KNOCK OUT 7.23 後楽園ホール:栗秋祥梧「安本晴翔選手と来年3月の代々木でベルトを懸けて戦いたい」×TAKERU「まあ僕はローマ字なんで(笑)」|白幡裕星「KOで勝って言いたいことがある」×鈴木貫太「自分自身に凄く期待しています」
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KNOCK OUT 2022 vol.4(7月23日(土)後楽園ホール)の栗秋祥梧 vs. TAKERU、白幡裕星 vs. 鈴木貫太の4選手のインタビューが、KNOCK OUTから届いた。
第6試合 RED フェザー級(57.5kg) 3分3R(延長1R)
栗秋祥梧(クロスポイント吉祥寺/元大和フェザー級王者)
TAKERU(GET OVER/DBS&RKAフェザー級王者)
第4試合 RED スーパーバンタム級(55kg) 3分3R(延長1R)
白幡裕星(Battle-Box/元KNOCK OUT-RED&ムエタイオープン・スーパーフライ級王者)
鈴木貫太(ONE’S GOAL)
栗秋祥梧「今回、勝たないといけない理由も、その先のプランもあります」
3月の角田泰盛戦では鮮やかなKO勝利を見せ、復活をアピールした栗秋としては、連勝で勢いに乗りたいところ。本人は「平常心で」ということだが、この試合とその後についてはいろいろと考えているところがあるようで……。
――まずは改めて、3月の角田泰盛戦について振り返っていただけますか?
栗秋 いい結果で終われたというか、また新しいスタートが切れた試合になったと思います。
――練習したものが出せたという手応えがあった?
栗秋 それはメチャクチャありましたね。ずーっと、ダウンを取った跳びヒザ蹴りを合わせるタイミングだったり、相手との距離だったりを確認しながら練習していたので、それが自然と身についていました。けっこう完璧にハマったなという感じでしたね。
――では、あの試合以降の練習はいい感じで行えていそうですね。
栗秋 いえ、あれでモチベーションを上げて臨むという感じではないです。
――そうなんですか?
栗秋 1日1日、また違う自分を探しているというか、違う自分を作っていきたいので、前回の試合からはスパッと気持ちを切り替えて練習しています。
――そうなんですね。では、今のモチベーションとかテーマはどんなところにありますか?
栗秋 モチベーションの面では、常に平常心でいられるようにと心がけているので、上がったり下がったりというのはないですね。まあ、上がったり下がったりしてると、けっこう練習をサボったりしてしまうので(笑)。だから平常心でいることを心がけて、毎日インストラクターとして働いたり、練習に臨んだりしています。
――というところで、今回はTAKERU戦です。改めて相手の印象は?
栗秋 印象は……どうなんですかね? (小笠原)裕典さんとの試合(2021年1月)を見たら、すごく気持ちもあって前に出てくる、いい選手だと思ったんです。だけど龍聖選手との試合(2021年3月)は足を使って、逃げ回ってたように見える戦いだったんですよね。その時の作戦というのもあるだろうし、ケガしたというのも聞きましたけど……。(※編集部注:以前は大脇武の本名で出場していた)
――龍聖戦では1ラウンドに肩を脱臼してしまったそうですからね。今年3月に復帰していて、次はまたガンガン出るスタイルになりそうです。今は対策が中心ですか?
栗秋 正直、対策は今回、何もやってないです。相手がどんなスタイルで来ようが、今は自分の武器だけを磨いています。
――角田戦では跳びヒザやパンチが冴えていましたが、他の武器も考えている?
栗秋 そうですね。具体的にはあまり言いたくないですけど、「これで倒したい」と思っている技があります。ただパンチや跳びヒザは僕のベースというか、そこは絶対警戒されていると思うので、それを警戒させておいて違うものを叩き込んでやろうと思ってます。
――昨年夏に一度は引退を考えた後、「ここから1年間しっかりやる」と決めて戻ってきた、というお話をされていました。その時点からここまでは順調ですか?
