K-1 9.20 横浜アリーナ:前日計量クリアの野杁正明「トーナメントの経験値は僕が一番ある」、安保瑠輝也「俺が格闘技界の顔になる」、石井慧「緊張もするし楽しみ」
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9月19日(土)、開催を明日に控えた「K-1 WORLD GP 2021 JAPAN ~よこはまつり~」神奈川・横浜アリーナ大会の公開計量と記者会見が行なわれた。(記事提供:K-1 JAPAN GROUP 写真:(C)K-1)
野杁正明・安保瑠輝也の2強が決勝に駒を進めるか?それとも波乱は起こるのか?第2代ウェルター級王座決定トーナメント出場選手が意気込みを語る
注目の【株式会社メディオック Presents】K-1 WORLD GP第2代ウェルター級王座決定トーナメント。本命と見られる野杁正明と安保瑠輝也の「2強」が決勝戦で対決となるのか、それとも他の選手たちが意地を見せて、2強の上位進出を阻んで波乱を起こすのか。8選手がそれぞれ意気込みを語った。
小嶋vs寧仁太は22歳同士のフレッシュな対決。小嶋は、久保優太や木村フィリップミノルを育てた矢口トレーナーの指導を受けて1年。「環境を変えて1年間やってきた集大成。自分の強さをぶつけるだけ」と語る。対する寧仁太は、総本部の梶原代表にアマチュア時代から教えを受けて、プロ5戦5勝で駆け上がってきた。「無敗のままチャンピオンになる」と決意を語った。
優勝候補本命の野杁はFUMIYAと激突。当初、野杁は加藤虎於奈と対戦が予定されていたが、加藤の欠場によりFUMIYAがリザーブファイトから本戦出場のチャンスを得た。野杁戦に向けてFUMIYAは絶対の自信を持つフィジカルを武器に「ぶっ倒す」と言い放つ。対する野杁は「スーパーファイトと変わらない、いつも通り」と1日3試合のトーナメントにも平常心で臨む。悲願のK-1WORLDGP2階級制覇なるか。
もう一人の優勝候補、瑠輝也はブラジル人ファイターのアラン・ソアレスと激突。「ベルトは僕のもの」と自信たっぷりのソアレスに対し、安保も「自信は確信に変わった。明日は僕がベルトを取る」と堂々の優勝宣言が飛び出した。
現Krushウェルター級王者の松岡力は「誰か計量オーバーしないかなと思った」と笑いを取りつつ「1日3試合もするのは嫌なんですけど頑張ります」。対戦相手のムエタイ戦士マキ・ドゥワンソンポンは「自分の実力を試すいい機会になる」と冷静な口調で語った。
果たして、大方の予想通り「野杁vs瑠輝也」の頂上決戦になるのか、番狂わせを起こす選手が現れるのか。このトーナメントは見逃せない!
小嶋瑠久
「明日はワクワクしてます。すごい楽しみなんで、頑張ります。応援お願いします。(トーナメントが決まってからどんなことを考えて練習してきた?)そうですね、強くなることだけを考えて練習してきました。ちょうど環境を変えて1年なんですけど、1年の集大成として。自分はすごく強くなったんで、それをぶつけるだけですね、このトーナメントは。実力試しです。(1日3試合を勝ち抜くために、気持ち以外で必要なことは?)うーん、何ですかね? 自分は3試合やるというよりも、1試合1試合。1回戦からワンマッチのつもりで全力でぶつかって、優勝目指して。何が必要というよりも、1試合1試合ぶつかっていきますね。それだけです」
寧仁太・アリ
「トーナメントが決まってから、明日のためにすべてをかけてやってきたんで。明日は無敗で優勝したいと思います。(トーナメントが決まってからどんなことを考えて練習してきた?)優勝して自分がチャンピオンになるというイメージを持って練習してきました。なので、明日は必ず達成して優勝したいと思います。
(1日3試合を勝ち抜くために必要なことは?)運とか体力も大事だと思うんですけど、結局、気持ちになるんじゃないかなと思います。なので、気持ちは誰にも負けないように頑張ります」
野杁正明
