K-1 9.20 横浜アリーナ:松岡力「僕みたいな普通の人間が勝つ方が普通じゃない」×ドゥワンソンポン「松岡は何も出来ないだろう」
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K-1 WORLD GP 2021 JAPAN~よこはまつり~(9月20日(月/祝) 横浜アリーナ)の「K-1 WORLD GP第2代ウェルター級王座決定トーナメント」一回戦で対戦する松岡力とマキ・ドゥワンソンポンの公開練習のレポートがK-1 JAPAN GROUPから届いた。(公開練習写真:(C)K-1)
松岡力、普通=最強理論を展開!?「“普通”はどんな相手・タイプにも対応できる。格闘技の世界では僕みたいな“普通”の人間が勝つ方が“普通”じゃない」
東京・K-1ジム五反田にて、9月20日(月・祝)神奈川・横浜アリーナで開催される「K-1 WORLD GP 2021 JAPAN~よこはまつり~」の[【株式会社メディオック Presents】K-1 WORLD GP第2代ウェルター級王座決定トーナメント・一回戦(4)/3分3R・延長1R]でマキ・ドゥワンソンポンと対戦する松岡力が公開練習を行なった。
4月のKrush後楽園大会で加藤虎於奈を下して第9代Krushウェルター級王座に就き、今回のトーナメント出場が決まった松岡。加藤とは昨年11月にワンマッチで対戦し、Krushでは反則となる掴んでからのヒザ蹴りを放ってしまい、加藤が負傷→松岡の反則負けという結果に終わっていた。
そのため「元々ベルトは僕のもとにあっていいものだと思っていたし、実力的にはないほうが淋しいと思っていた。当然といえば当然」と王座奪取で特別な変化はなかったという。
公開練習で松岡は右のパンチのみをひたすら打ち込むという公開練習を披露。加藤とのタイトルマッチではパンチでダウンを奪って勝利しているが「僕のキャッチコピーは“デンジャラスロー”ということで、蹴り主体だと思われているところにパンチで倒したら面白いかなと思って、パンチの技術を磨いている」とパンチ・蹴りどちらもで倒せるファイトスタイルの確立を目指している。
今回の第2代ウェルター級王座決定トーナメントへの参戦については「自分は次の試合が防衛戦になるかどうかは深く考えてなくて、目の前の試合をクリアするとことだけを考えていた。だからたまたま流れでK-1で試合が決まった…ってところですね」と気負う様子はなし。「僕がKrushの現役チャンピオンなんですけど、全員僕より格上なんで、チャレンジャーの気持ちで臨みたいと思います」と、謙虚な態度でトーナメントに挑む。
一回戦の相手はタイ人のマキ・ドゥワンソンポンだ。松岡は「元々ムエタイが好きで格闘技をやっていたし、ムエタイの動画ばっかり見ていたんで、ムエタイの強い選手と試合できるのを楽しみにしていますね。(誰の試合を見ている?)ほぼセンチャイ選手の動画を見ますね。センチャイ選手はどこを見ても芸術的なんで、ずっと見てられますね」と、ムエタイの伝説的なスーパースター・センチャイに深く傾倒し、趣味としてセンチャイの動画を見続けるほどのムエタイ好き。
そんな松岡もタイ人との対戦は今回のドゥワンソンポンが初めて。「嬉しく思いますし、自分の技術がどこまで通用するんだろうっていうのはありますよね」と舌舐めずりし「タイの選手は苦手ではないと思うので、いい技術戦になればお客さんも楽しいかなと思います」とドゥワンソンポン攻略にも自信を見せた。
準決勝・決勝の勝ち上がりについては「誰とも戦いたくないので(笑)、本当は全員怪我してくれるのが一番いい」と語る松岡だが、準決勝では安保瑠輝也、そして決勝では野杁正明との対戦を希望。ファンの間ではこの実績のある二人の対戦に注目が集まっているが、「僕がK-1ファンでもそう思いますし、人気もあってお客さんも呼べる選手が決勝で戦うのもいいと思うんですけど、それだったら順当すぎる。ちょっと変化が欲しいと思っているんで、僕が2人の間に入っていけたらいいなと思います」と番狂わせを目論んでいる。
