Krush 12.18 後楽園ホール(試合後談話):中島千博「会長のミットと大橋ジムで練習したパンチが自然に出た」、山本直樹「完璧に仕上げてベルトに近づきたい」|中村拓己P「来年はよりシビアな戦いになっていく」
MARTIAL WORLD PRESENTS GYM VILLAGE
中野トイカツ道場
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Krush.144 12月18日 後楽園ホール大会の試合終了後の、バックステージでの主要選手のインタビューがK-1 JAPAN GROUPから届いた。(※中島千博、西元也史、山本直樹、中村拓己氏以外の写真は(C)K-1)
Krush 12.18 後楽園ホール(レポ):中島千博、西元也史から左フックでダウン奪いスーパー・フェザー級王座初防衛。山本直樹、野田哲司をボディでKO。フェザー級の森坂陸が4連勝
スーパー・フェザー級王者 中島千博、王座初防衛で1年を締めくくる「会長のミットと大橋ボクシングジムさんで練習させてもらっているパンチが自然に出ました」
「(試合を終えた率直な感想)本当に今は勝ててほっとしています。西元選手が絶対にKOしにくると思っていて、僕も守りに徹したら勝てないと思っていたので、KOを狙いながら僕の戦い方をして、とりあえず勝てたのでよかったです。
(対戦相手の印象)本当に一発もらったら倒れちゃうようなパンチだったので、本当にヒヤヒヤじゃないですけど、常に気を抜けない試合でした。(ハードヒッターの西元選手を相手に細かい出入りでパンチの距離にさせなかったのは作戦?)作戦というより、僕自身きれいに戦いたくて。他の選手と違う動きをして『中島千博って他の選手と違うな』とか、戦い方を違う目で見て欲しくて。その中でキレイな技でKOしたりしたかったんですけど、そんな簡単に人は倒れないので、もっと自分自身のスタイルを貫いてやっていきたいと思います。
(3Rに合わせるような左フックでダウンを奪った。手応えはあった?)狙って倒れたというよりは自然と倒れた感じですね。(タイトルマッチに始まってタイトルマッチに終わった1年。振り返ってどうだった?)『THE MATCH 2022』以外はKrushの2戦をやらせてもらって、僕自身もいいKrushの年になったなと思います。
(2023年の目標は?)本当にレオナ(・ペタス)選手が『KOで勝って俺がやりたいという選手になってくれ』と言っていたので、もっとちゃんとしっかり勝ってレオナ選手とやりたいといいたかったんですけど、まだまだ自分はそんなことを言える立場じゃないので、もっと練習して、レオナ選手側から中島千博(とやりたい)と言ってもらえるように来年はもっとやっていきたいと思います。
(パンチを使う意識だった?)そんなことはないですね。昔からやっていた空手をベースに自然とパンチが(出た)。相手によって戦い方をいつも変えるんですけど、その中でやりながらパンチが自然にでた感じですね。(ショートのコンビネーションはこの試合のためというわけではない?)そうですね、自然と出た感じですね。大橋ボクシングジムさんに行かせてもらって練習させてもらって、そういうのもあって。会長にもミットを持ってもらっているのが自然と出た感じです。
(大橋ジムで練習したものが試合に出た?)ちゃんとジャブを出せているのも、細かい動きも。自分の中の一番の理想像は武居由樹君なので。自然とサウスポーでジャブが出たりしたので。僕が由樹君の動画をいつも見ているからかもしれないですけど、ちょっとずつ近づけたらなと思います。
(関節蹴りを出していましたが、折ってやろうくらいの気持ちだった?)折ってやろうなんて思ってないです(笑)いつも同じ技を出しても相手が研究してきたりするんで、自分の中ではいろんな技、パンチもそうですし、蹴りもいろんな技を使っていきたいと思っている中で、出たという感じです。
(ファンへメッセージ)2022年はKrushで始まりKrushで終わることができました。2023年は今よりももう一個上のK-1の舞台に出て、もっと中島千博とPOWER OF DREAMを知ってもらえるようにどんどん練習して強くなっていきますので、これからも応援よろしくお願いします」
西元也史「あと一歩足りなくて。あと一皮剥けられなかった」
