K-1 3.22 さいたま 一夜明け会見:木村ミノル「グレゴリアンは今すぐにでもやります」、武尊「やりたい試合を実現させることが、やってきたことの証明」
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3月23日(月)都内にて「K-1 WORLD GP 2020 JAPAN~K’FESTA.3~」の一夜明け会見が行われた。(記事提供:K-1 JAPAN GROUP 会見写真:(C)K-1 )
K-1 3.22 さいたまスーパーアリーナ:武尊、KO勝ちし涙ながらの「格闘技最高」。木村“フィリップ”ミノル、3連続1R KO勝ちで70kgの王者に
スーパー・ウェルター級王者・木村“フィリップ”ミノル、新たな黄金時代を俺が創る!「世界各地の王者がみんな集まってK-1のタイトルを争うという状況に持っていきたい」
第3代K-1スーパー・ウェルター級王座決定トーナメントに出場した木村“フィリップ”ミノルは1回戦で海斗、準決勝でエダー・ロープス、決勝で和島大海をいずれも初回KOで降して完全優勝。第3代王者の座をものにした。
これで昨年から継続する連続KOを9に更新した木村は「昨日は1日中ゾーンの中にいた感じで、めちゃくちゃ調子よかった」と戦いを振り返り、マラット・グレゴリアン、チンギス・アラゾフといった歴代王者との戦いにも意欲を示した。
「昨日は1日中ゾーンの中にいた感じで、めちゃくちゃ調子よかったです。試合に関しては“どうやったら倒せる”かがファーストコンタクトで読み取れるようになってきて。なんか安心感があって、自分を信じることができました。
運的な要素も全部僕の方に来ていたと思うし、そういう風に環境的にもめちゃくちゃ獲りやすい状況になっていましたね。みんな結構ダメージが溜まっているのも見ていたし、僕は結構サクっと勝つことが多かったので、それはトーナメントにおいてはめちゃくちゃデカいですね。
(試合を振り返って)海斗選手との試合が1番緊張感というか怖いっていうのがあったので、その後は全部楽でした。
このベルトを持っていたチャンピオンたちがだいぶ強いし、偉大な選手たちなのでそれに並ぶじゃないけど、その価値を落とさないためにもこのベルトを守る活躍というかそういう任務は果たしていかないといけないのかなとは思っています。
(第2代王者のチンギス・)アラゾフはちょっと苦手なタイプだけど、(初代王者のマラット・)グレゴリアンは今すぐにでもやりますよ。そういう風にして、もっともっとかき乱すじゃないけど、70㎏もすごい状態にしたいですね。世界各地の王者がみんな集まってK-1のタイトルを争うという状況に持っていきたいです。
(前日会見に出て来なかったのは)もちろん作戦です(笑)。ちょっと体調が悪かったのはあるんですけど、大体が作戦ですね。やっぱりトーナメントで1人だけ体調不良でいないってなるとみんなも“あれ?”ってちょっとザワつくじゃないですか。そうしたらみんなのマインドに僕のことが刷り込まれるので、僕の日になりやすいですね。なんか色々そういう要素もあって、実際に体調悪かったですけど(苦笑)、いない方がいいかなって。そこで喋るよりはみんなより早く帰って回復に努めた方がいいかなっていう。やっぱりトーナメントなんでズルさ、そういう賢さも必要かなって(笑)。
久保くんと一緒にベルトを獲れたのは感慨深いですよね。最初はずっとお兄さんとして、兄貴として面倒を見てもらって、試合することもあって特別な関係、他の誰かと築こうと思っても築けない関係がもうできているので2人でベルトを持ってリングで会えた瞬間はめちゃくちゃ嬉しかったですね。(久保)優太くんはずっとトーナメントの1回戦から準決勝、決勝って行く前に全部ちょっとした気持ちのアドバイスとかそういうのをくれていたので、優勝した後はシンプルに『おめでとう』って言ってくれましたね。『やったね』って。
終わったあとリング下に降りて魔裟斗さんが声を掛けてくれて、『なんでそんなに強くなったの?』って言ってくれて、『スゴいね』と言ってくれて、その後にボクシングの世界チャンピオンのホルヘ・リナレス選手も試合を見に来てくれていたので、その2人に真ん中で写真を撮った時はめちゃくちゃ感慨深いっていうか、めちゃくちゃなんかテンション上がりました。子どもに戻りましたね。世界チャンピオンとK-1の世界チャンピオンに囲まれて写真を撮っている感じは何よりもお祝いですね、僕にとっては」
武尊、K-1王者として見ている人たちにパワーを与えたい「僕はK-1を背負って戦う。K-1のベルトの価値を高める試合をしていきたい」
K-1スーパー・フェザー級王者にしてK-1三階級王者の武尊は、当初、ISKA世界ライト級王者アダム・ブアフフと史上初のK-1 WORLD GP&ISKAダブルタイトルマッチが予定されていたが、ブアフフが急遽欠場。
それを受けて、ムエタイのBBTVスタジアム認定フェザー級王座の戴冠歴を持つペッダムと、スーパーファイトで対戦し、2Rに怒涛の連打を見せ、最後は左右のフックでKO勝利を飾った。
この一戦について武尊は「二年連続、ムエタイのトップファイターと戦うことができて、凄くいい経験になった」とコメント。さらに「ISKAというベルトはずっとほしかったベルトだし、K-1のチャンピオンの価値を高めるためにも獲っておきたい」と、ブアフフとのダブルタイトルマッチの早期実現を望んだ。