「明日は3試合、圧倒的に勝ってベルトを巻くだけなんで。ぜひ期待していてください。(トーナメントが決まってからどんなことを考えて練習してきた?)特に変わりはないですね。いつも通り、スーパーファイトの時も今回のトーナメントも特に変わりはなく、いつも通りに仕上げてきました、はい。(1日3試合を勝ち抜くために、気持ち以外で必要なことは?)トーナメントの経験値は僕が一番あると思います。実力があれば優勝できると思います。
(安保選手の「負ける気がしない」をどう思う?)逆に、ここで負ける気がするとか、負けるかもしれない、という選手は誰一人いないと思うんで(苦笑)。当然の言葉かなと思いますね。それに何も思わないし、逆にそういう気持ちでいてくれた方がやりがいもあるんで。このトーナメントは、僕と瑠輝也のトーナメントみたいになっていて、それを他の選手がどう止めようとするかがテーマだと思うんで。圧倒的に、僕と瑠輝也がそれを阻止して、決勝で僕がしっかり倒して、ベルトを取りたいと思いますね」
FUMIYA
「しっかり、無理なく減量も出来て、後は明日、相手をぶっ倒すだけです。お願いします。(トーナメントが決まってからどんなことを考えて練習してきた?)えっと(加藤)虎於奈選手の代役として選ばれたんですけど。僕はそれも運命だと思って、しっかり練習してきたんで。正直、1回戦の野杁選手だけしか、そこを思い切っていくしかないなと思って練習してきました。準決勝・決勝は、僕の中の根性して倒していこうかな、っていう感じです。(1日3試合を勝ち抜くために、気持ち以外で必要なことは?)運も大事だと思うんですよ。運に関しては(リザーブから繰上りになった)僕が誰よりも持っているので。それを出して一戦一戦頑張るだけだと思います」
安保瑠輝也
「試合が決まってから、散々大口を叩いてきたんで。それを俺が明日、有言実行できるカリスマなのか、ただの口だけなのか。みなさん、楽しみにしててくれればと思います。(トーナメントが決まってから、どんなことを考えて練習してきたか?)俺は、このベルトを取ることだけを考えて練習してきましたね。このトーナメント、優勝候補の野杁選手と俺の二人のトーナメントみたいになってるんですけど、それを他の選手がどう思ってるのかな、逆に聞きたいんですけど。このトーナメントが決まってから、野杁君が優勝候補だと言われてて。俺はトーナメントの会見で言いましたけど、別に負ける気はしない、と。それがこの期間、過ごしてきて、この自信が確信に変わったんで。明日、必ず俺がベルトを取りますね。(1日3試合を勝ち抜くために、気持ち以外で必要なことは?)俺が格闘技界の顔になるという覚悟」
アラン・ソアレス
「今日は全選手、ちゃんと休養を取って、たくさん食べてくれ。俺も全力で1人ずつ倒していくから、覚悟していてほしい。(トーナメントが決まってからどんなことを考えて練習してきた?)自分も一回戦から集中して、最高のパフォーマンスを発揮したいと思う。もちろん安保を倒して、準決勝、決勝しか見ていない。ベルトは私のものになると思う。(1日3試合を勝ち抜くために、気持ち以外で必要なことは?)一試合一試合いいパフォーマンスを出すことだね」
松岡力
「明日は1日3試合、ホンマは誰か一人ぐらい、計量オーバーしてくれへんかな、と思ったんですけど、みんなプロなんで。さすがみんなおっきい状態で、減量も成功して、すごいなと思いましたね。ホントは1日3試合もやるの嫌なんですけど、頑張ります。(トーナメントが決まってからどんなことを考えて練習してきた?)トーナメントということでいつもの3倍練習してきました。3倍はしんどかったんで、早く練習終われ、早くトレーニング終わりたいな、と思いながら追い込んできました。(1日3試合を勝ち抜くために、気持ち以外で必要なことは?)教えて欲しいです、僕が」
マキ・ドゥワンソンポン
