Krush 11.26 後楽園ホール:スーパー・バンタム級王者・璃明武、永坂吏羅を相手に初防衛戦。永坂「THE MATCHであんなしょっぱい試合して」×璃明武「呼ばれてない人間に言われても別に」
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Krush.143(11月26日(土) 後楽園ホール)の第1弾カード発表記者会見が9月28日に東京で行なわれた。そのレポートがK-1 JAPAN GROUPから届いている。(会見写真:(C)K-1)
火花散るKrushスーパー・バンタム級タイトルマッチ!王者・璃明武「ずっと名前を出されて、うるさいと思っていた」vs挑戦者・永坂吏羅「巧いけど強さはない。エグいKOで難なく勝つ」
9月28日(水)都内にて、11月26日(土)東京・後楽園ホール「Krush.143」の第1弾カード発表記者会見が行なわれた。まず決まったのが王者・璃明武vs挑戦者・永坂吏羅のKrushスーパー・バンタム級タイトルマッチだ。王者の璃明武は昨年10月「Krush.130」で開催された第7代Krushスーパー・バンタム級王座決定トーナメントで優勝。Krushはそれ以来、約1年ぶりの帰還となる。挑戦者となった永坂は昨年から今年にかけて、Krushのリングで4連続KO勝利中と絶好調。この実績が評価されて、ついに挑戦権をもぎ取った。
かつて2人は2019年3月「K’FESTA.2」さいたまスーパーアリーナ大会のプレリミナリーファイトで対戦。この時は璃明武が勝利しているが、キャリア初期にプレリミナリーファイトで戦った2人が、3年半の時を経てKrushでの頂上対決を行なうドラマ性溢れるカードとなった。
璃明武は今年は2月K-1東京体育館大会での第3代スーパー・バンタム級王座決定トーナメントにも出場したものの、準決勝で金子晃大にKO負け。また6月「THE MATCH 2022」(以下、THE MATCH)東京ドーム大会でも江幡睦に敗れており、現在は2連敗中だ。捲土重来を期しての初防衛戦に、「最近良い結果を出せてないので、自分のベルトなんですけど、もう1回ベルトを獲る気持ちで、凄く気合いが入っています」と意気込んでいる。
永坂から「THE MATCH」の試合について、「K-1の看板を背負って戦って、あんなしょっぱい試合して、自分自身ちょっと苛立っているところがありますね」と言われたものの、「呼ばれてない人間に言われても別にどうでもよくて」とバッサリ。大舞台を踏んだ経験も肥やしにし、「今回は圧倒的な差を見せたいと思います」と、改めてKrush王者としての実力を見せつけるつもりだ。
現在のK-1スーパー・バンタム級のトップ戦線は金子と玖村将史が2強を形成している。金子に敗れている璃明武はその現状も認めた上で、「2強に並ぶというか追い越せるような試合を見せたいと思います」と、防衛戦で永坂を黙らせ、再び2強に挑戦状を叩きつける。
一方の永坂は先の「THE MATCH」関連の発言を含め、璃明武に対してかなり挑発的。「勝ち方にこだわっていきたいと思います」と3年半越しのリベンジに燃えており、「最近は蹴りを封印して、出すまでもないなという感じでパンチだけでKOしてきたんですけど、そろそろ蹴りを開放して、会場が凍りつくようなエグいKO勝利を狙っています」と自信たっぷりだ。
「自分はまだまだ見せてない痛くてヤバい技がいっぱいあるので、そろそろ開放してきたい」と、テコンドーで培った引き出しを解禁することも宣言していた。永坂の狙いもK-1スーパー・バンタム級のトップ戦線だ。先日9月のK-1横浜アリーナ大会で将史の穴は見つかったと豪語。その上で「しっかりそこを食うところまでストーリーを繋げていこうかなと思っています」と、Krushのベルトを手土産にK-1スーパー・バンタム級トップ戦線に殴り込みをかける。
◆璃明武
