSB名古屋/香港WMC I-1 51kg級&54kg級王者)
判定3-0 (28-26/28-25/28-25)
1R、瀧谷がサウスポーに構え、佐藤がオーソドックスに構え、どちらもパンチ、ミドルを出すが、まだ決め手が乏しい状態。瀧谷は右足の状態が悪いのか?時折踏ん張り切れずスリップしてしまう。
2Rも瀧谷は時折スリップする状況が続くが、残り1分、左ストレートでダウンを奪うことに成功。だが30秒後に佐藤が左フックと右ストレートを連続で当てると、瀧谷がダウンをしてしまい、ポイントが五分に戻る。
3R、今度は瀧谷が左ハイを序盤からクリーンヒットすると、さらにロープに詰めて左ストレート、左膝を連続で当てダウンを奪い返す。佐藤は口と鼻から大量に出血しドクターチェックを受ける。再開後、佐藤も抵抗するが、瀧谷が前に出て積極的に攻め続け終了。瀧谷が激戦を制し判定勝ちした。