RISE 7.2 エディオンアリーナ大阪:-54kg世界トーナメント1回戦で勝ち残るのは?志朗「判定までいかない。優勝候補と思わせる試合を」、大﨑一貴「ずっと練習している技がある」、田丸辰「志朗選手は今のうちに鼻伸ばしておけ」
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RISE WORLD SERIES 2023 1st Round(7月2日(日)エディオンアリーナ大阪 第1競技場)で開幕する「RISE WORLD SERIES 2023 -54kgトーナメント」に出場する日本勢3名、志朗、大﨑一貴、田丸辰の公開練習のレポートがRISEクリエーションから届いた。
第13試合 セミファイナル RISE WORLD SERIES 2023 -54kgトーナメントAブロック1回戦 3分3R(延長1R)
志朗(BeWELLキックボクシングジム/RISE世界バンタム級(55kg)王者、元ISKAムエタイ世界同級王者、RISE -53kgトーナメント2021準優勝、RISE -55kgトーナメント2020優勝)
ルペン・セオアネ[Ruben Seoane](スペイン/ムエ・スペイン)
第12試合 RISE WORLD SERIES 2023 -54kgトーナメントBブロック1回戦 3分3R(延長1R)
大﨑一貴(OISHI GYM/RISEスーパーフライ級(53kg)王者、ISKAオリエンタルルール世界フライ級(53.5kg)王者、元WMC日本&LPNJ同級王者)
アイマン・ラマー[Aiman Lahamr](スペイン/アーバンマルチボクシング/WFCフランス・バンタム級王者、XFCバンタム級王者、Enfusion ECEシリーズ・アンダー18トップコンテンダー)
第11試合 RISE WORLD SERIES 2023 -54kgトーナメントBブロック1回戦 3分3R(延長1R)
田丸 辰[とき](TRY HARD GYM/RISEフライ級(51.5kg)王者、同スーパーフライ級(53kg)6位・元王者)
ペッシラー・ウォーウラチャー[Petchila Wor.Auracha](タイ/ウォーウラチャージム/True4U&WMOスーパーフライ級王者、WPMF世界&True4Uライトフライ級王者)
第10試合 RISE WORLD SERIES 2023 -54kgトーナメントAブロック1回戦 3分3R(延長1R)
クマンドーイ・ペッティンディーアカデミー[Kumandoi PetchyindeeAcademy](タイ/ペッティンディーアカデミー/ラジャダムナン&True4Uスーパーフライ級王者、オムノーイ認定フライ級王者、WBCムエタイ世界スーパーバンタム級王者)
モハメッド・カルーア[Mohamed Kloua](ベルギー/DCボクシングジム/ISKAムエタイ・インターコンチネンタル・バンタム級(55kg)王者、WFMC欧州フェザー級王者)
志朗『一瞬でスパッと終わらせる戦いが出来ると自分自身に期待している』
―― 動きを見る限りかなり仕上がってるように見えましたがいかがでしょうか?
志朗 今回54kgなのでいつもの体重と1kg違いますけど、脂肪をさらに落とそうと思ったら2kg、スピードとキレを出すためにって感じなのでその効果は結構出てきています。
―― では54kgで戦うこということが現状ではプラスに働いてますか?
志朗 やっぱりモチベーション高いですね。賞金もそうですし世界の強い選手と戦えるっていうのもそうですし、大﨑くんとかもいますし、勝ったら勝ったで得られるものがすごく大きいので、そういった意味も含めて減量に対するモチベーションも高いです。
―― 世間では志朗vs大﨑一貴が見たいという声が大きいですが、その声はどのように感じていますか?
志朗 みんなが見たいカードというのは自分自身も戦いたいというのもありますし、大﨑選手は何年か無敗でそういった選手と戦いたいというのはありますけど、その前に二人とも勝ち進まなければいけないので油断はできないですね。今回外国人選手が多いので、外国人の怖さっていうのもありましね。
―― 初戦で当たるルベン・セオアネ選手に関してはだいぶ情報は集まりましたか?
