NJKF武田幸三プロデュース大会でKNOCK OUT山口元気代表が協力を約束。K-1&元NJKF王者 大和哲也×KNOCK OUT&RIZIN王者 鈴木千裕のUNLIMITEDマッチ案も
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ニュージャパンキックボクシング連盟(NJKF)の2024年初の後楽園ホール大会が2月11日に行われた。(試合レポートは別記事掲載)
昨年10月にNJKFに加盟したTAKEDA GYMの武田幸三代表が本格プロデュースする初の大会。大会中にはNJKFに新加盟する名古屋のジム・Gratinessの代表でもある大和哲也(大和ジム/K-1スーパーライト級王者)、クロスポイント吉祥寺の選手のセコンドについた山口元気・KNOCK OUTプロデューサーが、武田氏の呼びかけに答えてリングインした。
コワモテの武田氏から半ば強制で協力を呼びかけられ、哲也も山口氏も困った様子だったが、現在各々が取り組んでいることに絡めた形での協力に前向きな姿勢を示した。以下はその“武田劇場”のやりとりの抜粋。
武田「(リングインした大和哲也に対していきなり)どこに出てるんだ、お前?」
哲也「K-1です。」
武田「なんでだよ。」
哲也「K-1に憧れていたからです。」
武田「ああ。うちはどう?11月に『NJKF祭り』ってのをやろうと思ってるんですよ。」
哲也「はい…、応援します。」
武田「なんだそれ。どうなんだ、大和さん。」
哲也「まだ先は見えてないんですけど、まずは加盟させていただいたんで、選手をNJKFのリングに送れるように…」
武田「いつか出てくれるんだね、哲也君も。」
哲也「NJKFへの恩返しのために、アマチュアのチャンピオンとか、今3人選手がいるんですが、育成してNJKFに送り入れたいなと思います。自分は元NJKFのチャンピオンで、WBCムエタイの元世界チャンピオンで、K-1で9本目のベルトを取れたので、10本目を取ってもいいんじゃないかと。自分の縁のあるベルトを全部かっさらおうと思っているので。さっき(大和ジムの後輩の)真吾YAMATOがいい試合をしたんですけど、肘有りの試合って凄くヒリヒリして見ごたえがあります。今は方向転換していますけど、僕、元々得意なのは肘なんですよ。昔から僕を知っている人は僕のことをヒジテツと呼んでいるんで。これから自分が新たなステージに行くかは分からないですけど、前向きに、全力で頑張りたいと思っていますので、応援よろしくお願いします。」
【NJKF NEWS】
【NJKF CHALLENGER 東西対決】のセレモニー内にて武田プロデューサーが呼び出したのは
なんとっ
KNOCK OUT 山口元気 代表これは対抗戦の実現か#njkf #knockout #対抗戦 pic.twitter.com/srJqMRfZvf
— NJKF (@NJKF_NEWS) February 12, 2024
武田「もう一つ。先ほど決まりました。KNOCK OUTの山口元気代表、どうぞ。」(※山口氏がリングイン)
山口「…すいません、控室でいきなり『対抗戦やりましょう』と言われて『ハイ』って言わざるを得ない空気んにさせられて…」
武田「ありがとうございます!よろしくお願いします!」
山口「え?決まりですか…?ただ、どうせやるなら肘有りでヒリヒリするルールだったら…」
武田「本当ですか?」
山口「オープンフィンガー(グローブ)で、倒してもバウンドあり、踏みつけ、サッカーボールキックありの究極の打撃ルール(※KNOCK OUT UNLIMITEDルール。12月大会で初導入)でやったら盛り上がるんじゃないかなと思うんですけど、どうでしょうか?」
武田「うちいくらでもいますよ」
山口「選手層が10倍ぐらいいるんで、NJKFさん。小粒でもビリビリ辛い、ヒリヒリとした対抗戦やれたらいいな、と、帰ってから考えさせてください(場内笑)。いや、全然、前向きに考えます。」
武田「よろしくお願いします。」
山口「大和哲也選手のオープンフィンガーも是非見たいと思っています。」
哲也「ご存じの方もいると思うんですけど、自分は合気道とキックボクシングを合わせた『合氣ック』ってやっているんですけど、オープンフィンガーでやってて、無茶苦茶痛いんですよ。オープンフィンガーで肘有り、おいしいと思っているんで。色々ありますけど、いずれ実現しますから、よろしくお願いします。」
山口「大和選手、何kgでしたっけ?」
哲也「65です。」
山口「(鈴木)千裕とか。」
哲也「ああ、おいしそうな名前が。よろしくお願いします」
武田「えー、このように決まりましたんで。決まったんだよね?(苦笑する山口氏を見て)2個上の先輩ですが。空気自体はちょっと緩いんですけど、本気で本気でこの格闘技業界盛り上げてきますので、皆さん応援のほどをよろしくお願いします。」
大和哲也はK-1、鈴木千裕はRIZINのチャンピオンで、両プロモーションとの調整が当然必要となるが、決まれば大きな話題となるだろう。
なお、このやりとりの後のNJKFバンタム級王座決定戦で甲斐元太郎を2R KOし王者となった嵐(KING gym)が、「この団体で相手いないんで、KNOCK OUTのチャンピオンとやらせてください。俺が53kg最強を証明します」とアピールした。KNOCK OUTには肘有りのREDルールのバンタム級(53.5kg)王者の乙津陸(おつ りく)がおり、1階級上のスーパーバンタム級(55kg)のRED王者・古村光、BLACK(肘無し)王者・古木誠也も契約体重を合わせれば絡める可能性がある。他の階級やどのルールで戦うかを含め、今後の動向が気になるところだ。