Krush 11.20 後楽園ホール(一夜明け会見):王座初防衛の菅原美優「女子アトム級を引っ張るというより、勝手に一人で突っ走る」
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Krush.131 11月20日 後楽園ホール大会の勝利選手による一夜明け会見が21日に東京で行われた。会見のレポートがK-1 JAPAN GROUPから届いている。(写真:(C)K-1)
Krush 11.20 後楽園ホール(レポ):菅原美優、MIOからダウン奪いリベンジ&初防衛。寺島輝、元王者の鈴木勇人を撃破
女子アトム級王者・菅原美優、MIOへのリベンジを果たして女子戦線で独走宣言!「私は一人で勝手に突っ走る。それが悔しかったら、周りの選手には追いついてきてほしい」
メインイベントではKrush女子アトム級王者の菅原美優がMIOをチャレンジャーに迎えて、初防衛戦を敢行。試合前に磨いてきたパンチも冴え渡り、2Rにはバックハンドブローでダウンを奪取。そのまま優位に試合を進め3-0で判定勝利を収めた。
今回の試合は、菅原にとってはKrush女子アトム級王座の防衛戦でありながら、5.30K-1横浜武道館で行なわれたスーパーファイトのリベンジマッチでもあった。MIOからの“口撃”があったり、8月の試合が菅原の欠場により流れたりと、様々な部分で菅原にプレッシャーのかかることが予想された試合だった。しかし、「プレッシャーはもちろん多少なりありましたけど、それよりも勝ちたかった。勝ちたくてしょうがなかったし、それしか見てなかったんで、それが逆に良かったのかなという感じです」と、MIOに勝利したいという一心でプレッシャーを跳ね除けた。
また、Krushで女子の試合がメインを務めるという重圧も、「あまり良くないと思うんですけど、ガン無視して」と、こちらも頭からは取り除いたという菅原。「勝つことだけに一生懸命頑張って結果がついてきたし、自分のチャンピオンとしての在り方もそういう感じで、何でも一人で突っ走って一生懸命やればついてくるかなって思いましたね」と、5月の屈辱がまさにバネになっての勝利だった。
菅原は格闘技以外のメディア絡みの仕事も増え、先日は写真集を出したばかり。女子のK-1ファイターが増える中でも一際注目を集める存在になってきた。「多分女子選手は私のことが気に入らないだろうし、好きじゃない方のほうが多いと思うので、引っ張っていくというよりは、写真集の仕事をさせてもらったりメディアのお仕事もたくさんさせてもらっているので、勝手に一人で突っ走っていこうかなと思ってます」と、王者になり以前よりも露出が増えたためか、発言にも自信が増してきた様子。
「それが悔しいんだったらもっと周りの選手には追いついてきてもらってっていう形で切磋琢磨していけたらなという、そういう方向がみんなで頑張れるのかなって思っています」と、自分が女子ファイターの中でも独走状態に入ったという自覚もあるようだ。
「MIO選手も言ってたんですけど、最近45kg(アトム級)が凄く盛り上がってきているので、K-1に新しい階級を作ってもらえるように、自分を筆頭にアトム級の選手みんなで盛り上げていけたらなっていうのが一番大きな目標です」と、Krush王者の地位に満足することなく、K-1のアトム級王座設立も視野に入れ、引き続き女子戦線を牽引していく。
◆菅原美優
「昨日はたくさんの応援ありがとうございました。しっかりリベンジすることが出来て嬉しいです。本当にたくさんの方に感謝の気持ちでいっぱいです。(ベルトを守って一夜明けてどんな心境?)嬉しいのが率直な意見なんですけど、本当に今回は防衛戦という意識が正直あまりなくて、勝つことを凄い意識してたので、勝って表彰式みたいなのがあって、中村(拓己プロデューサー)さんにベルト巻いてもらって、『返ってきたんだな』っていう、そこで実感が湧きました。
(周りからの反響は?)『いっぱい成長したね』って言ってもらえて嬉しかったです。(今回の試合はリベンジ戦でもあり、試合前から舌戦もあったがプレッシャーはなかった?)プレッシャーは多少なりはもちろんありましたけど、それよりも勝ちたかった。勝ちたくてしょうがなかったし、それしか見てなかったんで、それが逆に良かったのかなという感じです。
