Krush 9.24 後楽園ホール:初代フライ級王者・大久保琉唯が一夜明け会見「チャンピオンにふさわしい試合をしていきたい」|中村P、篠塚辰樹の代役出場でKO勝利の健介を高評価
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Krush.141 9月24日 後楽園ホール大会直後の中村拓己K-1プロデューサーの談話、一夜明け記者会見のレポートががK-1 JAPAN GROUPから届いた。(会見写真:(C)K-1)
Krush 9.24 後楽園ホール(レポ):THE MATCH出場の高3・大久保琉唯、2試合合計7Rの激闘制し初代フライ級王者に「こんなボロボロになって巻いたベルトが無かったので逆にうれしい」
中村拓己K-1プロデューサーの大会直後の総括談話「大久保琉唯・大夢は良いライバルになると思う。今日はキャリアがある選手が光る大会で、健介選手の活躍は全国の選手に夢を与えた」
今大会では初代フライ級王座決定トーナメントをやって、大久保琉唯選手の優勝という結果でした。色んなプレッシャーがあるなか、また1日2試合でトータル7R戦って、最後に競り勝ったところは立派な戦いぶりを見せたんじゃないかなと思います。キャリア初期から大舞台を経験してきた選手ですが、ここで一つベルトを獲って、これから期待できる戦いぶりだったと思います。
決勝で敗れた大夢選手も準決勝の倒しっぷりは“倒せるフライ級”を証明する試合でした。決勝もどちらに転んでもおかしくない試合だったので、大夢選手もいつチャンピオンになってもおかしくない実力がある選手だと分かったと思います。
決勝戦を見ながら、大久保選手と大夢選手はいいライバルになっていくんじゃないかと思いました。いつも時代もライバルがいて、切磋琢磨して盛り上がるの常です。これから2人はフライ級の良いライバルになっていくと思います。このまま試合をやっていけば、もう一度やることになると思うので、そこまで2人がどういうストーリーを創っていくのかを見て欲しいです。
フライ級王座決定トーナメントは4選手中3選手が10代で、キャリアが浅い選手たちが多く、時期尚早という意見もありましたが、階級を創ってトーナメントをやることが大事だったかなと思います。過去のKrushでもバンタム級のベルトを作って武居由樹選手がベルトを獲った時、選手数も少ないなかで作ったベルトだったのですが、徐々に選手が集まって盛り上がっていきました。今回フライ級を創っていく意味で、ここでベルトを創ったことはよかったと思います。階級とベルトを創ることで、Krushのベルトが欲しいと興味を持ってくれる選手もいると思いますし、今回のトーナメントで言えば天馬選手がまさにそうで、フライ級が新設されたことでKrushに参戦が決まった選手です。我々はどんなジムさんでも条件をクリアすれば試合を組んでいきたいですし、まだ参戦していないジム・選手のみなさんともフライ級を創っていきたいです。
(これから大久保に期待すること)ベルトを巻いたことでチャンピオンらしい試合や戦いが求められると思います。お客さんを満足させて返す試合をしたり、色んな挑戦者の挑戦を受けたり。そういう試合をするなかでチャンピオンらしさが身についていくのかな、と。彼はまだプロキャリアも5戦で、試合していく中で自然にチャンピオンらしくなっていくと思います。
大会を通してはキャリアがある、比較的年齢がいった選手が光る大会だったと思います。今、我々は“K-1NEXT”という言葉を使っていて、若い選手やこれからの選手に注目が集まることが多かったのですが、伊藤健人選手と弘輝選手の意地のぶつかり合い、覇家斗選手の復帰にかける想いとそれを跳ね返した國枝悠太選手など…キャリアを重ねている選手たちの試合が心を打つ大会でした。若い選手たちはこういった選手たち倒してのし上がっていかなきゃいけないし、まだまだこのキャリアの選手もトップを狙っていけることも感じました。
あと代打出場でKO勝利した健介選手は良かったですね。彼は岡山在住の選手で、今年4月にKrush-EX福岡大会で初参戦して、8月のK-1福岡大会のプレリミナリーファイトでキャリアを積んできた選手です。今回こういうチャンスに出て来て、インパクトを残したと思います。K-1 JAPAN GROUPとして全国の選手にKrush-EXから試合するチャンスを作っているのですが、そういう強みが出たと思いますし、全国の選手に夢を与えられたと思います。
