Krush 10.28 後楽園ホール:女子フライ級王者・菅原美優「6月のK-1女子大会で悲しませた人たちに笑顔で帰ってもらう」×挑戦者・チャン・リー「自分を信じて全てぶつけ最後は私が笑って立っている」
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Krush.142(10月28日(金) 後楽園ホール)の公式計量が27日に行われ、全選手がクリアした。計量後の記者会見のレポートがK-1 JAPAN GROUPから届いている。(会見写真 (C)K-1)
女子フライ級王者・菅原美優「6月のK-1女子大会で悲しませた人たちに笑顔で帰ってもらいたい」vs挑戦者チャン・リー「自分を信じて全てぶつけて、最後は私が笑って立っている」
メインイベント[【麺家 あくた川/D-POWER SYSTEMS Presents】Krush女子アトム級タイトルマッチ/3分3R・延長1R]では、王者・菅原美優がチャン・リーを挑戦者に迎える。両者は2019年9月の「Krush.100」で対戦しており、その時は菅原が判定勝ちを収めた。あれから3年、Krush EVANGELISTの石川直生さんが「その時のデータが全く参考にならないほどに二人とも強くなっている」と評するとおり、一流のファイターに成長した両者によってベルトが争われる。
菅原は3年前の対戦を振り返り「あの頃はお互いに技術がなかったので、ケンカみたいになっていた。試合も全然満足していないので、自分も挑戦する気持ちでいる」と、迎え撃つ姿勢は見せず。6月のK-1女子大会で行なわれたK-1初代女子アトム級王座決定トーナメント決勝で敗れた悔しさに触れると「(応援してくれる人を)前回は悲しませてしまったので、今回は笑顔で帰ってもらえるようにがんばります」と勝利で周囲の応援に応える構えを見せた。
挑戦者としてリングに上がるチャン・リーは初のK-1本戦出場となった6月のK-1女子大会で自身初のKO勝利をマーク。一撃で今回のチャンスを引き寄せた手応えに「認めてくれたのがすごくうれしい。最後は私が笑って立っていられるような展開にしていく」と、勢いのに勝利をもぎ取る構えだ。保育士時代の教え子からSNSで声援の声をもらっているというリーは「エールをたくさんもらっている。すごく力になっています」と教え子達の応援に気持ちも充実。「もう失うものは何もないので、明日は自分を信じて全部ぶつけます」と全身全霊でベルトを奪い取る意気込みを見せた。
◆菅原美優
「しっかり成長した姿を見せられるように頑張りますので応援よろしくお願いします。(計量で相手を見た印象は?)いつもクールな感じなんですけど、チャンさんは。目に明日の気合いを感じたので、しっかり受け取って、自分も気合いガッチリでいきます。(6月の女子大会では悔しい試合を落としたが、あれからどんな過ごし方をした?)いつも以上に、今まで以上に格闘技と向き合って、いろんな練習をして。大事な時間だったなと。やってきたことを結果で出さないと意味が無いので、それを明日出し切りたいなと思います。
(3年振りのリマッチで、今回は王者として挑戦者を迎える立場だが?)あの頃はお互いに技術がなかったので、勝ちたい気持ちだけの試合というか、ケンカみたいになっていて。今回自分がチャンピオンという立場なんですけど、あの頃の試合も全然満足していないので、どちらかというと自分も挑戦する気持ちでいます。チャンピオンだからとか変にプレッシャーは全然なくて、3年前の自分たちとは違うキレイな、しっかり格闘技の試合をしたいです。でもタイトルマッチということで気持ちもいつも以上に出る試合だと思うので、ぐちゃぐちゃな展開になるかもしれないですけど、その中でもキレイな試合ができたらなと思います。
(チャン・リーのように背中を押してくれるような存在はある?)いっぱいありますね。仲間もそうですし、普段働いている職場のみなさんとか。本当にたくさんの人に支えられてここにいるので、前回悲しい思いをさせてしまったので、今回は笑顔でかえってもらえるようにがんばります。(計量後のフェイスオフの心境は?)気合い入っているな、と目を見て伝わりました。(ファンへメッセージ)明日はしっかり成長した姿を見せて、応援してくれている方を笑顔で帰せるように一生懸命頑張りますので、応援よろしくお願いします」
