ONE Championship 10.15 シンガポール:フェザー級キックWGP出場 マラット・グレゴリアン&チンギス・アラゾフ 直前コメント
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ONE Championship「ONE: FIRST STRIKE」(10月15日(金)シンガポール・インドアスタジアム)での「ONEフェザー級キックボクシング・ワールドグランプリ」一回戦に出場する、マラット・グレゴリアン、チンギス・アラゾフのインタビューがONEから届いた。
大会の模様はABEMAで15日21:30より生中継される。(写真 (C)ONE Championship)
フェザー級キックボクシング・ワールドグランプリ一回戦組み合わせ
マラット・グレゴリアン vs. アンディ・サワー
シッティチャイ vs. タイフン・オズカン
サミー・サナ vs. チンギス・アラゾフ
エンリコ・ケール vs. ダビット・キリア
マラット・グレゴリアン
――これまで数々のファイターと戦ってきましたが、今回はアンディ・サワーとの対戦です。お気持ちをお聞かせください。
グレゴリアン「彼と戦えることは嬉しいですね。彼の試合はたくさん見てきましたし、彼を追いかけてきました。それで今は、彼と対戦するんですから光栄なことですよ。ただこれはファイトです。今度は僕の番ですよ。」
――アンディ・サワーをファイターとしてどのように評価していますか。そしてこの試合で勝利することはどれだけ自信がありますか。
グレゴリアン「リングに入ったらいつでも勝つ自信に満ちています。そして、いつだって勝ちにいきます。だから、10月15日の試合が待ちきれないですね。」
――どのようにフィニッシュすると予想していますか。
グレゴリアン「試合では何が起きるかわかりません。相手は試合経験がとても豊富ですし、危険なファイターですから、彼を甘く見るなんてことはありません。いつ何が起きてもおかしくありませんから、とにかく試合を見ていてください。。」
――今回のワールドグランプリに出場する選手は全員が“ビッグネーム”ですね。そしてご自身は過去にシッティチャイと対戦したことがありますよね。その対戦での経験をお伺いできますか。
グレゴリアン「何度かリングで共に時間を過ごしましたね。もちろん彼は良いファイターでしたよ。もしまた試合をするなら楽しみだし、彼と何度戦うかなんて気にしないですね。誰が相手でも倒すだけです。」
――対戦相手が大物だと、普段より気合が入りますか。
グレゴリアン「良いファイターが対戦相手だと、自分もよりシャープに、より気合が入るし、より良い状態になる気がします。自信があるとたまに試合でミスをするので、それは時々危険ですが。」
――ONE Championshipでのデビュー戦を振り返ってみてどうですか。
グレゴリアン「ONE Championshipの初戦は、ケージで戦う初めての試合だったのでいつもとは違う感じでした。ケージはとても広くて、慣れていなかったですね。」
――トーナメントで戦うことはご自身にとってどんな意味がありますか。過去にもトーナメントを経験していると思いますが、このトーナメントが最大級で一番タフなものだと思いますか。
グレゴリアン「これが一番ですよ。一番大規模でタフで、強い奴が集まっていますね。彼ら全員を倒したいです。」
――ご自身以外で優勝候補は誰だと思いますか。
グレゴリアン「どのファイターもそれぞれの危険なスキルを持っているから比べるのは難しいです。そして、これは戦いですから、何が起こるかわかりません。シャープでなければいけないし、タフさがなければやっていけません。1秒の間に、一瞬の勝負が隙に動きますから。」
――ペトロシアンよりも自分が優れていると思いますか。
グレゴリアン「僕は彼をリスペクトしています。彼はキックボクシング界ではGOAT(史上最高)で、色んなトーナメント、試合で勝利を残してきました。ただ、どんなファイターも自分がベストだと感じないといけないですし、そう感じないのであればまだ準備が足りないです。」
――ペトロシアン対スーパーボンについては。
グレゴリアン「スーパーボンは良いファイターですよ。危険なファイターです。でもペトロシアンも同じですね。今でもシャープで良い状態で戦っています。良い試合になると思います。試合はペトロシアンが勝つのではと思っています。」
――今回のトーナメントはキックボクシング界最高峰のトーナメントとなりますが、この競技をやっているご自身にとって、またキックボクシング界にとってどれだけ重要でしょうか。
グレゴリアン「このトーナメントはキックボクシング界にとって素晴らしい機会ですね。キックボクシングはとても良いスポーツです、美しい競技です。皆さんにこのハイレベルなキックボクシングを見せられることを楽しみです。どのファイターたちが良い試合を見せます。」
――トーナメント出場者の数名は、キックボクシングの黄金時代を戦ってきました。K-1ではアンディ・サワーも活躍していました。このトーナメントは新しい時代を作ると、新しい黄金時代を作ると感じますか。
グレゴリアン「これがまさに、新時代ですよ。今からが黄金時代ですよ。」
――トーナメントの試合と普段のワンマッチと何か違いはありますか。
グレゴリアン「とにかくトーナメントは勝たなければいけません。初戦で勝たないといけないです。一戦ずつ向き合っていかないといけないので、決勝のことなんて今は考えないです。一つ一つ勝っていく、これがトーナメントです。」
