ONE 7.15 ルンピニー:キックフライ級王者スーパーレック「間違いなく武尊は対戦したい選手の一人だ」
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ONE Fight Night 12(7月15日(土) タイ・バンコク・ルンピニースタジアム)に出場するスーパーレック・ギャットムーカオ[キアトモー9](タイ)のインタビューがONEから届いた。スーパーレックはONEキック・フライ級(61.2kg)世界王者にしてムエタイ同級1位。今大会ではムエタイルールでタギール・カリロフ(ロシア/キック5位)と対戦する。打倒ロッタン目指しONEと契約したK-1 3階級制覇王者の武尊と同じ階級で、スーパーレックも武尊との対戦に意欲的だ。
スーパーレックは27歳。12~13年にルンピニーでスーパーフライ級とバンタム級で王者となり、19年から上がったONEでは11戦10勝1敗。21年2月にイリアス・エナッシに敗れて以降は6連勝中(他のプロモーションを含めれば8連勝)。昨年は内藤大樹、ボルター・ゴンサルベス、パンパヤックに勝利。今年2月には武尊が戦ったことのあるダニエル・プエルタス(ピュータス)とONEキックフライ級王座決定戦を行い判定勝ちした(上動画)。
3月にはロッタンを相手に防衛戦を予定していたが、ロッタンの負傷欠場により流れ、代役のダニエル・ウィリアムスを相手に防衛に成功(上動画)。6月23日にはナビル・アナンをKOしたばかりだが、3週間隔で次戦を迎える。ONE同級ムエタイ王者・ロッタン同様、ONEの立ち技部門の主力選手の一人だ。Amazonプライムを通じて北米にも放送される今大会ではメインイベントに登場する。
「スーパーレックvsロッタンの実現はもう少し先」
――ナビル・アナンとの前戦について
スーパーレック「彼はリーチがあるので相手の距離で戦うと、向こうが有利だったはずだ。だから僕は打ち合うために、近い距離で戦った。戦術を決め込んでいた訳ではなかったが、懐に入って戦えたのは結果的に成功だった。」
――長身の相手に何か特別な練習は行ったか
スーパーレック「特別な準備はしなかった。いつも通りの練習を行っただけだ。」
――今回の タギール・カリロフ戦について、対戦相手の印象は?
スーパーレック「彼は強いファイターでとてもタフだ。パンチに至っては、危険で正確なんだ。そこは警戒しないといけない。」
――自身の強みと相手の弱点について
スーパーレック「彼は強打が自慢のムエマッド(パンチャーの意味)スタイルの選手だ。ただ、僕と対戦した場合、そこが彼のウィークポイントになるだろう。彼の豪腕は自分なら対応できるはずだ。」
――理想の勝ち方は
スーパーレック「彼は強いファイターだが、誰にでも弱点はある。僕は彼の攻撃からカウンターを奪う沢山のプランを準備している。彼はタフだし、勝負はやってみないとだが、理想はKO勝利だ。」
――以前、ONEバンタム級ムエタイ世界王者ハガティーと戦う為に階級アップする可能性について発言していました。戦いたい理由は?
スーパーレック「僕は常に強い相手との戦いを望んでいる。その理由は戦いを通して、自分自身に挑戦したいし、自分のスキルを見つめ直す事ができるからだ。ハガティーは自分が尊敬する強いファイターだ。我々が戦ったらどうなるのか、みてみたいのさ。」
――フライ級ムエタイでは戦わない?その理由は
スーパーレック「ロッタン以外に対戦したいファイターが沢山いる。ロッタンが飛び抜けた選手であることは誰でも知っている。だから、僕はそのほかの選手たちと戦い、自分の技術を磨きたいんだ。ロッタンも同じことを考えていると思う。」
――もしあなたがロッタンと戦ったら、試合はどうなるか
スーパーレック「多くのファンが期待している通り盛り上げる戦いになるだろう。ただ、この階級にはまだ対戦していない強い選手が沢山いる。なので、スーパーレックvsロッタンの実現はもう少し先になると思っている。」
「間違いなく武尊はいつか対戦したい選手の一人だ」
――武尊がONEに参戦したが、彼についてはどんな印象を持っているか
スーパーレック「本当に素晴らしいキックボクサーだ。ONEを盛り上げてくれると期待している。対戦してみたい選手だ。」
――武尊がONEで戦うことについてどう思うか
スーパーレック「誰と戦ってもどの試合も面白くなるのは間違い無いだろう。」
――武尊の実力についての評価は
スーパーレック「偉大なキックボクサーの一人。先程も言ったが、僕は常に強い相手と対戦するチャンスを求めている。自分のスキルの向上のためだ。間違いなく彼はいつか対戦したい選手の一人だ。」
――もしロッタンがキックボクシングルールで武尊と戦ったら、試合はどうなると思うか
スーパーレック「エキサイティングな戦いになるね。ロッタンは既に優れた打撃の技術を持っているから、危険な戦いになろだろう。」
――年内の展望は
スーパーレック「世界中の素晴らしいファイターと対戦するチャンスを持ち続けたい。彼らと戦うことにより、自分のスキルを磨くことができるし、自分への挑戦もでき、自分の弱点の反省もできる。誰とでも戦う準備はできている。」
――日本のファンへ
スーパーレック「以前、日本で試合をしたことがあるので、日本にも僕のファンがいてくれると嬉しい。いつも、応援ありがとうございます。武尊選手と戦うチャンスがあれば、その時はぜひ注目してください。」
今大会には日本から若松佑弥も出場し、MMAフライ級でシェ・ウェイと対戦する。大会の模様は15日(土)午前9時からABEMAで生中継される。