◆チャン・リー
「前日計量も無事に終わり、明日は本当に自分を信じて全力でぶつかるだけなので、応援よろしくお願いします。(計量で相手を見た印象は?)皆さんが言っている3年前と比べたらチャンピオンらしさというか、チャンピオンなんだなというオーラが見えました。ただ、それはそれで私は私なので明日は楽しみにしていてください。
(6月には初のK-1本戦出場、自身初のKO勝利でタイトルマッチが決まったが勢いに乗っている実感は?)あのKOの勝利があったから今に繋がっているし、そういうのをK-1側の人が認めてくれたっていうのがすごくうれしくて。今こうやって座っていられることがすごく光栄です。明日はその感謝の意味も込めてリングに上がって、最後は私が笑って立っていられるような展開にしていきたいと思っています。
(挑戦者としてどんな試合を見せたい?)K-1ジム五反田に移籍して、このベルトを巻くために毎日練習してきて。この試合が決まって会見があったときから追い込みが始まって、もうこの日のために日々成長して実感してやってきたので、後は自分を信じて、自分と向き合って、今までの自分を振り返って、明日全てをぶつけます。(かつて勤務していた幼稚園の子どもからメッセージなどはあった?)1年目に見た子がもう中学3年生とか、みんなSNSやっているので、インスタグラムのDMでがんばってね、と送ってくれたりして、すごく力にもなっているし。他のスポーツをやっている子ども達も『この間、大会で優勝した』という連絡もくれて『バトンをつないだからがんばってね』とか、そういうエールはたくさんもらっているので、みんなの気持ちを背負って、最後はベルトを巻いてみんなのところに会いにいきたいなって思ってます。
(応援に来る子どもはいる?)何人かは来てくれると思います。みんなに来て欲しかったですけど、ベルトを巻いてからたくさん褒めてもらおうと思います。(カード発表会見から2カ月、オーラの見え方は変わった?)オーラの小ささ・大きさはよく分かりませんが、この間の会見と比べてもそんなに変わらなかったです。(計量後のフェイスオフの心境は?)顔を見てどう、とかはなくて。私の体感で説明しちゃうんですけど、静かなところにいました。(ファンへメッセージ)自分はもう失うものは何もないので、明日は自分を信じて全部ぶつけます。最後にベルトを巻いて、ベルトの重さ、見えない重さ。そういうのを肌で感じて笑って帰ろうと思うので、みなさん応援よろしくお願いします」
瓦田脩二「自分の良さを出して相手を粉砕する」vs昇也「1RKO決着で、素晴らしい試合をします」
セミファイナル[【株式会社 東亜工業所 Presents】Krushライト級/3分3R・延長1R]では瓦田脩二と昇也が2021年7月以来のリマッチ。前回は第6代Krushライト級王座決定トーナメントの1回戦での対戦となったが、昇也が公式計量を1.5kgオーバーして減点2から試合開始。精彩を欠く昇也を瓦田が判定で下した。今回は両者とも規定体重で計量をクリアした状態での対戦が実現する。
4月に大沢文也に敗れてKrush王座を失った瓦田だが、王座陥落を機に練習への取り組み方が変化。「ただただ追い込むのではなく、モチベーションが高い状態で追い込めるように工夫しました。また相手の動画を見て研究するよりも自分の良さを伸ばすスタイルにシフトチェンジしています」と、自分らしさを伸ばす練習スタイルに取り組んできたという。
前回の対戦から1年を経て、ようやく訪れた完全決着の時。「お互いベストな状態でできるので楽しみ。パワーも自信もついていると思いますが、それを粉砕してやろうと思います」と落ち着いた表情の中に自信を覗かせた。