「Krushには約1年ぶりで、トーナメントでチャンピオンになったぶりのKrushで、チャンピオンとしての仕事をしっかりしたいと思います。(お互いのファイターとしての印象は?)印象は攻撃力があるなと思うんですけど、それ以外は下手だなと思っています。『THE MATCH』のことを言われたんですけど、『THE MATCH』に呼ばれてない人間に言われても別にどうでもよくて、まあ『THE MATCH』では自分的には情けない試合をしたので、それを取り戻すためにも、また『THE MATCH』に出た経験もしっかり肥やしにして、今回は圧倒的な差を見せたいと思います。
(大きな舞台で2連敗からの初めての試合が初防衛戦となるが、どんな心境で挑む?)最近良い結果を出せてないので、自分のベルトなんですけど、もう一回ベルトを獲る気持ちで、凄く気合いが入っています。
(スーパー・バンタム級は金子晃大、玖村将史が2強という形で目立っている中で、今回どういう試合を見せたい?)確かにあの2人がこの階級では別格に強いのかなと思うので、しっかりここで永坂選手は他の選手に比べたらこの階級だと強い選手だと思うので、それを圧倒して、2強に並ぶというか追い越せるような試合を見せたいと思います。
(ずっと永坂選手がタイトルマッチをしたいと言っていた時はどう思っていた?)ずっと名前を出されてたのでうるさいなと思っていたんですけど、戦ってきた相手が自分がやってきた相手とはレベルが違うと思うんで、今までやってきた相手とは違うっていうのは見せたいと思います。
(後ろ回し蹴り対決っていうのが見どころとしてあると思うが、それを相手に当てる自信はある? また相手の後ろ回し蹴りをもらわない自信はある?)引き出しがバックスピンしかないって言われたんですけど、バックスピンでは1回しかKOしたことがないので、それ以外のパンチでも蹴りでも結構倒しているので何言っているのかなって思うんですけど、当てる自信はそこまでないんですよね(笑)。タイミングが合えば当たるかなと思うんですけど、もちろんもらないようにしっかり対策はしたいと思います。
(永坂のTHE MATCHについての発言を受けて?)まず出ることがゴールだっていうことに関しては、勝たないと意味がないし、『THE MATCH』に出られて良かったなんて全く思ってないので、負けてしまってそこは違うんですけど、空回っているっていうことに関しては次の試合のことを考えてダメなところはしっかり直してレベルアップしたところを見せたいですね。
(ファンの皆さんへのメッセージは?)11月26日は防衛戦ということで、しっかり勝ちたいと思っています。自分と見ている人が納得するような内容でしっかりベルトを防衛したいと思います」
◆永坂吏羅
「今回の試合は3年半越しのリベンジを兼ねたタイトルマッチということで、自分自身かなり燃えていて勝ち方にこだわっていきたいと思います。
(お互いのファイターとしての印象は?)印象としては巧いけど強さはないって感じで、『THE MATCH』でK-1を代表して試合をして、K-1の看板を背負って戦って、あんなしょっぱい試合して、自分自身ちょっと苛立っているところがありますね。
(リベンジ戦でタイトルマッチということで、勝ち方にこだわると言っていたが、どんな決着のつけ方をしたい?)最近は蹴りを封印して、出すまでもないなという感じでパンチだけでKOしてきたんですけど、そろそろ蹴りを開放して、会場が凍りつくようなエグいKO勝利を狙っています。
(スーパー・バンタム級は金子晃大、玖村将史が2強という形で目立っている中で、今回どういう試合を見せたい?)正直、ここはまだ自分にとってスタートラインにも立ってないと思っているんで、普通に難なくいつも通りKOして、横浜大会で2強の穴も見えたんで、しっかりそこを食うところまでストーリーを繋げていこうかなと思っています。
(試合が終わるたびにずっとタイトルマッチをアピールしていたが、実現したことに関してはどう思っている?)さすがに今回は実現しないとおかしいだろうなと正直思っていました。(タイミングとしては?)丁度いいのかなっていうふうに思います。