志朗 アクラム選手との試合を見て、上手い選手に対して結構ぐちゃぐちゃに振り回して勝っているので、セオリーがないですね。練習風景を見ましたがそんなコンビネーションやるんだ?っていう日本人にはないようなやり方がヨーロッパの選手にはあるので、正直試合もオーソドックスで来るのかサウスポーで来るのかわからないですが、今回のテーマは相手がどんな戦い方で来ても全部完璧にいなして勝ちに行く事なのでそれは行けるかなと思います。
―― ルベン選手がどんな手で来ても慌てないし驚かないという風になりますか?
志朗 それに全て対応できる対応力は練習で結構出来ているので、逆に自分が今までと違う技とか見せれるんじゃないかなっていう期待が自分自身にあるので、そこが本当に楽しみですね。
―― このトーナメントの他の試合は気になりますか?
志朗 やっぱり大﨑選手と一番近いブロックのクマンドーイの試合。ペッシラーもタイでは有名なのは知っていますしRISEでどういった戦い方に変えてくるのかなっていう部分では、この二人に注目してますね。
―― クマンドーイvsモハメッドの試合はどう見ますか?
志朗 最近のクマンドーイの試合見ると爆発力があるので、外国人選手がどうやって対策するかじゃないですけど、案外判定まで行っていい試合するかもしれないし、やっぱり何が起きるかわからないっていうのは53kgで経験してるので、誰が来てもいいように準備するしかないですね。
―― 7月の大阪決戦の前に志朗選手は30歳の誕生日を迎えますが(6月23日生まれ)、30歳になる心境はいかがですか?
志朗 年取ったなって思います。
―― あまり嬉しくない?
志朗 年齢は数字でしかないと思ってますけど、疲労とかもそうですし練習量は3~4年前と比べると減ってるなって思いますけど、最近になってようやく疲労の抜き方がわかってきたので、精神的にも肉体的にも成長はしてます。
―― ちなみに誕生日の6月23日はどう過ごす予定ですか?
志朗 どうなんですかね?普通にスパーリングとかじゃないですかね?(笑) いつも通りですね、誕生日とかもう関係ないですからね。試合さえ勝てればいいので。
―― そういったことは試合の後で構わないというスタンスですね。
志朗 誕生日祝いより試合で勝って全て祝いたいなっていうのが一番ですね。
―― 今回の一回戦の舞台が大阪っていう部分はどうですか?
志朗 大阪でまだ負けてなくて縁起がいい街でもあるので、連勝記録を更新したいですし、世界王者になってからの初戦なので、「これが世界チャンピオンだな」という試合を見せなければいけないので、そこはしっかり見せつけます。
―― 先ほどスピードがテーマって言ってましたが、それはこの試合に限ってですか?それともこのトーナメント全体ですか?
志朗 トーナメント全体ですね。階級が下の選手が来るのでそのスピードに対応しなければいけないのと、スピードを上げつつパワーを維持しないといけないので、減量がキツいと感じる部分はあります。
―― それは今までと違う感覚ですか?
志朗 そうですね、今回2ヶ月くらい前に断食って言われて。2日準備、3日断食、2日回復といった感じで1週間くらいかけてやるんですけど、それをやって時間が経ってから動きが良くなってきました。
―― 断食は一回だけですか?
志朗 一回だけです。
―― 実際54kgはまだ体験したことないですよね?
志朗 ないですね、でも53kgを経験してるのでそれに比べたら楽だと思います。
―― 54kgでのご自身の動きのイメージってどうでしょうか?
志朗 良い部分だけを残したいなというのはあるので、キレとスピードは残しつつパワーのある攻撃も出せるイメージは出来ているので。最近スパーリングとかをやっても効かせたり倒したり出来ているので、良いイメージを持てています。
―― 記者会見の時に、WSに対して一番思い入れがあると言っていましたが、-53㎏で優勝を逃したっというのは心残りですか?