初回計量時には50gのオーバーとなり、ひやりとさせた昇也だが、下着を脱いだ直後に計量クリア。前回は失態を見せる結果となったが「全て成長しています」と、この1年間におけるレベルアップに自信を見せる。決着の形は「1RKO決着ですね」と予想。「素晴らしい試合になると思うので、見ていてください」とリベンジ達成に向け静かに闘志を燃やした。
黒田勇斗「僕が勝って上に行く」vs倉田永輝「ここで負けたら終わり」、松谷桐「強いと思ってもらえる試合をする」vs白幡太陽「圧倒的なインパクトを残して勝つ」
第7・8試合は盛り上がりを見せる軽量級のワンマッチが続いた。第7試合では2月のK-1第3代スーパー・バンタム級王座決定トーナメント本戦に出場した黒田勇斗と、リザーブファイトで勝利を収めた倉田永輝が激突する。
トーナメント以来8カ月ぶりの試合となった黒田はこの期間を活かし「強さを求めていろいろなところに練習にいきました。自分的にも感覚をつかめたと思う」と着実にレベルアップ。「明日は強さを見てもらおうと思います」と成長の成果に自信を見せる。
対する倉田は階級アップ以降の2戦をどちらもKO勝利と絶好調。「圧をかけてコーナーに詰めて倒したい」と、倒す感覚を掴んだようだ。さらには「ジムの先輩の晃貴さんたちトップ選手はみんな黒田選手に勝っているので、自分がここで負けたら本当に終わり」と黒田を踏み台にする構え。
それを受けた黒田は「この階級にはKRESTの選手が多いので、ここで勝たせたらちょっとややこしいことになる。明日は僕が勝って上に行きます」と返り討ちにすると宣言した。
第8試合は松谷桐vs白幡太陽のバンタム級ワンマッチ。3月にK-1 JAPAN GROUP初黒星を喫した松谷は「前回の試合で駄目だったところを練習で意識して直してきました」と弱点克服に取り組んだ。「今回はしっかり勝って、また自分が強いと思ってもらう」と上位戦線への復帰を目指す。
対する白幡はKrush初参戦となった7月に勝利し今回が2戦目。対松谷用の秘策は「明日絶対勝ちたいので(会見では)秘密です」と口をつぐんだものの「圧倒的なインパクトを残して勝つ」と、力強い言葉で勝利への決意を語った。
言いたい・やりたい放題の堀井翼にSATORU成合が「喧嘩でもなんでもいいので、とりあえずぶっ倒す」、南雲大輝「スーパーラウェイサンダーやっちゃいます」vs赤田功輝「功也会長に『こんなところで勝つ・負けるを繰り返す選手を育てているつもりはない』と言われた」
大会の熱気を左右する第1試合はSATORU成合と堀井翼が激突するライト級戦。その勢いを継ぐ第2試合では南雲大輝と赤田功輝がスーパ-・フェザー級で拳を交える。直近ではトップランカーとの対戦で連敗が続く成合は「応援してくれている方たちへの感謝の気持ちを全てぶつけて第1試合をしっかり盛り上げます」と宣言。カード発表会見から傍若無人な態度を見せる堀井に対し「いつもみたいに気合いが入る相手じゃない。明日は勝ちにいくだけ」と不満そうな表情を見せた。その堀井は「言っている通り1分で終わらせるから。1分以内にどう決めるかが俺の在り方。楽しみにしておけよ」と、ここまで会見やインタビューで発言している通りの1分以内の決着を豪語した。
堀井と過去に3度対戦している南雲は今回から1階級下のスーパー・フェザー級で再出発。減量の影響か凄みを増した表情ながら、穏やかな口調で「堀井君が第1試合で盛り上げてくれると思うので、それを上回る試合をします」と、第2試合からも大会に火をつける姿勢を見せる。体操教室であるスタースポーツクラブに身を置く南雲は、現在は子どもに体操を教える先生。「指導しているお子さんや親御さんにすごいものを見せたい。スーパーラウェイサンダーでやっちゃいます」と、パワーアップした必殺技の披露を匂わせた。対する赤田はここまで勝ち星は全てKOというハードヒッター。「上に通用するか楽しみ」と格上との対戦に喜びを見せる一方「こんなところで負けていられない」と勝利に自信あり。「明日は圧倒的に勝って(卜部)功也会長にベルトを見せてあげたい」と早くもタイトル挑戦への意欲を見せた。
