Krush 1.28 後楽園ホール:スーパー・フェザー級王座決定T準決勝進出 中島千博×友尊、山本直樹×横山朋哉。4選手が意気込み語る。リザーブ戦でTETSU改め野田哲司と斎藤祐斗が対戦
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Krush.130 10月31日 後楽園ホール大会での第10代Krushスーパー・フェザー級王座決定トーナメント一回戦を突破した中島千博、友尊、山本直樹、横山朋哉の4選手が11月1日、東京での一夜明け会見に勢揃いした。1月28日のKrush.131 後楽園大会では準決勝と決勝が行われ、準決勝では中島と友尊、山本と横山が対戦する。4選手は一回戦を振り返り、準決勝と決勝への意気込みを語った。会見のレポートがK-1 JAPAN GROUPから届いている。(会見写真:(C)K-1)
第10代スーパー・フェザー級王座をかけて激突!中島千博「勝つために練習すれば、自然にベルトは獲れる」vs友尊「何があっても誰が相手でも絶対に勝つ」、山本直樹「何がなんでも勝ちたい」vs横山朋哉「僕がこの階級を引っ張る」
この日、発表されたのは昨日の「Krush.130」で行なわれた第10代Krushスーパー・フェザー級王座決定トーナメントの一回戦を勝ち上がった4選手によるワンデーの決勝トーナメントだ。
準決勝・第1試合は中島千博と友尊の一戦だ。SATORU成合と戦った中島は、1Rに右ハイキックでダウンを奪うと、終始有利に進めて3Rにも左のショートストレートでダウンを奪って3R1分5秒でのKO勝利。いい勝ち方での準決勝進出だが、対戦相手の友尊については「試合間隔が空いていて、昨日はどんな試合をするか楽しみにしていたんですけど、その試合が出来なかった分、僕との試合に全部ぶつけてくると思うので、どんな戦い方をしてきても対応できるようにしていきたいと思います」と語って、気を引き締めていた。
「相手選手に勝つことを考えれて練習していれば、ベルトは自然と獲れると思っているので、僕はやれることをしっかりやるだけです」と、万全を期してワンデートーナメントに備える。
中島と戦う友尊は、一回戦は相手の佐野天馬のドクターストップにより不戦勝での準決勝進出。会場で他の6選手の戦いを見守っていたが、「昨日のライバルたちの試合を見て、めちゃくちゃ熱い試合で自分も試合がしたくなっちゃって武者震いが止まらなかった」と刺激を受けた様子だ。
しかし、「今回のトーナメントは俺が絶対に優勝できるなって確信しました。まあ見ててください」と自信満々。「格闘家人生の中で今回一番懸けているし、何があっても誰が相手でも絶対に勝つんで。絶対に優勝してベルトを巻くんで応援よろしくお願いします」と、ベルト奪取に強い意欲を見せていた。
準決勝・第2試合では、参加選手の中で唯一Krushスーパー・フェザー級王座に挑戦経験のある山本直樹と優勝候補・大本命の横山朋哉が激突する。伊藤健人と一回戦で対戦した山本は、1Rにバッティングで鼻から出血するというアクシデント見舞われながらもカーフキックを駆使して戦い抜き、2Rにダウンを奪取。さらにカーフキックを連続でヒットさせて、2R2分54秒でKO勝利を飾った。
「1月はベルトを獲るためにやっているので、何がなんでも勝ちたいと思います」と闘志を見せる山本。「昨日はバッティングっていうアクシデントがあって、でも根性で乗り切れたんでベルトへの想いを1月までずっと続けて、もっともっと気持ちを高めて、練習で心技体しっかり仕上げていきたいと思います」と、悲願のベルト奪取に向けて、さらに自分を磨いていく。
対する横山は一回戦で松本涼雅と対戦。2Rにボディブローで流れを作ると、最後は左・右・左のフックを3連続で当てて、2R2分40秒でのKO勝利をもぎ取った。優勝候補と呼ばれた下馬評通りの強さを見せた横山だが、準決勝に向けても「山本選手の印象は熱い男ですね。結構打ち合ったり、距離取ることもできるんで、試合してて楽しそうだなっていう、噛み合うんじゃないかなと思うんで、盛り上がるようにまたKO決着で楽しみたいです」と、再びのKO決着を予告。