大久保琉唯、合計7Rを戦い抜いて初代フライ級王座獲得「自分の方がベルトへの気持ちが強かったと思う。これから色んな選手と戦って、チャンピオンにふさわしい試合をしていきたい」
注目の新階級フライ級(51kg以下)の初代チャンピオンを決めるトーナメントは、準決勝で西林翔平に判定勝利し、決勝では準決勝を秒殺KOで勝ち上がってきた大夢と大接戦を繰り広げ、延長判定で勝利した大久保琉唯が制した。
準決勝は西林が食い下がり、接戦の末に判定で勝利。大久保はこの時点で足を痛めていたが、直後の試合で大夢が秒殺KO。それを見て「え、早いなと(苦笑)。でも絶対にチャンピオンになるんだと思っていたので、気おくれしたりはなかったです。決勝戦はセコンドの声を聞いて動けました」という。
現在、ABEMAにて放送中の「オオカミちゃんとオオカミくんには騙されない」に出演するなどメディア露出も多い大久保。それだけに「格闘技以外でお仕事をさせていただいてるので、負けたら『そんなことやってるからだ』と言われるじゃないですか。だから、そういうところでも負けられなかった」とプレッシャーを背負って戦っていたことを告白。
それでも「外の仕事をさせていただくのは、格闘技、K-1をもっと知って貰うため」という気持ちにブレはない。「だからこそ、練習を真剣にやっていかないと、っていう思いはあります」と試合とタレント業の両立を誓った。
会見に同席した中村拓己K-1プロデューサーは「大久保選手は色んなメディアでお仕事してるんですけど、昨日の試合を見ていて、やっぱり“ファイター”だなと。コスチュームを着てリングに上がって戦っている姿が一番映えるなと思いました。リングに立った時にどれだけ注目されるか。戦う姿で魅せられる選手だと思ったので、競技者としての強さ・リングの上で何を見せるのかをしっかり追及する選手になってほしい」とコメント。
大久保自身もフライ級チャンピオンとして「どんどん、いろんな選手と戦って勝って、チャンピオンとしてふさわしい試合をしていきたい」。まだ18歳で、将来的に複数階級制覇をして、歴史に名前を刻むことも見据えつつ「今はフライ級がベスト」とし、新階級のチャンピオンとしてさらなる活躍を誓った。
◆大久保琉唯
「昨日の試合でちょっと目が腫れたのでサングラス付けています。すいません。昨日の試合は、準決勝が西林選手、決勝が大夢選手で、本当にこの初代フライ級のベルトにどちらの選手も気持ちが乗って戦っているのが分かったし、感じました。だけど、自分の方がベルトに対する気持ちが強かったので、勝ててホッとしてます。
(初めてプロのベルトを獲って、目の前にあるのを見てどんな気持ちに?)そうですね、アマチュアのベルトとは全然、今までのベルトと価値が違うので、本当に嬉しいですね。
(試合前「自分には負けられない理由がたくさんある」と言っていたが)僕はメディアにも出てますし、こういうメディアに出てるとやっぱり格闘技以外でお仕事させていただいてるので、負けたら言われるじゃないですか。『そんなことやってるからだ』って。だから、そういうところでも負けられない理由ではありました。
(格闘技以外の仕事の話が来た時、リスク覚悟で受けた?)リスクというか、絶対、外に行くと色々言われるだろうなっていう。だからこそ練習はしっかりと真剣にやっていかないといけないなと覚悟してやってますね。
(格闘技以外の仕事を積極的にやっている武尊選手の影響は?)影響はあると思いますね。自分がこうやって外の仕事をしているのも格闘技、K-1がいろんな人に知ってもらうためのいい機会かなっていうのはあります。
(フライ級の中でも背が大きいが、今の体重的にはフライ級がベスト?)そうですね、ベストな体重ですけど、これからはどんどん自分の中で体を作っていって、何階級か制覇出来るっていう声をいただいてますし。簡単なことじゃないと思うんですけど、これから頑張っていきたいと思ってます。(今の通常体重は?)57kgぐらいですね。(では51キロは、減量としては特にきつくない?)はい。
