K-1 6.3 横浜武道館:金子晃大&与座優貴はヨーロッパ勢と、黒田斗真&池田幸司はタイ勢と対戦。椿原龍矢×森坂陸、壬生狼一輝×白幡裕星、大久保琉唯×齊藤龍之介も決定
MARTIAL WORLD PRESENTS GYM VILLAGE
センチャイムエタイジム中野
本場のムエタイ、教えます。初心者、ダイエット目的の方も大歓迎!まずは見学・体験を!
K-1 6月3日(土)横浜武道館大会の第1弾決定カード発表記者会見が4月14日、東京にて行われた。そのレポートがK-1 JAPAN GROUPから届いている。
スーパー・バンタム級王者・金子晃大、玖村将史との決着戦を見据えて無敗のトルコ人ファイターと激突「テーマは破壊と再生」
K-1スーパー・バンタム級王者・金子晃大の4大会連続出場が決定。エムレ・カラジャとのスーパーファイトに挑む。金子は昨年6月の「THE MATCH 2022」以来、外国人選手に2連続KO勝利。前回3月12日「K’FESTA.6」ではコンペット・シットサラワットスアを下し初防衛に成功した。しかしそのコンペット戦では持ち味の爆発力を見せられずダウン無しの判定勝利。「彼の上手さがあって攻めきれなかった」と消化不良の一戦となった。
今回は玖村将史との3度目の対戦が期待される中で、勝ち方が問われる一戦。10戦10勝(2KO)の無敗レコードを持つカラジャを「ガンガン来る相手ですごくいい打ち合いになる」と評価しつつも「しっかりKOして爆発してこの試合を盛り上げたい」とKO宣言。ライバルとの再々戦を見据え「目の前の敵に集中しながら、この試合に勝ちながらもっと強くなりたい」とさらなる成長を誓った。
カラジャからも「タフさ・賢さには自信がある。金子とは激しく盛り上がる戦いができる。見応えのある最高の試合をお見せしよう」とコメントが届いており、金子とは激闘が予想される。
◆金子晃大
「3月にコンペットと戦って塩試合みたいになっちゃったので、しっかりKOして爆発して試合を盛り上げていきたいと思っています。(相手の印象は?)ガンガン来る相手で、すごくいい打ち合いになって盛り上がるんだろうなと思いました。(玖村との3度目の対戦を望む声がある点を踏まえ、どんな試合を見せたい?)それを頭に入れながら目の前の敵に集中して、この試合にも勝って、もっと強くなっていきたいと思います。
(コンペット戦で持ち味を発揮しきれなかった理由は?)彼の上手さがあって、攻めきれなかったというのがあって。自分の中でこれから試合をやりながら、その課題をクリアできたらと思います。(コンペットとカラジャはどちらが手強そう?)まったく違う強さがあると思います。コンペットの場合は距離感だったりの強さ。今回の相手は攻撃力があると思うので、そこに対応していければいいかなと思います。(その攻撃力で自分が勝っているという自信は?)もちろん攻撃力もそうですし、技術ももちろん勝って勝ちたいと思います。(今回の試合のテーマは?)破壊と再生ですね」
◆エムレ・カラジャ
「日本のK-1で戦うことは格闘家にとって夢だ。自分には様々な競技・大会で戦った経験があり、タフさ・賢さには自信がある。金子とは激しく、そして盛り上がる戦いができるだろう。ファンのみなさんにタフで見応えのある最高の試合をお見せしよう」
ライト級王者・与座優貴が連続参戦!アイルランドの賞金稼ぎと異色対決「レベルが違うので圧倒して勝つ」
K-1ライト級王者となったばかりの与座優貴が早くも出陣。アイルランドのアーロン・クラークを迎え撃つ。クラークはチャンスがあれば階級を問わず(59kg~67kg)、世界各国で戦ってきた流浪人。戦いかたもトリッキーかつ自由奔放で、まさに異色のファイターだ。
そんなクラークに対し、与座は「トリッキーな技も使い、やりづらさはありそう」と評価するも「チャンピオンという立場を奪いに来ると思うので、力でねじ伏せたい」と真っ向から迎え撃つ構え。「勝つのは大前提で、勝ち方が問われる一戦。チャンピオンになってここからが本当の勝負なので、自分がK-1を引っ張っていく覚悟と手本を見せたい」と、王者としてK-1を牽引する強い意思を示した。
対戦相手のクラークは「K-1王者という夢と金のために突き進む。行く手を阻むヤツはぶっ飛ばす」とコメント。与座とクラークの異色対決の結末はいかに?!