志朗 那須川天心に初めて負けて、RISEに参戦して初めて負けてしまって、そういった思いが何年間もあるので思いは自分が一番強いんじゃないかなっていうのはあります。
―― 執念深いですね。
志朗 本当に負けず嫌いなんで。
―― 相手がキャリアも年齢も若い選手ですけど警戒している部分を教えて下さい。
志朗 相手からするとローリスクハイリターンなので捨て身で来ると思いますがそう言った面の怖さは有りますし、自分が勝っているのはスピードとこのトーナメント出場選手の中で一番豊富な経験だと思っているのでその面では全選手の中で一番だと思います。
―― このトーナメントでの展開や勝ち方を教えて下さい
志朗 一瞬でスパッと終わらせる戦いが出来ると自分自身に期待していますし、判定までいかない様にしたいです。1回戦4試合の中で自分が一番強くて優勝候補だなと思わせる試合をしなきゃいけないと思いますしそれが自分のテーマです。
―― 最後にファンの皆様にメッセージをお願いします。
志朗 7月2日は世界チャンピオンとしての初戦になりますが、世界チャンピオンはこれだけ強いんだぞっていう所を見せますので、会場とABEMAでの応援を宜しくお願いします。
大﨑一貴『僕が軽量級で一番なところを見せたい』
※インタビュー後にフレッド・コルデイロからアイマン・ラマーに対戦相手が変更となった。
公開練習お疲れ様でした。一発一発が重いですが、攻撃力が増してる感覚はありますか?
大﨑 次の試合が54kgで普段より1kg重いので、筋力トレーニングの効果もあってパワーは上がってるかなと思います。
―― 1kg違ったら調整方法は変わってきますか?
大﨑 僕は下の階級から1kg上げるので、上の階級から来る選手たちに当たり負けしないためにも体をしっかり作らないといけないので、またちょっと違いますね。
―― やっぱり53kgと55gは違いますか?
大﨑 自分の中では2kgは大きいと思いますね。
―― 大﨑選手の重い攻撃は通用する思います。
大﨑 同じ階級の中ではパワーがある方だと思うので、そういった部分は一つ上の階級でも通用するかなと思います。
―― 以前、軽量級はダウンもKOも少ないという声もありましたが、大﨑選手は今年に入って3試合連続KO勝利中です。今年になって4試合目とハイペースで試合をしてますが、以前にもこのようなハイペースでの試合はありましたか?
大﨑 タイで試合をしてた時は1年で8回ぐらい試合してるので、今年はそれくらいのペースですかね。
―― 1ヶ月半に一回くらいのペースになりますがどうですか?
大﨑 前回が4月からの7月なので、今回はちょっと空いてるなって感じです。前々回、3月から4月は1ヶ月くらいだったのでちょっと早かったですね。
―― そうなると節制する期間が長くなりますか?
大﨑 そこまで長いなってこともないです。試合終わったら好きなもの食べれてるので。
―― 大昔に所属ジムのOISHI GYMの大石会長が「一貴は孔稀に比べたら体重管理が甘い」と言ってたことがありますが、今はその部分は大丈夫?
大﨑 今は大丈夫です。あまり重くならないように自分の中で体重設定して、そこを超えたら節制するように調整してるので。
―― それは彼女の存在も大きい?
大﨑 そうですね、食事とかもすごい見てくれてるので。
―― 作ってくれたりメニューを考えたりしてくれている?
大﨑 本当に色々やって貰ってます。
―― 今回の+1kgも乗り切れそうですか?
大﨑 いつもよりは余裕があるので、しっかり食べながら練習にも集中できていますし、いい状態で臨めます。
―― 世界トーナメントの一回戦で非常に重要な位置付けの試合ですが、自分ではこの試合は如何ですか?
大﨑 今回のトーナメントは優勝すると思ってやってきてるので、一回戦はしっかりKOで勝ちたいです。
―― 明かせる範囲内で構わないのですが、現状ではどんな試合をイメージしますか?
大﨑 この試合に限らず、ずっと練習している技があるので、これを次の試合で出せるようにして、最後はKOで倒したいです。
―― それは新必殺技と捉えてもよろしいですか?
大﨑 まだ出したことのない技もあるので、それで倒せるとまた一つ引き出しが増えるのでそれを狙っていきたいですね。
―― 同じBブロックの田丸辰vsペッシラーはどのように見ますか?
大﨑 2人ともテクニックがあるので、どうなるか楽しみではありますが、ムエタイルールじゃなくてRISEルールなので田丸選手がルールでは若干有利かなと思います。
―― もう一方のAブロックはどう読みますか?