「明日は精一杯の試合をして、とても面白い、みなさんが感動できるような試合をしたいと思う。絶対に勝つ。(トーナメントが決まってからどんなことを考えて練習をしてきた?)自分も試合に勝つことだけを考えて、厳しい練習をしてきた。明日はトーナメントということで、自分の実力がどこまで通用するかも確認したい。まずは1回戦、確実に勝利して、その後の準決勝、決勝と闘えるように全力で戦う。(1日3試合を勝ち抜くために、気持ち以外で必要なことは?)自分自身、何が必要かと言われたら、運や運命的なものももちろん必要だと思う。一回戦はガードをきちんとすることを注意していきたい。いずれにしても今回3試合戦えたら、自分自身の実力を試せる絶好のチャンスだと思う」
シナ・カリミアンが京太郎に通告「このピエロをリングの上で教育する。覚悟しておけ」、K-1デビュー戦・石井慧「緊張もするし楽しみ」vs愛鷹亮「K-1とはこういうものだと体現する」
今大会は重量級の注目カードが並んでいる。 第20試合のヘビー級スーパーファイトでは、K-1復帰2戦目の京太郎がクルーザー級王者シナ・カリミアンと対戦する。3月のK-1日本武道館大会、K-1復帰初戦で貫録のKO勝利を飾った京太郎。カリミアンも同大会で逆転KOでベルト奪還を果たしたばかり。まさに階級を超えた重量級の夢の対決と言える。
いつものようにド派手なスーツにハルクのマスクで登場した京太郎は、事前インタビューでの挑発について触れられると「僕はケンカも好きじゃないし、本当は闘いたくない」と京太郎節を炸裂。横浜アリーナでの試合はピーター・アーツ戦以来12年ぶりで「その時以来の100kg。自分の中では感慨深いですね。減量がどう作用するか分からないけど楽しみ」と心境を語った。
逆にカリミアンは京太郎への挑発について聞かれると「彼はリスペクトのかけらもないピエロ。だからリングで教育する」とキッパリ。この好対照な姿勢が試合でどう出るかも興味深い。
第14試合はスーパー・ヘビー級のスーパーファイト。K-1初参戦の石井慧が愛鷹亮と対戦。柔道の五輪金メダリストのK-1挑戦は大きな話題を呼んでいる。
一方の愛鷹も柔道出身で、柔道時代は石井が“神”のような存在だったというが、K-1では負けるわけにはいかない。さらに連敗脱出をかけた試合でもあるが、愛鷹は「変に気負いすぎないで、K-1はこういうものだと体現したい」。またK-1ファイターらしく「石井選手にK-1を理解してもらう」と続けた。
対する石井はK-1デビュー戦を前に「緊張もするし楽しみ」と静かなコメント。横浜アリーナはコーチであるミルコ・クロコップのK-1デビュー戦と同じ場所でもあり「自分のパフォーマンスを見せて勝ちたいです」と勝利を誓った。
京太郎
「試合に向けていい毎日を過ごせました。いい人生を送ってます。(事前インタビューで挑発もあったが)今まで何十試合やってきましたけど、僕は挑発したいんじゃなく、ただ面白いことをしたいだけなので。ケンカも好きじゃないし、本当は闘いたくないので。今回初めて減量してしんどかったなというくらいの気持ちです。
(重量級としてどんな試合を?)減量したんであまりヘビー級って感じはしないんですけど、自分が楽しければそれでいいかなと。(減量について)大変でしたね、今回は。正月くらいに120kgくらいまで増えて、試合があって10kg減量して110kgになって。前回、横浜アリーナで試合したのが12年前、ピーター・アーツ選手との試合で。その時以来の100kg。自分の中では感慨深いですね。減量がどう作用するか分からないけど楽しみです」
シナ・カリミアン
「明日はいい夜になると思う。(事前インタビューで挑発もあったが)彼はリスペクトのかけらもない、ただのピエロという印象。明日はリングでしっかり教育したい。(重量級として)明日はいい夜になる。ここにいるピエロにとっては長い夜になる。覚悟してほしい。(体重について)自分は今回の試合に向けて筋肉をつけてパワーを増やした。いい試合になると思う」
石井慧