栗秋 はい。別に変わりなくやれてるし、自分の今の環境とかに感謝しながらやれてるなと思ってます。ただ、九州の大分に実家があるんですけど、つい最近ばあちゃんが体調を悪くして入院したので、それでモチベーションが下がった部分はありますね。
――では、今度の試合でいい知らせを届けないとですね。
栗秋 何だかんだずっと応援してくれていたので、試合でいい勝ち方をして「大丈夫だよ」というメッセージをを届けたいと思います。
――今回の試合への気持ちとしては、そこが一番大きいですか?
栗秋 そうですね。やっぱりばあちゃんを安心させたいし、それからお兄ちゃん(KNOCK OUTジム調布のトレーナー、栗秋和輝)やトレーナーのチャーンさん、山口元気会長にも「どこのリングに上がっても、こいつだったら大丈夫だろう」と思ってもらえるようにしたいと思います。
――ただ、栗秋選手にはもっとKNOCK OUTのリングを盛り上げてもらわないと困るんですが(笑)。
栗秋 大丈夫です(笑)。ただ正直、思っていることがあって。
――何でしょう?
栗秋 KNOCK OUT-REDフェザー級チャンピオンの安本晴翔選手がしばらくKNOCK OUTに上がっていなくて、他団体に出場することが発表されましたよね。僕のプランとしては、ここで僕がしっかり盛り上げて「やっぱり栗秋だな」ってところを見せて、来年3月の代々木第二体育館大会に「ちょっと顔出しに来いよ」って言えたらと思ってるんです。代々木でベルトを懸けて戦いたいと思っているので。
――そうですか。
栗秋 安本選手には安本選手の考えがあるだろうし、どういうことになるかは分からないですけど、そこで借りを返したいです。
――KNOCK OUTのリング、そして栗秋選手が気になるようにさせるということですね。では最後に、今回の試合で一番注目してほしいポイントはどこでしょう?
栗秋 他の選手にはないものが僕にはあると思っていて、それをしっかり届けるので、そこに注目していてほしいです。
TAKERU「前回、全然力が出せなかった悔しさを今度こそぶつけて勝ちます!」
TAKERUは意気込んで臨んだ昨年3月の龍聖戦で1ラウンドに左肩を脱臼。そのまま耐え抜いたものの判定負けを喫し、復帰まで1年を要することになった。今回の栗秋戦は、本人も待ち望んだKNOCK OUT復帰戦。挽回に燃えるTAKERUを直撃!
――今回、TAKERU選手にとってはKNOCK OUT復帰戦という形ですよね。昨年3月の龍聖戦で左肩を脱臼されて、その後、長く欠場することになりました。まずあの試合を振り返ると?
TAKERU メジャーデビュー2戦目で無敗の相手とやらせてもらえて、大舞台で試合順も上から3つ目ぐらいで、モチベーションもすごく上がってたんですよ。試合は……あの脱臼がなかったらどうなってたのかな?というのはあるんですけどね。1Rに脱臼しちゃって、「どうしよう」と思ったんですけど、根性で3Rやり抜きました。
――意気込んでいただけに、悔しい負けでしたね。
TAKERU そうですね、自分の中でも大きな出来事でした。
――また練習ができるようになったのはいつ頃からだったんですか?
TAKERU フルでやれるようになったのは、今年の1月ぐらいですね。半年以上かかったんですけど、試合もできないし、悔しかったです。その間も蹴りは普通に練習して、残った右手を鍛えるためにいろいろやってました。重いものを持ったりとかして、できることをやっていた感じです。
――では、逆に右が強くなった?
TAKERU そうですね。太さも変わったし、鍛えられたかなとは思います。パンチも、自分でも重くなったと思います。あのケガがあったから分かったこともあったし、プラスのこともあったので、善し悪しという感じですね(笑)。
――分かったことというのは、例えば?
