スック・ワンキントーン 4.3 後楽園ホール:49歳で27年のキャリアに終止符・マサル「現役選手であること以外考えていなかった」
MARTIAL WORLD PRESENTS GYM VILLAGE
中野トイカツ道場
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SUK WAN KINGTHONG(スック・ワンキントーン)KEEP GOING(4月3日(日) 後楽園ホール)でのチャイデート・ギャットチャンシン(タイ)戦をもって現役選手を引退するマサル(MONKEY☆MAGIC/元新日本ライト級1位)のインタビュー記事が、マサルの新日本キック時代から深い交友のあるキックボクサーの紅闘志也から届いた。(写真 (C) 和Photograph)
マサルは1995年にMAキックボクシング連盟でプロデビュー後、今程団体の乱立しなかった時期の90年後半から2000年代、新日本キックボクシング協会で上位ランクをキープ。フリーになってからもREBELS、INNOVATIONに参戦し、ベルトには届かなかったが好勝負を展開。海外戦でもWPMFタイトル戦、強豪リアム・ハリソン(イギリス)との対戦経験がある。今週末4月3日のスック・ワンキントーンでの引退試合を前に、マサルが27年におよぶキックボクサーとしてのキャリアを振り返った。
現役生活で、印象に残っている試合として、1995年7月15日、MA日本キックボクシング連盟「格闘技の祭典」でのデビュー戦(判定勝ち)、vs.小野寺力(1998~1999年で2回対戦)、vs.石井宏樹(2001~2005年で3度対戦)、vs. サガッペット・イングラムジム、vs. ムアンファーレッグ・ギャットウィチアン(2001~2004年で2度対戦)、2008年英国でのvs. リアム・ハリソン、2008年タイでのWPMFタイトル戦 vs.デッサムット・チョー・ルークサワット(タイ)を挙げている。
小野寺は元新日本キック協会フェザー級王者で“キックの赤い薔薇”のニックネームもあり、90年代後半の新日本キックのエース。現在はNO KICK NO LIFEプロデューサー。
石井は新日本キック協会ライト級王座を2000年1月獲得し、2007年までに8度防衛後返上。他団体王者クラスの交流戦にも勝利後、ムエタイのラジャダムナンのスーパーライト級のベルトを獲得、日本人として初の防衛成功も果たしている(防衛2回)。
サガッペットは元ラジャダムナン&ルンピニースタジアム3冠王者のタイ人。
ムアンファーレッグは元ラジャダムナン王者で日本でも上位選手に勝利したタイ人。国際式、MMAにも参戦している。
ハリソンは英国のトップ選手で、タイ、日本でも試合を行い、タイトルも多数獲得。GLORY、ONEにも参戦している
これまでの戦績は67戦16勝(4KO)33敗18分。正直勝率はよくないが、試合内容は、ほぼ接戦やカットされてのTKO負けなど、気持ちが折れての敗退はなく、戦績以上の実力と精神力で観客を沸かせた。
最後の対戦相手チャイデート・ギャットチャンシン(元ラジャダムナンスタジアム フェザー級王者)に対して「チャンピオンクラスの選手と試合して勝っているのを見ていた。最後にこのような名のある選手と闘えるのは非常に嬉しく思う。チャイディーも久々の試合(現在47歳)となるので、実力は明らかに落ちているとは思いますが、まだ成し得ていない“打倒ムエタイ”を達成したい」と語る。
チャイデートは「チャイディー力」のリングネームで2000年前半からライト級~ミドル級の日本人上位選手と闘い、勝ち越している強豪選手であり、日本でもAPKF(アジア太平洋キックボクシング連盟)ライト級王者に就いている。
今回引退を決意した理由について「慢性的な怪我、回復力の低下による体力の限界」と語り、今まで現役を継続した理由は「現役選手であること以外考えていなかったから」と述べている。これには自身が代表を務めるMONKEY☆MAGIC KICKBOXING STUDIOでプロ選手(2月のK-1でKANAとも戦ったRAN)が育ってきたことも影響している思われる。他にも語りたいことはあるとのことだが、「引退式で言います」と最後の闘いに備えている。