松本をKOした際にレフェリーの肘が頭部にヒットしてしまい、まさかの流血するというアクシデントにも見舞われた。頭を縫う程の傷を負ってしまったが、「縦肘もらっちゃったんで、それを避ける練習をしないとなと思いました(笑)」と冗談を飛ばす余裕もある。しかし、「僕がベルトを獲って、これからのKrush、K-1のスーパー・フェザー級を引っ張っていける選手になるって決めてるんで、ここは何がなんでも獲るしかないなと思っています」とトーナメント制覇&王座戴冠に強い覚悟を示していた。
◆中島千博
「昨日は応援ありがとうございました。反対側のブロックは僕が思っていた通りで、以前戦った二人の選手が勝ち上がってきてくれたので、あとは1月、僕が友尊選手に勝って、二人のどちらかの選手と戦えればいいなと思っています。(準決勝の相手の印象は?)友尊選手は試合間隔が空いていて、昨日はどんな試合をするか楽しみにしていたんですけど、その試合が出来なかった分、僕との試合に全部ぶつけてくると思うので、どんな戦い方をしてきても対応できるようにしていきたいと思います。
(決勝に上がってくると予想する選手、もしくは戦いたい選手は?)山本選手が巧さで勝つかもしれないし、横山選手がバババッと勝つかもしれないので、本当にどっちが来ても僕が勝てるように練習するだけです。(ベルトへの想いは?)ベルトが欲しいのはもちろんなんですけど、ベルトを獲るまでの相手選手に勝つことを考えれて練習していれば、ベルトは自然と獲れると思っているので、僕はやれることをしっかりやるだけです。
(次の試合までにどんなことを強化したい?)練習はもちろんなんですけど、風邪やコロナがあるのでしっかり体調面に気をつけて、毎日練習していけたらなと思います。(ファンの皆さんへのメッセージは?)しっかり練習して、1月は二人の選手に勝てるようにやっていきますので応援よろしくお願いします。ちょっと全然違う話になるんですけど、昨日熊田曜子さんが解説やってて、僕、小学生の時に豊島園に行っていたんですよ。そこでコーヒーの早飲み大会があって、僕が小学生代表でその場にいて出たんですよ。その時にまだ20代の熊田曜子さんが水着を着て、僕にコーヒーを渡してくれたのを憶えていて、その熊田曜子さんに解説してもらえたのが嬉しかったです(笑)。ありがとうございました」
◆友尊
「昨日のライバルたちの試合を見て、めちゃくちゃ熱い試合で自分も試合がしたくなっちゃって武者震いが止まらなかったんですけど、今回のトーナメントは俺が絶対に優勝できるなって確信しました。まあ見ててください。よろしくお願いします。(準決勝の相手の印象は?)中島選手の印象は爽やかな体育教師っていう印象ですね…という冗談はさておき(笑)、蹴り技が凄い巧くて距離感も良くて穴が少ないなって思うんですけど、まあ見ててください。(決勝に上がってくると予想する選手、もしくは戦いたい選手は?)横山選手も凄く勢いがあって凄いし、山本選手もあれだけ競り合っている中で競り勝てる強さがあるのでどっちとやっても面白いと思うんですけど、サウスポー同士で試合したいなっていう思いはあるんで、横山くんとやりたいなと思います。
(ベルトへの想いは?)昨日のリング上でも言ったんですけど、格闘家人生の中で今回一番懸けているし、何があっても誰が相手でも絶対に勝つんで。絶対に優勝してベルトを巻くんで応援よろしくお願いします。(次の試合までにどんなことを強化したい?)決勝は横山選手が上がってくるとしたら、それを想定して縦肘の練習をしようかなと思います。っていう冗談はさておき、コンディションをとにかく崩さないように、大きな怪我をしないように調整していけたら間違いがないと思っているんで、まあ今まで通り、集中して練習していきます。(ファンの皆さんへのメッセージは?)やっぱこのメンバーとやって勝つことに価値があると思うんで、とにかく何があっても俺が絶対ベルトを巻きます」
◆山本直樹
「昨日は応援ありがとうございました。まず昨日の話なんですけど、たくさんのいい試合があった中、石川直生さんにMVPに選んでいただき感謝しています。また自分の試合の前に午前中に子供たちの空手の大会があって、みんなで必ず良い結果を残そうねと、頑張ろうねと話をして、その子供たちのパワーのおかげで勝つことが出来たと思います。次に向けて1月はベルトを獲るためにやっているので、何がなんでも勝ちたいと思います。