TAKERU ずっとフィニッシュのパンチは左で狙ってたんですけど、左よりも右の方がパワーがあることに気づいて、右を重点的に練習するようになりました。もともと右構えで、それをサウスポーに変えてやってたんですけど、ケガしていた時に右を強化したことで、バランスもよくなったと思います。
――今年3月に復帰して、4月と連戦だったんですよね。その2試合はいかがでしたか?
TAKERU 復帰戦は、後から分かったんですけど相手もけっこういい選手で、そういう選手に勝てたのでよかったと思います。で、2戦目はジャオスアヤイというタイ人に負けてしまったんですけど、いい勉強になりましたし、自分に自信もつきました。復帰戦よりは、4月の2戦目の方が練習したことも試合の中でできて、けっこう動けたんじゃないかと思います。
https://www.youtube.com/watch?v=ws4QIaT3fpA
――その2試合に続いて、再びKNOCK OUTのリングに上がれることになりました。
TAKERU 出たかったので、オファーをいただいた時はうれしかったです。しかも、イベントの看板選手の1人である栗秋選手との対戦ということで、速攻「やります!」って言ってました。楽しみです。
――ここで栗秋戦というのは、タイミング的には?
TAKERU よかったと思いますよ。このところ、ポンポンポンとレベルの高い選手との対戦が続いてたので、栗秋選手もそろそろ来るんじゃないかなと思ってたところにオファーをいただいたという感じで、自分でもいいタイミングかなと思います。
――栗秋選手に対してはどういう印象ですか?
TAKERU 以前のKNOCK OUTから出ている、華のある選手ですよね。実際に選手としてどうなのかはリングに立ってみないと分からないですけど。
――栗秋選手はしばらく結果が出ない時期が続いていましたが、3月の角田泰盛戦で鮮やかな復活勝利を遂げたところですが……
TAKERU 偶然入って勝ったんじゃないかと思ってます。だから、あの試合で特に印象が変わった感じはしないです。飛び技とパンチはしっかり見ていきたいと思いますけど。
――ご自身としてはどんな試合をしたいですか?
TAKERU 効かせていって最後は倒したいです。僕は左からつなげるのが得意なんですけど、前回はその左が使えなかったので、今度はしっかり生かして決めたいなと思ってます。
――以前とは違う?
TAKERU そうですね。やることは決まっているので、いくらでも研究してくださいという感じです。最後は、できればボディかローで決めたいです。ローとかボディで倒れる相手を見るのは快感なんで(笑)。
――この先というと……。
TAKERU 僕は以前から、記者会見とかでも「KNOCK OUTのベルトを狙う」と言っているので、ここでしっかり勝ってベルトに一歩近づけたらなと思います。
――欠場中にベルトができて、龍聖選手が初代王者になりました。
TAKERU そうなんですよ。だからリベンジしてベルトも獲れれば最高ですよね。できるだけ早くそこまでたどり着きたいです。
――ところで復帰を機に改名されたんですね。読みだけで言うと、あの有名選手と同じになりましたが。
TAKERU ハハハ。周りからも言われたりはするんですけど、まあ僕はローマ字なんで(笑)。
――では最後に、今回の試合で一番注目してほしいポイントは?
TAKERU 前回のKNOCK OUTでの試合では、自分の得意な技とかが全然出せなかったんですけど、今回はしっかり出して倒しますので、そこに注目してほしいですね。
白幡裕星「以前にはなかった自信が今はあります。『NEW白幡裕星』を見せます!」
以前はKNOCK OUT-REDスーパーフライ級の王座を保持していた白幡が、階級を上げて復活! 練習環境も変わって「自分に自信がついた」と言うだけに、新たな風を巻き起こしてくれそうだ。当の白幡は今回の試合に、どんな意気込みで臨もうとしているのか?
――対戦カードが発表された時、ちょっと驚きの声が上がっていましたよね。KNOCK OUTへの復帰戦という形ですが、このオファーが来た時はどう思いましたか?