引退後はジム代表として「キックボクシングを格闘技としてだけではなく、エクササイズとしてもっと身近なモノとして世間に広めていきたい。それと共にもちろんキックボクサーとしてのプロ選手の育成」を目標を掲げ、「選手の勝因は選手の努力であり、選手の敗因は自分のせいだと思えるようなトレーナー兼会長でありたい」と述べている。
マサル
本名:伊東 卓
生年月日:1972.6.6 49歳
出身地:神奈川県厚木市
キックボクシング歴:30年
プロデビュー:1995年7月15日
戦績:67戦16勝(4KO)33敗18分
MONKEY☆MAGIC KICKBOXING STUDIO
HP:https://www.mm-kickboxing.com/
〒243-0433
神奈川県海老名市河原口1-16-7
TEL : 070-5088-3448
厚木駅徒歩1分
対戦カード
第10試合 メインイベント スック・ワンキントーン・スーパーライト級王座決定戦 3分5R
鈴木真治(フジマキックムエタイジム/元J-NETWORKスーパーライト級王者)
橋本 悟(橋本道場/INNOVATION&ムエタイオープン・スーパーライト級王者 、元INNOVATIONライト級王者)
第9試合 セミファイナル 61.5kg契約 3分3R
リク・シッソー(トースームエタイシンジム/スック・ワンキントーン・ライト級王者、元WMC日本スーパーフェザー級王者)
健太(E.S.G/元WBCムエタイ日本ウェルター級王者、元NJKFウェルター級&スーパーウェルター級王者、元Krushスーパー・ウェルター級(70kg)王者)
第8試合 57kg契約 3分3R
44ユウ・ウォーワンチャイ(リバイバルジム/スック・ワンキントーン&ムエサイアム・スーパーバンタム級王者、元ムエタイオープン・バンタム級王者)
日下滉大(OGUNI-GYM/NJKFスーパーバンタム級王者)
第7試合 スック・ワンキントーン女子ミニフライ級タイトルマッチ 3分3R
KOKOZ[ここぜっと](TRY HARD GYM/王者、元同スーパーフライ級王者、RISE女子フライ級(52kg)5位)
ルイ(クラミツムエタイジム/挑戦者、S1女子スーパーフライ級王者、ミネルヴァ同級1位)
第6試合 62kg契約 3分3R
セーンアティット・Y’ZD(タイ/Y’ZD GYM/元ラジャダムナン認定フェザー級6位、元ルンピニー同級5位)
内田雅之(Kick Box/ジャパンキック・ライト級2位、元新日本フェザー級王者)
第5試合 67.5kg契約 3分3R
北野ユウジ(P.M.K/元J-NETWORKウェルター級1位)
吉田 敢(BRING IT ONパラエストラAKK)
第4試合 64kg契約 3分3R
チャイデート・ギャットチャンシン(タイ/元ラジャダムナン認定フェザー級王者)
マサル(MONKEY☆MAGIC/元新日本ライト級1位)
第3試合 59kg契約 3分3R
角谷祐介(NEXT LEVEL渋谷)
ユウト・ヌンポンテープ(ヌンポンテープジム)
第2試合 バンタム級 3分3R
奥脇一哉(エイワスポーツジム)
SHU(D-BLAZE)
第1試合 63kg契約 3分3R
折戸アトム(PHOENIX)
小林 司(sports24)
オープニング第2試合 スック・ワンキントーン・サマックレン50kgタイトルマッチ
コウシ・ウォーワンチャイ[曽我昂史](ノーナクシン東京)
愛虎(HIDE GYM)
オープニング第1試合 スック・ワンキントーン・サマックレン女子48kg級タイトルマッチ
吉成乃亜(エイワスポーツジム)
上垣麻耶(NEXT LEVEL渋谷)
概要
大会名 SUK WAN KINGTHONG(スック・ワンキントーン)KEEP GOING
日時 2021年4月3日(日) 開場・17:00 開始・17:45
会場 後楽園ホール
中継 ノーナクシンムエタイジム東京公式YouTube
チケット料金 VIP席20000円 RS席15000円 S席10000円 A席6000円
チケット販売 ノーナクシンムエタイジム東京 出場選手・所属ジム
お問い合わせ ノーナクシンムエタイジム東京 03-5939-9046 nornaksin.tokyo@gmail.com http://suk-wankingthong.com/