「明日は頑張ります。(K-1デビュー戦を控えての心境は?)緊張もするし楽しみだし、そんな感じですかね。(K-1ルールで見せたいものは?)自分のパフォーマンスを見せたいし勝ちたいです。練習してきたことが出せたらいいですね。(重量級としてどんな試合を?)勝ちます。(体重について)今回はちょっと絞って110kgくらいです。(コーチのミルコさんからのアドバイスは)ミルコの(K-1)デビュー戦も横浜アリーナで、一緒ということで喜んでました。試合については、いい相手だねと言っていました」
愛鷹亮
「石井選手と横浜アリーナという大きな舞台で試合ができるのを楽しみにしています。(間近で石井選手を見て感じたことは?)大きいなと思いましたね。体が分厚くて打たれ強そうで力も強そうで、フィジカルも強そうだなと思いました。(連敗脱出などテーマがあるが、勝つイメージは?)変に気負いすぎないで、戦います。K-1はK-1という競技で、僕はK-1とはこういうものだと体現したいと思ってるので、石井選手にK-1を分かってほしいと思います。(重量級としてどんな試合を?)K-1はKOを狙いに行く競技。それを自分も意識しているので、重量級らしくKOを狙う熱い試合をしたいです」
佐々木大蔵「僕と健太にしか見せられるものを見せる」vs林健太「全力で殴り合いましょう」、城戸康裕「40代の人たちに勇気を与える試合をしたい」vs山内佑太郎「22年間やってきたことをぶつける」
第19試合では、現Krushスーパー・ライト級王者の佐々木大蔵と、今年5月のK-1横浜武道館大会でヴィトー・トファネリから逆転KO勝利を飾った林健太が対決。元・同門対決を目前に控え、佐々木は「最高の舞台、最高のリングで、健太と向かい合うのが楽しみ」と興奮を隠せない様子。そして、「いままで健太と共に過ごしてきた時間というのは、紛れもない事実。健太としか見せられないものを、見せられると思います」と、二人の関係性の深さを伺わせると同時に、観る側の期待を高めるコメントを残した。
一方の林も「大蔵くんのことが好きやとか尊敬してるとか関係なく、明日は自分を応援してくれるみんなのために全力で殴りあいましょう」と、特別な戦いに向けてアピール。さらに昨年、結果を残せなかったことを振り返り、「応援してくれる人たちをドン底に突き落としてしまった。もう打ち合いにいきます」と、真っ向勝負を仕掛けることを宣言した。
第15試合では、今回約3年8か月ぶりの復帰戦となると同時に、これがラストファイトと宣言している山内佑太郎と、今年3月の「K’FESTA.4 Day.2」で松下大紀を下し、復活劇を見せた城戸康裕が激突。
約20年のプロ生活にピリオドを打つ山内は、「僕がやってきたキックボクシングの技、経験をぶつけて、城戸選手に受け止めてもらいたい」と最後の舞台への意気込みを見せ、さらに「おじさんもおもしろい試合ができるんだなと思ってもらいたい。40代50代、そういうかたたちのファンも増えたら」と、その胸の内を語った。
城戸も「40歳くらいの人たちに勇気を与えるような試合をしたい」と山内に呼応。そして、引退試合の相手を務めることについては、過去の対戦戦績が1勝1敗なことを踏まえ「ここで決着つくのかなって。引退するのは関係ない。僕と試合したいと言ってきてくださったんで、全力でぶつかります」と、力強く言い放った。
卜部弘嵩「自分を信じてくれた人たちに勝利を捧げるvs芦澤竜誠「みんなに衝撃、感動と興奮を届ける」、村越優汰「ゴルフがあるんで無傷で勝つ」vs西元也史「一番インパクトのあるKOを見せる」、新技投入予告の朝久裕貴vsK-1初勝利に燃えるMOMOTARO
第16試合~第18試合はスーパー・フェザー級の3試合が並んだ。第16試合は、共に海外で活躍してきた朝久裕貴とMOMOTAROが激突。朝久は昨年11月のK-1福岡大会で大岩龍矢に勝利。弟、泰央が7月のK-1福岡大会でゴンナパー・ウィラサクレックを破ってK-1ライト級王者となっただけに、ここで勝って「朝久旋風」を巻き起こすか。対するMOMOTAROは、ONE Championshipでムエタイ強豪と戦った後、3月にK-1 JAPAN GROUPと契約。だがK-1初参戦では西元也史の一発を浴びてまさかのKO負け。