白幡 ジムを移籍したことでベルトも返上していたので、僕自身「もうKNOCK OUTに上がることはないのかな」と思っていたんです。でも、3月のRIZINでの試合が終わった後に今回の話が来たので、ありがたく受けようと思いました。
――再びKNOCK OUTのリングに上がるということについては?
白幡 特に特別な感情とかはないです。試合できるのがありがたいので。中には、「ベルトを返上してすぐ戻ってきて、何なんだ」と思っている人もいるでしょうけど、そういうのをいちいち気にしててもしょうがないかなと。結果で見せればいいと思ってます。
――その復帰戦の相手は鈴木貫太選手に決まりました。まず鈴木選手の印象は?
白幡 何試合か映像を見させてもらって、粘り強いタイプだと思いました。あと、ゴツくていい体してるなという印象です。攻撃面ではアグレッシブと言われてますけど、テクニックもあっていい選手だと思います。
――その相手に対して、どういう試合をしたいですか?
白幡 今まで自分に自信がなくて、倒せるなと思ったところでも一歩引いちゃう自分がいたんですけど、そこを今は改善しています。今回は階級アップの一発目ですけど、インパクトを残せる勝ち方、倒し方で復帰できればと思ってます。
――階級は、これ以後はスーパーバンタム級でやっていくつもりですか?
白幡 スーパーバンタム級かバンタム級でやりたいなと思っていて、今回はいきなりトーナメントとかではなくて、まずワンマッチで試してみようという感じです。
――体作りについてはどうですか?
白幡 順調ですね。今暑いですけど、いつもよりは減量の幅も少ないので、いい感じです。あと5kgぐらいなんですけど、練習したら5kgを切るぐらいなので、そろそろ減量を始めようかなという時期ですね。52kgで出ていた時は1ヵ月で11kgとか落としていたので、その点では楽ですけど、逆に不安もありますよね。通常体重自体はそんなに増えていないんですけど、パワーは増したと思います。
――スピードとか動きの面ではどうですか?
白幡 自分の持ち味はスピードだと思っているので、そこはなくさないように、体重を増やしすぎないように気をつけています。
――ここでいい形で勝てば、KNOCK OUTにはその後も継続参戦する方向ですか?
白幡 まあ試合をしてみないと分からないんですけど、KNOCK OUTは来年ビッグマッチもあるそうなので、そこで強い選手とやれたらいいなとも思いますし、KNOCK OUTからRIZINにも出られたらいいなと思ってます。
――ちょうど話が出たところで、3月にはRIZINに初出場して吉成名高選手と対戦しました。結果は残念でしたが、大きな経験だったのでは?
白幡 最初はビビってたんですけど、その試合で僕のことを知ってくれた人もけっこういるので、やってよかったなと思います。ただ、それを経験として生かせているのか、そうでないかは次で分かると思うので、次の試合が大事だなと思ってます。
――移籍によって練習環境も変わって階級も変わって、大事な一戦ですね。
白幡 そうですね。どんどん挑戦していかないとと思っているので、新しいことばかりですけど、試合を見てもらえれば分かると思います。今はすごく自信があるので。『NEW白幡裕星』を見せたいと思います。
――今回、最終的にはどういう勝ち方をしたいですか?
白幡 KOですね。そして、マイクで言いたいことがあるんですよ。そのためにもKOで勝たないといけないと思っていて。判定で勝ってマイクを持つのはちょっと違うと思っているので。
――アピールしたいことがあるわけですね。以前、スーパーフライ級では選手層の問題で対戦相手もなかなかいないという感じでしたが、スーパーバンタム級はまた違いますよね。この階級で気になる選手はいますか?
白幡 特にはいないです。KNOCK OUTのスーパーバンタム級では壱・センチャイジム選手と森岡悠樹選手ぐらいしか分からないので。KNOCK OUTでタイトルが狙えるなら、バンタム級でもいいですよ。ルールもどちらでもよくて、ヒジありのREDルールにこだわっているわけでもないので、BLACKでもいいですし。
――なるほど。では最後に、当日の試合で一番注目してほしいポイントはどこですか?