大﨑 志朗選手とクマンドーイ選手しかわからないですけど、多分その2人が上がって決勝もどちらかじゃないですかね。
―― 巷では「大﨑vs志朗」のマッチメイクを決勝でと期待する声も大きいですが。
大﨑 皆さんにそう言っていただけるので、それを実現させたいですし、そこでしっかり僕が勝って軽量級で一番なところを見せたいです。
―― 弟の大﨑孔稀選手と一緒に練習する機会が多いですか?
大﨑 そうですね、ずっと一緒に練習してます。
―― この間孔稀選手が寺山遼冴選手に良いKO勝ちをしましたが、あの試合は刺激になりました?
大﨑 めちゃくちゃなりました。寺山選手のスタイル的に倒すのは難しいかなと思ってましたけど、しっかり倒して結果を出してたので、僕もそれに続きたいですし、2人でお互いに刺激し合ってどんどん上に行きたいでsy。
―― 孔稀選手にご褒美でSwitchを買ってあげたと聞きました。
大﨑 僕ドラクエが好きなんですけど、新しくドラクエが発売されるかもしれないので、それを孔稀に伝えたら孔稀はSwitch持ってなかったので、試合で勝ったら買ってあげる約束で(笑)。
―― 大乱闘を買ってあげたと聞きましたが。
大﨑 Switch本体だけだったら何もできないので、ソフトも一緒に買いました(笑)。
―― 孔稀選手は「僕はゲームが素人なのに一緒にやったらお兄ちゃんがボコボコにしてくる」と。
大﨑 あははは(笑)。でも孔稀は何でも器用なので、すぐ上手になるので多分今だけですね、ボコボコにできるのは(笑)。
―― 兄弟喧嘩でお互いボコボコにするのはゲームの世界だけですか?
大﨑 もう喧嘩もずっとしてないのでゲームくらいですね。
―― 最後にファンの皆さんにメッセージをお願いします。
大﨑 7月2日は54kgの世界トーナメント一回戦、しっかりここをKOで勝って僕が必ず優勝するので、楽しみにしていてください。
田丸辰『RISEが大崎選手と志朗選手をやらせたいみたいに感じて腹が立ちました』
―― 公開練習では意識して連打を打っていたのですか?
田丸 早いコンビネーションを意識しました。
―― 対戦相手用のパンチということで?
田丸 やっぱり回転率は大事になってくるので、今回の相手がとかだけではなく常に練習しています。
―― パンチの回転に関しては今トーナメント出場選手随一の自負はありますか?
田丸 パンチの回転もそうですしパンチの技術、スピードはどの選手にも負けてないと思います。
―― 記者会見から時間が経ちましたがペッシラーの試合映像はあの後も少し見ましたか?
田丸 ちょいちょい見てます。
―― 同じサウスポー同士の対戦になりましたけどいかがですか?
田丸 1月に戦ったクンスックノーイとタイプ的には似ているんですけど、サウスポーなので全然違ってくると思うし、すごい技術もあると思うので楽しみです。
―― 今年の1月に戦ったクンスックノーイもかなりの強豪でしたが、ムエタイの選手がRISEルールで戦う時の特徴とか共通項は予想してますか?
田丸 似たようなタイプと言っても人が違うので、癖やり蹴りの威力とか長さが全然違ってくるので、共通点みたいなのは意識してないです。
―― 明かせる範囲内で構わないですが、あえて今ペッシラーの攻撃で警戒すべき物ってどう感じ取っていますか?
田丸 蹴りが上手い選手なので、その蹴りに対して自分の倒せる攻撃をどういう風に当てていくか、蹴りに合わせていくのか避けていくのかというのは楽しみにしててもらいたいです。
―― 自分の必勝パターンとしても何パターンも既にイメージが出来ていますか?
田丸 そうですね、倒せると思います。パンチもそうですし足技とか3パターンはあります。
―― 前回の会見の時、田丸選手は割と物申すキャラでしたが改めて同じBブロックの組み合わせを見ていかがですか?