(かなりパンチの技術が伸びていたが要因は?)たくさんの方にお世話になって、選手に来てもらったり、出稽古に行かせてもらったりして、ボクシングの選手とたくさん手を合わせる機会を作ってもらって。元々、自分自身ボクシングが凄い好きなんで、勉強したりとかして楽しく学べました。
(女子の試合でKrushのメインを締めたことについては?)それも正直、防衛戦、メインイベントっていうのを、あまり良くないと思うんですけど、ガン無視して。勝つことだけに一生懸命頑張って結果がついてきたし、自分のチャンピオンとして在り方もそういう感じで、何でも一人で突っ走って一生懸命やればついてくるかなって思いましたね。
(これからどうアトム級を盛り上げたい?)試合前に『チャンピオの器じゃない』って言われちゃったんで、いろいろ考えたんですよ。チャンピオンってどんな存在なんだろうとか。そんな簡単に答えは出なくて。でも、やり方はいっぱいあるだろうし、引っ張り方もあるだろうし、多分女子選手は私のことが気に入らないだろうし、好きじゃない方のほうが多いと思うので、引っ張っていくというよりは、写真集の仕事をさせてもらったり、メディアのお仕事もたくさんさせてもらっているので、勝手に一人で突っ走っていこうかなと思ってます。それが悔しいんだったらもっと周りの選手には追いついてきてもらってっていう形で切磋琢磨していけたらなという、そういう方向がみんなで頑張れるのかなって思っています。
(芸能活動でやってみたいことはある?)無人島に行って、サバイバル生活したいです。それか池の水を抜きたいです(笑)。(来年の目標は?)MIO選手も言ってたんですけど、最近45kg(アトム級)が凄く盛り上がってきているので、K-1に新しい階級を作ってもらえるように、自分を筆頭にアトム級の選手みんなで盛り上げていけたらなっていうのが一番大きな目標です。
(自分の試合の映像を見た客観的な印象は?)お家に帰って見てみて、前よりはだいぶマシですけど、もっと出来たなと思うところはあって、欲って出るものなんで、引き続きそこを成長できるように頑張るしかないかなっていう感じです。(前蹴りのタイミングは前回と変えた?)変えてないんですよ。変えたつもりはないんですよ。でも、思うのはパンチが伸びると蹴りも自然と伸びるんですよね、何でか知らないですけど。パンチが出来るようになって蹴りも良くなって、蹴りも良くなってパンチも良くなってっていう、全体的に良い方向に行ったかなっていう。バランスが良かったのかなというか、単発にならない練習はずっとしてたので、少しは上手く繋がったかなっていう感じです。
(年末の楽しみはファンを公言しているゴロフキンの試合?)チケット欲しいんですよ(笑)。頑張ります。(どういうところが好き?)紳士で強いところが好きで、エキサイトマッチで別の方が試合されてて、リングサイドでゴロフキンが抜かれたんですね。めちゃめちゃ普通のサラリーマンなんですよ。エリートサラリーマンみたいな。なのにめちゃめちゃ強い。あのギャップにやられて結婚したいぐらい凄く好きです(笑)。
(ファンの皆さんへのメッセージは?)昨日は本当にたくさんの応援ありがとうございました。引き続きもっともっと強くなれるように努力するので、これからも応援をよろしくお願いします」
寺島輝、元王者・鈴木勇人を撃破して現王者・佐々木大蔵への挑戦に意欲を燃やす!「どこからでも攻撃できて倒しきるスタイルを創る。俺がチャンピオンとやったら面白い試合をしますよ」
セミファイナルでは寺島輝と元Krushスーパー・ライト級王者の鈴木勇人がワンマッチで激突。1Rから三日月蹴りなど多彩に技を繰り出して元王者を攻め立てた寺島は、2Rには右の飛びヒザ蹴りをヒットさせ、左アッパーでダウンを奪取。3Rも攻撃の手を緩めずに積極的に攻め込み、3-0で判定勝利を飾った。
いつもは「瞳孔が開いてグアーッと行っちゃうことが多かった」という寺島だが、「練習のように」「アップから落ち着け」と言われたことで、今回はいつも以上に落ち着いて試合をすることが出来たという。そのため「いつも以上に引き出しを開けられたのかなと思いました」と、三日月蹴りや飛びヒザなどの多彩な技を繰り出せて、勝利に繋げることが出来た。