◆与座優貴
「K-1チャンピオンになって初陣ということで、ここからある意味本当の勝負だと思っています。これから自分がK-1を引っ張っていく覚悟と手本を見せたいなと思っているので、ご期待下さい。(王者としての初戦が異色のファイターだが?)これからは世界に自分の強さを示していくのがひとつのテーマでもあるので、そういった意味で海外の強豪とやれるのはうれしく思っています。ただ、レベルが違うと思っているので、圧倒して勝ちたいと思います。
(K-1を引っ張る存在としてどんな試合を見せたい?)勝つというのは大前提、当たり前です。これから先ずっと勝ち続けないといけないとは思っていますが、その中でも勝ち方が大事というか、勝ち方が問われてくると思うので、いい勝ち方ができるように。ただ狙うというよりは、自分の実力を100\%出せば自然とそういう勝ち方になるんじゃないかという自信があるので、そこに注目して欲しいなと思います。
(前回の試合は2日後から練習を再開したそうだが?)格闘家なので練習が仕事、練習が当たり前だと思っているので。別の意図はないんですけど、次の日も練習しようと思ったんですけど、チャンピオンになって撮影や取材が増えたので、2日後という形になりました。普通かなと思います(笑)。(対戦相手の印象は?)ブロックで打ち合ったり、飛びヒザだったり、バックハンドといったトリッキーな技も使う選手で、やりづらさもあると思うんですけど、勝ちに来てくれれば噛み合う試合になると思っています。自分もオランダに修行にいって、外国人選手のハングリーさは経験して分かっているので、自分のチャンピオンという立場を奪いにくると思っているので、そこを力でねじ伏せていきたいと思います」
◆アーロン・クラーク
「これまで色んなチャンスを求めて国・階級を問わず戦ってきたが、いよいよ日本、そしてK-1で戦うことが出来て最高の気分だ。与座はK-1王者になるべくしてなった男だと思うが、俺はK-1王者という夢と金のために突き進む。俺の行く手を阻むヤツはぶっ飛ばすだけだ」
バンタム級王者・黒田斗真、王者としての初陣で“アラブの神童”と激突!「バンタム級4試合、全選手合わせて圧倒的なテクニックの差と倒して勝つところを見せる」
今回がK-1王者としての初陣となる黒田斗真はレバノンのラマダン・オンダッシュと対戦決定。ラマダンは若干16歳ながらアマチュアで100戦以上を誇り、SNSやYouTube上で天才・怪物と紹介される“アラブの神童”。この試合に向けて「今回の試合ははっきり言って“楽勝”だ。僕が9歳のときに初めてタイで試合をしたとき、タイ人はみんなびっくりしていた。今回もそれと同じことが起きると思う」とコメントしている。
バンタム級の試合が並ぶなか、王者としてリングに立つ黒田は“KO勝利”を掲げ「チャンピオンになってから初めての試合なので、しっかりチャンピオンにふさわしい試合にしたい。バンタム級4試合、全選手合わせて圧倒的なテクニックの差と、今回は倒すことがテーマなので、倒すところを見て欲しい」とチャンピオンとして格の違いを見せるつもりだ。
◆黒田斗真
「チャンピオンになってから初めての試合なので、しっかりチャンピオンにふさわしい試合にしたいと思っています。ここ最近KOがないので、しっかりKOしてチャンピオンにふさわしい試合をお届け出来たらと思っています。(対戦相手の印象は?)16歳なので、勢いはあるかなと思っています。コメントで9歳の時の話をしてますけど、いつの話をしてんねんって感じです。今回の相手に限らず、横浜大会は必ずKOしようと思っています。
(バンタム級4カードが並ぶ中で、自分のどこをアピールしたい?)この4試合、全選手合わせて圧倒的なテクニックの差と今回は倒すことがテーマなので、倒すところを見て欲しいです。(今後バンタム級を盛り上げていくためには?)ここを圧倒的に勝って、K-1とRISEが対抗戦をやっていると思うけど、僕もRISEのチャンピオンを大﨑(一貴)選手とやりたいと思っているので、いつかできたらと思います。(白幡から華のない、オーラのないと言われて)僕も前のKrushの解説をしたときに初めて試合を見たので、あまりわからないですけど、まあかかってこいよって感じですね」