田丸 物申すキャラとかではなくて自分が思った事を言っただけなんですけど(笑)、僕的にはこのトーナメントが決まった時に一回戦で外国人と戦って、準決勝で志朗選手と当たって、決勝で大崎選手にリベンジして優勝するというのが勝手に頭の中であったのですが、組み合わせ見た時に準決で当たるのが大﨑選手じゃないですか。RISEとしても大崎選手と志朗選手をやらせたいみたいに感じて、腹が立ちました。
―― 今回の一回戦の試合内容でトーナメントの流れを変えるぐらいの勢いや気持ちはありますね。
田丸 でも一回戦の相手は大﨑選手とか志朗選手じゃないのであまり気にしてないですけど、対にそこと比べられると思うので、そこよりもインパクトのある勝ち方をして「田丸優勝あるぞ」とみんなに思わせたいです。
―― やっぱり世間的には田丸選手、大﨑選手、志朗選手の日本人同士の三つ巴を注目してると思いますが、これからどうなっていくと思いますか?
田丸 それはもちろん準決で大﨑選手倒して、決勝で志朗選手倒して自分が優勝しますよ。
―― 決勝までの倒すシミュレーションは組み立てているのですか?
田丸 準決勝、決勝については実際優勝候補とかって言われてても格闘技の世界は本当に誰が勝つかわからないのでそこは全然意識してないですけど、やっぱりその二人に上がってきてほしいので、実際当たる事になったら倒すシミュレーションを練っていきたいです。
―― 今も言っていたように格闘技なので誰が勝ち上がってくるかわからないという点で、実際に意中の相手が勝ち上がってこなかった場合のモチベーションはどう保とうと思いますか?
田丸 優勝したら世界チャンピオンじゃないですか。格闘技やってる以上みんなそこを目指してるわけだし、自分が小さい頃からずっとやってた格闘技の一番になれるというのはモチベーションしかないです。日本人選手が一回戦で全員落ちたとしてもモチベーションは下がらないです。
―― 田丸選手は最軽量級(51.5kg)のチャンピオンでそこから54kgに上げることになりますが、最軽量級だからこそのアドバンテージって何だと思いますか?
田丸 スピードは誰にも負けないですし、フライ級の選手ってすごい勢いのあるというか怖いもの知らずの選手が多くて、そこと戦って勝ってきたのも自分にとってアドバンテージになるかなって思います。
―― 逆に耐久力という面ではどうですか?
田丸 実際大崎選手とも一回戦ってるので、どれぐらいの強さというのはわかっているのでそこは特に問題ないかな。
―― 2019年9月に鈴木真彦選手と54kgで戦って階級の壁を味わったと思いますが、そこから自分がこのクラスで戦うためにはどうすればいいかって考えてましたか?
田丸 あの時は試合中にどうするみたいなことを考える事が多くて、作戦というよりも試合の中での感覚で戦っていたのでああいう避けるスタイルになってましたけど、今だったらどうやって戦うかって実際わからないし、鈴木選手だからああいう感じになっただけで、他の54kgの選手と戦った時に同じ感じになるかって言ったら別だと思うし、そこは相手によって変わります。
―― 最軽量級のチャンピオンが55kgからも落としてくる選手を敗るという事を実現させる自信はある?
田丸 自信しかないです。最軽量級のチャンピオンなんで今回優勝したら評価も変わってくると思うし、そこは自分のモチベーションの一つというか、小さいやつが大きいやつを倒すのが格闘技の魅力だと思うので実現したいですね。
―― 先ほどから志朗選手、大﨑選手の名前は上がりますけど外国人選手はあまり脅威に感じてないんですか?
田丸 実際知ってる選手がそんなにいないっていうか、あんまり他の選手に興味ないので。だから見たことある選手には注目してますけど、今注目されてるのは日本人選手だと思うので、外国人選手が上がってきたら上がってきた時に考えます(笑)。
―― 対ムエタイという部分に自信はありますか?
田丸 自信ありますね。一回タイ人選手と試合しているのでそこの経験っていうのは活かされてくるかなと思います。
―― 先日志朗選手が公開練習をやっていてそこでも田丸選手の名前が上がってこなかったのですが、どう思いますか?
田丸 (笑)。志朗選手はまぁ当たるとしても決勝なので今何を言うとかはないですけど、RISEの55kgの世界チャンピオンでRISEとしても推していきたいのはわかりますけど、天狗になってるのは今だけ。今のうちに鼻伸ばしておけと思いますね。
―― 以前からパンチの強化をしていると言ってましたがこの試合に向けて強化しているポイントはいかがでしょうか?