朝久は「海外で戦ってきた選手は精神面が強い。MOMOTARO選手は一つ抜けている」と警戒しながらも「最高の勝ち方をする」と自信をのぞかせた。対するMOMOTARO選手は「前回は悔しい思いをしたので、いただいたチャンスをしっかりと掴む」とし「まず1勝、そしてK-1ファンの皆さんに名前を覚えて貰います」と勝利へのどん欲さを見せた。共に実績のある選手、勝ってK-1トップ戦線に浮上するのはどちらだ。
第17試合は、前フェザー級王者の村越優汰と、KO勝率100%の強打者・西元也史が対戦。村越はここ最近2連勝で復調。対する西元はすべての勝利がKOというハードヒッター。5月の横浜大会ではMOMOTAROを左フック一撃でマットに沈めた。試合前、村越は「1発も当てさせない」、西元は「判定マシーン(村越)をKOする」と舌戦を展開。
この日も村越が「攻撃を貰わず、一方的な展開にしようと思う。試合後にゴルフが控えているので無傷で勝つ」と抜群のディフェンス力に自信を見せれば、西元は「トーナメントや他の階級、もちろん自分の階級の誰にも負けない、一番インパクトのある試合を見せる」と自身の強打に自信を見せた。判定マシーンか、KOマシーンか。対照的な二人が交わった時、どんな化学反応が起こるのか。
第18試合は、復活を目指す卜部弘嵩と芦澤竜誠が対戦。弘嵩は昨年12月の両国大会で計量オーバーをした上に、ローブローによる試合終了という消化不良の内容に終わった。一方の芦澤も3月のK-1東京ガーデンシアター大会で村越優汰に敗れてからの再起戦となる。両者は2018年に対戦し、この時は弘嵩がKO勝ちしている。
芦澤は「今回の試合は俺が変わってるか変わってないか。で、俺は変わってるんで、自信に溢れてるってことですよ。見てる人みんなに衝撃、感動、興奮を与えます」とニヤリ。対する弘嵩も「いろいろ変えてきて調子がいいです。いい試合が見せられると思う。僕を信じてくれた人たち、仲間だったり家族だったりファンの人たち、そういう人たちに向けてリング上で最高の試合を見せて、勝利を捧げたい」と手応えを感じている様子。芦澤が成長ぶりを見せつけてリベンジするか、弘嵩が返り討ちをして復活ぶりを見せつけるのか。
フェザー級で生き残るのは誰だ?小澤海斗「ド派手にKOで勝つ」vs國枝悠太「祭りを楽しむ」、軍司泰斗と新美貴士は揃ってKO宣言、番狂わせに燃える佑典に斗麗は「そんなに甘くない」
明日の第9試合から第11試合までフェザー級の試合が並んだ。フェザー級は今年3月に椿原龍矢が江川優生から王座を奪取するなど、“戦国時代”とも言われる状況に突入している。
第11試合では初代K-1フェザー級王座決定トーナメントにも出場した小澤海斗が登場。対する國枝悠太は今年からK-1 JAPAN GROUPに参戦し、現在Krushで2連続KO勝利中というハードパンチャーだ。今回がK-1初参戦の國枝「よこはまつりという祭りを楽しむ」と言い、小澤は「自分は見ているところが椿原選手が持っているK-1のベルトなんで、ド派手にKOで勝つ」とタイトル戦も見据えたKO勝利を目標に掲げた。
第10試合はフェザー級に階級を上げて2連勝中の軍司泰斗と現Krushフェザー級王者の新美貴士が対戦。「チャンピオンまでたどり着けるように、しっかりKO勝ちする」(軍司)vs「自分がKOすることしか考えてない」(新美)と共にKO勝利を誓った。
第9試合では斗麗と佑典による関西勢対決。篠塚辰樹の負傷欠場でチャンスが巡ってきた佑典は「下馬評では負けると言われてるんですけど、そこをひっくり返して、お祭りを盛り上げたい」と番狂わせを宣言。迎え撃つ斗麗は「K-1の世界最高のトップ戦線に簡単に横入りできるほど甘くないぞってところを見せる」と言い切った。
Krush王者・壽美が櫻井梨華子を破壊宣言、圧勝&返り討ち予告の金子晃大とリベンジに燃える晃貴が再戦、谷山俊樹vs篠原悠人はともに覚悟の一戦、龍華vs蓮實光の15歳差対決の行方は?