2Rに繰り出した飛びヒザ蹴りも普段から練習しているわけではなく、リングチェックの時にやっているものだそうで、「いつか出してえな」と思ってた技だという。「7戦やってて1発も当たらなくて。やっと当たりました」と、幻に終わっていた技もついに鈴木にヒット。「距離感だったり、狙っていたフェイントだったりを全部出せたし、それに対して三日月蹴りとか、三日月蹴りが効いてきてからの他の攻撃にシフトチェンジしてっていうことも出来たんで、狙ってた技というか狙ってた通りに出来たのかなという感じですね」と、概ね思った通りの試合運びが出来たようだ。
元王者に勝利したことで、次の狙いは佐々木大蔵が保持するKrushのタイトル挑戦だ。「元チャンピオンを倒せたんで、タイトル挑戦は見えてきてもいいのかなと思いますし、チャンピオンとやったら俺は面白い試合するけどなと思います」と、ベルトへの色気もたっぷり。昨年は2戦して2敗という納得の行く戦績ではなかった。しかし、今年は2戦して2勝という戦績で終えることが出来た。「今年は2戦して2勝してひっくり返せて、来年はベルト獲ってという流れだと、自分の中でも凄くいい流れだと思うし、その流れにするつもりでやってます」と、満を持してのタイトル挑戦も頭に描いている。
「完全に倒し切るようなスタイルでやっていきたいんで、今後はもっと倒せる技や引き出しを増やしてやっていきたいですね」とさらに自分に磨きをかけ、「来年はベルトを巻きます」と王者の座を目指すことを宣言した。
◆寺島輝
「鈴木選手は凄い強かったんで、自分の思い通りにならない場面もあったんですけど、なんとか勝つことが出来て良かったです。ありがとうございまし。(一夜明けてどういう心境?)ホッとしてますかね、勝つことが出来て。自分が狙っていた技も当たったし、少し自信にはなりました。(昨日はいつも以上に技が多彩だったが意識していた?)そうですね。いつも瞳孔が開いてグアーッと行っちゃうことが多かったんで、出来るだけ『練習のように、練習のように』と、もう『アップから落ち着け、アップから落ち着け』って言われてたんで、いつも以上に落ち着いて試合が出来たし、いつも以上に引き出しを開けられたのかなと思いました。
(飛びヒザ蹴りは自然に出た?)飛びヒザはリングチェックでいつもやるんですよ。いつも『調子いいわ。飛びヒザ当たるわ』って思ってて、7戦やってて1発も当たったことがなくて(笑)、『いつか出してえな』と思ってたんですけど、昨日も『出してえな』と思って、それがやっと出たって感じです。だから別に練習ではやってないです。リングチェックの時にやって、『俺、当たるな』と思って、やっと当たりました。
(元チャンピオンに勝てたことは自信になった?)自信にはなりましたけど、思い通りの理想の動きで全然なかったので、自信にはなったけど少しかなって感じです。(次はタイトル挑戦も見えてくると思うが?)元チャンピオンを倒せたんで、タイトル挑戦は見えてきてもいいのかなと思いますし、チャンピオンとやったら俺は面白い試合するけどなと思いますね。
(来年の目標は?)それはもちろんベルトですね。昨年は2戦して2敗しちゃって、今年は2戦して2勝してひっくり返せて、来年はベルト獲ってという流れだと、自分の中でも凄くいい流れだと思うし、その流れにするつもりでやってます。
(狙ってた技はどの技?)距離感だったり、狙っていたフェイントだったりを全部出せたし、それに対して三日月蹴りとか、三日月蹴りが効いてきてからの他の攻撃にシフトチェンジしてっていうことも出来たんで、狙ってた技というか狙ってた通りに出来たのかなという感じですね。まだまだですけど、少しは出来て良かったです。
(3R、ダウンを獲ってるので逃げ切ろうと思えば逃げ切れたと思うが?)セミファイナルでダウンを獲って逃げ切ってもしょうがないと思うんで。ちなみに自分は1Rから足使って、3Rも足を使って戦って、1Rから3Rまで戦い方は一緒だと思うんですけど、それでもインスタグラムに『お前、最後逃げてんじゃねえよ!』とかアンチコメントが来てます(笑)。ちなみにアンチコメントした子が高校生で、自分が通っている高校の名前が書いてあったんで、学校まで行ったろうかと思いますよ、本当(笑)。