(準決勝の相手の印象は?)横山選手はやっぱり優勝候補って言われているだけあって、2RでKOしたんですかね? 自分も試合は見れてないんですけど、強いんだろうなっていうのは前から思っています。でも、次もKO決着になると思うので楽しみにしていてください。(決勝に上がってくると予想する選手、もしくは戦いたい選手は?)どちらも強いと思うんですけど、友尊選手と前回やらせてもらってて次はもっと強くなっていると思います。中島選手ももっともっと強くなっていると思います。どちらも強いと思うんですけど、自分もどっちでもいいです。
(ベルトへの想いは?)自分は最初から目標がベルトを獲ることなので、そのベルトを1月に獲れるよう、また一からしっかり仕上げていきたいと思います。(次の試合までにどんなことを強化したい?)自分も昨日はバッティングっていうアクシデントがあって、でも根性で乗り切れたんでベルトへの想いを1月までずっと続けて、もっともっと気持ちを高めて、練習で心技体しっかり仕上げていきたいと思います。(ファンの皆さんへのメッセージは?)昨日以上の応援を1月、よろしくお願いします。僕が必ずベルトを獲ります」
◆横山朋哉
「昨日はたくさんの応援ありがとうございました。次戦に向けて、1月28日は僕が必ずチャンピオンになります。(準決勝の相手の印象は?)まだ昨日の試合とかを全然見てなかったんですけど、山本選手の印象は熱い男ですね。結構打ち合ったり、距離取ることもできるんで、試合してて楽しそうだなっていう、噛み合うんじゃないかなと思うんで、盛り上がるようにまたKO決着で楽しみたいです。(決勝に上がってくると予想する選手、もしくは戦いたい選手は?)どっちでもいいです。
(ベルトへの想いは?)何度も言っているように僕がベルトを獲って、これからのKrush、K-1のスーパー・フェザー級を引っ張っていける選手になるって決めてるんで、ここは何がなんでも獲るしかないなと思っています。(次の試合までにどんなことを強化したい?)昨日の試合はまさかのダウンを獲った後にレフェリーに肘打ちをもらって切れるっていう。めっちゃ血が出てると思ってみたらレフェリーの肘が当たっていて、縦肘もらっちゃったんで、それを避ける練習をしないとなと思いました(笑)。あとはまあ動き的には悪くなかったんですけど、ちょっと荒々しさがあったんでそこを修正して、もっと華麗に倒せるように頑張りたいです。
(ファンの皆さんへのメッセージは?)1月28日、僕がチャンピオンになるんで、是非たくさんの応援よろしくお願いします。スーパー・フェザー級、昨日もそうですけど3試合全試合KO決着という、まさかのめちゃめちゃいいトーナメントになっているので、このままこの4選手とリザーブの2選手も含めて、全試合KOで終わらせて一番盛り上がるトーナメントにしたいと思っているんで、皆さんお願いします」
TETSU改め野田哲司がPURGE TOKYO所属で再出発!リザーブファイトで斎藤祐斗と対戦「今回の試合は2億%勝つ。最短距離でベルトにいく」(野田)vs「若くて可愛い顔しているんで早く殴りたい」(斎藤)
今大会で行なわれる第10代Krushスーパー・フェザー級王座決定トーナメントだが、そのリザーブファイトのカードとして野田哲司vs斎藤祐斗の一戦が行なわれることも決定した。
これまで月心会チーム侍に所属していたTETSUだが、PURGE TOKYOに移籍しリングネームも本名の野田哲司に変更。怪我の影響により長らく欠場していたが、昨年9月のK-1大阪大会以来、約1年4カ月ぶりにリングに戻ってくることになった。
復帰戦に向けて、「ギリギリこのスーパー・フェザー級トーナメントにリザーブで滑り込むことが出来て、めちゃくちゃ幸せです。とりあえずここをしっかり勝って最短距離を目指していきたいなと思っています」と意気込む野田。相手の斎藤に関しては、「いっぱい試合を見させてもらったんですけど、ぶんぶん丸かなと思って、足も手もぶんぶん振り回してくるような選手で、早くドツキ合いたいです」と語り、試合が待ち遠しい様子を見せた。
怪我がなければ実績的にはトーナメントへのエントリーも考えられた野田だけに「ここはすんなり勝たしてもらって、めちゃめちゃ強くなった野田哲司を見せることが大事かなと思っています」と、自分なりに最短距離でのタイトル戦線浮上も頭に描いている。「今回の試合、2億%勝ちます」と大いに自信を見せていた。