第8試合では、Krush王者として初戦になる壽美と、K-1初参戦・優弥道場の櫻井梨華子が対戦。壽美は「Krushチャンピオンになってから初の試合なので、Krushします!」とクラッシュ宣言すれば、櫻井は「Krushチャンピオンの壽美選手に勝って、“こんな強い選手がいるんだ!? こんな強くて上手い選手がいるんだ!?”と思わせたい」とチャンピオン狩りに自信を見せた。
第7試合の金子晃大vs晃貴は2017年1月のKrush以来の再戦だ。その時の対戦で3RKO勝ちしている金子は「前回と結果は同じですが、圧倒的な差を見せて刺激的なKOを見せたい」と返り討ちを宣言し、晃貴は「前回KOでやられているのでKOでやり返す」とKOでのリベンジを誓った。
第6試合は約4年7カ月ぶりのK-1参戦となる谷山俊樹と、現在3連敗中で再起を狙う篠原悠人が拳を交える。谷山は「今は一戦一戦、最後になってもいいと思って試合をしています。僕の集大成になる試合をしたい」と目の前の一戦に懸ける想いを語れば、篠原は「今は3連敗でもう後がない。あんまり考えすぎずに全力で倒しに行く」と復活の勝利に闘志を燃やした。
第5試合の龍華vs蓮實光は、19歳の龍華vs34歳の蓮實という年齢差15の対決。現在2連敗ながらも熱いファイトで沸かせる激闘派の蓮實は「まだまだ若手には負けないですし、今までやってきた実績はレベルが違うので、きっちりKOで沈めたい」と言い放てば、7連勝と勢いに乗る龍華は「自分の方が何倍も格が違うと思っている。明日はそれを爆発させるだけ」と堂々と言い切った。
対戦カード
第21試合 K-1 WORLD GP第2代ウェルター級(67.5kg)王座決定トーナメント・決勝 3分3R(延長1R)
準決勝(1)勝者 vs. 準決勝(2)勝者
第20試合 ヘビー級(100kg) 3分3R(延長1R)
京太郎(チーム未完/元K-1ヘビー級(100kg)王者、元ボクシングWBOアジア太平洋・OPBF東洋太平洋・日本ヘビー級王者)※フリーから所属表記変更
シナ・カリミアン(イラン/POWER OF DREAM/K-1 WORLD GPクルーザー級(90kg)王者)
第19試合 スーパー・ライト級(65kg) 3分3R(延長1R)
林 健太(FLYSKY GYM/元K-1 WORLD GPライト級王者)
佐々木大蔵(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/Krushスーパー・ライト級王者、元Krushライト級王者)
第18試合 スーパー・フェザー級(60kg) 3分3R(延長1R)
卜部弘嵩(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/元K-1 WORLD GP&Krushスーパー・フェザー級王者、
芦澤竜誠(DRAGON FISH/元INNOVATIONフェザー級王者)※PURGE TOKYOから所属変更
第17試合 スーパー・フェザー級(60kg) 3分3R(延長1R)
村越優汰(湘南格闘クラブ/元K-1 WORLD GPフェザー級王者)
西元也史(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)
第16試合 スーパー・フェザー級(60kg) 3分3R(延長1R)
朝久裕貴(朝久道場/武林風WLF -60kg級王者)
MOMOTARO(OGUNI-GYM/元WBCムエタイ・インターナショナル・同日本・NJKFフェザー級王者)
第15試合 スーパー・ウェルター級(70kg) 3分3R(延長1R)
城戸康裕(谷山ジム/元Krushスーパー・ウェルター級(70kg)王者、K-1第2代同級王座決定トーナメント2017準優勝)
山内佑太郎(HALEO TOP TEAM/元WBCムエタイ日本&全日本スーパーウェルター級王者、元全日本ウェルター級王者)
~休憩~
第14試合 スーパー・ヘビー級(+100kg) 3分3R(延長1R)
石井 慧(クロアチア/チーム・クロコップ/2008年北京五輪柔道男子100kg超級金メダル、HEAT総合ヘビー級王者)
愛鷹 亮(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/Bigbangヘビー級王者)
第13試合 K-1 WORLD GP第2代ウェルター級(67.5kg)王座決定トーナメント・準決勝(2) 3分3R(延長1R)
一回戦(3)勝者 vs. 一回戦(4)勝者
第12試合 K-1 WORLD GP第2代ウェルター級(67.5kg)王座決定トーナメント・準決勝(1) 3分3R(延長1R)
一回戦(1)勝者 vs. 一回戦(2)勝者
第11試合 フェザー級(57.5kg) 3分3R(延長1R)
小澤海斗(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ/元Krushフェザー級(57.5kg)王者)