(今後もステップとスピードを活かしたスタイルを極めていく?)他の人にないイメージを作りたいですし、寺島輝個人の。まあ、昨日は映像を見たら石川(直生)さんとかにも褒められてたんですけど、どこからでも攻撃を出せて、もう少し決定機を作って、完全に倒し切るようなスタイルでやっていきたいんで、今後はもっと倒せる技や引き出しを増やしてやっていきたいですね。(ファンの皆さんへのメッセージは?)昨日は応援ありがとうございました。これからもっと熱い試合して、次は倒し切るんで、来年はベルトを巻きます」
ジュリオ・セザール・モリ、ブハリ亜輝留を豪快KOでK-1 JAPAN GROUP初勝利!「もっとブラジル人選手が活躍できるように一生懸命練習して、上に上がって行きたい」
第8試合ではジュリオ・セザール・モリとブハリ亜輝留が-75kg契約のワンマッチで対戦。ブハリのカーフキックに手こずる場面もあったジュリオだが、3Rにブハリの顔面にカウンターの右フックが炸裂。見事なKO勝利を飾った。
ジュリオは今年3月「K’FESTA.4 Day.1」東京ガーデンシアター大会でK-1 JAPAN GROUP初参戦。神保克哉と対戦し、判定負けを喫していた。K-1 JAPAN GROUPのリングでは初勝利となった今回の試合に、ジュリオも「勝てたことを嬉しく思っている」も喜びの声を上げた。
KOしたパンチは最初はボクシングで習っていた技を使っていたそうだが、「なかなか入らなかったので技を変えてKOに至った」と、臨機応変に切り替えて勝利に繋げた。
まだK-1 JAPAN GROUPのリングに上がって2回目のジュリオだが、タフな打ち合いが特徴だ。「ジムで1日3回そういうトレーニングをしている。朝はキックボクシングの技を練習して、昼はカーディオ(スタミナのトレーニング)、夜は筋トレで」と、練習漬けの生活がタフなファイトスタイルを作り上げているという。
見事なKO勝利を収めても、すぐに「次の練習でどのようなトレーニングをしたらいいかについて考えることが出来ました」と浮かれることなく語るなど、向上心も強い。
そんなジュリオを輩出したブラジリアンタイにはヴィトー・トファネリやアラン・ソアレスなどが所属。K-1 JAPAN GROUPのリングで活躍する選手が増えてきた。「もっとブラジル人選手が活躍できるように一生懸命練習して、ドンドン上に上がって行きたい」と、これからも強豪選手を送り込む腹積もり。
次の目標を聞かれても、「今後はもっと集中してトレーニングをするようにしたい」と答えるなど、生真面目さが目立つジュリオの今後の活躍にも期待だ。
◆ジュリオ・セザール・モリ
「皆さんの応援ありがとうございます。勝てたことを嬉しく思っています。(一夜明けてどんな心境?)次の練習でどのようなトレーニングをしたらいいかについて考えることが出来た。(見事なKOだったが、あの1発は狙っていた?)榎本先生のボクシングの技をやっていたのだが、なかなか入らなかったので技を変えてKOに至った。(いつもタフで打ち合うが、そういう試合をするのが自分のテーマ?)ジムで1日3回そういうトレーニングをしている。(K-1・Krushで戦うブラジリアンタイの選手も増えている。いい選手は多い?)もっとブラジル人選手が活躍できるように一生懸命練習していて、ドンドン上に上がって行きたいと思う。
(今後の目標は?)今後はもっと集中してトレーニングをするようにしたい。
(1日3回のトレーニングとは?)朝はキックボクシングの技を練習して、昼はカーディオ(スタミナのトレーニング)、夜は筋トレ。(目標としていたり憧れている選手は?)一人ひとり選手は違うと思うので、誰かを目指しているのではなくて、自分の形を見つけていきたい。(ファンの皆さんへのメッセージは?)昨日はブラジルからABEMAで見てくれたたくさんの人たちがいるので、ファンの皆さんに感謝しています。ありがとうございました」