「昨日は『K’FESTA.3』というK-1の年に一度のビッグイベントで、ダブルタイトルマッチはできなかったんですけど、僕的には2年連続で、ムエタイのトップファイターと戦うことができて、凄くいい経験になりましたね。
(昨日の試合後のコメントについては?)格闘技最高って言わせてもらったんですけど。試合のこともあるし、プラス、今回は日本だけじゃなく、世界でこういう状況になってる中で、格闘技っていうのは人にパワーを与えられるスポーツだと思って言わせてもらいました。僕がK-1代表というのは変わらないし、K-1を背負って戦うというのは変わりません。その立場として、自分がやりたい試合を実現させることが、僕がやってきたことの証明だと思います。そのために僕がやることはたくさんあると思うんで、それを全力でやっていくだけかなと思うのですけど。それはいままでと変わらずっていう感じですね。
(その願いを叶えるための大会を開いてほしい?)そうですね。こういうときだからこそ協力しあって、格闘技というジャンルで世界にパワーを発信でいたらいいんじゃないかなって思いますね。
(ブアフフとのダブルタイトルは早いうちに実現させたい?)そうですね。今回、ブアフフ選手との対戦のために、何カ月もかけてやってきたんで。ISKAのベルトはずっとほしかったベルトだし、K-1のチャンピオンの価値を高めるためにも獲っておきたいベルトだったんで。近々、試合が実現できたらいいなって思ってます。
(初上陸の福岡には出たい?)そうですね。やっぱり、まずは日本全国にK-1という舞台を知ってもらいたいんで。僕も試合でそれを見せていきたいなっていうのはあります。
(レオナ・ペタス選手から執拗な挑戦表明については?)強い選手だと思うし、実力をしっかり昨日示したと思うので。そういう状況になれば、しっかり叩き潰したいと思います。でも、僕はいま、K-1のベルトの価値を高める試合をしていきたいという気持ちもあるんで。それと折り合いがついて、いいタイミングがあればそれを証明したいなと思います」
POWER OF DREAMで生まれ変わったシナ・カリミアンがリベンジ&クルーザー級王座防衛「次はKrushクルーザー級のベルト、K-1ヘビー級のベルトも狙っていきたい」
今大会では挑戦者・愛鷹亮を挑戦者に迎えてのリベンジマッチに挑んだ王者シナ・カリミアン。1Rこそ愛鷹の右フックでダウンを奪われたものの、2Rに起死回生のバックブローでダウンを奪い返して反撃。その後は共にダメージの深い状態で死力を尽くして戦い抜き、判定3-0で王座防衛に成功した。
一夜明け会見でカリミアンは「愛鷹選手に感謝を述べたい。彼は非常にタフな選手だった」と挑戦者を称えると、今後は「Krushのベルトも視野に入れ、目の前のベルトを保持しつつヘビー級のベルトを狙いたい」と二階級制覇とKrushでの王座奪取も目標に掲げた。
「まず最初に昨日対戦してくれた愛鷹選手に感謝を述べたい。彼は非常にタフな選手だった。今回の試合に勝つことが自分でも一番大きなことだったので、そういう意味も含めて戦ってくれた愛鷹選手に感謝したい。そしてみなさんお待たせしました。キングが戻ってきました。これからまたさらに強くなる自分をお見せしたいと思います。
(前回KO負けした時と同じような1Rを乗り越えられた要因は?)今回の自分は前回と比べて一段と違う自分で試合に臨むことが出来た。40日という短い間ではあったが、毎日ハードなトレーニングを積んでこの試合にかけてきた。もちろん1R目はすごくタフな試合になったが、今までとは全く違う自分で試合に臨めた。
(古川会長はPODでの練習の成果が発揮されるのは半年後ぐらいだろうと言っていたが?)やっと自分がいるべきチーム、仲間に出会えたと思っているし、古川会長はとても素晴らしい人物なんだ。トレーニングだけではなく、チームのみんなを本当にケアしてくれる。仕事としてというよりは、本当にこのスポーツを愛していると強く感じるんだ。ジムを見ていても小さい5歳の子供から大人までが一緒に楽しんで練習している。そんな自分にとって家族のようなところに出会えたことで、これからも一緒に厳しい練習を積みながら共に向上していきたい。
(今後はヘビー級との二階級制覇も視野に入れている?)このベルトを獲ったことだけでは満足は全くしていない。こうして日本にいる間にヘビー級のベルトも含めて、もっともっとベルトを獲りたい。Krushのベルトも視野に入れつつ、このベルトを保持しつつヘビー級のベルトを狙い、たくさんのタイトルに挑戦していきたい。
(試合前日はこれまでと違って笑顔で握手を求めたが、どういう心境の変化だった?)自分は普段の気持ちが感情に出やすいタイプで、今までは感情が出ていたんだと思う。PODに移ってから練習に集中していくことによって、自分の中のネガティブな部分が練習の中で発散されつつ、ポジティブに変わっているというのは自分でも感じていた。それが今回の試合で愛鷹選手と向き合って自然に笑顔になった理由だと思う。ただ愛鷹選手が今回の試合にかけていたものもよく分かっているし、愛鷹選手のことはすごくリスペクトしている。今回の試合では愛鷹選手は自分のヒザ蹴りで怪我をしてしまったと聞いてすごく悲しいとは思うけど、早く回復してリングに戻ってきてほしい。アリガトウゴザイマス」