(トーナメントで2試合勝つためにどんな準備を?)準備は……、最終的には気持ちかなっていうのはありましたね。大夢選手が準決勝、秒殺で勝ってきたじゃないですか。で、自分が3ラウンドやってきて、でも全然そこはプレッシャーはなかったんですけど。(大夢選手が秒殺したところを見てて)え、早いなっていう(苦笑)
(大夢選手はノーダメージで、大久保選手は1回戦で足を痛めた。決勝で気後れするようなところは?)全然なかったですね。本当にこのベルトを獲るのは自分だ、ってずっと思ってましたし。だからこそ、全然気持ちで負けるところはなかったなって。(大夢選手のプレッシャーは)そう来るかなと思ってました。自分の方がリーチも長いですし。セコンドの声を聞いてしっかり動けたなっていうのはあります。
(2Rに大久保選手が右ストレートを当てる場面もあったが、本戦1-0で延長になった時は?)本当に接戦でしたし、本戦は正直自分が獲ったかなっていうのはありましたし。あとは最悪、延長かなっていうのも考えてましたね。(延長では何を考えてましたか?)絶対に獲る、って思ってました。
(今後、このベルトを持ってどういうことをしたい?)初代のフライ級チャンピオンっていうこの称号は一生残ると思いますし。だからこの称号に似合うように、どんどん、いろんな選手と戦っていって1戦1戦、自分がチャンピオンとしてふさわしい試合をしていきたいなっていうのはあります。
(前日会見で「圧倒する」と。理想としてはもっと圧倒して優勝したかった?)そうですね、圧倒してって感じだったんですけど、みんな気持ちが乗ってましたし。そういう場面では圧倒出来なかったですね。(今後、伸ばしたいところは?)もっといろんな動画を見て研究して、練習を真面目にやっていきたいなって思ってます。
(最後にファンの皆様へメッセージ)昨日はたくさんの応援ありがとうございました。これからもっとKrushの初代フライ級チャンピオンとして、どんどんいい試合して勝っていくので、応援よろしくお願いします」
弘輝、伊藤健人に競り勝つも厳しい自己評価「試合には勝てたんですけど出来は2点。もっと足を使って、練習したスタイルを見せたかった」
伊藤健人vs弘輝は共に前戦で連敗を脱出し、連勝してタイトル戦線浮上を狙うライト級サバイバルマッチ。パンチの打ち合いに持ち込みたい伊藤に対して、弘輝は蹴りを散らし、コンパクトなパンチをヒットさせつつ、伊藤にクリーンヒットを許さず判定で勝利した。
だが、一夜明け会見に現れた弘輝は「反省点しかない試合です」とガッカリした様子。「年下の斗麗に『100点中2点』と言われました」と苦笑い。練習していたスタイルは「もっと足を使って、当てさせずに当てて倒す」だったことを明かした。
現在、関西で斗麗らWIZARD勢や國枝悠太、佑典らと充実した練習をしていると弘輝は明かし「100点の自分を見せたい。僕が出た方が大阪大会が盛り上がる。あと、大沢(文也)君の持つベルトに挑戦する準備はいつでも出来ています」とK-1大阪大会出場とKrushタイトルマッチを要求。「西の悪童」は虎視眈々と野望達成を狙う。
◆弘輝
「昨日は無事勝てたんですけど、試合は年下の斗麗に『100点中2点』と言われた内容やって。自分でもやってきたことが全然出来なかったんで。反省点しかない試合です、はい。(新しいスタイルについて)予定ではもっと足を使って、当てさせずに倒してるイメージだったんですけど。昨日の試合は多分、僕が負けていた試合の、粗さとか打ち合っちゃうところを引き算したので、全然練習通りじゃないですね。でもゼロ距離での戦いは練習した通りだったんで。そこは出たかなって感じですね。
(試合やってて「上手くいかないな」という焦りは?)めちゃくちゃありました。蹴られて、足痛いし、手も痛いし。こんな騒がれるはずじゃなかったなって、全然イメージ通りいかなかったですね。(自分の今やってるスタイルは昨日にプラス足を使って)めっちゃ足を使う予定やったんですけどね。全然足使えなくて、なんか体も重くて。なんでやろなって。