池田幸司、これが”倒せるバンタム級”だ!「今バンタム級に問われているのは倒せるかどうか。12月K-1・Krushのバンタム級の試合でも盛り上げてもらいたい」
第7試合に出場した池田幸司はKrushバンタム級ワンマッチで藤田和希と対戦。藤田の回転力のあるパンチに苦しめられ、本人も「1Rからずっと危なかったです。パンチが硬くて終始怖かった」という気持ちを抱いたそうだが、3Rに右ストレートを連打。これで藤田を沈め、3R2分17秒でKO勝利を収めた。
池田は5.30K-1横浜武道館大会で行なわれたK-1バンタム級日本最強決定トーナメントに出場したが、優勝した黒田斗真に敗れて一回戦で姿を消した。しかし、そのトーナメント後はこの試合で2連勝と、活気づいているバンタム級の中でも波に乗っているファイターの一人だ。
元々蹴りが得意だったが、今回のKOはパンチのよるもので、「凄く大きな成果を出せたかなと思います」と本人も満足げ。それも「1日1日しっかりいい練習が出来ていることかなと思います」という日頃の精進の賜物だ。
目指すはバンタム級のトップ。「バンタム級で今問われてるのは倒せるか倒せないかというところだと思うので、自分を含めて倒せる選手がバンタム級には多いですし、バンタム級でも倒せるところを自分が体現出来たと思う。12月もバンタム級の試合がたくさん組まれていますが、そこで盛り上げてもらって、来年でも世界トーナメントを開いてもらって、僕を選んでください」と自信たっぷり。
「来年はベルトを獲りたいです。KrushのベルトでもK-1のベルトでもどちらでもいいので目指して頑張ります」と強い野心と共にバンタム級戦線の中心人物を目指す。
◆池田幸司
「(一夜明けての心境は?)KOで勝てて嬉しい気持ちです。(かなり激しい打ち合いだったが、危ない場面はなかった?)いやもう、1Rからずっと危なかったです。パンチが硬くて終始怖かったですね。(パンチでのKOだったが、パンチにも自信はついてきた?)そうですね。パンチより蹴りのほうが得意なんですけど、パンチで勝つことが出来たんで、凄く大きな成果を出せたかなと思います。(トーナメント後は2連勝と好調だが?)1日1日しっかりいい練習が出来ていることかなと思います。
(最近はバンタム級の試合も増えているが、バンタム級をどう盛り上げたい?)バンタム級で今問われてるのは倒せるか倒せないかというところだと思うので、自分を含めて倒せる選手がバンタム級には多いですし、バンタム級でも倒せるところを自分が体現出来たと思います。12月もバンタム級の試合がたくさん組まれていますが、そこで盛り上げてもらって、来年でも世界トーナメントを開いてもらって、僕を選んでください。(今後の目標は?)来年はベルトを獲りたいです。KrushのベルトでもK-1のベルトでもどちらでもいいので目指して頑張ります。
(相手のパンチの回転力でちょっとペースを握られた感じもあったが、その時はどんなことを考えていた?)蹴りでいなすつもりだったんで、それが上手く出来なかったので焦る気持ちはあったんですけど、それがどこかで自分の攻撃を当ててKO出来ると信じてたので、そういう意味では冷静に出来ました。(KO出来る瞬間はどういう判断だった?)もうここだっていうふうに思ったんで、パンチを打ち込みました。(ファンの皆さんへのメッセージは?)バンタム級は今凄く盛り上がっていて、素晴らしい階級だと思うので、僕が引っ張っていけるように頑張ります」
山田真子、チャン・リーに判定勝利も出直しを誓う!「現実をしっかり受け止めてベルトに少しでも近づけるように頑張る」
第6試合には女子アトム級戦線の中心人物の一人でもある山田真子が登場し、チャン・リーと対戦。序盤から女子ボクシングの王者にもなった得意のパンチで攻め込み、終始有利に試合を運んだ山田が3-0で判定勝利を飾った。
今年の3.28「K’FESTA.4 Day.2」日本武道館大会でMIOに敗れ、プロ初黒星を喫した山田だったが、これで再起後は2連勝。しかし、本人は試合内容に納得がいっていないようで、「自分がまだまだこんなレベルなんだというショックのほうが大きくて、課題がたくさんあった試合でした」と一夜経っても暗い表情を見せた。「練習してきとったことが全然出来てなかったし、プロとして魅せる試合、魅せれる試合が出来てないなと。そういう部分ですね」と、自身の中でも課題は明確に認識した様子だ。
