Krush 5.21 後楽園ホール:4度目の防衛戦・新美貴士「今回も苦しい試合になると思う」×玖村修平「新美選手が築いてきたKrushのチャンピオンの座を奪いたい」
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Krush.137(5月21日(土)後楽園ホール)のKrushフェザー級タイトルマッチで対戦する新美貴士(名古屋JKファクトリー/王者)と玖村修平(K-1ジム五反田チームキングス/挑戦者)が所属ジムで公開練習を行った。そのレポートがK-1 JAPAN GROUPから届いている。(公開練習写真 (C)K-1)
王者・新美貴士、覚悟を持って玖村修平戦に臨む!「玖村選手は簡単には勝たせてくれない相手で、今回も苦しい試合になると思う。全力を出してベルトを獲りに行きます」
4.3「K’FESTA.5」で前K-1フェザー級王者・椿原龍矢と対戦し、惜しくも判定負けを喫した新美。今回は2カ月弱というインターバルでの連戦となったが「前回の試合が終わって、早くから練習出来ているので、最後まで気を抜かずこの調子でやっていきたい。椿原戦でいくつか修正点があったので、その課題をしっかり改善して、レベルアップするために練習しています」と椿原戦の反省を踏まえて、順調に調整を続けている。
4度目の防衛戦となる今回の挑戦者は玖村修平。約1年半前の第5代Krushフェザー級王座決定トーナメント準決勝で下している相手だ。新美にとっては一度勝っている相手との再戦だが「あの時はかなり激しい試合になって、簡単には勝たせてくれない相手だと思った。今回も苦しい試合になると思います」と厳しい試合になることを覚悟している。
さらに新美は「前回対戦した時は、まだ僕の新しいファイトスタイルを玖村選手が知らない状態だったので、僕の方が有利だった。今回はお互い手の内が分かっている状態なので、前回のような試合にはならないと思う」と続ける。
Krushでは圧倒的な強さを見せる一方、K-1ではなかなか勝ち星に恵まれていない新美。一方、玖村は新美に敗れて以上、K-1を主戦場に戦い、4戦3勝1敗という好成績を残している。その結果も踏まえて、新美は「玖村選手は2連勝して勢いに乗ってる中でのタイトル挑戦。逆に僕は直近の試合で負けているので、そういう意味では僕は後がない状況。ここは絶対に落とせない試合だと思っています」と背水の陣でリングに立つつもりだ。
「ベルトを守る・守りに入るのではなく、決められた対戦相手に対して全力を出し切って勝ちに行く、ベルトを獲りに行く。その想いで戦います」と、王者でありながら挑戦者としての気持ちで戦う新美。「防衛戦でしっかりいい勝ち方をして、K-1のリングでリベンジする相手にしっかりリベンジして、K-1のベルトを目指して頑張りたい」とK-1での巻き返しを誓った。
挑戦者・玖村修平、約1年半越しのリベンジ&王座奪取に燃える!「僕が新美選手を攻略して、新美選手が築いてきたKrushのチャンピオンの座を奪います」
公開練習では2分1Rのミット打ちを披露した玖村。今週末のタイトルマッチに向けて鋭いパンチやキックを見せつけ、好調ぶりをアピールした。玖村が新美と対戦するのは今回が2度目。前回の対戦は2020年11月「Krush.119」で行なわれた第5代Krushフェザー級王座決定トーナメントの準決勝だった。これに勝利した新美はベルトを獲得。その後も王座の防衛を続けている。
「ずっとそこ(リベンジ)を見てやってきたんで、ついに来たかという気持ちです」と、リベンジのチャンス到来に気持ちが高まっている様子の玖村。自身も2連勝中であり、「勢いに一番乗っていると思うんで、この勢いで獲りに行きたいですね」と、今回の挑戦を絶好のタイミングと捉えているようだ。
新美に敗れた後の玖村はK-1で戦い続け、3勝1敗という戦績を残している。敗れた試合も当時のK-1フェザー級王者の椿原龍矢で、好調という印象がある。前回、新美と戦った時の玖村は網膜剥離からの長期欠場明け。また、当時は弟の将史がKrushスーパー・バンタム級王者だった。兄弟同時戴冠など意識し過ぎることも多く「自分のためにやってなかったのかなっていうのがあった」と振り返る。
だが、新美に負けたことでいい意味で吹っ切れた。現在は「周りを意識せずに自分が強くなること、自分が上に上がることを一番に考えて出来ているんで、練習も思い切ってやれてるのかなと思います」と雑念を払って、強くなることに没頭出来ているようだ。
以前から取り組んでいたフィジカルトレーニングも、「初めはあまり格闘技とフィジカルの部分が噛み合ってなかったのが、やっと噛み合ってきたのかなっていうのがあります」と実を結んできた。玖村は総合格闘家の神部建斗と共に筋トレに取り組んでおり、その成果で試合でもパワーを発揮出来るようになってきたという。
新美については、「とにかく気持ちが強くて、打たれ強い選手かなっていう印象ですね」と語った玖村。現在の新美のフルラウンドでラッシュするような戦い方は玖村との試合から確立されてきたが「あれは新美選手にしか出来ない戦い方だと思うし、Krushのチャンピオンとして、それが結果として出ているのかなと思います」という見方をしている。
とは言え、同じ相手に同じ負け方をするわけにはいかない。「周りからも僕の試合から新見選手が変わっていったって言われているんで、同じ相手に2回も同じ負け方してたらダメだと思うし、僕が攻略して、新美選手が築いてきたKrushのチャンピオンの座を奪いたいなと思います」と、攻略の糸口もしっかりと掴んでいる。