武居由樹、デンサヤームに勝利も反省の丸坊主!「気合いを入れ直すため5年ぶりに坊主にしました…」
昨日の大会ではタイのデンサヤーム・アユタヤファイトジムと対戦した武居由樹は、判定で勝利したものの自身が目指したKO勝ちには至らず。
これでムエタイ戦士相手に3連続の判定勝ちとなってしまい「気合いを入れ直すため」坊主姿となり会見に現れた。
「昨日は本当に会場でもAbemaTVでもすごいたくさんの人に応援してもらったのに、つまらない試合をしちゃって本当に申し訳なかったと思います。デンサヤーム選手も本当に上手い選手で強かったです。昨日は本当にああいうパッとしない試合をして、これがもう2戦も続いちゃって本当に会長にすごい怒られたのでしっかり気合いを入れ直すため坊主にしました。
(デンサヤームは)リーチの長さとかはあって、リズムとかもなんとなく分かっていたんですけど自分自身が対策してきたことを全く出せなくて、メンタルの部分でちゃんとできていなかったのかなって思います。自分がちゃんと仕上げ切れていなかったのが原因かなって。だから何ていうんですかね、“デビューした時の方がもっといい動きをしていたんじゃないか”って思うぐらいの動きの硬さだったので、もう1回自分のことをよく考えて次の試合に臨みたいと思います。タイ人選手と3人やって、ほんと明確に、勝ち切ったって自分でも言えるのかっていうと本当に難しいので、そういう試合をできるまでやる、タイ人選手と戦う必要はあるなと思うので、どんどんタイ人選手とやらなきゃいけないなと思います。
次の試合のこととかはまだ全然考えていないんですけど、そういうことは全部会長やジムのみんなと相談して、玖村(将史)選手はこの前倒したばっかりだと自分は思っていたので、それよりやるなら他の選手かなって思っています。
坊主は……いつ以来ですかね。Krushでオープニングに出ていた時とかそれぐらいぶりなので、もう5年ぶりぐらいになるんじゃないかと思います。(坊主は自分で似合っていると思うか?)いや、どうですかね。みなさんどう思いますかね? でも、もうこういう頭にならないよう、次からはしっかりやりたいなと思っています」
ウェルター級王者・久保優太、VS日本人無敗ジョーダン・ピケオー攻略法を明かす!「12パターンぐらい倒す展開・戦略を練ってきた。やっぱり試合は冷静と情熱の間がいいんですよ」
K-1ウェルター級タイトルマッチでジョーダン・ピケオーの挑戦を受けた王者・久保優太は、対日本人無敗のピケオーに判定勝利し王座防衛に成功。入場時に歌を披露した愛妻・サラさんとのエピソードや戦略から前日会見における駆け引きまで、試合後も存分に“久保ワールド”を展開した。
「昨日はありがとうございました。緊張感が抜けて風邪引いちゃいました(苦笑)。個人的には3カ月みっちり練習したから当然の結果と言えば当然の結果なんですけど、Twitterとかネットとかで反響がヤバくて、『あのピケオーに勝った』みたいな。もうLINEとかが鳴り止まなくて。とにかく反響がスゴかったです。そういうスゴいことができたんだなっていうのと、あとやっぱりピケオー選手がそれだけの実績を残してくれて、そういう選手に勝てたっていうことなので、ピケオー選手に対して感謝ですね。
今日発表する話だったんですけどちょっといろんな事情がありまして、ちょっとそれは1ヵ月ほど延ばしてもらって今後の僕の動向に注目してもらえたらと思っています。期待は裏切らない男だから、そのうち分かりますという感じで、すみません。(発表は)格闘技に関することです。
試合をすることで応援してくれている人からすごいリアクションが起きて、1年前にも試合をやってよかったなって思ったし、昨日も試合をやってよかったなって。だから格闘技って素晴らしいなっていうか、なんか中毒者みたいになっちゃっているけど、ほんとそうですよね。だからこういう魅力が惹きつけられるというか、そういう舞台があることが非常にありがたいというか、ちょっと分析しちゃっているんですけど。
ついでにプライベートのことを言うと、告白も成功しちゃったりして、魔裟斗さんもリング上で発言していたことで僕の中ですごい心に響いていることがあるんですけど、『1つのことを頑張っていると、こういう風にいいことがある』っておっしゃっていたじゃないですか。だから本当に1つのことを頑張っていれば、いいことあるなって。恋愛まで上手くいっちゃってる、みたいな。いや、まだ上手くいってませんよ、上手くいきそうだなっていう妄想です(苦笑)。
でもリング上で公開告白をしたいと思ってイメージして、それでピケオーに勝つイメージを繰り返し繰り返しやっていたので、試合展開としては作戦通りに行ったっていうか。その作戦通りにする過程でイメージトレーニングってやっぱりすごい大事なんです。だから勝つイメージをしないとやっぱりダメですよ。
(イメージトレーニングは)ほぼ毎日というか、ずっと常に考えています。夢にも出てくる……っていうことは24時間ほぼ戦っているみたいな感じで、どれぐらいかはちょっと分からないんですけど。とにかくいろんなことを妄想・展開、12パターンぐらい倒す展開を予想というか戦略を練ってきたと話しましたけど、常にそういうパターンは想定してやっています。