「(試合を終えた率直な感想)1Rが終わった時点で絶対にいけると思って(勝てる)確信があったんですけど、2Rに向こうの上手さじゃないですけどそれに悩んじゃった部分とか、前に出きれない部分があって。2Rまでイーブンだ、3Rに行くしかないと思っていて、それでも行く自信はあったんですけど、そういった中で細かいところで向こうが上手だったというか。最後の最後も効いていたし、絶対倒して延長までいけると思っていたんですけど、あと一歩足りなくて。あと一皮剥けられなかった感じですね。
(対戦相手の印象)独特なリズムとテクニックがあったなと思います。(差があったとすればどこにあった?)練習の動きを試合に出せたか、出せていないか。向こうは自然体のパンチで、倒そうとしたパンチじゃなく僕が膝をついてしまったと思います。向こうの上手さもあると思うんですけど、そういったところで僕が出し切れなかったんだと思います。
(今後の目標)今すぐやってもやり返せる自信があるし、出せなかった自分が悔しいですし。用意された試合をちゃんと一つずつクリアしていって、またチャンスをつかみたいですね。(ファンへメッセージ)僕を信じて着いてきてくれた皆さんにベルトを見せたかったんですけど、まだ僕が今ひとつ成長できていなくて。ベルトを獲ってみなさんに気持ちを伝えたかったんですけど、僕がまだまだ足りなかったです。諦めずにこれからもがんばっていくので、これからも着いてきてください。よろしくお願いします」
山本直樹、ジム移籍後初勝利でタイトル再挑戦へ!「自分はまだまだこんなもんじゃない。もっと完璧に仕上げてベルトに近づきたい」
「(試合を終えた率直な感想)移籍してやっと勝てたのでほっとしています。(対戦相手の印象)会見でも絶対勝つと言っていて気持ちも見えたし、スピードも早くてやりづらかったですね。
(序盤は野田選手が手数で押す展開は想定していた?)まだ練習していたことが出せなかったというか、まだ様子を見ていた部分があったので。1Rから倒しに行く練習をしていたつもりだったんですけど、前の動きが出ていた感じで、最初はちょっと焦っちゃったんですけど。1R終わってトレーナーたちセコンドの人たちと話して、やってきたことを出せとアドバイスをもらえて、2・3Rで出せたんじゃないかなと思います」
(3Rにボディでダウンを奪いKOだったが、ボディ狙いは作戦?)ボディだけじゃなくてパンチでも蹴りでも倒せる武器は練習していたんですけど、それがボディになったかなというだけで。1Rから倒しにいけたはずなんですけど、まだ自分の気持ちが出せなかった感じですね。(いくつかある選択肢のうちのひとつのボディが今回ははまった?)そうですね。
(K-1ジム五反田へ移籍して初勝利で、移籍の成果が出た実感はある?)まだまだなんですけど、やってきたことを少しは出せたかなと思います。でもまだこんなもんじゃないので、それを完璧にして来年にはベルトに近づけるような結果を残していきたいと思います。
(メインイベントで中島千博選手がKrushスーパー・フェザー級の王座を防衛。試合を見てどう思った?)終わった後にセコンドの人たちと課題について話していて、まだ試合を見ていないんですけど、中島選手には一回勝ってるんですけど、そこからチャンピオンになって実績がすごい選手なので。でも自分はベルトを獲るためにやっているので、またいずれ組んでもらえるような結果を残していきたいと思います。
(試合後のマイクでは『こんなもんじゃない』とコメントがあった。来年の目標を教えて)今回はKOで勝ったんですけど、本当に1Rから倒せる練習をしているので、来年はベルトに近づけるように倒して結果を残していきたいと思います。
(ファンへメッセージ)今年最後の試合、たくさんの応援ありがとうございました。みなさんの応援が力になってKOに繋がったと思います。来年はもっと結果を残してベルトに近づけるようにがんばるので、応援よろしくお願いします」
森坂陸、2022年は無傷の4連勝!王者・玖村修平への挑戦をアピール「4連勝して自分の殻を破ることができた。次の挑戦者は僕でいいんじゃないかなと思います」
「(試合を終えた率直な感想)4連勝できたというのと、メインスポンサーのクレール不動産さんに協賛していただいた試合だったので、勝ててホッとしたというのが大きいんですけど、内容は満足いっていないという感じです。
(対戦相手の印象)予想していたとおり体がすごく強くて、パンチ力もあってパワーのある選手でした。(戦前にはやりやすい相手といっていたが、印象は変わった?)予想通りのことをしてきたので、全部攻撃は見えていましたし、ちょっと顔もらったりはしていますけどダメージはないので。体が強かったので、そこはやりにくかった感じですけど、ファイトスタイル的にはやりやすかったです。