白幡 新しい階級で新しい挑戦ということでもあるので、全部を見てもらいたいと思います。入場も試合もマイクも全部注目してもらえれば。今回は第4試合ですけど、終わってみたら「あの試合がメインだったな」と思われるような試合をしてみせます!
鈴木貫太「相手は強敵ですが、僕も劇的に変わりました。倒して勝ちます!」
鈴木はKNOCK OUTでは今年初戦だが、久々に登場する試合の相手が元王者の白幡という状況となった。そんな鈴木に話を聞くと、最近劇的に変わったことがあって、自信につながっているという。その変化とは一体?
――今回は白幡裕星選手との対戦となりました。最初に聞いた時はどう思いましたか?
鈴木 以前は階級も違ったし、ベルトを返上していて、対戦することはないだろうと思っていたので驚きました。同時に強敵だなあと。でも迷わず受けました。
――改めて白幡選手の印象というのは?
鈴木 オールラウンダーというか、打撃も強いし組んでも強いですし、ヒジで切った試合もありますし、どの局面でも、何をやっても強い選手だなと思います。
――その相手に対してどう戦おうと思ってますか?
鈴木 白幡選手は階級を上げてきているので、自分が唯一勝っているのは、もともとスーパーバンタム級でやっているという体の強さ、プレッシャーの強さだと思うんです。だから1ラウンドから前に出て、倒しにいくつもりでいます。そこで削れるんじゃないかと思うので。
――速攻勝負ですか?
鈴木 いえ、最初から出ていって、体格の差で白幡選手が削れてくれば自分にもチャンスが出てくるだろうという感じですね。
――そのために練習で強化しているのは?
鈴木 手数を出してどんどん前にいく練習をしています。自分はこの数試合、待ちになってしまう戦いが続いていて、いい攻撃を当てていても単発で終わっていたりして、判定になってもポイントにならずに負けてしまうという試合が続いてたんですね。だから自分からどんどん圧力をかけていく練習を常にやっています。
――それは意識から変えないといけない部分ですよね。そこについては?
鈴木 その手応えはすごくあります。会長だったりジムの先輩がスパーの時にもリングサイドからすごく声をかけてくれていて、常に意識することができています。
――KNOCK OUTでの試合は今年初めてで、久しぶりになりますよね。KNOCK OUTスーパーバンタム級の中での立ち位置についてはどう考えていますか?
鈴木 今、すぐにタイトルマッチを狙えるような状況じゃないことは自覚していて、まず白幡選手に勝てば大幅に今後が変わると思ってます。KNOCK OUTのリングでは森岡悠樹選手、壱・センチャイジム選手に負けていて、リベンジするチャンスを作っていただきたいと思っているので、白幡選手に勝って状況を変えたいですね。
――確かに元王者の白幡選手に勝てば、いろいろ変わってきそうです。
鈴木 はい。今回強敵ですけど、準備の段階ですごくいい感覚で練習できていて。これまで話したことがなかったんですけど、僕はすごく目が悪くて、今までコンタクトレンズをして試合に出てたんです。でも途中で必ず外れてしまっていて、途中からほとんど見えない状態で試合をしてたんです。だから「外れないように」と思って、無意識に動きも悪くなっていたところがあって。
――そうだったんですか。
鈴木 でも、これを言うとこれまで負けてきたことの言い訳になってしまうので……。
――いえ、そういうことはないと思いますよ。事実は事実ですから。
鈴木 だったらいいんですが。で、ついにその視力の治療をしたんですね。それがうまくいって、今は裸眼でも全く問題ないぐらいにまで回復したんです。
――おお~!