結果的に倒したっていうパターンが僕は理想としているんです。2ラウンドにボディが効いて、みんなそこで“行けよ”って思ったと思うんですけど、僕は3ラウンド行かなかったんです。なぜかと言うと、それだけ勝ちに徹したというか、それで行って過去に3ラウンドで倒されているパターンが何回もあるんです。思い浮かぶだけでも3回ぐらいあるので、それだけはいけないっていうので、トレーナーからも3ラウンド絶対に落ち着け、倒しに行くなと。そこを攻め続けて、絶対ディフェンスを忘れるなと。
昨日は歓声を上げちゃいけなかったので、セコンドの指示もめちゃくちゃ聞こえたんです。だから常に自分が冷静な状態というかフラットな状態にいれたし、やっぱり歓声で聞こえなくなっちゃう時ってあるじゃないですか。そういう意味でもやっぱり昨日は持っていたというか。いろいろ映像とかを見返しても、自分が熱くなるシーンがなかったっていうのはよかったなって。前日の会見とか相手は熱くなっていましたけど、やっぱり試合は冷静と情熱の間がいいんですよ。
(入場時の妻・サラさんの歌は)僕の提案という訳ではなくて、何かそういうことをしたいっていう風に言ってくれて、それだったら試合を見に来てくれるじゃんって。いつも見に来てくれないんですよ。海外に行っちゃっていて、AbemaTVで見るねって言われて、海外で見れなかったとか、そういうパターンばっかりだったので、入場で歌ってくれるってなったら試合を見に来てくれる、カッコつけるチャンスじゃね? と思ったりして。
サラちゃんのお兄さんからもいいことがあったんです。『優太くん、本当に興奮したよ、感動したよ』みたいな。ああいう技術があるんだったら教えてあげたり、後進に技術を教えてあげるような環境、ジムを作るとか量を増やすとかそういうためにお金を使いなよということで、資金調達しちゃったみたいな。そういうこともあったので、それだけ頑張るといいことがあるんだなっていう。そのお金は株には使いませんよ。増やしてアレしようなんて思惑はないですよ。そこはちゃんと別にしていますから。安心してください、先に言っておきます。
前日の会見でも『“あれ、こんなはずだったっけ?”って思わせる』と言った通り、試合は相手の光を消すじゃないですけど、見てくれているみんなも“ピケオーってこんなだったっけ?”って思ってもらえたと思います。これまでやった自分の対戦相手とかもみんなそう思っているんですよ。“あれ、こんなに自分って弱かったっけ?”みたいな。
でもそれは相手のしたいことをさせない、相手がしたいことをさせてしまうと自分の展開に持っていけないし、相手の展開になっちゃうので、そういうのも駆け引きの1つだと思うんです。それも技術の1つだと思うし、だから僕はただ汗水たらしてサンドバッグを殴っているだけが練習・トレーニングじゃないっていう持論があるんですけど、そういうのをしっかりと自分の中で反復練習して、勉強してやることもトレーニングの1つだと思っているので。別に怒ってくれたら怒ってくれたでラッキーじゃないですか。だってカウンター取りやすくなるし。熱くなってワーって前に出て来てくれたらラッキーですよ。僕はそんなわざと挑発したとかそういうタイプではなくて自然体なんですけど、勝手に怒ってくれたのはラッキーでしたね」
朝久泰央、スーパーファイトで現ライト級王者・林健太に勝利「林選手はいままで戦ってきた選手とはケタ違いのパンチ力で、背負ってるものを感じた」
朝久泰央はスーパーファイトでK-1ライト級王者の林健太と対戦。当初、林は中国のジュー・シュアイと対戦予定だったが、シュアイからキム・フォークに相手が変更。そのキムも大会直前で来日不可能となり、急遽、朝久にチャンスが舞い込んだ。
結果は朝久が2Rに飛び二段蹴りでダウンを奪って、判定3-0で1階級上のK-1王者・林を撃破。大番狂わせを起こした朝久は「K-1チャンピオンだからというよりも、林選手だからこその驚異的な強さだった」と相手を讃えた。
そして、7月に地元福岡で開催されるK-1について「僕は地元だからというよりも、強い相手とならいつでもどこでもやりたい」とコメントした。
「昨日は急遽参戦という形だったんですけど、参戦するにあたって、ずっと動いてくださったK-1のスタッフのみなさんや、ファンやアンチの方もいると思うんですけど、その人たちみんなにありがとうという気持ちを伝えたいです。試合としてはとても楽しかったです。
(相手の印象、試合の感想は?)いままで戦ってきた選手とはケタ違いのパンチ力で、やっぱり背負ってるものを感じたし、K-1チャンピオンは強いなと思って。まあ、K-1チャンピオンだからというよりも、林選手だからこその驚異的な強さだったと思いましたね。
(4日前のオファーを受けての試合の感想は?)動きとしては4日前でも全然問題なかったんですけど、やっぱり林チャンピオン、強いなっていうそれだけですね。
(これで一気にK-1ライト級のコンテンダーになると思うが、ベルトに挑戦したい気持ちは?)まだ、僕はライト級でキャリアを積んでるわけでもないですし、すぐに再戦っていうのも、林チャンピオンの状況もあると思います。さっき、レオナ・ペタス選手がKrushじゃ相手いないって言ったと思うんですけど、公でああいうふうに言って、実際裏じゃ、いろいろ理由つけて逃げてばっかりいると思うんで(苦笑)。まあ、階級については道場の館長とか、いろいろ話していこうと思います。