◆ラマダン・オンダッシュ
「初めての日本、そしてK-1で試合ができることをうれしく思う。今回の試合ははっきり言って“楽勝”だ。僕が9歳のときに初めてタイで試合をしたとき、タイ人はみんなびっくりしていた。今回もそれと同じことが起きると思う。お楽しみに!」
池田幸司が元ムエタイ王者ペットモンコンを迎え撃つ!「バンタム級で誰よりも倒せる試合・面白い試合をしてきた自負がある。新しいスタイルでKOショーを見せる」
現Krushバンタム級王者・池田幸司は元ラジャダムナンスタジアム・バンタム級王者ペットモンコン・スーンキラーフォイトムと対戦が決まった。
池田は昨年12月の初代K-1バンタム級王座決定トーナメントでは準決勝で石井一成と激しい打ち合いの末に判定負けだったが、今年2月のKrushでは松谷桐をKOして2度目の防衛に成功。2年前の日本最強決定トーナメント以降は7戦6勝(4KO)1敗という成績で“倒すバンタム級”を誰よりも体現している。
対戦相手のペットモンコンは今回がK-1初参戦ながら「パンチと蹴りのコンビネーションを得意とし、アグレッシブなファイトスタイルが特徴的。映像を見ても間違いなくK-1ルールに向いている・持ち味を出せる選手」(中村P)と太鼓判を押すファイターだ。
バンタム級の試合が並ぶなか、池田は「今回バンタム級の選手がたくさん出ますが、この中で僕は誰よりも倒せる試合・面白い試合をしてきた自負があります。バンタム級の試合はつまらないなんで、俺が言わせないので見ていてください」と挨拶。
池田が所属するReborn経堂は齊藤淳会長が現役時代にムエタイを学び、ジムにはタイ人トレーナーも在籍するムエタイスタイルのジム。池田は元ラジャ王者相手に「ムエタイスタイルで戦うつもりはなくて、空手、ボクシング、ムエタイを融合した新しい自分のスタイルをお見せしたい。KOショーを見せるというのは、間違いなくやることだけど、ムエタイ選手vs自分という技術戦を見て欲しい」とアピールした。
◆池田幸司
「対戦相手はムエタイのラジャのチャンピオンということで、世界のトップ選手とやれることにワクワクしています。K-1のリングで最高峰の試合をお見せしたいと思います。今回バンタム級の選手がたくさん出ますが、この中で僕は誰よりも倒せる試合・面白い試合をしてきた自負があります。バンタム級の試合はつまらないなんで、俺が言わせないので見ていてください。
(対戦相手の印象は?)ラジャのチャンピオンなんで、簡単に倒せる相手じゃないと思っています。でも僕のコーチが元ラジャの選手だったので、そういうところから色々対策を立ててもらおうと思っています。今回はムエタイスタイルで戦うつもりはなくて、空手、ボクシング、ムエタイを融合した新しい自分のスタイルをお見せしたいと思っています。
(バンタム級4カードが並ぶ中で、自分のどこをアピールしたい?)KOショーを見せるというのは、間違いなくやることだけど、ムエタイ選手vs自分という技術戦を見て欲しいです。(白幡裕星から挑発的な言葉もあったが?)白幡選手のことはあまり知らないので、何一つ響かなかったです。まぁ…かかって来いって感じです。(今後バンタム級を盛り上げていくためには?)このまま倒し続けて、盛り上げたいと思います」
◆ペットモンコン・スーンキラーフォイトム
「今回K-1に呼んでいただき、うれしく思っています。K-1ルールで試合をするのは初めてですが、非常に楽しみです。池田選手もムエタイに近い選手だと思いますが、私の方が上だということをお見せしましょう」
初参戦・白幡裕星が暴言連発「K-1王者は華がない、Krush王者はオーラがない、そして壬生狼はつまらない」、怒りの壬生狼一輝「いいところどりはさせん!」
