K-1 6.17 さいたま 一夜明け会見:村越優汰、武尊戦は階級を「上げてでもやります」。卜部功也「瑠輝也もこの階級のライバル」、ゴンナパー「功也とは9月にやりたい」
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K-1 WORLD GP 2018 JAPAN ~第2代フェザー級王座決定トーナメント~(6月17日(日) さいたまスーパーアリーナ・コミュニティアリーナ)の一夜明け会見が18日行われ、トーナメント優勝者の村越優汰と、スーパーファイトで勝利した7選手が、試合の感想や今後の展望を語った。
K-1 WORLD GP 第2代フェザー級(-57.5kg)王座決定トーナメント
第3試合 一回戦(2) 3分3R(延長1R)
○村越優汰(湘南格闘クラブ/元RISEバンタム級(-55kg)王者/57.3kg)
×エリアス・マムーディ(フランス/マムーディジム/WPMF世界フェザー級王者/57.4kg)
4R 判定2-1 (山根8-7/西村8-7/伊藤7-8)
3R 判定1-1 (山根27-28/西村28-28/伊藤28-27)
第9試合 準決勝(1) 3分3R(延長1R)
×ホルヘ・バレラ [Jorge Varela/ジョージ・バレラ](スペイン/ジーザス・カベロ・チーム/WKL世界フェザー級王者、ISKA K-1ルール欧州フェザー級王者/57.2kg)
○村越優汰(湘南格闘クラブ/元RISEバンタム級(-55kg)王者/57.3kg)
4R 判定0-3 (山根9-10/伊藤9-10/西村9-10)
3R 判定0-0 (山根28-28/伊藤28-28/西村28-28)
第15試合 決勝 3分3R(延長1R)
○村越優汰(湘南格闘クラブ/元RISEバンタム級(-55kg)王者/57.3kg)
×西京春馬(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/Krushフェザー級王者/57.5kg)
1R 0’51” TKO (ドクターストップ:右足の負傷)
※村越が王者に
◆村越
昨日は過酷な一日でした。一回戦のマムーディはリーチもあって、思った以上にやり辛かったですね。届かないと思う所からも攻撃が届いてやり辛かったです。準決勝のバレラはパンチの爆発力が凄くて、意外と攻撃が伸びて来て、楽な戦いじゃなかったですね。どっちとも延長だったので、かなり疲れました。ダウンを取られても焦らずやろうと決めていましたし、作戦というよりも、ベルトしか見えていなかったので、その気持ちで戦い抜きました
(試合後は、タイトル防衛の話よりも前に、武尊とやりたいと話したが?)優勝して熱くなっちゃってバーッと言っちゃったんですけど(苦笑)、いずれはやりたいです。
(今の武尊は1階級上だが?)自分は上げてでもやります。
(西京との3度目の対戦はやりたい?)いつか蹴りをつけてもいいかなと。次しっかりやったら勝つ自信しかないんで。
(選手としての夢は?)もっと注目されたいですね。どんどんメディアとかにも話をもらいたいです。
なお、宮田充K-1プロデューサーは総括で、フェザー級トーナメントで敗れた芦澤竜誠、朝久裕貴、エリアス・マムーディらについても「接戦だった。みんな紙一重でベルトのチャンスがある」と、一定の評価をし、今後の王座戦線での起用に前向きなコメント。小澤海斗についても「攻めに行ったことで負けた試合だった」と評価を下げておらず、リザーブファイトで1R KO勝ちした江川優生についても「第1試合でKO勝ちして会場がピリッと締まった」と高く評価した。
次回さいたまでの9月24日の大会への出場の決まった、武尊と武居由樹の対戦相手については「来週発表予定です」と宮田氏は話している。
スーパーファイト
第14試合 ライト級(-62.5kg)(ノンタイトル戦) 3分3R(延長1R)
○卜部功也(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/王者/62.2kg)
×ブラックドラゴン [Arthur Sorsor](米国/ブラックドラゴン/タイガームエタイ/62.2kg)
2R 0’46” KO (左膝蹴り)
◆功也
昨日はチャンピオンになってからの初戦で緊張したんですけど、いい感じで極限状態に持ち込めて、いいパフォーマンスができたと思います。
(ブラックドラゴンの最初のトリッキーな動きについて)色んな相手とやってきたので、対応できるかなって感じでした。
(功也選手が希望したゴンナパーとの防衛戦に向けて)この階級に去年転向してから、ずっとゴンナパーに戦いたい、リベンジしたいと思っていたので、戦いたい気持ちが変わらないです。あとはK-1さんにどのタイミングでやれば一番盛り上がるか見てもらって任せたいです。
(昨日のゴンナパーの瑠輝也との試合を見て)ゴンナパー強かったですね。瑠輝也選手も本調子じゃないと思いましたし、瑠輝也選手もこの階級のライバルと思っているんで、次からまた変わってくるんじゃないかと思います。
第13試合 スーパー・ライト級(-65kg)(ノンタイトル戦) 3分3R(延長1R)
○野杁正明(K-1 GYM EBISU FREE HAWK/王者/65.0kg)※K-1ジムEBISUからジム表記変更
×ヴィンセント・フォシアーニ [Vincent Foschiani](ドイツ/Bang Rajan Muay Thai/ISKA K-1ルール欧州ライトウェルター級(-65kg)王者/64.6kg)
2R 2’47” KO (左ボディフック)
◆野杁