(レオナに辛辣だが、やはり2回負けてる相手にリベンジしたい?)そうですね。僕はずっと成長していると思っていて。レオナ選手は過去の勝利に縛られて、それでいつまでも引きずってんのかなって感じです。60kgのほかの選手も、朝久とやってもいいとか、朝久とやりたいとか言いつつも、試合直前になったらナシになったりとか。そういう感じもあったりなので。戦いにもなってないんじゃないかなっていうのが、自分の考えですね。
(林戦の勝利をレオナ選手に突きつけたい?)純粋に林選手と戦うために、僕は今回のオファーを受けて。石の拳とか言われてますけど、自分の目のケガを見てもらってわかるように、林選手のパンチは隕石のような感じで。まあ、隕石に打たれたことないんでわからないんですけど(笑)、それくらい強くて、とてもたくさん学ばせていただきましたね。
(当然、K-1福岡に出場したいと思うが、どんなことをやってみたい?)地元でたくさん応援してくれる人もいると思うんですけど、僕は地元だからというよりも、強い相手とならいつでもどこでもやりたいと思うので。明日に試合したいと言っても、このケガなんでできないですけど(笑)、強い相手と戦いたいですね。
(今回の中村プロデューサーへの愛のある貢ぎ物は?)オロナミンCを買ってきてたんですけど、前日会見のときは選手がいっぱいいたし、いまの一夜明け会見も隣にいるかなと思ったら、自分一人だったんで。あとで会う機会があれば渡したいと思います(笑)」
KANA、王者としての初陣で宣言通りのKO勝利!「K-1のチャンピオンは強い。それを世界に向けて証明していかないといけない」
K-1初代女子フライ級王者のKANAは、スーパーファイトでイタリアのグロリア・ペリトーレを迎撃。1Rからプレッシャーをかけ続け、グロリアのクリンチから身体を離そうとしたところに右フックを叩き込み、豪快なKO勝利を収めた。
世界のトップファイターを一蹴したKANAは「練習どおり、そのままスパーリングの延長線上みたいな感じで試合に入れたのが勝因」と快心の勝利を振り返った。
そして、この一戦を世界の強豪も注目していたのを踏まえ「K-1の王者は強いことを証明したい。海外でも試合したい」と今後の展望を語った。
「昨日は結果的にKOで勝てて、本当によかったですね。いいスタートが切れました。(相手の印象、試合の感想は?)グロリア選手は一回級上のISKAの世界チャンピオンで、基本的には53~55kgくらいでやってる選手なんで、プランの中では3Rしっかり使ってKOにつながればいいなって考えて。本当に世界のトップ選手と拳を合わせてる選手なんで、凄い対策もしたし、直前まで海外から選手を呼んでスパーリングできたっていうのも、勝利につながった一つでもあって。本当に練習どおり、そのままスパーリングの延長線上みたいな感じで試合に入れたのが勝因かなって思います。
(離れ際のKOは狙っていた?)そうですね、右のオーバーハンドっていうのをずっと練習していて。自分の中では綺麗なカウンターで倒したかったんですけど、やっぱオフェンスしている中の流れで、自分の攻撃でKOにつながったのはよかったと思います。やっぱ、昨日の試合を見ても、まだまだディフェンス能力だったり、まだまだ課題がたくさん見えたんで。これからやっていくことが、明確に見えましたね。
(今後戦っていきたい選手は?)昨日、試合終わってからGLORYのアニッサ(・メクセン)選手とか、ティファニー(ヴァン・スースト)選手とかからも『おめでとう』っていうメッセージが来たりして。本当に世界のトップの選手が、この試合を気にしてくれてたっていうのが、自分の中で大きいポイントで。最終的にはアニッサ選手と試合したいなっていうのがあって。K-1のチャンピオンは強いっていうのを、世界にこれからもどんどん証明していかないといけないんで。このK-1の王者として、この日本でも試合したいですし、海外でも試合したいなっていうのが、自分の中であります。
(今後練習したい国、環境は?)やっぱりアニッサ選手だったりティファニー選手だったり。実際、直接アメリカやタイとかに行って、一緒に練習して、本当にコッチではできない強度の高さでスパーリングができるんで。日本だと、同じ女子の選手でキックボクシングルールでスパーリングをバチバチできる環境があまりないんで。これからも海外で、そういういろんな選手と拳を合わせて。この52kgっていう階級ですけど、これからは海外の上の階級の選手が落としてきて、体格差が大きい相手がどんどん挑戦してくると思うので。何で勝てるかっていうのを自分でしっかり考えて、これからにつなげていきたいなと思います」
安保瑠輝也、不可思との大激闘を振り返る「不可思選手のエゲつない気持ちの強さを感じた。久しぶりに自分らしい試合の展開を見せることが出来た」
ゲーオとの2連戦を経て不可思と2度目の防衛戦に臨んだ安保瑠輝也。初回は持ち前のキレと攻撃力を爆発させて不可思を圧倒して右ストレートでダウンを奪いKO寸前に追い込むが、2R以降は不可思が驚異的な粘りと気持ちの強さを発揮して両者一歩も引かない熱戦に。3Rも不可思の前進に苦しめられながらも、1Rにらしさを発揮した安保が判定3-0で防衛に成功した。
不可思との激闘を「久しぶりに自分らしい試合の展開を見せることが出来た。倒せる手応えの攻撃が自分の中では3発はあったけど、そこからむしろ追い上げてくる(不可思)エゲつない気持ちの強さを感じた」と振り返った安保。