元Krushバンタム級王者で、リング内外でバンタム級を盛り上げてきた壬生狼一輝と元KNOCK OUT-REDスーパーフライ級王者&元MUAY-THAI OPENスーパーフライ級王者・白幡裕星が対戦する。今回がK-1初参戦となる白幡は、小中学時代は龍道場(チームドラゴン)に在籍。「小学生の頃から会場までKrushを見にいき、それがきっかけで小中学生シートが設けられた」(中村P)というエピソードの持ち主でもある。
会見ではいきなり白幡が「今日バンタム級の他の対戦カードを知ったんですけど、華のないK-1チャンピオン(黒田斗真)とオーラのないKrushチャンピオン(池田幸司)が集まったんで、レベル的には見比べてもらいやすい」と黒田・池田に宣戦布告。壬生狼がいつものように井脇ノブ子風ファッションで登場し、歌いながら白幡に絡もうとすると「つまんねえんだよ。カラオケでも行って来いよ」と切り捨て「記者会見で面白くすることに頭を使い過ぎて、試合で頭を使えていないバカ」とこきおろした。
いつもはコミカルな言動に終始する壬生狼だが「白幡選手は他団体のチャンピオンで、K-1・Krushに思い入れがあるかどうか知らんけど、2年前からこのリングで身体を張って、バンタム級を盛り上げてきたのはワシらじゃ!いいところどりはさせん!」とK-1ファイターとしてのプライドをのぞかせると、壬生狼の先輩・石井一成にも対戦要求した白幡に「お前じゃ一成くんは無理じゃ」と一刀両断し、感情的に吐き捨てた。
◆壬生狼一輝
「(歌いながら)僕の先生は~荒らしを巻き起こす~どんな時だって、くじけない男!やる気、元気、一輝!壬生狼一輝です。今日は白幡選手にK-1の厳しさを教えに来ました。マイクを持ってもらって、準備はいいですか。『あめんぼ あかいな あいうえお』『隣の客はよく柿食う客だ』。聞こえとるか?(対戦相手の印象は?)別に印象はないわ。ていうか、K-1チャンピオン、Krushチャンピオンの華がないと言っていたけど、お前が一番華がないわとワシは思ったのう。お前誰?って、誰?って話じゃ。
(バンタム級4カードが並ぶ中で、自分のどこをアピールしたい?)白幡選手は他団体のチャンピオンで、K-1・Krushに思い入れがあるかどうか知らんけど、2年前からこのリングで身体を張って、バンタム級を盛り上げてきたのはワシらじゃ!いいところどりはさせん!邪狼の生きざま、見せてやるよ。(白幡の『石井一成とやりたい』発言に対して)おい白幡。お前じゃ一成くんは無理じゃ。(今後バンタム級を盛り上げていくためには?)ワシがK-1チャンピオンになったら、自然と盛り上がるじゃろう。以上です」
◆白幡裕星
「まずこのような舞台にオファーしていただきありがとうございます。今日バンタム級の他の対戦カードを知ったんですけど、華のないK-1チャンピオン(黒田斗真)とオーラのないKrushチャンピオン(池田幸司)が集まったんで、レベル的には見比べてもらいやすいです。中村プロデューサーも2年前のトーナメントの話をしていましたが、あれは俺のいないトーナメントなんで。俺が居れば(結果は)変わると思うので、今年中にK-1のベルトの挑戦権を獲得するつもりでいきます。
(対戦相手の印象は?)記者会見で面白くすることに頭を使い過ぎて、試合で頭を使えていないバカかなと思っています。黒田選手に3回負けている試合も見たんですけど、KO負けした1回目以外はほぼ同じ負け方をしているので、たぶん頭が悪いんじゃないかなって感じです。(バンタム級4カードが並ぶ中で、自分のどこをアピールしたい?)前回勝ちはしたんですけど、しょぼい試合になったので、上手さとかテクニックは一旦捨てて、リスク背負って倒しに行こうかなって感じです。
(今後バンタム級を盛り上げていくためには?)圧倒的な力の差を見ていけば、どんどん盛り上がっていくと思っています。僕はK-1バンタム級では石井一成選手が一番強いと思っていて、まあ前回ドローという形になったと思うけど、圧倒的に勝って石井選手に挑戦したいのはありますね。(K-1のバンタム級を外から見ていた感想は?)自分はずっとムエタイルールでやっていたので、ABEMAで見るくらいでしたが、どの団体を比べてもK-1が一番だなと思っていて、それでK-1 GROUPに参戦することを決めたので、絶対チャンピオンになりたいと思っています」
