修斗 9.19 後楽園ホール:猿丸ジュンジ、ストロー級正規王者に。9連敗から6連勝・3連続KO勝ちの新井丈と初防衛戦。新井「俺でもやっとここまで来た」×猿丸「久々に熱い選手が来た。楽しみだなあ」
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箕輪ひろばが修斗世界ストロー級王座を返上し、同級暫定王者の猿丸ジュンジが正規王者に認定された。猿丸は早速、プロ修斗 9月19日(月/祝) 後楽園ホール大会で、同級世界1位の新井丈を相手に初防衛戦を行うことになった。7月17日の後楽園大会で発表され、両選手がケージに登場し王座戦に向けての意気込みを語った。
メインイベント 修斗世界ストロー級チャンピオンシップ 5分5R
猿丸ジュンジ(修斗GYM東京/世界王者)※初防衛戦
新井 丈(キングダムエルガイツ・和術慧舟會HEARTS/世界1位)
箕輪は20年1月に小巻洋平に勝利しストロー級王者となったが、以降は修斗に上がらず、ONEに上がり続け、現在ONEストロー級3位にいる。7月22日のONEシンガポール大会での同級2位・ボカン・マスンヤネ戦を控えており、返上発表直後のツイートでは「今回の試合が終わってから詳しくお伝えさせていただきたいと思います」とだけ記している。
猿丸は昨年11月のスタジオコースト大会での暫定王者決定戦で元王者の黒澤亮平に1R一本勝ちしベルトを獲得。35歳、デビューから15年、5度目の王座挑戦で一つの目標を達成した。
新井は18年のインフィニティリーグで4試合とも一本負けし、他団体の3試合含め9連敗した時期もあったが、19年10月から6連勝・3連続KO勝ち中と絶好調。昨年6月に飯野タテオを、今年1月に木内崇雅を1R KOし、5月大会では黒澤を打撃で圧倒し2R TKO勝ちした。試合後のマイクでは「ここ3か月ほどんとのランカーが試合して、勝って上に上がっている奴らが絞られたんで、結構(王座挑戦の)順番が詰まってきていると思います。俺はチャンピオンでもランカーでも相手になるんですけど、まずは正規チャンピオンの箕輪(ひろば)選手、防衛する気があるのかないのか、SNSでもいいんで声明上げてください」と呼びかけていた。
7月17日の後楽園大会でこの試合が発表されると、猿丸と新井がケージイン。新井は「俺でもやっとここまで来たんだなって感じです。修斗のベルトに5回挑戦してやっとベルトを取った猿丸ジュンジと、9連敗から這い上がってそのベルトに挑戦する新井丈、9月、どっちがキツいことできんのか、どっちが根性あんのか、どっちが最後まであきらめないのか、ぜひ会場で見届けてください」と、見所をキャッチーにまとめてアピール。単に勝ち続けただけでなく、一回一回のマイクで明快なアピールを続けたことも、今の位置まで急上昇できた一因ともいえよう。
一方の受けて立つ猿丸は「久々にストロー級に熱い選手が来たなって思って、楽しみだなあ」と、彼らしい味のあるコメントで返し、観客から笑いが起こった。シンプルながらも猿丸からも熱い気持ちが伝わって来る内容で、2か月後の両者の激突がより楽しみになった。
大会チケットは7月30日(土)より発売を予定している。