減量に苦しみ再計量となったこと、また拳の怪我で長期離脱の可能性もあることも含めて「階級を上げるのかこのままやるのか、今はちょっと考えてます」とウェルター級転向の可能性も示唆した。
「久しぶりに自分らしい試合の展開を見せることが出来たかなと思うんで、良い点もまだまだ改善していかないといけない部分もあるんですけど、とりあえず2度目の防衛をすることが出来てすごいホッとしてます。(不可思と戦えたことで久しぶりに試合が楽しいと思える感覚があった?)1Rはすごい楽しかったですね。自分の攻撃力というのも出せましたし、ただそれを出して、今までやってきた選手だったらあそこで倒れてたと思うんですけど。
そういう手応えの攻撃が自分の中では3発はあったんですよね。でもそこからむしろ追い上げてくるというか、エゲつない気持ちの強さを感じて、途中からはやっぱり他の団体でたくさんのベルトを獲ってきて、それだけの実力がある選手だなと思いましたね。
(減量失敗の影響は?)そこは感じたとしても感じなかったとしても、しっかり作ってくるのがプロなんで。そこは言い訳出来ないんで、あそこで失速したのは自分の実力です。(ではしばらくはスーパー・ライト級で減量も含めて戦っていく?)それはちょっと今考えていて、ちょっと昨日の試合で左の拳を怪我してしまって、もしかしたら骨折しちゃったかもしれないんで。それを病院でどうなのか検査して。体重はまあスーパー・ライト級でも出来ますし、山崎(秀晃)選手がすごい僕に猛烈アピールしてますけどどうなのかなって。今実際にやる意味はそんなにないのかなって自分自身は思ってるんで、階級を上げるのかこのままやるのか、今はちょっと考えてますね。
(スーパー・ライト級はほとんどの選手とやったので、新しい選手との戦いや挑戦をしていきたい?)そうですね。日本人はほぼ全員やって、外国人選手もスーパーライト級は2度やったゲーオ選手以外目立つ選手がいない。だから今後はどうしようかなってちょっと考えてます」
野杁正明、強豪ダビド・メヒアに勝利もタイトル挑戦に向けて課題の残る一戦に「今の僕の立場では次の試合に発言権はない」
当初は海外遠征が予定されていたが、世界情勢の影響もあり「K’FESTA.3」への参戦となった野杁正明。前回のハッサン・トイと同じくヨーロッパと中国・武林風を主戦場にするダビド・メヒアを相手に貫録の強さを見せ判定勝ちしたが、絶対条件としていたKO勝利を挙げることが出来ず試合後に笑顔はなかった。
野杁は「昨日の試合は最低限の仕事しかしてなくて、反省点しかない試合内容でした(苦笑)」と改めて試合内容に納得が行っていない様子。試合前は「この試合で次期挑戦者としての地位を固める」と発言していたが「今の僕の立場では発言権はない」とベルト挑戦へ向けて出直す必要があると語った。
「昨日の試合は最低限の仕事しかしてなくて、KOも出来なかったですし、本来の自分の動きが出来なかったので反省点しかない試合内容でした(苦笑)。(対戦相手の印象と最低限の仕事しか出来なかったという理由は?)メヒアの印象は、前回やったハッサン・トイの方が全然強かったですし、良い選手でしたけどトップではなかったかなって思いました。最低限の仕事しか出来なかったってのはKOすることしか考えてなかったんで、それが出来なかったことは本当に駄目だったとこかなと思いますね。
(2戦連続でウェルター級の海外勢をKO出来なかった要因は?)別にパワーが負けてたとかフィジカルが負けてたかって言えばそうは思わなかったですし、もっと考えて普段からやらないといけないなって改めて思いました。(戦いの幅を広げる必要がある?)まあ色々ですね。(ウェルター級、スーパー・ウェルター級も色々と動きがあった中で、今後の展望はどんなふうに考えている?)僕はウェルター級のベルトしか狙ってないんで、久保優太選手と組まれればやりたいなと思いますし、まだ早いって言われれば一戦一戦クリアしていくだけですね。
(次期挑戦者の地位を確立させるにはジョーダン・ピケオーや木村”フィリップ”ミノルに勝つことで注目を集めるのでは?)まあやれって言われればやるしかないっすね。今の僕の立場では発言権はないと思うんで。この選手に勝ったら挑戦させてあげるよって言われれば、その試合を飲むかしかない。今の僕の立場ではどうこう言えないっすね」
レオナ・ペタス、武尊戦実現に向けて村越優汰をKO!「武尊選手に認めてもらうためにもKOを狙った。村越選手をKOして自分の強さを分かってもらえたと思う」
スーパーファイトで村越優汰と対戦したレオナ・ペタスは“石の拳”と言われる強打を炸裂させ3R KO勝利。自身が掲げる武尊戦へ一歩前進となったが、会見では今回来日ならなかったISKA世界ライト級(-61kg)王者アダム・ブアフフとの一戦も打ち上げ、そのISKA王座を奪った上での武尊戦を提案した。
「昨日の試合なんですが3R KOという形で締めることができたので、とてもよかったと思います。(村越は)やってみて上手いなと思ったんですけど、1Rに1回ダウンをとって、KOできるのとできないのとでは全然違うなと思ったので、気合いで倒しに行きました。