大久保琉唯がバンタム級転向、アマチュア時代のライバル・斎藤龍之介と対戦「K-1甲子園の時の自分とは別物」(大久保)vs「今の実力なら自分の方が上」(斎藤)
K-1バンタム級は、2年前の2021年5月横浜武道館大会での「K-1バンタム級日本最強決定トーナメント」から本格的にスタート。このトーナメントでは黒田斗真が圧倒的な強さで優勝を果たし、日本最強の座に就いた。
このトーナメント以降、K-1・Krushではバンタム級が一気に活性化し、昨年からはムエタイ軽量級の大物・石井一成が電撃参戦。12月には初代K-1バンタム級王座決定トーナメントも行われ、日本最強決定トーナメントに続いて黒田が優勝し、初代王座に就いた。
K-1中村拓己プロデューサーは「横浜武道館は2年前にK-1バンタム級が始まった場所。あれから2年でバンタム級は一気に選手層が厚くなり、盛り上がりを見せる階級になった。また横浜武道館で大会をやることになったら、是非バンタム級の選手たちに出てもらいたいと思っていた。今回は現役のK-1王者&Krush王者が並び、現在のバンタム級を見ていただきたい」と、今大会でバンタム級の試合を並べた理由を明かした。
最初に発表されたのは初代Krushフライ級王者・大久保琉唯と斎藤龍之介による一戦だ。大久保は2021年のK-1甲子園-55kg王者で、昨年9月に初代Krushフライ級王座を獲得。その後は大学進学の影響もあり試合から遠ざかっていたが、今大会で復帰を果たす。また大久保は今大会を機にバンタム級に転向。これに伴い、Krushフライ級王座を返上し、バンタム級への参戦を決めた。
対する斎藤龍之介はアマチュア時代に様々な大会で優勝し、高校在学中にプロデビュー。今年1月にKrushデビューを飾り、今回がK-1初参戦となる。大久保と斎藤は同級生で、2021年のK-1甲子園では東日本予選と全日本大会-55kgの決勝で2度対戦。どちらも大久保が勝っているが、中村P曰く「2試合ともどちらが勝ってもおかしくない超接戦だった。大久保選手はもちろん、斎藤選手の強さも伝わる試合だった」という。アマチュア時代のライバル対決がK-1で決まった形だ。
大久保は「51kgから階級を上げて53kgに来たんですけど、そこでパワーだったり、どう倒せるようになったかを見てもらって、いずれはトップ選手たちと交われるように頑張っていきたい」との展望を語れば、斎藤は「今の実力なら自分の方が上だと思うので、試合当日はしっかり勝ちたい」とアマチュア時代のリベンジを誓った。
◆大久保琉唯
「まずはK-1横浜武道館大会に出場できて、大変嬉しく思います。今回斎藤選手とプロの舞台で対戦ということになったんですけど、K-1甲子園の時の自分とは別物だと思って欲しいです。お互いしっかり練習して最高の状態で戦えたらと思います。(対戦相手の印象は?)蹴りが上手い選手という印象です。(バンタム級4カードが並ぶ中で、自分のどこをアピールしたい?)自分はフライ級(51kg)から階級を上げてバンタム級(53kg)に来たんですけど、そこでパワーだったり、どう倒せるようになったかを見てもらって、いずれはトップ選手たちと交われるように頑張っていきたいです。(今後バンタム級を盛り上げていくためには?)今4戦4勝で無敗なんですけど、これからいろんな人と戦って無敗でいって、今いろんな活動もさせていただいて、目立っていくことがK-1、バンタム級が広まっていくことだと思います。しっかりした強さで勝ち続けることと、あとはメディアでも自分がK-1をやっていて強いことを証明することです」
◆斎藤龍之介