4選手が意気込みを語って終わるかと思われた会見だが、最後に堀井が事件を起こす。カード発表会見を欠席していた中村拓己プロデューサーに会見の冒頭から「隣に中村Pがいるのが不快」などと絡み続けていたが、会見終盤に「俺にびびっちゃって来なかったのかと思った」とさらに挑発したのだ。いよいよ怒り心頭の中村プロデューサーは「いいから試合をしろ」と堀井を叱責。堀井も「俺が喧嘩で1分で決めてやっから。第1試合見とけよ!」と叫んで会見場をあとにした。。
対戦カード
第10試合 メインイベント Krush女子アトム級(45kg)タイトルマッチ 3分3R(延長1R)
菅原美優(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ/王者、K-1 WORLD GP初代女子アトム級王座決定トーナメント2022準優勝)※3度目の防衛戦
チャン・リー(K-1ジム五反田チームキングス/挑戦者)
第9試合 セミファイナル ライト級(62.5kg) 3分3R(延長1R)
瓦田脩二(K-1ジム総本部チームペガサス/元Krushライト級王者)
昇也(士魂村上塾/Bigbangスーパーライト級王者)
第8試合 バンタム級(53kg) 3分3R(延長1R)
松谷 桐(ALONZA ABLAZE/元NJKFフライ級王者)
白幡太陽(FLYSKY GYM/INNOVATIONフライ級新人王トーナメント2020優勝)
第7試合 スーパー・バンタム級(55kg) 3分3R(延長1R)
黒田勇斗(K-1ジム心斎橋チームレパード)
倉田永輝(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)
第6試合 スーパー・ウェルター級(70kg) 3分3R(延長1R)
藤村大輔(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)
夜叉猿[やしゃざる](力道場静岡)
第5試合 スーパー・ウェルター級(70kg) 3分3R(延長1R)
山崎陽一(KIKUCHI GYM/Bigbangスーパーウェルター級王者)
アラン・ソアレス(ブラジル/ブラジリアンタイ/FIGHT DRAGON & GOLD RUSH -67kg級王者)
第4試合 ライト級(62.5kg) 3分3R(延長1R)
古宮 晴(昇龍會/K-1甲子園2021 -65kg優勝)
龍之介(K-1 GYM HIKARIMACHI TEAM BEAST/RKSフェザー級王者)
第3試合 64kg契約 3分3R(延長1R)
大利賢佑(team ALL-WIN)
児玉兼慎(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ)
第2試合 スーパー・フェザー級(60kg) 3分3R(延長1R)
南雲大輝(スタースポーツクラブ)
赤田功輝(ALONZA ABLAZE)
第1試合 ライト級(62.5kg) 3分3R(延長1R)
SATORU成合(K-1ジム総本部チームペガサス)
堀井 翼(K-1ジム五反田チームキングス)
プレリミナリーファイト第2試合 フェザー級(57.5kg) 3分3R
寺島 想[こころ](AX GYM/K-1カレッジ2020 -60kg王者)
山本 陸(K-1ジム総本部チームペガサス)
プレリミナリーファイト第1試合 スーパー・バンタム級(55kg) 3分3R
豊田優輝(B.W/K-1カレッジ2019 -60kg優勝)
坂本寿希(リーブルロア/KROSS×OVERスーパーバンタム級王者)
概要
大会名 Krush.142
日時 2022年10月28日(金) 開場・17:00 プレリミナリーファイト開始・17:30 本戦開始・18:00
会場 後楽園ホール
中継 ABEMA(生中継)
チケット料金 SRS席 20,000円 RS席 15,000円 S席 10,000円 A席:7,000円 ※当日券500円アップ。16時より販売 ※小学生からチケットが必要
チケット販売 K-1.SHOP グッドルーザー 出場選手・所属ジム
お問い合わせ グッドルーザー 03-6450-5470 https://www.k-1.co.jp/krush/