(後ろ回し蹴り対決っていうのが見どころとしてあると思うが、それを相手に当てる自信はある? また相手の後ろ回し蹴りをもらわない自信はある?)もちろん当たらないですし、後ろ回し蹴りにこだわってないんですけど、彼は後ろ回し蹴りぐらいしか、バックスピンぐらいしか引き出しがないと思うんですけど、自分はまだまだ見せてない痛くてヤバい技がいっぱいあるので、そろそろ開放してきたいなと思います。
(穴が見えたのは2強?)玖村選手ですね。(金子は?)さすがに強いっすね。(璃明武の穴はとっくに見えている?)穴っていうか、前は良かったけど、最近血迷っているなって思っていて。さっきちょっと気になったんですけど、『THE MATCH』にも呼ばれてないみたいな発言をされていたと思うんですけど、出ることがゴールだと思っている時点でファイターとしての違いが、俺には見えたと思っています。
(血迷っているというのは今言ったようなこと?)前は良かったっすけど、なんか最近新しいことをやろうとして空回っている感じが俺的に見て取れるんで、しっかり完成させてきてほしいなと思います。(ファンの皆さんへのメッセージは?)しっかり今回タイトルマッチですけど、普段と変わらずきっちりKOで勝って、先程も話が出たように2強に繋げていけるような試合をするので、皆さん応援と注目をお願いします」
女子ミニマム級戦線を占う一戦!20歳・MOE「絶対に年下には負けられへん」vs19歳・ケイト・ウィラサクレック「他の女子にできないバチバチな試合をする」
今年はK-1では初となる女子の大会、6月「RING OF VENUS」が開催され、K-1女子戦線の注目度も一段と高まってきた。その「RING OF VENUS」後、初となる女子の試合として、10.28「Krush.142」で菅原美優vsチャン・リーの女子アトム級タイトルマッチが組まれているが、今大会ではMOEとケイト・ウィラサクレックがKrush女子ミニマム級ワンマッチで激突することになった。
女子のミニマム級はまだベルトがない階級だが、高梨knuckle美穂が実力・実績共に頭一つ抜けている状況。それを追いかける20歳のMOEと試合時には19歳のケイトというフレッシュな対決だ。
MOEは「RING OF VENUS」より階級をミニマム級に上げ、高梨と2度に亘って激戦を繰り広げたMARIを判定で撃破。以前よりも自信も増しており、「今の自分は高梨選手に絶対に負けへんぐらい強いと思っているんで、その強さをしっかりこの試合で見せたいと思います」と、一気にトップ戦線への浮上を狙う。「しっかりKrushらしい試合をして、この階級にベルトを作ってもらえるように絶対に勝つんで、応援をよろしくお願いします」と、女子ミニマム級のベルト創設にも意欲を示していた。
対するケイトも「RING OF VENUS」ではKAIに勝利。現在は2連勝中で絶好調でのKrush参戦だ。自分がアマチュアの時からプロで活躍しているMOEを、「結構名前もある選手だし、決まった時はラッキーだなと思いました。ここで勝って、MOE選手のファンをちょっともらっちゃおうかなと思っています」と美味しい獲物と捉え、千載一遇のチャンスに燃えている。
また「他の女子にできないバチバチな試合ができたらいいかなと思っています。女子はグチャグチャになっちゃう試合が多いんで、テクニック勝負ができたら面白いんじゃないかなと思っています」とケイト。他の女子の試合とは一線を画した試合内容で、新たなK-1女子ファイターの魅力をこの試合で伝えるつもりのようだ。
斎藤祐斗「巧そうに見えて穴がいっぱい。必ずぶっ飛ばす」vs松本涼雅「あんなん言ってますけど、どっちが上かやれば分かる」
先日K-1横浜アリーナ大会では王座決定トーナメントが開催され、また今年の初めにもKrushで王座決定トーナメントが開催されたりと、新王者が立て続けに生まれたのがスーパー・フェザー級戦線だ。武尊が長くK-1王者として君臨していた階級であり、現在も層が厚くK-1 JAPAN GROUPの看板と言ってもいい階級だが、今回はKrushのタイトル戦線に繋がる試合として斎藤祐斗と松本涼雅がKrushスーパー・フェザー級ワンマッチで対戦することになった。