(かなり研究されていたようだが、やりにくさは感じなかった?)僕のスタイルは研究されても関係ないスタイルなので、その場その場で相手に合わせてその場の発想で動いたりするのが僕の変幻自在のトリッキースタイルなので、対策しても対策しきれないのが僕の売りなので、そこは全然大丈夫ですね。(一見苦戦しているように見てても想定内?)研究してくるのも想定内ですし、バックハンドもガードされていましたけど一回だけいいタイミングで、勢いなかったので倒れなかったですけど、入ったところはあったので。でも狙いすぎてちょっと回りすぎましたね。
(3Rにパンチの展開が多くなったが、その中で左フックでぐらつかせて勝負を引き寄せた。どんなことを考えていた?)パンチで勝負いけるなと思っていて。今思えば2Rくらいから行っておけばよかったんですけど、パンチを警戒していたのであまり付き合わなかったんです。セコンドから2Rが終わってインターバル中に『パンチで勝負していいかもね』と言われて。僕もパンチ見えているしスピードだったら僕の方が速い自信があったので。
あそこでぐらついて一回もダウンを取れなかった自分のパンチの弱さはちょっとショックなんですけど、もったいないことしたなって。パンチは強く打てるようになってきた実感はあったんですけど、一回も倒せていないというのは僕がまだ弱いんだなというのがあるので、次の課題にしたいと思います。
(今年は4戦4勝、自身初の4連勝。改めて2022年を振り返って)今年は4連勝で初めて自分の殻を破れた。4連勝目を挙げられて、いい年末年始を迎えられるなと思うんですけど、来年一発目で、この勝ち方で言うのもあまり説得力ないんですけど、そろそろ挑戦者は僕でよくないかとずっと思っているので。そんなに遠回りさせないでくれよと。
僕も自分の中で時間限られていますし。来年結果を残せなかったら辞める決意を決めている状態なので、来年僕の一発目、3月か4月くらい、春くらいに(王者の玖村修平が)防衛戦をやると思うので、名前出さなくてもわかると思うんですけど、その相手は僕でいいんじゃないか。そろそろ僕にしてくれないか、ってここで言わせてもらいます。
(来年の目標は最短で王座挑戦)そうですね。KrushのベルトをとってK-1のスタメンになって、またK-1で結果を残せていけば再来年ももちろん続けるので。来年Krushのベルトを巻けなかったら終わりと決めているだけど、巻けばその先に未来は繋がるので。とりあえずそこしか見てないですね。
(ファンへメッセージ)今日はなんとか4連勝できたんですけど、一回も倒せず、ダウンを取れずにすみません。内容は反省点ばっかりなので、勝つのは当たり前の試合で内容はだめだった感じなので、満足はしていないです。来年は最短でベルトを巻けるようにこれからも練習していって、出直して強くなってくるので。パンチ磨いてきます。これからもご注目よろしくお願いします」
伊藤健人、鈴木翔也とのダウンの奪い合いに勝利「最後まで集中しきることをテーマに戦った。新しい感覚に出会うことができました」
「(試合を終えた率直な感想)率直に本当にうれしいです。ただ、ここのマイクではなくてKOで勝って言いたいことがひとつだけあって、それを伝えられなかったので、そこが実力不足でした。(対戦相手の印象)他団体で二階級制覇されているチャンピオン。本当に実力のある選手だったので、気を引き締めて最後まで油断しないように戦っていました。ただ倒せなかったことが悔しいですね。
(ダウン応酬の激戦となったが、この展開は予想していた?)僕が倒れるのは全くではないんですけど、2%くらい予想はしていて。本当に最後まで鈴木選手は気持ちが折れない選手なので、最後まで集中しきるというのがひとつのテーマだったので、倒しても倒されても動揺はしませんでした。
(パンチと蹴りを的確に知らしてヒットしていたのは伊藤選手で、一発のある相手だけに緊張感がある3Rだったと思いますが、元々どんな作戦だった?)展開はいろんなパターンを予想していて、僕も戦績を重ねて負けも重ねているので、本当に全パターンやってきて。10年間やってきているんですけど、今日は昨日の時点から新しい感覚で試合に向かっていて。試合中も新しい感覚で。言葉にするのは難しいんですけど、気負わなかったというか。