鈴木 だから次の試合では、劇的な変化を見せられると思うんですよ。治療を始めて2ヵ月ぐらい経つんですけど、今はコンタクトがなくても日常生活が送れるようになったので、練習から気にせず前にいけるようになったんです。今まではコンタクトが外れないように、ジャブとかもらわないようにと思ってしまっていたんですよね。そして外れてしまうと、相手がどこを見てるのかも分からなくなってしまっていて。それがなくなって、すごく調子がよくなったので、本当に変わったと思います。
――それだけ見えるようになったら、日常生活も練習も楽しいですよね?
鈴木 楽しいですね。練習も今は本当に楽しいです。こうなってからの試合も初めてなので、そこも楽しみで、自分自身にすごく期待しています。
――それは楽しみですね。では最後になりますが、今回の試合で一番注目してほしいポイントはどこでしょう?
鈴木 1ラウンドから倒しにいくので、その姿勢を見てほしいです。倒して勝ちます!
対戦カード
※REDルールは肘有りキックルール、BLACKルールは肘無し
第9試合 メインイベント RED 61.5kg契約 3分3R(延長1R)
梅野源治(PHOENIX/BOMライト級王者、元ラジャダムナン同級王者、元WPMF世界・WBCムエタイ世界・同インターナショナル・スーパーフェザー級王者、元M-1フェザー級王者、元WPMF日本&WBCムエタイ日本スーパーバンタム級王者)
大谷翔司(スクランブル渋谷/INNOVATIONライト級王者)
第8試合 セミファイナル BLACK ウェルター級(67.5kg) 3分3R(延長1R)
渡部太基(TEAM TEPPEN/元Krush&WPMF日本ウェルター級王者)
良太郎(池袋BLUE DOG GYM/team AKATSUKI/元REBELS-REDライト級王者)
第7試合 BLACK スーパーウェルター級(70kg) 3分3R(延長1R)
中島弘貴(LALA TOKYO/元Krushスーパー・ウェルター級(70kg)王者)
漁鬼[りょうき](SHINE沖縄/TENKAICHI&BEASTウェルター級王者)
第6試合 RED フェザー級(57.5kg) 3分3R(延長1R)
栗秋祥梧(クロスポイント吉祥寺/元大和フェザー級王者)
TAKERU(GET OVER/DBS&RKAフェザー級王者)
第5試合 RED スーパーバンタム級(55kg) 3分3R(延長1R)
壱・センチャイジム(センチャイムエタイジム/ルンピニー日本バンタム級王者)
海老原竜二(神武館/NKBバンタム級王者)
第4試合 RED スーパーバンタム級(55kg) 3分3R(延長1R)
白幡裕星(Battle-Box/元KNOCK OUT-RED&ムエタイオープン・スーパーフライ級王者)
鈴木貫太(ONE’S GOAL)
第3試合 RED スーパーウェルター級(70kg) 3分3R(延長1R)
津崎善郎(LAILAPS東京北星ジム)
vic.YOSHI(OGUNI-GYM/NJKFスーパーウェルター級王者)
第2試合 RED 68.5kg契約 3分3R(延長1R)
峯山竜哉(ウィラサクレック・フェアテックス西川口/元J-NETWORKウェルター級王者)
杉原新也(ワイルドシーサー前橋)
第1試合 BLACK スーパーバンタム級(55kg) 3分3R(延長1R)
炎出丸(クロスポイント吉祥寺/元J-NETWORKスーパーバンタム級王者)
工藤“red”玲央(TEAM TEPPEN)
概要
大会名 KNOCK OUT 2022 vol.4
日時 2022年7月23日(土)開場・17:00 開始・17:30
会場 後楽園ホール
チケット料金 SRS席¥20,000 RS席¥12,000 S席¥8,000 A席¥6,000 ※当日券500円アップ ※小学生から有料、6歳未満でも座席を必要とする場合は有料
チケット販売 KNOCK OUTオフィシャルショップ チケットぴあ 出場選手・所属ジム
お問い合わせ Def Fellow 03-6262-3760 inquiry@knockout.co.jp https://knockoutkb.com/