國枝悠太(二刃会)
第10試合 フェザー級(57.5kg) 3分3R(延長1R)
軍司泰斗(K-1ジム総本部チームペガサス/元Krushバンタム級(53kg)王者)
新美貴士(名古屋JKファクトリー/Krushフェザー級王者)
第9試合 フェザー級(57.5kg) 3分3R(延長1R)
斗麗[とうま](WIZARDキックボクシングジム)
佑典[ゆうすけ](月心会チーム侍)
第8試合 女子53kg契約 3分3R(延長1R)
壽美(NEXT LEVEL渋谷/Krush女子フライ級(52kg)王者)
櫻井梨華子(優弥道場)
~休憩~
第7試合 スーパー・バンタム級(55kg) 3分3R(延長1R)
金子晃大(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ/元Krushバンタム級(53kg)王者)
晃貴(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/元Krushバンタム級(53kg)王者)
第6試合 ライト級(62.5kg) 3分3R(延長1R)
谷山俊樹(谷山ジム/WKA&WBKF世界スーパーライト級王者、元Bigbang同級王者)
篠原悠人(DURGA/元Krushスーパー・ライト級(65kg)王者)
第5試合 ライト級(62.5kg) 3分3R(延長1R)
龍華(TANG TANG FIGHT CLUB/team JOKER/K-1甲子園2019&2020 -65kg優勝)
蓮實 光(パラエストラ栃木)
第4試合 K-1 WORLD GP第2代ウェルター級(67.5kg)王座決定トーナメント・一回戦(4) 3分3R(延長1R)
松岡 力(K-1ジム五反田チームキングス/Krushウェルター級王者)
マキ・ドゥワンソンポン(タイ/真樹ジムAICHI)
第3試合 K-1 WORLD GP第2代ウェルター級(67.5kg)王座決定トーナメント・一回戦(3) 3分3R(延長1R)
安保瑠輝也(CLUB es/team ALL-WIN/元K-1 WORLD GPスーパー・ライト級(65kg)王者)※team ALL-WINから所属表記変更
アラン・ソアレス(ブラジル/ブラジリアンタイ/FIGHT DRAGON&GOLD RUSH -67kg王者)
第2試合 K-1 WORLD GP第2代ウェルター級(67.5kg)王座決定トーナメント・一回戦(2) 3分3R(延長1R)
野杁正明(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/元K-1 WORLD GPスーパー・ライト級(65kg)王者、元Krushウェルター級王者、元WBCムエタイ日本スーパーライト級王者)
FUMIYA(ポゴナ・クラブジム)
第1試合 K-1 WORLD GP第2代ウェルター級(67.5kg)王座決定トーナメント・一回戦(1) 3分3R(延長1R)
小嶋瑠久(PURGE TOKYO)
寧仁太・アリ(ガーナ/K-1ジム総本部チームペガサス)
~開会式~
K-1 WORLD GP第2代ウェルター級(67.5kg)王座決定トーナメント・リザーブファイト 3分3R(延長1R)
ダルビッシュ黒木[くろぎ](KING EXCEED/2018年RISE WEST -63kg 九州最強決定トーナメント~Road to RIZIN~優勝)
大久和輝[だいく かずき](チーム上光) ※伊原道場本部から所属変更
プレリミナリーファイト ウェルター級(67.5kg) 3分3R
清水卓馬(K-1ジム川口TEAM SIRIUS)
小林孝彦(K-1ジム総本部チームペガサス)
概要
大会名 K-1 WORLD GP 2021 JAPAN~よこはまつり~
日時 2021年9月20日(月/祝) 開場・12:30 プレリミナリーファイト開始・12:45 本戦開始・13:15
会場 横浜アリーナ
中継 ABEMA(生放送)、GAORA(9月22日(水)18:00~25:00)
チケット料金 ロイヤルシート 100,000円(完売) センターSRS席 60,000円(完売) センターRS席 35,000円(完売) センターS席 18,000円(完売) アリーナS席 18,000円 アリーナA席 10,000円(完売) 2階スタンドA席 10,000円(完売) ※センターはアリーナ相当、アリーナは1階スタンド相当 ※当日500円増し。12時より販売(K-1xKrushモバイル会員は11:45より)
チケット販売 チケットぴあ ローソンチケット イープラス ディスクガレージ K-1.SHOP グッドルーザー(03-6450-5470) K-1ジム各店舗
お問い合わせ グッドルーザー 03-6450-5470 https://www.k-1.co.jp/contact/