RIZIN 10.24 横浜 ぴあアリーナMM:榊原信行CEO総括「フェザー級は全てがシャッフルされた」「クレベルから正式にアプローチはない」。武尊×天心の報道には「冷静になって欲しい」
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RIZIN.31 10月24日 ぴあアリーナMM大会終了後、RIZINの榊原信行CEOの大会を総括する記者会見を行い、混沌とするフェザー級戦線の今後について、大晦日と来年のカード構想などについて話した。
また、23日の日刊スポーツの「那須川vs武尊消滅か」と伝える記事をきっかけに波紋を呼んだ武尊と那須川天心の大一番の交渉状況については「現状はノーコメントとしか言えないですね」と話すと共に「そういう話が疑心暗鬼を生んで、違う方向になったりするので、冷静になって欲しいです」と、先走り気味の報道に釘を刺した。
◆榊原信行CEOの大会後総括(要約)
今回は名前的にはトップ選手が出なかったですが、他にも未来を託せる選手がいるぞということを伝えたい大会でした。想定していた絵が崩れて、年末に向けてどういうストーリー展開を作るか、白紙に戻さないといけないぐらい、選手の躍動が見られた素晴らしい大会でした。
(フェザー級タイトルマッチの)斎藤裕対牛久絢太郎はカットによるフィニッシュなので、再戦が見たいファンも多いと思います。フェザー級は全てがシャッフルされ、さあどう展開しようかというところです。セミで浅倉カンナに勝った大島沙緒里選手も、実際は1階級下ぐらいの体格ですが、極めの強いいい選手で、素晴らしさが伝わったかと思います。
(大晦日のフェザー級のカードの構想は?)これから考える感じです。金原(正徳)の言っていたように、横一線に並んだかなって。次はいきなり牛久選手のタイトルマッチでも、牛久と(朝倉)未来との試合を一足飛びに持っていく感じでも、どちらでもないかなと思います。ファンの方の声にも耳を傾けて組み立てたいです。
(斎藤選手にメインイベントを託し、4,866人(主催者発表)の入場者数は合格点だった?)会場の熱も高かったですし、十分合格点です。やって良かったと思います。
(伊藤盛一郎が希望したフライ級GPについて)軽い階級らしいスピードのある試合が続いて、フライ級も磨いていきたいですし、重い方のヘビー級もスダリオ剛がしっかりアメリカでトレーニングして来ていましたし、ヘビー級も力を入れたい大会でした。
(フェザー級GPは?)来年に面白いと思います。コロナの感染者も少なくなりましたし、年末は席を空けての開催も無くなってほしいですし、外国人の入国も緩和されると期待しています。来年はいずれにせよGPをやりたいですし、その最右翼はフェザー級と思います。
(クレベル・コイケが横一線のフェザー級で抜けていると思いますが、その後、接触はありましたか?)抜けているかわからないですけど、(クレベルのマネージャーの)山田(重孝REAL FC代表)さんからも正式にアプローチがないので、どうしようもないですね。(質問した)ゴング格闘技さんの記事も見させてもらいましたし、私も記事を通じて知る状態です。
(牛久、大島、中村大介らDEEP勢の活躍について)佐伯繁恐るべしだなって(笑)。DEEPでしのぎを削った選手が実力を上げ、素晴らしいと思います。
(大晦日の大会はいつ頃から第1弾が発表できそう?)11月20日の沖縄大会と28日の神戸大会の結果を待って全ラインナップを揃えることになりますけど、当然、水面下では、大晦日のカード編成とか、外国人を誰を呼ぶとか、準備を進めています。今日の結果を受けて、今月中に決めて、11月の大会を待たず、中旬までに第1弾のカードをアナウンスできると思います。
(年末に皆が楽しみにしているカード(=武尊×天心の交渉状況)について)現状はノーコメントとしか言えないですね。知らないのに知ったかぶって話している人が周りにも何人かいますけど、僕は誰にも(交渉経過を)話してないですし、そういう話が疑心暗鬼を生んで、違う方向になったりするので、冷静になって欲しいです。結果がどうあれ、正式に決まったらアナウンスできると思います。
大会レポートはこちら
RIZIN 10.24 横浜 ぴあアリーナMM(全試合レポ):混沌のフェザー級戦線。牛久絢太郎、斎藤裕を膝で切り裂き王者に。金原正徳・中村大介・白川陸斗も勝利。大島沙緒里、浅倉カンナに判定勝ち