この新美へのリベンジに加え、昔から見ていたKrushのベルトを巻くのも玖村の悲願。高校生の頃からKrushを見ていた玖村が、一番印象に残っているのが2013年12月「Krush.35」で行なわれた山崎秀晃vs木村ミノルのKrush-63kg級(現ライト級)タイトルマッチだったという。日の出の勢いで挑戦者となった木村を、当時の王者の山崎が1発でKOしたこの試合を見て、「本当に心に残っているっていうか、こういう試合をしたいなとは思っていました」という想いを抱いた。
元々、旧体制のK-1も見ていた玖村は、そのK-1が休止した時期も知っている。その後、Krushの存在を知り、山崎vs木村の試合でKrushにハマり、Krushが大きくなって、そのKrushをエースにK-1が復活する過程も見てきた。そのため「Krushは勢いのある団体というか勢いのあるリングなんで、そこのベルトを巻くというのは意味のあることだと思うし、あの時の自分にここまで上がったんだよっていうのは見せたいなと思います」と、Krushのベルトを巻くことに意義を見出しているようだった。
また、今年の目標として「リベンジロード」を掲げている玖村にとって、新美とのタイトルマッチはその第1弾とも言える。玖村も新美も、軍司泰斗、椿原龍矢という新旧のK-1フェザー級王者に負けているため、玖村がリベンジロードを進んでいくためには新美撃破は必須だ。「勝ったほうが上に上がれるし、負けたほうは下からやり直しなんで、その第1弾として負けられないなと思っています」と、本人もその自覚は強い。
新美へのリベンジと悲願のベルト奪取、そしてその後のリベンジロードへと、玖村にとって勝てば得るものが多いこの試合。「5月21日、玖村修平がKrushの歴史に名前を刻むんで応援よろしくお願いします」と力強く勝利を誓う。
対戦カード
第10試合 メインイベント Krushフェザー級(57.5kg)タイトルマッチ 3分3R(延長1R)
新美貴士(名古屋JKファクトリー/王者)※4度目の防衛戦
玖村修平(K-1ジム五反田チームキングス/挑戦者、元NJKFバンタム級王者)
第9試合 セミファイナル 75kg契約 3分3R(延長1R)
神保克哉(K-1ジム目黒TEAM TIGER)
植村真弥(ウィラサクレック・フェアテックス幕張/WMC日本ヘビー級王者、M-1 JAPANライトヘビー級王者)
第8試合 フェザー級(57.5kg) 3分3R(延長1R)
稲垣 澪[れい](K-1ジム大宮チームレオン/Bigbangフェザー級王者)
寺田 匠(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)
第7試合 フェザー級(57.5kg) 3分3R(延長1R)
佑典[ゆうすけ](月心会チーム侍)
大田拓真(新興ムエタイジム/WBCムエタイ日本統一フェザー級王者、元S1日本55kg級王者)
第6試合 スーパー・バンタム級(55kg) 3分3R(延長1R)
吉岡ビギン(team ALL-WIN/元Krushバンタム級王者)
永坂吏羅[りら](K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)
第5試合 スーパー・フェザー級(60kg) 3分3R(延長1R)
西元也史(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)
齋藤祐斗(JK TRIBE)
第4試合 スーパー・バンタム級(55kg) 3分3R(延長1R)
倉田永輝(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)
紫苑[しおん](KIZUNA田川本部道場)
第3試合 バンタム級(53kg) 3分3R(延長1R)
板橋武留(健成會)
中澤誠弥(PITBULL)
第2試合 スーパー・フェザー級(60kg) 3分3R(延長1R)
遠藤信玄(MASTERPIECE KICKBOXING/元WPMF日本&J-NETWORKライト級王者)
髙橋直輝(若獅子会館/元ACCELバンタム級王者)
第1試合 スーパー・ライト級(62.5kg) 3分3R(延長1R)
蓮實 光(パラエストラ栃木)
大野祐志郎(ALL-WIN team 華王州)
プレリミナリーファイト第2試合 スーパー・バンタム級(55kg) 3分3R
“狂拳”迅(WIZARDキックボクシングジム)
坂本寿希(リーブルロア/KROSS×OVERスーパーバンタム級王者)
プレリミナリーファイト第1試合 フェザー級(57.5kg) 3分3R
神田賢吾(ウィラサクレック・フェアテックス幕張)
寺島 想[こころ](AX GYM)K-1カレッジ2020 -60kg王者)
概要
大会名 Krush.137
日時 2022年5月21日(土) 開場・17:00 プレリミナリーファイト開始・17:30 本戦開始・18:00
会場 後楽園ホール
中継 ABEMA(生中継)
チケット料金 SRS席 20,000円 RS席 15,000円 S席 10,000円 A席:7,000円 ※当日券500円アップ ※小学生からチケットが必要
チケット販売 K-1.SHOP グッドルーザー 出場選手・所属ジム
お問い合わせ グッドルーザー 03-6450-5470 https://www.k-1.co.jp/krush/