「まずは素晴らしい大会に呼んでいただきありがとうございます。今は大久保選手の方が知名度や実績はあると思いますが、今の実力なら自分の方が上だと思うので、試合当日はしっかり勝ちたいと思います。(対戦相手の印象は?)手足が長くて、非常にうまい選手だと思います。それくらいです。(バンタム級4カードが並ぶ中で、自分のどこをアピールしたい?)自分は大久保選手がいったように蹴りが得意なので、この中で一番強い蹴り、とりあえず自分の蹴り技を見て欲しいです。(今後バンタム級を盛り上げていくためには?)面白い試合をするのは当たり前、倒せる選手になれれば応援してくれる人も増えると思うので、倒せる選手になっていきたいです」
連敗脱出を目指す椿原龍矢と絶好調・5連勝中の森坂陸が約5年振りの再戦!「しっかり挑戦する気持ちでいく」(椿原)vs「何が何でも負けられない」(森坂)
椿原龍矢vs森坂陸のフェザー級スーパーファイトが決定。椿原は元K-1同級王者の肩書きを持ちながら、現在は2連敗中と苦戦。対する森坂は3月にKrushフェザー級王座を獲得し、現在5連勝中と絶好調のままK-1のリングに上がる。
3月の王座戴冠劇からわずか3カ月での次戦出場となった森坂は「チャンピオンになっても変わらずこのスタンスでいきます。(KrushはK-1の)二軍じゃねえぞと見せなきゃいけない役割かなと思っています」と、Krushを代表して殴り込みをかけると宣言。対する椿原は「ここ2戦は先を見すぎてコケてしまった。相手はKrush王者なので、しっかり挑戦する気持ちでいく」と真っ向から迎え撃つ構えを見せた。
両者は2018年に「KHAOS.5」のスーパー・バンタム級ワンマッチで対戦し、椿原が判定勝利を収めている。当時を振り返った森坂は「あの頃からフィジカルとパワーがついて余計強くなってる」と椿原を評価し、椿原もまた「しっかり体幹やパワーを付けて、お互いに強くなっている」と森坂の成長を認めた。軍司泰斗の1強となっているK-1フェザー級において、横一線の中から抜け出るのは、椿原か?森坂か?
◆椿原龍矢
「とりあえず試合が決まって『よっしゃ試合が出来るよかったな』という感じです。しっかり今回勝って連敗を脱出しようと思っているので、応援よろしくお願いします。(対戦相手の印象は?)あの時はお互い体も出来上がっていない時だと思うんですけど、しっかり体幹やパワーもつけて、階級を上げてさらにお互い強くなっているのかなと思います。(トップ戦線に食い込む重要な一戦だが)ここ2戦は先を見て『これ勝ってもっと上に』という話をしてコケてしまっていたので、今回はまず目の前の一戦をしっかり戦います。言っても相手はKrushの王者なので、挑戦する気持ちでいこうと思います」
◆森坂陸
「ちょっと試合間隔が短くてびっくりされている方もいるかもしれませんが、チャンピオンになっても変わらずこのスタンスでいきます。僕的にはオファーをいただけてうれしかったですね。今回はK-1なんですけど、前回3月にちゃんとKrushのベルトを獲れたので、KrushチャンピオンとしてKrushのプライドを持ってK-1で活躍していく選手に挑む図式でがんばります。僕が負ける=Krushなめられるみたいな、K-1を知っていてKrushを知らない選手も多いと思うので、(KrushはK-1の)二軍じゃねえぞと見せなきゃいけない役割かなと思っています。注目お願いします。
(対戦相手の印象は?)スピードとテクニックはあの頃から段違いだったんですけど、今はそれプラスフィジカルとパワーが着いていると思うので、余計強くなっているんじゃないかと思っています。(トップ戦線に食い込む重要な一戦だが)僕が今やるべきことはKrushのベルトの価値を上げることだと思うので、K-1でもKrushでもとりあえず連勝して。K-1でベルトが懸かっていない試合でもKrushチャンピオンの僕が勝てばKrushの価値が上がると思いますし、あとはKrushで防衛していけばもちろんKrushの価値は上がりますし。ただK-1で組んでもらって勝っていけば最終的に狙っている人は一人(軍司)しかいないので、そこにたどり着けるかなと。今回は第二章のスタートというか、王者としての新たな幕開けなので、何が何でも負けられない試合ですね」