特に野杁には2018年12月のK-1大阪大会で対戦し、KO負けを喫した過去がある。また松岡と野杁は同じ1993年生まれで「野杁君は同世代の中でも頭一つ突き抜けている」と評す松岡だが、「前にやらせてもらった時は僕の実力不足。そこからトレーナーも変わって練習でやっている内容も変わっているので、前とは全く別の戦いになると思います」と、もし対戦が実現するならば、この3年の間の成長を見せつけたいという想いもあるようだ。
また、自身のことを“ザ・普通”と称した松岡。「普段は僕が一番面白いんですけど、格闘技をやらせたら普通ですね」という意味があるそうだが「“普通”ってなんでもできるというか、どの相手が来ても合わせられる。まぁ相手に合わせちゃうのも悪い癖なんですけど、どのタイプにも対応できるのが“普通”の良さじゃないかなと思います」と、普通が自分の長所として捉えている。
さらに「安保くんとかめっちゃギラギラしていて、そういう選手が勝っても“普通”じゃないですか。格闘家がギラギラしているのは“普通”だし、むしろ格闘技の世界で僕みたいな“普通”の人間が勝つ方が“普通”じゃないと思います」と語る松岡。“ザ・普通”の強みを活かし、普通じゃない結果の実現をトーナメントで目指す。
マキ・ドゥワンソンポン、松岡力を一蹴「松岡から怖さは感じない。松岡の攻撃は自分に当たらないから、何も出来ないだろう」
愛知・真樹ジムAICHIにて、9月20日(月・祝)神奈川・横浜アリーナで開催される「K-1 WORLD GP 2021 JAPAN~よこはまつり~」の【株式会社メディオック Presents】K-1 WORLD GP第2代ウェルター級王座決定トーナメント・一回戦(4)/3分3R・延長1Rで松岡力と対戦するマキ・ドゥワンソンポンが公開練習を行なった。
ドゥワンソンポンはムエタイでは100戦以上のキャリアを誇り、3月のK-1東京ガーデンシアター大会でK-1初参戦。近藤魁成に敗れはしたものの、強烈なミドルキックを繰り出して、近藤に「蹴りがめちゃめちゃ硬かった」と言わしめるなど、K-1ルールでも強さを見せつけた。
前回の試合を振り返り「3月に初めてK-1ルールで試合をして、少しルールの適応が難しかったのは確かだ。でも1度K-1ルールを経験して、色々と学ぶことができた。今回はもっと適応することが出来ると思う」と語ったドゥワンソンポン。
トーナメントに向けて「基本的な練習はいつもと変わらない。走り込みとムエタイの練習をして、K-1ルールに合わせた練習をする。前回は蹴りが多かった、次はパンチも多用したいと思っていて、パンチの練習を多くしている」とパンチも強化。過去の日本での試合では強力なパンチでダウンを奪っており、今回のトーナメントではさらに強さを発揮するはずだ。
ドゥワンソンポンは一回戦で対戦する松岡を「戦い方はムエタイスタイルに近い」と分析。その一方で「怖さは感じないね。いつも通りに戦えば何も問題はないと思う。松岡はローキックが強い? それは相手に当たれば…の話しだろ。松岡の攻撃は自分に当たらないから、何も出来ないだろうね」と切り捨てる。
さらに会見で松岡が「これ以上、K-1ルールに慣れられると困るから練習しないで欲しい」と発言したについて聞かれると、「彼もムエタイを学んでいて、ムエタイの怖さを知っているんだと思う。私に対する恐怖はムエタイに対する恐怖だろう」と不敵に笑った。
松岡に対しては余裕のコメントを連発したドゥワンソンポンだが、安保瑠輝也・野杁正明の実力は高く評価。準決勝で安保、決勝で野杁と対戦することを想定している。
「安保の印象はとにかく強い。そして彼はK-1のスーパースターの一人だと思う。自分が一回戦を勝てば、準決勝では安保と戦うことになると思っているから、そのつもりで準備をする。もし自分が2回勝って決勝までいけば、野杁と当たる可能性が高い。野杁はゲーオをはじめ強いタイ人に勝っているので、本当に強いと思う。そういう部分では恐ろしいファイターだ。1日3試合は今まで経験したことがないから、自分でもどうなるか想像できない。とにかく1試合1試合を勝つことを考えて、勝ってから次の試合のことを考えたい」