田丸 パンチもそうですけど、相手がすごい蹴りが上手い選手なので、その蹴りに対してどの様に戦っていくか、蹴りが上手い選手に対してパンチや自分の倒せる武器を当てていくかと言うのを考えながら強化してます。
―― 以前からKOも目指していきたいと言ってましたが、自分が倒せるとしたらどういうパターンで倒せると考えてますか?
田丸 倒せる攻撃って相手によって変わってくるので、今回のタイ人選手だったらこれで倒すというのは自分の中で頭にあって、それは本当に試合当日に僕が何をやりたいのか分かると思うので、楽しみにしてもらいたいです。
―― 最近の田丸選手が好調な理由はどういったところにありますか?
田丸 いろいろ辛い時期とかも乗り越えて、その中で自分の中で色々と吹っ切れたというか一番キツイ状態の時からタイトルマッチでベルトを獲れたのが自分の中で自信になって、TRY HARD GYMとしてずっと結果が出てこなかったので、やっとTRY HARD GYMとして結果を出せたって事が自信に繋がったと考えてます。
―― 練習の中で一番会話をしたりアドバイスをもらったりする仲間はいますか?
田丸 基本的にはHIROYAさんとマンツーマンでずっとやってるんですけど、先輩後輩トレーナー関係なく自分はアドバイスをもらいますし、自分もします。そこはやっぱり大事なところだと思ってます。
―― 宮﨑小雪選手とスタイルが近い部分があると思うのですがそういう会話とかはしますか?
田丸 小雪にアドバイスは結構しますね。例えばマスとかやって「ここはこういう風にした方がいいよ」とか。スタイルは…小雪に特別にとかは全然なくて皆平等に教えてるのですが、なんか似てますね。
―― 最後にファンの皆様にメッセージをお願いします。
田丸 今回強敵だらけのトーナメントで自分の実力が試されるトーナメントですし、このチャンスを絶対に逃したくないので、必ず自分が優勝して世界チャンピオンになります。まずは一回戦、自分の可能性をみんなに見せつけていきますので楽しみにしていてください。応援よろしくお願いします。
対戦カード
第14試合 メインイベント スーパーライト級(65kg) 3分3R(延長1R)
原口健飛(FASCINATE FIGHT TEAM/ISKA K-1ルール世界ライトウェルター級(65kg)王者、元RISEライト級(63kg)王者、RISE -63kgトーナメント2020優勝)
アンバー・ボイナザロフ[Anvar Boynazarov](ウズベキスタン/アンバー・ムエタイ/EM Legendフェザー級トーナメント2018優勝、GLORYフェザー級トーナメント2017準優勝)
第13試合 セミファイナル RISE WORLD SERIES 2023 -54kgトーナメントAブロック1回戦 3分3R(延長1R)
志朗(BeWELLキックボクシングジム/RISE世界バンタム級(55kg)王者、元ISKAムエタイ世界同級王者、RISE -53kgトーナメント2021準優勝、RISE -55kgトーナメント2020優勝)
ルペン・セオアネ[Ruben Seoane](スペイン/ムエ・スペイン)
第12試合 RISE WORLD SERIES 2023 -54kgトーナメントBブロック1回戦 3分3R(延長1R)
大﨑一貴(OISHI GYM/RISEスーパーフライ級(53kg)王者、ISKAオリエンタルルール世界フライ級(53.5kg)王者、元WMC日本&LPNJ同級王者)
アイマン・ラマー[Aiman Lahamr](スペイン/アーバンマルチボクシング/WFCフランス・バンタム級王者、XFCバンタム級王者、Enfusion ECEシリーズ・アンダー18トップコンテンダー)
第11試合 RISE WORLD SERIES 2023 -54kgトーナメントBブロック1回戦 3分3R(延長1R)
田丸 辰[とき](TRY HARD GYM/RISEフライ級(51.5kg)王者、同スーパーフライ級(53kg)6位・元王者)
ペッシラー・ウォーウラチャー[Petchila Wor.Auracha](タイ/ウォーウラチャージム/True4U&WMOスーパーフライ級王者、WPMF世界&True4Uライトフライ級王者)
第10試合 RISE WORLD SERIES 2023 -54kgトーナメントAブロック1回戦 3分3R(延長1R)