太田先生にも力みすぎだといつも言われていて。試合前から力むなと言われていたのを実践したら結果に繋がったので、本当に太田先生のおかげであるのと、新しい感覚を自分に身につけていこうと思いました。(2022年の最後に新しい自分に出会えた?)そうですね。
(2022年は2勝1敗で勝ち越し。来年の目標は?)これを言いたくて、声を大にしていいたいんですけど。KOできなかったのでここで言うしかないんですけど、僕は来年の3月のビッグマッチに、今日の試合結果とか実力では足りないのはわかっているんですけど、3月まで練習を重ねて出られる実力を身につけて、僕には大田先生と応援団がいるので、その3月のビッグマッチに出たいというのが自分の次の目標なので、3月お願いします。
(ファンへメッセージ)今日もたくさんの応援ありがとうございました。みなさんの応援があってここまで続けられています。僕は3月の次の試合までにとても強くなって、みんながより驚くような姿になるので、また応援団とともに3月のビッグマッチに出たいと思います。これからもよろしくお願いします」
林勇汰、約1年2カ月ぶりの勝利で連敗脱出「1Rからローキックを効かされていた。逆にそれで気持ちが吹っ切れて、ガンガン前に出ようと思った」
「(試合を終えた率直な感想)だめなところがいっぱい出たんですけど、2連敗していたので勝ててほっとしています。(対戦相手の印象)フック系のパンチでくると思っていたんですけど、初っぱなでローキックが効いちゃって。思っていたよりも蹴りが強くて戦いづらかったです。
(本戦では銀次選手の蹴り技にちょっと手を焼いていた印象だが、どんな気持ちで戦っていた?)僕がローキックを練習していて、ローを効かせていこうと思っていたんですけど、まさかの1・2発で足が効いちゃって焦りがありました。でも効いちゃってからはカットしてガンガン前に出ようと思っていたので、逆に吹っ切れてよかったのかなと思います。
(延長が決まった時は何を考えていた?)減点か減点じゃないかはわかっていなかったので、どうなんだろうと思っていました。でも1ポイントは最初に僕が獲ったんですけど、絶対延長だという気持ちで判定を聞いていたので、たぶん向こうよりも気持ち的には延長の準備ができていたと思います。
(延長はパンチの打ち合いの展開に持ち込んで、勝利を呼び込んだ。あの展開は狙っていた?)僕は階級を上げてどちらかというと小さい方なので、足を使って回ったりローを蹴ったりスピードを活かそうと思っていたんですけど、やっぱりああいう試合になったので、僕はあれが得意なのかなと思います。
(2022年は2連敗から勝って締めくくれた。来年の目標は?)ケガで2年休んでからサウスポーが続いていて、実質3・4年振りのオーソドックスだったんですけど、それでやっと今年最後のに結果を残せました。来年からは気持ちを切り替えてもっと活躍してベルトに近づけたらなと思います。
(ファンへメッセージ)今日はダメなところがいっぱい出た試合だったと思うんですけど、これからもっと直します。今年は勝って締めくくれたので、来年から活躍していくので応援よろしくお願いします」
6年ぶりの復帰戦・麻央が真優に判定勝利!「私が復帰して、女子フライ級に入ったことで、この階級が盛り上がるようにがんばりたい」
「(試合を終えた率直な感想)勝てて一安心しています。(対戦相手の印象)前蹴りが上手い選手なので、その対策をしっかりして試合に臨みました。(6年ぶりの試合、リングに帰ってきてどんな気持ち?)本当にすごく楽しくて。やっと戻ってこられたとニヤついていました(笑)
(復帰戦となったKrushのリングの感想を教えて下さい)戻ってきて初戦なのにKrush本戦に呼んでいただいて。しかも戦績のある真優選手と戦わせていただいて、本当にありがたく思っています。(2022年は6月のRING OF VENUSを経て女子が盛り上がりを見せているが、今後K-1女子の中でどんな存在感を示したい?)フライ級はいい選手、強い選手がたくさんいるので、自分のその一人として上までいって、フライ級の強い選手をドンドン当てて欲しいですね。私が入ったことによって盛り上がるようにがんばりたいと思います。
(来年の目標)いちはやくベルトに近づけたらいいなと思います。(ファンへメッセージ)今回は課題もたくさんできたので、これからもっともっと強くなってフライ級をもっと盛り上げられるようにがんばっていくので、応援よろしくお願いします」
櫻井梨華子、連敗脱出で更なる飛躍を誓う!「2022年は勝って終わることができた。来年は倒せる選手になりたい」