(武尊戦に向けてKOを狙った?)武尊選手に認めてもらわないと始まらないので、どうしたら認めてもらえるかなと思った時に、1Rのダウンだけじゃ物足りないかなと思ったので、3Rは強引に倒しに行こうと思って倒しに行きました。2Rくらいで1回アウトボクシングを見せたんですけど、その時に全然ついて来れないなと思ったので、じゃあ3Rはインファイトでちょっと仕掛けてみようかなと思って。そこでやってきたことが活きて、倒すことができたのですごい自信になりました。
武尊選手の昨日の涙を見て、すごいいろいろなものを背負ってるんだなと思いました。今回ダブルタイトルマッチが流れちゃってそれもすごいかわいそうだなっていうか。そう思って見ていたんですけど、武尊選手は世界のチャンピオンとやりたいと言っているので、ブアフフ選手が来日できなくてダブルタイトルマッチができなかったじゃないですか。武尊選手もそんなに時間がないみたいに言っているので、ブアフフ選手と僕がやって、ISKAのベルトを獲ってもいいし、皇治選手もISKAのベルトを持っているので、奪い取ってやってもいいかなと思っていて。ブアフフ選手と皇治選手とISKAのベルトを懸けてやれればいいかな。それでそのベルトを獲って武尊選手とやってもいいんじゃないかなとは思います。
昨日の試合だと村越選手は前回武尊選手とやっているので、みんな分かっていると思うので、それをKOしたっていうことで、僕が強いっていうのを分かってもらえたのかな、と。僕はそんなに人気もないし、別に華がある訳でもなかったんですけど、実力でここまで来て、実力で全部証明できているので、昨日もその実力が証明できたのがよかったかなと思っています。
Krushだともう敵が誰もいないので、僕全部やり尽くしちゃったので、大岩龍矢選手がTwitterでKrushの挑戦者は僕みたいな感じで言っていたんですけど、僕のレベルにいないし、全然そこまで上がってきていない選手なので、Krushのベルトを懸けてやる必要もないなと思うし。僕とタイトルマッチをやりたいんだったら、トーナメントでもやってもらって、そこで挑戦者を決定してもらえばいいかなと思います。なのでしばらくKrushで防衛することはないのかなと思っていて。僕が1番Krushで強いというのは証明してきたので、特に今は防衛戦は全然考えていないですね」
玖村将史、金子晃大との注目の日本人対決に勝利!「“金子幻想”を打ち砕いて、やっと実力を証明できた。早く武居選手にリベンジしたい」
玖村将史はスーパーファイトでプロ無敗の金子晃大と対戦。結果は判定2-0で金子に初黒星を与えると共に、兄・修平の敵を取った。
一夜明け会見で玖村は「やっと“金子幻想”を打ち砕くことができた」とコメント。そして、昨年6月のK-1両国大会で敗れている、K-1スーパー・バンタム級王者の武居由樹への挑戦を見据え、「新しい外国人とやるよりも、絶対に自分とやったほうが盛り上がると思う。僕もやりたい選手がいないので、早くリベンジしたい」と宣言した。
「昨日は応援ありがとうございました。やっと“金子幻想”を打ち砕くことができたかなと。やっと実力を証明できたかなと思ってます。(相手の印象、勝因は?)強かったです。でも、構えたときにいけるな、自分の方が上やなと思ったんで。向こうも警戒してるの分かったんで、入ってこれないんだろうなって、やってて思いました。
(ボクシングスキルで上回っていたと思うが、試合に向けて強化していた?)今回はけっこう蹴りも練習していて、どっちでもできるようにしてたんですけど。まあ、パンチが思う以上に当たったんで、パンチばかりになっちゃって。そこが課題だなと。もっと蹴りも出せるように。蹴りでも完封できるしようかなと思います。
(これで武居選手に続くNo.2の位置を確立したと思うが、あらためて今後の目標は?)向こうもやる相手がいないと思いますし、新しい外国人とかとやるよりも、絶対に自分とやったほうが盛り上がると思うし。僕もやりたい選手がいないので、早くリベンジしたいです。
(試合後にお兄さんとは?)普段どおりの会話というか、あんまり覚えてないです。そんなに深い会話はしないと思います(笑)。(お兄さんは弟の勝利を信じていた?)そうですね。なんか、AbemaTVの裏側の解説をやってたみたいなんですけど、試合の前の映像を見ているくらい、安心して見れたって言ってたんで、そんな感じだと思います。あと、悔しいって言ってました」
ジャオスアヤイ、ハイキックで小澤海斗を切り裂いてTKO勝利「江川と再戦する機会があれば、ぜひリベンジさせてもらいたい」
昨年11月の第3代K-1フェザー級王座決定トーナメントで鮮やかなKO、倒し倒されの激闘を演じるも、決勝では江川優生の剛腕に沈んで涙を飲んだジャオスアヤイ。今大会では復活をかける小澤海斗と激突し、またも倒し倒されの熱戦を展開。最後は2度目のダウンを奪った右ハイキックで小澤の唇を切り裂きTKO勝ちを収めた。
ジャオスアヤイは「昨日は自分がやるべき仕事が出来た」としながらも「K-1ルールに徐々に慣れてきたけど、ボクシングスキルがまだ足りない」とK-1で勝っていくための改善点もしっかりと分析。その上で「江川に関しては、リベンジする機会があればぜひリベンジさせてもらいたい」とトーナメント決勝で敗れた江川へのリベンジを希望した。