(試合についての周囲の評価は?)めっちゃ怒られました。斗麗なんかアップでめっちゃ蹴らせて殴らせてくれるのに。インターバルで帰るたびに『何してるんすか? 何してるんすか?』って言われて(苦笑)。年下に、はい、はいって。(巻き返さないといけない?)はい、巻き返します。WORLD TREE GYMを作ってから、WIZARDキックボクシングジムもそうですけど、ウィラサクレックもそうやし、國枝君とか佑典君とか、大阪・ナインプラスの方も僕が強くなるために、すごい気にかけてくれて、一緒に練習してくれています。
本当に関西でいい環境で出来てるんで、昨日はそのムエタイの技術も、ボクシングの技術も、ボクシングの技術も、最後全部使って勝てたなって。自力で勝てたなって。キャリアにはめちゃくちゃプラスになる勝ち方やったかなって思います。
(今後の展望を)12月のK-1大阪大会。僕、2年連続で出ていて、まだ勝ててないんですよ。大阪は自分が出た方が絶対盛り上がるし、みんな大阪で俺を見たいと思ってると思うんで。そこは絶対に出たいのと、あと大沢(文也)君が持ってるベルト、いつでも挑戦出来る準備してるんで。また組んで貰えたらなと思います。
(ファンのみなさんへのメッセージ)昨日は応援していただきありがとうございました。でももっと自分は強いし、昨日は2%しか出てないんで。100%の俺を12月、見せられるように。明日から沖縄行くんですけど、帰ってきたら練習頑張りますんで、応援よろしくお願いします」
國枝悠太、作戦通りの左フックで覇家斗をKO「セコンドの指示が聞こえる時は倒して勝っている。何とか勝って首の皮一枚繋がった」
國枝悠太は3年半ぶりの復帰戦となった覇家斗に連打を浴びて優位に立ち、得意の左フックで2RKO勝利を収めた。一夜明け会見では「自分は勝ち負けを繰り返してるんで、連敗せずに何とか勝つことが出来た。首の皮一枚繋がりました」と試合を振り返った。
K-1 JAPAN GROUPに参戦してから、勝利した4試合ともすべてKO勝利。この点について「トレーナーの言うことを聞けて、動いてる時は倒せてますけど、聞けない時は頭を下げて突っ込んで合わせられて負けてる(苦笑)」と國枝。同じ関西の弘輝や佑典と週1~2回練習し「試合が決まれば、トレーナーと弘輝・佑典が対戦相手の対策をしてくれる」と國枝。必勝法をアウトソーシングして、國枝は連勝街道を突き進むつもりだ。
◆國枝悠太
「昨日も無事KOで勝てて、首の皮一枚繋がりました。次もまた頑張ります。(首の皮一枚繋がった、とは?)自分、前回負けて、勝って、負けてを繰り返してるんで、2連敗せずに何とか勝つことが出来たってことですね。(今回の勝因は?)今回勝ったのはトレーナーの作戦通りに動けたのと、神戸の悪ガキ(弘輝)に(笑)『俺の指示通りや』って言われてるんですけど。まあ、一緒に練習して『パンチ走ってるよ』って言ってくれてたんで。パンチ当てることが出来たのが秘訣やろなって思ってます。
(今後の目標・展望を)昨日も言ったんですけど『12月のK-1大阪大会、僕を使わな、誰を使うんやろな』ってずっと思ってます。で(玖村)修平がやった新美貴士選手、才賀紀左衛門選手、小澤海斗選手、この3人、誰か僕と当ててくれないかなって思ってます。(どんな相手と組まれてもKOする自信あり?)今は正直、ないです。でもトレーナーが決まった相手と、弘輝もそうですし、佑典ともそうですし、一緒に練習してる仲間が相手のことを対策してくれるんで。その言う通りにしてしっかり倒します。(アドバイスは素直に聞く方ですか?)聞けてる時は倒して勝ってます。聞けてない時は自分、頭から突っ込んじゃって合わせられて倒されてる時が多いですね。
(ファンのみなさんへのメッセージ)昨日は応援ありがとうございました。12月、大阪大会使ってくれることを祈ってまた明日から練習頑張ります。で、僕はこれ終わって、福岡そのまま仕事行くんで、仕事の方もまたみんな、応援お願いします。ありがとうございました」
“プリンス・ダビデ”髙橋直輝、これからも強さと美を追求する!「最初にダウンを奪われて、変にテンションが上がりました。次は快勝を目指して、もっと凄いところを見せます」
友尊と接戦を繰り広げた髙橋直輝。最終ラウンド、友尊の左ストレートでダウンを喫するが、ここから猛反撃。右フックでダウンを奪い返すと、終了間際に再び右フックでダウンを奪って逆転。3-0の判定勝利を収めた。