ドゥワンソンポンがトーナメントを優勝すれば、ゲーオ・ゴンナパーに続くタイ人チャンピオンになる。「トーナメントに出る選手は全員強い選手だから、自分がベルトを巻く可能性は50%。厳しい戦いになると思うが、K-1のベルトを巻くことが出来たら、こんなに誇らしいことはないと思う」とK-1王座への想いを語った。
対戦カード
K-1 WORLD GP第2代ウェルター級(67.5kg)王座決定トーナメント・一回戦(1) 3分3R(延長1R)
小嶋瑠久(PURGE TOKYO)
寧仁太・アリ(ガーナ/K-1ジム総本部チームペガサス)
K-1 WORLD GP第2代ウェルター級(67.5kg)王座決定トーナメント・一回戦(2) 3分3R(延長1R)
野杁正明(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/元K-1 WORLD GPスーパー・ライト級(65kg)王者、元Krushウェルター級王者、元WBCムエタイ日本スーパーライト級王者)
FUMIYA(ポゴナ・クラブジム)
K-1 WORLD GP第2代ウェルター級(67.5kg)王座決定トーナメント・一回戦(3) 3分3R(延長1R)
安保瑠輝也(CLUB es/team ALL-WIN/元K-1 WORLD GPスーパー・ライト級(65kg)王者)※team ALL-WINから所属表記変更
アラン・ソアレス(ブラジル/ブラジリアンタイ/FIGHT DRAGON&GOLD RUSH -67kg王者)
K-1 WORLD GP第2代ウェルター級(67.5kg)王座決定トーナメント・一回戦(4) 3分3R(延長1R)
松岡 力(K-1ジム五反田チームキングス/Krushウェルター級王者)
マキ・ドゥワンソンポン(タイ/真樹ジムAICHI)
K-1 WORLD GP第2代ウェルター級(67.5kg)王座決定トーナメント・リザーブファイト 3分3R(延長1R)
ダルビッシュ黒木[くろぎ](KING EXCEED/2018年RISE WEST -63kg 九州最強決定トーナメント~Road to RIZIN~優勝)
大久和輝[だいく かずき](チーム上光) ※伊原道場本部から所属変更
K-1 WORLD GP第2代ウェルター級(67.5kg)王座決定トーナメント・準決勝(1) 3分3R(延長1R)
一回戦(1)勝者 vs. 一回戦(2)勝者
K-1 WORLD GP第2代ウェルター級(67.5kg)王座決定トーナメント・準決勝(2) 3分3R(延長1R)
一回戦(3)勝者 vs. 一回戦(4)勝者
K-1 WORLD GP第2代ウェルター級(67.5kg)王座決定トーナメント・決勝 3分3R(延長1R)
準決勝(1)勝者 vs. 準決勝(2)勝者
スーパー・ヘビー級(+100kg) 3分3R(延長1R)
石井 慧(クロアチア/チーム・クロコップ/2008年北京五輪柔道男子100kg超級金メダル、HEAT総合ヘビー級王者)
愛鷹 亮(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/Bigbangヘビー級王者)
ヘビー級(100kg) 3分3R(延長1R)
京太郎(チーム京太郎/元K-1ヘビー級(100kg)王者、元ボクシングWBOアジア太平洋・OPBF東洋太平洋・日本ヘビー級王者)※フリーから所属表記変更
シナ・カリミアン(イラン/POWER OF DREAM/K-1 WORLD GPクルーザー級(90kg)王者)
スーパー・ウェルター級(70kg) 3分3R(延長1R)
城戸康裕(谷山ジム/元Krushスーパー・ウェルター級(70kg)王者、K-1第2代同級王座決定トーナメント2017準優勝)
山内佑太郎(HALEO TOP TEAM/元WBCムエタイ日本&全日本スーパーウェルター級王者、元全日本ウェルター級王者)
スーパー・ライト級(65kg) 3分3R(延長1R)
林 健太(FLYSKY GYM/元K-1 WORLD GPライト級王者)