「(試合を終えた率直な感想)まず勝つことができて、いつも応援してくれている方々、サポートしてくれている方々に勝ちを届けることができて、正直めちゃくちゃほっとしています。
(対戦相手の印象)やっぱりガツガツ前に来るし、効かせられたなというのは2Rくらいからありました。それを倒しきるという気持ち、倒して勝つという目標は自分の中にあったんですけど(芳美は)倒れないし、ずっと前に出てくるので、やっぱりキャリアが豊富で気持ちが強い選手だなと思いました。
(序盤から激しくパンチを交換する展開だったが、どんな気持ちで戦っていた?)絶対に勝ちたかったんです。絶対に勝ちたかった。前回前々回の試合は勝つことができなかったので、やっぱり勝ちを見せたかったし届けたかったし、倒して勝つという目標があったので、そこですね。もう。そこです。
(2022年は6月のRING OF VENUSを含め女子が盛り上がりを見せたが、今年最後に勝利できたのは大きな意味があるのでは?)まず勝つということが絶対の気持ちとしてあったんですけど、やっぱり倒して勝ちたかったです。女子が盛り上がっているイコール女子の試合が多くなってきて。女子は判定が多いじゃないですか。なので判定の中でも倒して勝つというのが印象にも残るし、強いなと思う選手が倒しているので、そこに持って行けなかったのが課題だなと思うし、でも勝ててよかったなというのは大きく思っています。
(K-1 JAPAN GROUPでの3連敗を止める形で2022年を終えたが、来年の目標は?)勝って終わることができたので、次は倒しきれなかったというところを詰めて練習します。倒せる選手なんだと思ってもらいたいし、自分も倒せる選手になりたいので、そこを突き詰めて練習していきます。
(ファンへメッセージ)いつも応援してくださる皆様ありがとうございます。自分はやっぱり勝ちたいという気持ちと、応援してくださる皆さんに勝ちを届けたい。『女子にでも倒せる選手っているんだな』と思ってもらえて、憧れられる選手になりたいです。自分もK-1のリングに立つ前はK-1に憧れて入ったので、そこを目指している人には勇気を与え、応援してくださる方々だったりサポートしてくださる方々に勝ちを届けて『お、いいな』と思ってもらえるようにがんばりますので、これからも応援よろしくお願いします。ありがとうございました」
K-1甲子園王者・大鹿統毅、Krush初参戦で初勝利「来年タイトルマッチをできるようにもっと強くなりたい」
「(試合を終えた率直な感想)まず勝ててよかったです。(対戦相手の印象)結構どんどん前に出てきて、そういうタイプは苦手ではないんですけど、ちょっと今回は手を焼きました。(Krushデビュー戦を勝利で飾りました。Krushのリングはいかがでしたか?)Krushのリングは本当に華やかで楽しかったです。
(ラフに前に出る西林選手をジャブと左ミドルでさばく展開でしたが、予定通りでしたか?)1Rに結構真ん中が空いているなというのが印象的で、真ん中の攻撃が通りそうだなと思って。それで倒しにいこうとしすぎて自分の力が半減というか、よくなかったです。
(3Rはギアチェンジした印象でしたが、狙いは?)狙っていたわけではないんですけど、3Rに倒そうと思っていて。でも本当に西林選手の気持ちが強くて、倒しきれなかったです。結構耐えられました。
(フライ級2連戦から始まった大会。インパクトは残せた?)今回の試合は自分にとっては点数は半分以下。もっと強くなってチャンピオンとできるように練習したいと思います。(来年の目標)2023年はチャンピオンと年内にタイトルマッチをできるようにもっと強くなりたいと思います。
(ファンへメッセージ)今日は応援ありがとうございました。もっと強くなるので、これからも応援よろしくお願いします」
大夢、判定勝利も試合内容に反省しきり「試合に勝っただけという内容。明日から練習して切り替えていきます」
「(試合を終えた率直な感想)試合は勝ったんですけど、内容は全然だめで。試合に勝って勝負に負けたなという感じです。(対戦相手の印象)思っていた以上に気持ちが強かったです。(大夢選手と戦いたいという気持ちは伝わってきた?)そうですね。向こうの方が気持ちがしっかり入っていて、ちょっと苦戦してしまいました。