クマンドーイ・ペッティンディーアカデミー[Kumandoi PetchyindeeAcademy](タイ/ペッティンディーアカデミー/ラジャダムナン&True4Uスーパーフライ級王者、オムノーイ認定フライ級王者、WBCムエタイ世界スーパーバンタム級王者)
モハメッド・カルーア[Mohamed Kloua](ベルギー/DCボクシングジム/ISKAムエタイ・インターコンチネンタル・バンタム級(55kg)王者、WFMC欧州フェザー級王者)
第9試合 オープンフィンガーグローブマッチ ライト級(63kg) 3分3R
チャンヒョン・リー[イ・チャンヒョン](韓国/RAON/RISEスーパーフェザー級(60kg)王者)
山口侑馬(道化倶楽部/RISEライト級(63kg)11位、元INNOVATIONライト級王者、元DEEP☆KICK -60kg王者)
第8試合 RISE WORLD SERIES 2023 -54kgトーナメント リザーブマッチ 3分3R(延長1R)
風音[かざね](TEAM TEPPEN/RISEスーパーフライ級(53kg)1位、RISE -53kgトーナメント2021優勝)
政所 仁(魁塾/RISEスーパーフライ級(53kg)4位、WBKF世界スーパーフライ級王者、元J-NETWORKフライ級王者)
第7試合 ウェルター級(67.5kg)(ノンタイトル戦) 3分3R(延長1R)
中野椋太(誠至会/RISEウェルター級王者、S1世界ウェルター級王者)
イ・ソンヒョン(韓国/RAON/RISEミドル級(70kg)1位・元王者、元同ライト級(53kg)王者、KTK −70kg級王者)
第6試合 フェザー級(57.5kg)(ノンタイトル戦) 3分3R(延長1R)
門口佳佑(EX ARES/RISEフェザー級王者、SB日本同級3位)
川上 叶[きょう](龍生塾/シュートボクシング日本フェザー級1位・元王者・元同バンタム級王者)
~第4代RISEスーパーライト級王者・山田洸誓の引退セレモニー~
第5試合 ミドル級(70kg) 3分3R(延長1R)
憂也(魁塾/RISE 4位、元DEEP☆KICK -65kg王者)
翔真(SEED GYM/RISE 14位)
第4試合 62kg契約 3分3R
Ryuki(フリー/中国英雄伝説60kg級アジアトーナメント2017優勝)
ハムザ・ハザール[Hamza Hazzar](モロッコ/ファイトマスターズ)
第3試合 スーパーフライ級(53kg) 3分3R(延長1R)
数島大陸[りく](及川道場/RISEフライ級(51.5kg)1位)
松岡宏宜[ひろき](H.K.A gym/KOSスーパーフライ級王者)
第2試合 スーパーフライ級(53kg) 3分3R(延長1R)
塚本望夢[もうむ](team Bonds/RISEフライ級(51.5kg)3位、DEEP☆KICK -51kg王者)
山川敏弘(Maynish Kick Boxing Gym)
第1試合 バンタム級(55kg) 3分3R(延長1R)
京谷祐希(TEAM TEPPEN/RISEバンタム級8位)
翔磨(多田ジム/DEEP☆KICK -55kg王者、HOOST CUP日本バンタム級王者)
オープニングファイト2 スーパーライト級(65kg) 3分3R
将太(KSS健生館)
山本 槻[けやき](TOP GUN GYM)
オープニングファイト1 女子53kg契約 3分3R
Hotaru(Continue)
河埜留奈(TEAM TEPPEN)
概要
大会名 ABEMA presents RISE WORLD SERIES 2023 1st Round
日時 2023年7月2日(日)開場・12:00 オープニングファイト開始・未定 本戦開始・13:00
会場 エディオンアリーナ大阪 第1競技場
中継 ABEMA 格闘チャンネル(生中継)
チケット料金 VIP 100,000円 SRS 30,000円 RS 15,000円 アリーナS席 10,000円 スタンドS席 10,000円 スタンドA席 6,000円 小中高生シート 2,000円(当日販売のみ) ※当日は500円プラス ※未就学児は保護者膝上に限り無料
チケット販売 イープラス 出場選手・所属ジム
お問い合わせ RISEクリエーション 03-5980-7409 https://www.rise-rc.com/