会場を大いに盛り上げたが、髙橋は「1回ダウンを取られて、2回ダウンを取り返して勝てたんですけど辛勝です(苦笑)。次は快勝を目指して頑張ります」。キャッチコピーの「プリンス・ダビデ」に沿って、美容液を愛用して高い美意識を見せる髙橋。
(中村拓己K-1プロデューサーは「髙橋選手の“プリンス・ダビデ”というキャッチコピーは体つきがギリシャ神話の彫刻のようなところからつけました」と説明)
「まだまだこんなものじゃないし、もっと凄いところを見せます」とコメントし、ファンにメッセージを求められると「若獅子会館のプロでインスタのフォロワーが一番少ないんで、フォローしてください」とアピール。独特のワールドを構築しつつある髙橋の次戦の活躍(記者会見の衣装も)を期待したいところだ。
◆髙橋直輝
「昨日の試合は1回ダウン取られて、2回ダウン取り返して勝てたんで。辛勝なんですけど、次は快勝を目指して頑張ります。(今日の服装は普通ですが)今日は普通で。でもちゃんと美容液、オールインワンジェルは塗ってきました!(昨日の試合は盛り上がった。最初ダウンした時は?)うわー、やられたーって(笑)。テンションが変に上がりましたね。うわー、楽しいなーって。楽しかったです。(そこからダウンを2回奪って逆転)あの辺からテンションが上がってましたね。(試合の出来は自己採点では?)30点ぐらいです。やらかしてますからね。(何が思い通りに行かなかったですか?)最初、自分から出れなかったところとか。1Rの最初から出てたらよかったなっていうのはありますね。
(今後の目標、展望を)とりあえず大阪大会、出たいなっていうのを中村さんに、小声でお願いしたいのと。ちょっと美容液だけじゃなくて、いろいろやっていきたいなって思います。(ファンのみなさんへのメッセージ)まだまだこんなもんじゃないんで。何回も言いますけど、次も勝ちますし、もっと凄いところを見せます。ほんで、インスタのフォロワーが若獅子会館のプロで一番少ないんで、フォローお願いします」
稲垣柊、蓮實光を倒して6連勝をマーク!下克上マッチに燃える「スーパー・ライト級はベテラン勢が強い階級。20代前半の若い自分がここに喰いこんでいきたい」
第6試合で蓮實光と対戦した稲垣柊。試合序盤から力強さが増したジャブ・ストレートで蓮實を攻め込むと、2Rに鋭いワンツーで蓮實をマットに沈めた。一夜明け会見で稲垣は「デビュー2戦目で負けて、そこからフィジカルトレーニングをやるようになって、2年(トレーニングを)やってきたことが結果に出て、身体も変わってきたことが倒せた秘訣かなと思います」と自己分析。
スーパー・ライト級はK-1で34歳の大和哲也、Krushで31歳の佐々木大蔵がチャンピオンとして君臨しており、ベテラン勢が強さを見せている階級でもある。22歳の稲垣はその世代に挑んでいく立場でもあり、会見に同席した中村拓己K-1プロデューサーも「稲垣選手たちの世代が上の世代にどう立ち向かっていくか?がスーパー・ライト級のテーマだ。
稲垣は「この階級はベテラン勢が強い唯一の階級だと思っているので、20代前半の若い自分が喰いこんでいきたい」と下剋上マッチに闘志を燃やした。
◆稲垣柊
「Krushらしく倒す自分を新たに見せることができてよかったです。(倒せるようになった秘訣は?)デビュー2戦目で負けて、そこからフィジカルトレーニングをやるようになって、2年(トレーニングを)やってきたことが結果に出て、身体も変わってきたことが倒せた秘訣かなと思います(K-1ジム総本部でも練習しているそうだが)週1で兄(稲垣澪)と一緒にやらせてもらっています。総本部はチャンピオンがたくさんいて、週1でガチスパーできるのはいい経験になっています。それが試合で活きているんだなと感じています。
(試合後は下克上をアピールしていたが?)これまで7戦はKrushの中堅当たりでやってきて、勝ちも増えてきたので、もっと上の選手とやりたいですし、(K-1)スーパー・ライト級はごちゃごちゃになっているので、トップに一歩食い込んでいける存在になりたいです。(今後の目標は?)まずはKrushのベルトは狙っています。K-1の上の選手とも戦っていきたいのでチャンスをいただければ、タイトルか本戦でトップ選手とやりたいです。