(右の打ちおろし、飛びヒザ蹴りが要所でヒットしていたが、狙っていた攻撃?)そうですね。練習でしっかり対策してきたので、当たった感じです。(フライ級2連戦から始まった大会で、インパクトは残せた?)本当に試合に勝っただけという感じなので、内容はまだまだ全然だめなので、また明日から練習して切り替えていきます。(満足していない部分もありつつも、来年に向けていい課題は見つかった?)そうですね。
(来年の目標)チャンピオンを引きずり下ろすのが僕のテーマなので、それに向かってしっかり突っ走りたいと思います。(ファンへメッセージ)みなさん応援に来てくれてありがとうございました。試合の内容は本当にダメダメで、ただ勝っただけという感じだったので、また明日から切り替えて練習頑張ります。ありがとうございました」
中村拓己K-1プロデューサーが大会を総括「タイトルマッチを含めてベルトを明確に目標にする・意識して戦った選手の違いを感じた大会だった」
「今日の大会はメインイベントとセミファイナルの試合が印象に残りましたね。メインイベントのタイトルマッチ(王者・中島千博vs挑戦者・西元也史)は、王者の中島選手が1月に初めてタイトルを獲って、6月には『THE MATCH 2022』にも出て、激動の1年だったと思います。特に『THE MATCH 2022』で負けてから、怪我も含めて悔しい時間が多かったと思うし、その1年の最後に防衛戦というプレッシャーがかかる試合で勝てたのは中島選手の成長、今までにない底力を感じました。
中島選手は空手のベースはありますが、比較的キャリアが浅い中でタイトルをとって、一気に大舞台を経験したパターンで。その経験値が強さにつながったかなと思います。西元選手も連勝中で調子がいいなかでの挑戦でしたが、それを超える中島選手の上手さも含めた強さが見えた試合でした。ベルトを獲ってチャンピオンとして洗練される選手がいますが、中島選手はそのタイプだと思います。
山本直樹vs野田哲司の一戦も、Krursらしいお互い序盤から前に出て攻防が続く展開のなかで、山本選手がKO勝利しました。野田選手のファイトスタイルが変わって、アグレッシブにいったからこその結果であり、序盤は野田選手ペースかなというなかで、山本選手が盛り返して倒して勝ったのは山本選手の意地もあったと思います。タイトルマッチではないですがベルトを見据えた選手のクオリティの高さを感じた試合でした。
森坂陸vs稲垣澪も同じだったかな、と。お互いタイトルに挑戦できるところにいる選手同士の試合でしたが、勝ちに徹した試合ではなく、どちらもアグレッシブに攻めて、最後は森坂選手がパンチを効かせて勝った試合でした。タイトルマッチも含めて、山本vs野田・森坂vs稲垣の3試合はベルトを明確に目標にする・意識して戦った選手の違いを感じた大会でした。
K-1 JAPAN GROUPとしては今年から本格的にK-1に外国人選手を招聘するようになり、K-1に出る日本人選手の枠は限られてくるし、KrushからK-1に出るためにも熾烈な生き残り戦が繰り広げられると思います。どこを目指して、どんな試合を見せるのか。そこまで意識して戦う選手じゃないと上に行くのは難しくなると思います。来年はよりシビアな戦いになっていくと思います。
またKrushとして今年は新しいチャンピオンが多く生まれた一年でした。K-1では『#K1NEXT』というフレーズを使って大会を盛り上げてきましたが、Krushも新しい世代が台頭した大会でした。その選手たちと共にKrushもKrushとして盛り上げていきたいです。
(中島がレオナの持つK-1王座にたどり着くには何が必要?)正直、今日の勝ち方と内容ですぐvsレオナにはならないと思います。それこそ武尊vsレオナを例に出すなら、レオナ選手が武尊選手にたどり着く過程で、レオナ選手は『武尊以外に相手がいないだろう』という結果と内容を見せたから実現した一戦です。中島選手もそういう試合を見せていけばレオナ選手に近づくと思います。Krushで防衛戦をやるなら誰とやるのか。K-1でワンマッチをやるなら誰とやるのか。そういう試合のなかでvsレオナ戦の機運を高められれば、レオナ戦が見えてくると思います
(第1試合・第2試合のフライ級について)僕はK-1ルールはスピードと手数で魅せるという意味では軽量級向きのルールだと思っていて、今回もそこは見せてくれたと思います。ただもう一方でKO・倒すというところは見せられなかったな、と。スピーディで手数が多い試合のなかでも“倒す”部分を見せてほしかったです。フライ級の良いところも見えた一方で、課題も見えたと思うし、KO・倒す=突き抜けた試合ができれば、もっとフライ級が盛り上がると思います」