「今はとても嬉しい気持ちで一杯だ。昨日は自分がやるべき仕事が出来たし、試合も自分が思った通りになった。(小澤選手の印象とK-1ルールでの手応えは?)相手は本当に強い選手だった。速かったしパンチも重かった。K-1ルールには徐々に慣れてきたが、まだまだ直さないといけない部分がたくさんあると思う。(具体的に改善点を挙げるなら?)ボクシングスキルがまだ足りないと思っていて、自分はムエタイ選手なのでまだムエタイの戦いが染みついている部分があります。70%ぐらいはK-1ルールに適応出来てきたかなと思う。
(スーパー・バンタム級でも戦えるように見えるが、それよりもフェザー級で江川にリベンジしたい?)体重に関しては今のフェザー級ぐらいの体重が良い。江川と再戦する機会があれば、ぜひリベンジさせてもらいたい。(次のK-1まで間隔が開くが、タイでムエタイの試合は並行してやっていく?)次の試合は決まっていないので、タイに戻ってから会長と相談して決めたいと思う。
(昨日戦ったとは思えないぐらいきれいな顔をしているが、いつも顔はそんなに傷つかない?)今回の試合に関してはダメージはほとんどない。いつもはもうちょっと顔に傷が出来るけど、今回はたまたまです」
山崎秀晃、3連続KO勝利で王者・安保瑠輝也に挑戦状!「ベルトに挑戦するチャンスは今。安保瑠輝也は僕が倒します」
山崎秀晃はスーパーファイトで寺島輝と対戦。2R、左ボディで寺島の動きを止めると、最後は右ストレートで寺島をマットに沈めた。今回で3戦連続のKO勝利を飾った山崎は「思い描いた内容で締めくくることができた」と、試合を振り返った。
そして昨日の試合後にはK-1スーパー・ライト級王者の安保瑠輝也への挑戦をアピールしていたが、あらためて「チャンスはいましかないっていうか、いまじゃないかなと思うんで。しっかり獲りにいきます」と力強く言い放った。
「昨日はKO勝ちで締めくくることができてホッとしてます。まずKRESTのチームメイトと代表とトレーナーと、ファンのみなさん、仲間のみんなに感謝したいです。ファイターとしていろんな状況ある中で試合ができたことに、まず一つそれも感謝の気持ちとして、いまは思ってます。
(相手の印象、試合の感触は?)伝統空手同士の対決になるかなと思って、僕もいろいろ試行錯誤しながら、いろんな作戦とプランを考えて挑んだんですけど。まあ、やっぱりフィジカルの面や当たりの部分で、優位に試合を運べたんじゃないかなと思って。しっかり思い描いた試合内容で締めくくれたんじゃないかなと思ってます。
(公開練習で『これで準備運動は終わり』と発言していたが、ズバリ次は?)やっぱりK-1をやってる以上は頂点、チャンピオンベルトを目指してるんで。安保瑠輝也は僕が倒します。(安保選手のタイトルマッチの感想は?)正直、いい試合だったなと思いましたし。不可思選手も効かせた部分もあったと思うし、瑠輝也選手も優位に運んで効かせた部分はあったんで。
でもやっぱり、チャンピオンの長いリーチから、右も左もできる攻撃っていうのは凄い魅力的な部分もあると思いますし。そこをしっかり攻略して、穴をついて。次は僕がリスペクトを持って、挑戦者として挑んでいきたいと思います。
(試合後に『タイトル挑戦はいましかない』と発言していたが、自分の中では完全復活?)身体の状態も凄い万全になってきて。フィジカルも重量の面で過去最高を更新してるんで。まあ、重量だけがすべてじゃないですけど。体力面もしっかり見て、チャンスはいましかないと思ってるんで。いましかないっていうか、いまじゃないかなと思うんで。いつでも挑戦できる状態、最高の状態で準備するだけなんで。しっかり獲りにいきます」
友尊、念願のK’FESTAで白星も怪我で不完全燃焼「1Rに左拳、2Rには左足と右肩も痛めてしまった。次の試合は必ず倒して勝ちたい」
友尊とSATORU成合、30代にしてK’FESTAのスーパーファイト初出場、しかも激闘派で知られる2人とあってバチバチの戦いが期待された一戦。友尊は前戦から見せたボクシングとムエタイを上手く融合させた試合振りで3度のダウンを奪うも、3Rは完全に流すような試合振りで判定勝ち。試合後もほとんど喜びの表情は見せなかった。
一夜明けて友尊は「1Rのワンツーで左拳を痛めて、2Rは右フックと左の前蹴りを使ってたんですけど、それで左足と右肩も痛めてしまって……」と度重なる怪我で思い通りの試合が出来なかったと悔しさを露わにし「今回の試合で怪我をしちゃった部分を1日も早くしっかり直して、次の試合は必ず倒して勝てるようにしたい」と次戦での爆発を誓った。
「昨日の試合は試合中に怪我しちゃって、自分が思ったように攻められなくてしょっぱい試合をしちゃったなって思ってます。勝ちって結果だけついてきて、それだけは良かったなって感じです。(3Rは流していたように見えたが2Rに怪我をした?)まず1Rのワンツーで左拳をちょっと痛めて、2Rは左ストレートが打てないんで右フックと左の前蹴りを使ってたんですけど、それで左足と右肩も痛めてしまって……3Rはああいう流すような形になってしまいました。
(K’FESTAという大舞台で試合をした感想は?)ああいう大舞台で試合をさせてもらったのは経験値としてすごいプラスにはなったなと思ってます。ただその舞台であの内容の試合をしちゃったので、自分の中ですごい悔いの残る一戦でした。(今後の目標は?)まず今回の試合で怪我をしちゃった部分を1日も早くしっかり直して、次の試合は必ず倒して勝てるようにトレーニングしていきます」