かつて自分が敗れたMIOが、この日はメインイベントで菅原美優とKrush女子アトム級のタイトルマッチを戦った。その試合を見ていた山田は「見てて勉強になるところもたくさんあったし、魅せる試合をされてたんで、凄い刺激になりました」という感想を抱いたという。
「本当はいい勝ち方をして、『次のKrushのタイトルマッチお願いします』って言いたかったんですけど、現実をしっかり受け止めてベルトに少しでも近づけるようにちょっとずつ頑張っていこうと思っています」と謙虚な態度の山田。
「目標はベルトって言いたいんですけど、自分の実力が全然だし、口だけの選手になりたくないんで、しっかり実力をつけて、次リングに上がる時は成長を見せられるように頑張りたいです」と、納得のいく形でタイトル戦線浮上を狙うことを誓っていた。
◆山田真子
「昨日はたくさんの応援ありがとうございました。対戦してくださったチャン・リー選手、ありがとうございました。試合というより自分がまだまだこんなレベルなんだというショックのほうが大きくて、課題がたくさんあった試合でした。
(一夜明けてみての心境は?)変わらず凄い自分に対してがっかりしているというか、まだまだだなって。本当はいい勝ち方をして、『次のKrushのタイトルマッチお願いします』って言いたかったんですけど、全然ダメだったし、セコンドの方とかにも凄い怒られたので、それは自分でも分かってるんで、現実をしっかり受け止めてベルトに少しでも近づけるようにちょっとずつ頑張っていこうと思っています。
(どんなところを課題だと感じた?)練習してきとったことが全然出来てなかったし、プロとして魅せる試合、魅せれる試合が出来てないなと。そういう部分ですね。(同じ日に同じ階級のタイトルマッチもあったが?)見てて勉強になるところもたくさんあったし、魅せる試合をされてたんで、凄い刺激になりました。
(今後の目標は?)目標はベルトって言いたいんですけど、自分の実力が全然だし、口だけの選手になりたくないんで、しっかり実力をつけて、次リングに上がる時は成長を見せられるように頑張りたいです。(ファンの皆さんへのメッセージは?)いつも応援ありがとうございます。昨日は納得のいく試合が出来なかったんですけど、しっかりまた練習積んで頑張るんで応援よろしくお願いします」
竜樹、延長Rで迅也にKO勝利!来年は全勝でタイトル戦線浮上へ「来年は全勝で行けるように頑張ります」
第5試合ではKrushライト級ワンマッチが行なわれ、竜樹と迅也が対戦。延長にもつれ込む接戦となったが、竜樹が左フックでダウンを奪取。続けて右フックを叩き込んで2度目のダウンを奪うとレフェリーが試合をストップし、延長R1分6秒で竜樹がKO勝利をもぎ取った。
激戦を制した竜樹だが、前回の試合は地元で開催された7.17K-1福岡大会。その大会では西京佑馬に敗れてしまったが、見事に再起戦をKO勝利で飾ることが出来た。「内容的にはダメダメだったんですけど、連敗をとりあえず避けれたので今はホッとしています」と一夜明けての心境を語った竜樹。今年に入ってから上京し、ウィラサクレックジム三ノ輪に籍を置いてゴンナパー・ウィラサクレックらと日々練習に励んでいる。
「延長なんで気持ちとスタミナの面で勝てたのが大きかったのかなと思います」と、その成果が出たとも言える試合だった。今年は3戦して2勝1敗とまずまずの成績だが、「来年は全勝で行けるように頑張ります」と目標はさらに高い。「連勝できるように頑張るのと、ドンドン用意された相手を倒していって、タイトルを狙って行きたいと思っています」と、来年はライト級のタイトル戦線浮上の足がかりを作り年にする。
◆竜樹
「延長になったんですけど、倒せて勝ててホッとしてます。(一夜明けてどんな心境?)内容的にはダメダメだったんですけど、連敗をとりあえず避けれたので今はホッとしています。