初代ミドル級王座決定トーナメント開催決定!出場選手・対戦カードは近日発表予定
3.12「K’FESTA.6」から新設されたK-1ミドル級(-75kg)の初代王座決定トーナメントの開催が決まった。中村拓己K-1プロデューサーによれば、このトーナメントは8選手参加のワンデートーナメント形式で実施。出場選手・対戦カードは4月中にも発表される見込みだ。
対戦カード
56kg契約 3分3R(延長1R)
金子晃大(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ/K-1スーパー・バンタム級(55kg)王者、元Krushバンタム級(53kg)王者)
エムレ・カラジャ[Emre Karaca](トルコ/エムレ・カラジャ・ファイトクラブ/WAKO欧州スーパーバンタム級(55kg)優勝)
ライト級(62.5kg)(ノンタイトル戦) 3分3R(延長1R)
与座優貴(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/K-1ライト級王者、極真会館2017世界ウェイト制軽量級優勝)
アーロン・クラーク[Aaron Clarke](アイルランド/ソーマ・ファイトクラブ/ISKAアイルランド・ライト級(61kg)王者、Cage Legacy -59kg級王者)
バンタム級(53kg)(ノンタイトル戦) 3分3R(延長1R)
黒田斗真(K-1ジム心斎橋チームレパード/K-1バンタム級王者、K-1同級日本最強決定トーナメント2021優勝)
ラマダン・オンダッシュ[Ramadan Ondash](レバノン/チーム・オンダッシュ/IFMA世界ジュニアムエタイ王者、アラブ・ジュニアムエタイ選手権2016・2017・2018優勝)
バンタム級(53kg) 3分3R(延長1R)
池田幸司(ReBORN経堂/Krushバンタム級王者、K-1カレッジ2019 -55kg優勝)
ペットモンコン・スーンキラーフォイトム[Petchmongkol Soonkilahuaytom](タイ/スーンキラーフォイトムジム/元ラジャダムナン認定バンタム級王者)
フェザー級(57.5kg) 3分3R(延長1R)
椿原龍矢(月心会チーム侍/元K-1フェザー級王者、K-1甲子園2017 -55kg優勝)
森坂 陸(エスジム/Krushフェザー級王者)
バンタム級(53kg) 3分3R(延長1R)
壬生狼一輝(力道場静岡/元Krushバンタム級王者、元大和バンタム級王者)
白幡裕星(K-1ジム総本部チームペガサス/元KNOCK OUT-RED&ムエタイオープン・スーパーフライ級王者)
バンタム級(53kg) 3分3R(延長1R)
大久保琉唯[るい](K-1ジム・ウルフ TEAM ASTER/Krushフライ級(51kg)王者、K-1甲子園2021 -55kg優勝)
齊藤龍之介(ドージョー☆シャカリキ)
概要
大会名 K-1 WORLD GP 2023
日時 2023年6月3日(土) 開場・12:00 プレリミナリーファイト開始・12:30 本戦開始・13:30
会場 横浜武道館 https://budokan.buntai.jp/
中継 ABEMA(生放送)、GAORA
チケット料金 ロイヤル 100,000円/アリーナSRS 60,000円/アリーナRS 35,000円/アリーナS 18,000円/スタンドS 18,000円/アリーナA 10,000円/スタンドA 10,000円/スタンドB 7,000円 ※当日500円増し ※小学生からチケットが必要
チケット販売 チケットぴあ イープラス ローソンチケット K-1.SHOP グッドルーザー K-1ジム各店舗 出場選手・所属ジム
お問い合わせ グッドルーザー 03-6450-5470 https://www.k-1.co.jp/contact/