――このグランプリ、トーナメントの形式は好きですか。これからも続けて欲しいと思いますか。
グレゴリアン「もちろんですよ。これは全選手にとって世界タイトルに挑戦するための絶好のチャンスですから。トーナメントは大好きです。僕はこのトーナメントを心待ちにしていました。やっとこの日が来てとても興奮しています。」
――もちろんご自身の試合に集中しているかと思いますが、トーナメントの別の試合3試合についてはどう見ていますか。気にしているマッチアップはありますか。
グレゴリアン「わからないですね。まず自分が勝ってから周りを見たいです。実際のところ誰が次にきても気にしていないので。」
チンギス・アラゾフ
――ファイトウィークに入りました。調子はいかがでしょうか。
アラゾフ「気分は良いですね。体の準備もできています。」
――今回、ワールドグランプリの出場メンバー8人に選ばれました。そのことについてのお気持ちは。
アラゾフ「ONE Championshipは、このフェザー級で最大のトーナメントを行い、ここに世界最高の選手たちが集まりましたね。このトーナメントの一員に選ばれたことは、本当に嬉しいです。ほぼ全員のことを知っているし、何人かはリングの中で顔を合わせています。僕もチームもこのトーナメントに懸けているし、試合が待ちきれないですね。」
――サミー・サナとの対戦については。
アラゾフ「同じ広告に出たことがあって、彼のことは個人的にも知っています。僕は勝ちに行きますから、対戦相手が誰かとかは特に気にしていないです。強くて勝ちに執着するファイターがこのトーナメントには揃っていて、かつ、皆んなそれぞれが個性のあるファイターたちですね。」
――自分がサミー・サナ選手よりも優れていると思うことはなんでしょうか。
アラゾフ「パンチのテクニックでしょうね。でも口で言うよりリングの中で見せる方が良いでしょう。」
――ご自身がキックボクシングで相手より経験値が高いことについては、アドバンテージに感じますか?
アラゾフ「僕らファイターはリングに入ったら、全てにおいて相手より自分が強いんだと自信を持たないといけないんです。サミー・サナは確かにムエタイのファイターですが、キックボクシングだって素晴らしいです。強敵ヨドサンクライから勝利していますよね。まあ、この試合でどっちが強いかが分かるでしょう。」
――ご自身の強みについては。
アラゾフ「自分の強さは口で表したくないですね。リングで見てもらえれば分かると思いますよ。」
――サミー・サナ選手をどう倒すつもりですか
アラゾフ「この試合のために本当に色々な準備をしてきたので、その中の一つだけを使うことはできないですね。どんなファイターでも相手に好きなことをさせない試合を作れるし、そうなったら自分の戦略は変えないといけないですしね。サプライズですよ。いろんなプランがありますから。それに彼との試合は何も心配ありません。スピードもパンチもキックも、全てにおいて。とにかく集中すること、これが一番大切なことかと思います。」
――この試合に向けてのモチベーションは。
アラゾフ「過去10年で一番と言えるトーナメントを、最強のトーナメントを、ONE Championshipが用意しましたね。自分以外の全員を倒すというのは、大きなモチベーションです。」
――このワールドグランプリで優勝することの意義は。
アラゾフ「僕のレガシーですよ。僕らのチームは何度もトーナメントを制してきました。でもこのトーナメントには過去最強のファイターが集っています。そして何人かとは過去にリングで戦っていますし、勝ったり負けたりを経験しています。だから自分のレガシーのためにも、自分たちのチームが一番だ、最強なんだって証明するという点でも、このトーナメントでの勝利はとても大きな意味を持っています。」
――今年4月のONEデビュー戦では、エンリコ・ケール選手を相手に敗戦を喫しました。このトーナメントで再戦する可能性もあります。
アラゾフ「あの試合のことは色んなことが思い浮かびます。ただ、あの日は自分の日ではなかったです。自分の能力の20-30%程度しか出せなかったと思います。集中できていなかったし、プロデビュー戦かのような感じでした。今は、サミー・サナ戦にだけ目を向けています。なので、その次が誰であろうと今は関係ありません。」
――いくつかの団体で戦ってきましたが、ONE Championshipとの違いはどう感じていますか。
アラゾフ「ONE Championshipは最高ですよ。この体重では世界で一番のカテゴリー。いろんな国で、色々な団体で戦いましたが、ここには選手が揃っている。過去のことを振り返ると、日本で戦っていた時は、日本の街を歩いたり人に会うことができました。今はシンガポールにいますが、この状況だと同じようにはいきません。でも、窓から見えるシンガポールの景色はとても美しいですよ。改めて、ONEは世界で一番の団体だと思います。どの階級にもハイレベルなファイターが揃っています。未来があるし、選手に目を向けているし、ONEが一番だと思います。」
――アラゾフ選手のことを応援しているファンや、憧れている若い選手たちが日本にもたくさんいると思います。そういう方々へ何かメッセージはありますか。
アラゾフ「日本のファンの皆さん、僕の試合を、このトーナメントをしっかりしっかり見ていて下さい。勝ちにいきますから。若い選手の皆さん、トレーニングに集中して健康に気をつけて。しっかり努力すれば上に上がっていけますから、とにかく熱心に練習に取り組んでキャリアを積んでください。そして家族のことも忘れないでください。」