前回は7月「Krush.139」で安川侑己をTKOで下した斎藤だが、実は松本との試合のオファーが以前にもあり、その時は「勝っても美味しくない試合と言われて、松本選手には対戦拒否されました」と内幕を暴露。それもあってか、「今は僕が勝っても美味しくない状況なんで、必ずぶっ飛ばします」と力強くKO宣言だ。
昨年から今年にかけて4試合している斎藤は3勝1敗の好成績。しかも、勝った試合はいずれもKOとTKOという充実ぶりだ。そのため、「僕は誰とやっても自分を売るだけですし、それでタイトルに繋がってくると思うんで、僕は自分を全力で出して、斎藤祐斗というブランドをしっかり売りたいと思います」と、自信満々で因縁の相手と対峙する。
一方、思わぬことを暴露されてしまった松本だが、現在2連敗中。それもあって、一度は拒否した斎藤との試合を受けたそうだが、「まあでもやれば分かると思います、どっちが上かは。まああんなん言ってますけど、全然普通にやったら分かると思うので」と、実力で黙らせるつもり。「僕は負けていますけど、あそこまでは全然敵うと思っているので、ここは全然見てないし、レオナ・ペタス選手を見てるんでそれだけです」と、松本が見据えているのはK-1スーパー・フェザー級のトップ戦線だ。
「横浜でトーナメントがあってスーパー・フェザー級は今、めっちゃ熱いと思うんですけど、その中でも僕が勝って、まだまだ行けるんやぞって、松本がおるんやぞって示したい」と、因縁の一戦を制して、目標とする場所へと進むことを誓っていた。
対戦カード
ランドハウジングPresents Krushスーパー・バンタム級(55kg)タイトルマッチ 3分3R(延長1R)
璃明武[りあむ](K-1ジム総本部チームペガサス/王者)※初防衛戦
永坂吏羅[りら](K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/挑戦者)
スーパー・フェザー級(60kg) 3分3R(延長1R)
齋藤祐斗(JK TRIBE)
松本涼雅(team ALL-WIN)
女子ミニマム級(48kg) 3分3R(延長1R)
MOE(若獅子会館)
ケイト・ウィラサクレック(ウィラサクレック・フェアテックス三ノ輪/M-1 JAPAN女子ライトフライ級王者)
75kg契約 3分3R(延長1R)
植村真弥(ウィラサクレック・フェアテックス幕張/M-1 JAPANライトヘビー級王者、元WMC日本ヘビー級王者)
ジュリオ・セザール・モリ(ブラジル/ブラジリアンタイ/team Mori/S-BATLLEヘビー級王者、Fight Dragon 80kg王者)
スーパー・フェザー級(60kg) 3分3R(延長1R)
松山勇汰(TEAM TOP ZEROS/LARA TOKYO/K-1甲子園2020 -60kg優勝)
宮川太陽(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)
スーパー・ライト級(65kg) 3分3R(延長1R)
塚本拓真(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ)
松岡翔大(ISHITSUNA MMA)
概要
大会名 Krush.143
日時 2022年11月26日(土) 開場・17:00 プレリミナリーファイト開始・未定 本戦開始・18:00
会場 後楽園ホール
中継 ABEMA(生中継)
チケット料金 SRS席 20,000円 RS席 15,000円 S席 10,000円 A席:7,000円 ※当日券500円アップ ※小学生からチケットが必要
チケット販売 K-1.SHOP グッドルーザー 出場選手・所属ジム
お問い合わせ グッドルーザー 03-6450-5470 https://www.k-1.co.jp/krush/