(延長でのKO試合だったが、倒し切れた要因は?)延長なんで気持ちとスタミナの面で勝てたのが大きかったのかなと思います。(おそらく今年最後の試合になると思うが、今年を振り返ってどんな1年だった?)今年は3戦で2勝1敗。ギリギリ勝ち越し出来たんですけども、負けも経験して、来年は全勝で行けるように頑張ります。
(今後の目標は?)連勝できるように頑張るのと、ドンドン用意された相手を倒していって、タイトルを狙って行きたいと思っています。(ファンの皆さんへのメッセージは?)昨日は応援ありがとうございました。内容はダメダメだったんですけど、これからもっと頑張っていくので応援よろしくお願いします。ありがとうございました」
森田奈男樹、デビュー2戦目で藤岡裕平を112秒殺!空手とムエタイの融合でベルト目指す「ベルトを獲りたいので、それ目指して頑張ります」
第4試合では森田奈男樹がKrushスーパー・ウェルター級ワンマッチで藤岡裕平と対戦。開始早々から藤岡を圧倒し、まずは右ストレートでダウンを奪うと、続けて左ハイキックで2度目のダウンを奪取。最後も左ハイキックで3度目のダウンを奪い、1R1分52秒でKO勝利を飾った。
これが空手から転向して2戦目の森田だが2連勝と上々の滑り出し。しかし、一夜明けての感想を「嬉しいというか、勝てて凄いホッとした気持ちと、次に向けてもっと練習を頑張って強くなりたいという気持ちです」と語るなど、空手出身らしく謙虚な態度だ。K-1ルールはまだ2戦目ということもあり、「やっぱり空手と違うのは顔面へのパンチの対応だったり、その攻防がやっぱりまだ出来てないので、そこが難しいと感じました」と、まだ適応はしきれていないと感じているようだが、今回のKOが得意の蹴りによるものだったこともあり、「自分は前蹴りとまわし蹴りが得意だったので、それは上手く使えているので良かったなと思っています」と手応えも掴めているようだ。
今後は現在所属するエイワスポーツジムでムエタイの技術の習得に励む。「ムエタイの技術はまだ自分も全然出来てないので、どちらかと言うと空手ベースに近くて、エイワスポーツジムで習っているムエタイの技術を後々は活かして、もっと自分のスタイルに出来たらなと思っています」と、空手とムエタイを融合させたファイトスタイルの完成を目指す。「今後は一つずつ課題をクリアしていって、ベルトを獲りたいのでそれ目指して頑張ります」と、高い目標を掲げてトップ戦線を虎視眈々と狙う。
◆森田奈男樹
「昨日は対戦してくださった藤岡裕平選手、ありがとうございました。セコンドに就いてくださった中川会長、応援に来てくださった皆様ありがとうございました。昨日は自分の得意な蹴りがしっかり出せて決められる試合が出来て良かったです。(一夜明けの心境は?)嬉しいというか、勝てて凄いホッとした気持ちと、次に向けてもっと練習を頑張って強くなりたいという気持ちです。
(K-1ルールを2戦やってみての感想は?)やっぱり空手と違うのは顔面へのパンチの対応だったり、その攻防がやっぱりまだ出来てないので、そこが難しいと感じました。(空手出身で蹴り技には自信がある? K-1ルールでも活かせると感じた?)そこは変わらないんじゃないかなと思うので上手く活かせてると思います。(どんな選手を目指したい?)倒せる選手ですね。相手をKOして、どの試合も勝ったって自信を持って言える選手になりたいです。(今後の目標は?)今後は一つずつ課題をクリアしていって、ベルトを獲りたいのでそれ目指して頑張ります。
(所属しているのがムエタイのジムに空手とムエタイの融合はどのように考えている?)ムエタイの技術はまだ自分も全然出来てないので、どちらかと言うと空手ベースに近くて、エイワスポーツジムで習っているムエタイの技術を後々は活かして、もっと自分のスタイルに出来たらなと思っています。(目指すスタイルの完成度は?)まだ半分ぐらいですかね? 全然出来てないと思います。(空手時代に使っていた技でリングでまだ見せてない技は?)自分は前蹴りと回し蹴りが得意だったので、それは上手く使えているので良かったなと思っています。(ファンの皆さんへのメッセージは?)昨日は応援ありがとうございました。もっと強くなれるように頑張るのでこれからも応援よろしくお願い致します」