昨日はチャンピオンとして最低限の仕事をしただけというか、そんな内容でした。新しいスタイルを作り上げていたんですけど、トレーナーから全く出せなかったと言われ、反省点ばかりです。新しいスタイルができれば、もっと早くKOできていたし、攻撃をもらわず圧勝できたと思います。狙い過ぎましたね。ローで倒そうかボディで倒そうか考えすぎました。
(8月のKrush名古屋大会に向けて)ちゃんと新しいスタイルを見せられるよう、相手も強い選手ですし、研究したいです。
(防衛戦の相手として、一度負けている山崎秀晃は考えない?)どうなんですかね?上の人にやれと言われればやりますし、そんな感じです。
(同僚の小澤海斗がトーナメント一回戦で負けたことについて)本来の力を出せれば優勝できたと思いますし、本人も今回に賭けた思いが大きくて、負けた後はだいぶ落ち込んでいましたけど、今回の負けを糧に復活すると思います。自分も負けたら恵比寿の2人が負けになって、応援してくれるみんなをがっかりさせると思って、昨日は一層気合が入りました。
第12試合 ウェルター級(-67.5kg) 3分3R(延長1R)
○木村“フィリップ”ミノル(ブラジル/K-1ジム五反田チームキングス/67.3kg)
×山際和希(谷山ジム/元Bigbangウェルター級王者/67.2kg)
1R 2’48” KO (左フック)
◆木村
昨日の試合は妙に冷静で、一発で仕留めようと狙っていて、練習でやっていたことが出せるようになりました。目標は90年代からのK-1の選手がやるKO勝ちというか。今はそういう試合をしない選手が増えていますけど、僕はオールドスクールを追い求めています。格闘技のことを知らない時からバンナ、セフォー、ハント、ベルナルドとかを見て育って、初めて見たものを母親にする感じで、それが正しいと思っているから、俺の美学を追求するだけです。もちろん現代のテクニカルなニュースクールも取り入れて、どんな人からもこいつ面白いと思われる試合がしたいです。
(タイトル挑戦について)オファーがあった試合を受けていくだけです。運とかタイミングとかが決めるもので、準備して待っていますって感じです。
第11試合 スーパー・ライト級(-65kg) 3分3R(延長1R)
○山崎秀晃(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/元Krushスーパー・ライト級&ライト級(-62.5kg)王者/64.7kg)
×中澤 純(TEAM Aimhigh/Krushスーパー・ライト級王者/64.8kg)
判定3-0 (梅木29-27/岡田29-27/水谷30-27)
◆山崎
昨日はリングを楽しみたい気持ちで戦いました。判定という形になったんですけど、しっかり復活したとお知らせできた試合だったと思います。今回は色々試したくて、やってきたことは出せたと思いますけど、怪我前に比べると100パーセントには戻せていないと思います。次に向けて120%に仕上げて、怪我も無いんで、オファーがあれば誰とでもやりたいです。
(王者の野杁は挑戦者がいなければ階級を上げると発言しているが?)野杁選手がそう思うならそう思えばいいでしょう。返上して空位になれば取りに行くだけです。
第8試合 ライト級(-62.5kg) 3分3R(延長1R)
○ゴンナパー・ウィラサクレック(タイ/ウィラサクレック・フェアテックス/Krushライト級(-62.5kg)王者、WPMF世界スーパーライト級王者/62.2kg)
×安保瑠輝也(team ALL-WIN/62.4kg)※瑠輝也 改め。TRY HARD GYMから所属変更
2R 1’48” KO (左ストレート)
◆ゴンナパー
会長からは距離を詰めて戦うよう言われました。パンチのテクニックは向上したと思います。瑠輝也の印象は試合前も試合後も変わりませんでした。卜部功也とはまた戦いたいです。できれば9月にやりたいです。もう1回やっても僕が勝つでしょうし、チャンスがあればKOできるでしょう。
第7試合 ウェルター級(-67.5kg) 3分3R(延長1R)
○城戸康裕(谷山ジム/元Krushスーパー・ウェルター級(-70kg)王者/67.3kg)
×マサロ・グランダー(オランダ/マイクスジム/67.3kg)
3R 2’30” 反則
◆城戸
一夜明け会見ですけど、太陽が上がりましたけど、僕は寝てないから明けてないですよ。試合を見たら、向こうやっぱ逃げてますね。めっちゃ腹効いてるなって。自分から背中を向けて。でもAbemaTVのKOボーナス欲しかったなぁ。今回は前に出る練習していて、その成果が出せましたね。
(試合後「株より城戸だろ」と王者・久保優太への挑戦を要求していたが?)今、久保君は株ばっかりやって「株きゅん」になっているよね。もうそろそろ挑戦していいでしょ?(タイミングは?)大人の事情とかあるでしょうけど、年内にはやりたいですね。
第6試合 -90kg契約 3分3R(延長1R)
×上原 誠(士魂村上塾/元RISEヘビー級&ライトヘビー級(-90kg)王者/90.0kg)
○加藤久輝(ALIVE/元HEAT総合ミドル級(-83.9kg)王者、空道全日本体力別4連覇/90.0kg)
4R 判定1-2 (畑中10-9/芹沢9-10/梅木9-10)
3R 判定0-1 (畑中29-29/芹沢29-30/梅木29-29)
◆加藤
KO勝ちしたかったんですけど、慣れていないルールで、思ったより体が動かなかったです。とりあえず、本人がそう言っているから、日本のエースに勝ちました。次も出たい気持ちもありますね。昨日の上原選手のスピード、パワーを見て、正直、これでヘビー級で戦っていたというのなら、僕は90kgならやっていけると思いました。
(今後のK-1参戦について、昨日の試合直後は契約の問題もあると話していたが?)ベラトールとの契約をクリアしないといけないですし、…正直、アメリカのファイトマネーのほうがおいしいですよ(笑)