佐々木大蔵(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/Krushスーパー・ライト級王者、元Krushライト級王者)
ライト級(62.5kg) 3分3R(延長1R)
谷山俊樹(谷山ジム/WKA&WBKF世界スーパーライト級王者、元Bigbang同級王者)
篠原悠人(DURGA/元Krushスーパー・ライト級(65kg)王者)
ライト級(62.5kg) 3分3R(延長1R)
龍華(TANG TANG FIGHT CLUB/team JOKER/K-1甲子園2019&2020 -65kg優勝)
蓮實 光(パラエストラ栃木)
スーパー・フェザー級(60kg) 3分3R(延長1R)
卜部弘嵩(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/元K-1 WORLD GP&Krushスーパー・フェザー級王者、
芦澤竜誠(DRAGON FISH/元INNOVATIONフェザー級王者)※PURGE TOKYOから所属変更
スーパー・フェザー級(60kg) 3分3R(延長1R)
村越優汰(湘南格闘クラブ/元K-1 WORLD GPフェザー級王者)
西元也史(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)
スーパー・フェザー級(60kg) 3分3R(延長1R)
朝久裕貴(朝久道場/武林風WLF -60kg級王者)
MOMOTARO(OGUNI-GYM/元WBCムエタイ・インターナショナル・同日本・NJKFフェザー級王者)
フェザー級(57.5kg) 3分3R(延長1R)
小澤海斗(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ/元Krushフェザー級(57.5kg)王者)
國枝悠太(二刃会)
フェザー級(57.5kg) 3分3R(延長1R)
軍司泰斗(K-1ジム総本部チームペガサス/元Krushバンタム級(53kg)王者)
新美貴士(名古屋JKファクトリー/Krushフェザー級王者)
フェザー級(57.5kg) 3分3R(延長1R)
斗麗(WIZARDキックボクシングジム)
佑典(月心会チーム侍)
スーパー・バンタム級(55kg) 3分3R(延長1R)
金子晃大(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ/元Krushバンタム級(53kg)王者)
晃貴(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/元Krushバンタム級(53kg)王者)
女子53kg契約 3分3R(延長1R)
壽美(NEXT LEVEL渋谷/Krush女子フライ級(52kg)王者)
櫻井梨華子(優弥道場)
プレリミナリーファイト ウェルター級(67.5kg) 3分3R
清水卓馬(K-1ジム川口TEAM SIRIUS)
小林孝彦(K-1ジム総本部チームペガサス)
概要
大会名 K-1 WORLD GP 2021 JAPAN~よこはまつり~
日時 2021年9月20日(月/祝) 開場・12:30 開始・13:00
会場 横浜アリーナ
中継 ABEMA(生放送)、GAORA(9月22日(水)18:00~25:00)
チケット料金 ロイヤルシート 100,000円 センターSRS席 60,000円 センターRS席 35,000円 センターS席 18,000円(前売り完売) アリーナS席 18,000円 アリーナA席 10,000円(前売り完売) 2階スタンドA席 10,000円 ※センターはアリーナ相当、アリーナは1階スタンド相当 ※当日500円増し
チケット販売 チケットぴあ ローソンチケット イープラス ディスクガレージ K-1.SHOP グッドルーザー(03-6450-5470) K-1ジム各店舗
お問い合わせ グッドルーザー 03-6450-5470 https://www.k-1.co.jp/contact/