(中村Pの『スーパー・ライト級は稲垣選手のような若い選手がベテランにどう向かっていくかがテーマ』を受けて)そういわれて素直にうれしいです。スーパー・ライト級はベテラン勢が強い唯一の階級だと思っているので、20代前半の若い自分がここに喰いこんでいきたいです。(ファンのみなさんへのメッセージ)昨日は応援ありがとうございました。色んな強い兄弟がいますけど、来年・再来年は稲垣兄弟が引っ張っていけるように昇っていきたいです」
代打出場・健介が佑典をKO!岡山からK-1・Krushのベルトを目指す「代打出場でチャンスは掴めたと思う。厳しい道になると思いますが、岡山県からチャンピオンになる」
第5試合は健介vs佑典のKrushフェザー級戦。当初、佑典は篠塚辰樹との対戦を予定していたが、篠塚が足の負傷により欠場。8.11K-1福岡大会のプレリミナリーファイトでKO勝ちしていた健介が代打出場する形となった。
試合は健介が伸びのある蹴りを繰り出し、2Rに入ると徐々にパンチをヒットさせ、最後は右フック・右ストレートを叩き込んで、佑典からKO勝利をもぎとった。
代打出場ながら見事なKO勝利を収めた健介は「試合の2~3週間前に話を聞いたんですけど、練習を再開していたんで迷わず(OK)って感じでした。チャンスは掴めたかなと思います」とコメント。健介は岡山県出身・在住で、4月のKrush-EX福岡大会から勝ち星を重ねて、Krush本戦で勝利を収めた。
K-1・Krusでは3戦3勝3KO、トータル戦績も7戦6勝(5KO)1敗と高いKO率を誇る健介は「厳しい道になると思いますが、岡山県からチャンピオンになろうと思います」とK-1 JAPAN GROUPでの夢を語った。
◆健介
「昨日は応援ありがとうございました。試合を受けてくれた佑典選手ありがとうございました。試合自体は最後倒せたんで何とかよかったかなと思います。(直前のオファーだったが?)試合の2~3週間前に話を聞いたんですけど、練習を再開していたんで迷わず(OK)って感じでした。
(代打出場でのKOについて)チャンスは掴めたかなと思います。(KO率の高さについて)無我夢中でやっているので…特に考えずにやっています。(試合を振り返って)1Rは自分の攻撃が当たらずに焦った部分はあったんですけど、2Rからは自分らしさが出たかなと思います。(今後の目標は)Krushのベルトが欲しいので、そこを目指して頑張っていきたいです。
(これまでのキャリアについて)5歳から空手を始めて、小学生で一度辞めて、高校2年生で復活して。また格闘技を辞めた時期があったのですが、2年前からJay’s Boxに入門させてもらい、K-1 JAPAN GROUPを目指してやってきて、4月のKrush-EX福岡大会に出て、ここまで来ることができました。(好きな選手・憧れの選手)同じサウスポーだったら黒田斗真選手とか。すごい強くてかっこいいなと思います。
(ファンのみなさんへのメッセージ)昨日はたくさんの応援ありがとうございました、一戦一戦大事に戦って、厳しい道になると思いますが、岡山県からチャンピオンになりたいと思います」
鷹大、1年3カ月ぶりの復帰戦で3年ぶりの勝利!「次は完全復活したと言えるようにバチっと勝ちます」
第4試合で桝本翔也と対戦した鷹大は今回が約1年3カ月ぶりの試合。桝本の前進を蹴りで止めつつ、要所要所でパンチを当てて勝利を収めた。今回の勝利は約3年ぶりで「試合後は放心状態で一夜明けてちょっとずつ勝利を感じている」と鷹大。
今後の目標として敗れた相手へのリベンジを掲げつつ「次は完全復活したと言えるようにバチっと勝ちます」と次戦での完全復活を誓った。
松本陸、Krushナンバーシリーズ初登場で勝利!「僕がバンタム級王者の池田幸司選手を倒しに行きます」
第3試合は板橋武留(4戦4勝)と松本陸(4戦3勝1分)のバンタム級無敗対決。1・2Rは動きの少ない展開だったが、3Rにパンチの打ち合いに持ち込んでヒット数で勝った松本が勝利を収めた。
一夜明け会見では「昨日の試合は初参戦のKrush(ナンバーシリーズ)で勝ててホッとしています」と感想を語った松本。今後の目標として「Krushバンタム級チャンピオンは池田幸司選手なんですけど、トップ選手がやってほとんど負けているので、僕が池田選手を倒しに行きます」と王座奪取を宣言した。