対する斎藤は自ら「愛を知る県から来ました」と自己紹介する通り愛知県在住のファイター。今年はその名古屋を拠点に活動する金網を舞台にした格闘技イベント・HEATにも参戦するなど精力的に試合をこなし、8月の「Krush.128」ではベテラン・遠藤信玄をKOして、目下2連続KO勝利中だ。
切れ味鋭い武器の持ち主で、復帰してくる野田を前に「若くて凄い可愛い顔しているんで早く殴りたいです」と舌舐めずりをした斎藤。「あんまりリザーブは意識してないんで、とりあえずしっかり勝って次に繋げたいと思います」と、トーナメント自体には興味は薄いようだが、「1回横山選手とやっているので、やっぱ勝ち上がってもらってリベンジしたいと思います」と、2019年3月の「Krush.99」でKO負けしているトーナメント参戦選手の横山朋哉との対戦に興味を示していた。
◆野田哲司
「PURGE TOKYO所属の野田哲司です。今回から心機一転、本名で東京で勝負することを決めました。ギリギリこのスーパー・フェザー級トーナメントにリザーブで滑り込むことが出来て、めちゃくちゃ幸せです。とりあえずここをしっかり勝って最短距離を目指していきたいなと思っています。
(対戦相手の印象は?)いっぱい試合を見させてもらったんですけど、ぶんぶん丸かなと思って、足も手もぶんぶん振り回してくるような選手で、早くドツキ合いたいです。(トーナメントの一回戦を見た感想は?)昨日会場で見させてもらったんですけど、とりあえず全試合とてつもなくいい試合で、熱い階級におれることが幸せで、戦った6人に僕がどこまで通用するのかっていうのも楽しみです。
(最短距離という言葉も出たが、自分の中でどのようなプランを思い描いている?)リザーブファイトで本戦に出られるかは時の運次第、タイミング次第やと思っているんですけど、ここはすんなり勝たしてもらって、めちゃめちゃ強くなった野田哲司を見せることが大事かなと思っています。(ファンの皆さんへのメッセージは?)長い間、お待たせしました。いつも応援してくれる皆様、ありがとうございます。今回の試合、2億%勝ちます」
◆斎藤祐斗
「愛を知る県から来ました、JK TRIBEの斎藤祐斗です。今回リザーブファイトということですが、あんまりリザーブは意識してないんで、とりあえずしっかり勝って次に繋げたいと思います。(対戦相手の印象は?)若くて凄い可愛い顔しているんで早く殴りたいです。(トーナメントの一回戦を見た感想は?)僕はあんまり他の選手は興味がないんで、別に何とも思わなかったんですけど、1回横山選手とやっているので、やっぱ勝ち上がってもらってリベンジしたいと思います。(ファンの皆さんへのメッセージは?)必ず一発で倒します。当日応援よろしくお願いします」
対戦カード
第10代Krushスーパー・フェザー級(60kg)王座決定トーナメント決勝 3分3R(延長1R)
第10代Krushスーパー・フェザー級(60kg)王座決定トーナメント準決勝(2) 3分3R(延長1R)
山本直樹(優弥道場)
横山朋哉(リーブルロア)
第10代Krushスーパー・フェザー級(60kg)王座決定トーナメント準決勝(1) 3分3R(延長1R)
中島千博(POWER OF DREAM)
友尊(TEAM K/BLUE DOG GYM/元NJKFスーパーフェザー級王者)
第10代Krushスーパー・フェザー級(60kg)王座決定トーナメント・リザーブファイト 3分3R(延長1R)
野田哲司(PURGE TOKYO)※TETSU 改め。月心会チーム侍から所属変更
斎藤祐斗(JK TRIBE)
概要
大会名 Krush.133
日時 2022年1月28日(金)開場・17:00 開始・18:00
会場 後楽園ホール
中継 ABEMA(生中継)
チケット料金 SRS席 20,000円 RS席 15,000円 S席 10,000円 ※当日券500円アップ ※小学生からチケットが必要
チケット販売 K-1.SHOP グッドルーザー 出場選手・所属ジム
お問い合わせ グッドルーザー 03-6450-5470 https://www.k-1.co.jp/