ONE Championship 9.3 シンガポール:女子アトム級GP、3か月待ちようやく開催。平田樹「準備期間が長くなった分、充実しています」|山本美憂・神村エリカ・AKARIとの練習動画も公開
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ONE Championship「ONE: EMPOWER」(9月3日(金) シンガポール・インドアスタジアム)でのONE女子アトム級(52.2kg)GPトーナメント一回戦に出場する平田樹のインタビューがONEから届いた。この大会は5月28日に予定されていたが、新型コロナウイルスの感染拡大に伴うシンガポールのロックダウンで延期となっていた。平田は一回戦でアリース・アンダーソン(米国)と対戦する。なお、同じブロックのメン・ボー(中国/ONE MMA女子アトム級2位)の相手が、リトゥ・フォガット(インド)からONE初参戦のグレース・クリーブランド(米国)に変更となっている
#ONEEmpower
9月3日(金)に開催!女子ストロー級世界タイトル戦
女子アトム級WGPトーナメント
🇯平田樹が出場!@Abema_Fight でライブ配信をお楽しみに@_itsuki_h_ #WeAreONE #ONEChampionship #格闘技 pic.twitter.com/VV560EBUBJ— ONECHAMPJP (@ONECHAMPJP) July 31, 2021
――試合日程が決まりました。今の率直な気持ちをお願いします。
平田「率直に、長かったな~という感じですね。やっとだな~って思います。でも素直に嬉しいです」
――延期になってから再日程が決まるまで、どう過ごしていましたか。
平田「相手が変わることはなかったので、まだ全然嬉しいですけど。試合がなくなったわけではなかったので、あ~残念だなとはならなかたです。でも、いつやるか分からない中で練習する、ただ練習するだけが本当に嫌で、そこだけは本当にきつかったんです。でも、試合が決まると、なんかソワソワします(笑)」
――以前のインタビューで相手の強みは“リーチが長いことや体格だ”と、お話していましたが、延期になってしまってからの準備期間中で、何か相手に関して新たな気づきなどはありましたか。
平田「彼女のインビクタの試合をずっと観ていて、やっぱり自分の距離を使う選手だなって思いました。なので、リーチの長い相手との練習時間を増やしたり、チームで沢山ビデオを見て分析する時間が楽しかったです。やっぱり自分は寝技が好きだから、寝技について沢山動画を観たり、寝技の練習をめっちゃしたり、そういう時間が長くなった分楽しかったですね。試合までの準備期間が充実しているなと思います。」
――逆に相手の弱点については?
平田「そんなに強いパンチがなさそうだなって全部の試合を観て思いました。距離はとってくるけど、自分の距離を詰めて行って得意な寝技まで持ち込んでいけたら行けるだろうなと思っています。ただ、そこまでの詰め方、距離感は相手の方が上手いんだろうなって思うので。しかも、サークルケージはデカいから、どうやって逃げられるかなとも思いながら練習しています。初めて自分より大きい相手とやるんで、上手くいくかは分からないけど、すごい楽しみです。」
(ABEMAの動画では山本美憂、神村エリカ、AKARIとの練習の様子だけでなく、5:40から対戦相手のアンダーソンの練習の様子やインタビューも見ることができる)
――この試合で武器になるなと感じているのは何でしょうか。
平田「やっぱり、寝技ができるところと、打撃の勝負でも行けるような練習をしているので、どっちでも行けるかなと思います。」
――平田選手はTKO勝利も一本勝ちも過去にしています。この試合に向けて特に磨いてきたことは何でしょうか。
平田「前回の2月の試合(Road to ONE)の時の、壁での攻撃とか打撃とかの課題が沢山残って、ヤバいこれじゃ負けるって思って。そこで気づくのじゃ遅かったけど、次の試合までには完璧にしたいって思いました。レスリングの練習をしたり、ボクシング行ったり、キックボクシング行ったり、出来ることは全部やろうって、前回の試合みたいには、絶対にしたくないって思っていました。前回の試合みたいなのも自分らいしっちゃ自分らしいけど、それでは勝ちたくないなって思っていたので、レスリングの練習は結構しています。柔道はあまりやらないで、レスリングとグラップリングはやっているかなって思います。柔道については、本当にやりたくないなって思いながらもやってしまう。そこは殺さない方がいいよとは周りに言われるけど、自分的には絶対出したくないなっていう思いがあって。まあ試合にならないとこれは分からないですね。」
――過去のインタビューで、アリース・アンダーソンが柔道の対策もしっかりしていると話していました。そういう意味でも柔道は使いたくないということでしょうか、それとももっと他に見せたいものがあるからでしょうか。
平田「こんなのもあるんだぞ、というのもそうですし。逆にどれだけ対策されても投げれるぞっていうところも見せたい。だけどそれやったら、またみんなに言われるから、心が複雑です(笑)。絶対投げれるから、って思いながら投げたい気持ちもあるけど。試合でその気持ちが勝っちゃったら投げちゃうかもしれないし、何とも言えないですね。」
――この試合はどんな結末になると予想していますか。
平田「相手は柔術をやっているので、寝技でも極めたいなって思います。新しい技で極めたいなってすごい思うし、でも打撃でも勝負できるってところを見せたいんで。でも、寝技がいいなって今は思います。」
――フィニッシュということですか?
平田「フィニッシュですね、今回は。早ければ早いほど良けど、トーナメントはそんな簡単な相手じゃないと思うので。でも1ラウンドで決めたいというのはありますね。」
――相手はONEデビューで平田選手はONE 4戦目です。差は感じますか。
平田「まあ、絶対負けないというところは絶対ですけど、相手も世界で、インビクタとかで戦っているのを試合で見ているし。でもやっぱり、日本人でただ一人出れるってところもそうだし、絶対負けないって意地はあるので、そこは曲げないでぶっ潰しに行こうと思います。」
――日本では東京オリンピックが開催されていて、平田選手の同世代のアスリートや柔道の選手たちもメダルを取っていますね。そういう世界で戦うアスリートたちの活躍をどう捉えていますか。
平田「日本代表で出るってことはすごいことだと思う。その中でメダルを獲るってことは、注目も浴びるし、メディアにも出るだろうし。改めてオリンピックは凄いなって思う。日本中が見ていて、SNSでも話題になってて、みんながその人を見ているっていうところが格闘技にはあんまりないことだなって思っちゃいました。でも、自分が世界で戦った時に、日本だけじゃなくて世界中から、もっと応援される選手になりたいなって思いました。試合をしていれば自然とそうなっていくんだろうなって思います。」
――今の目標は?
平田「勝つこと、拘らず、とにかく勝つことですね。」
――最後にファンの方へメッセージをお願いします。
平田「お待たせしましたが一言目かなと思いますが。しっかり勝って日本に帰ってきたいなって思います。一回戦、二回戦は当たり前のように勝って、決勝でもしっかり勝って日本にベルトを持って帰ってきたいなと思いますので、応援よろしくお願いします!」
対戦カード
メインイベント ONE MMA 女子ストロー級(56.7kg)タイトルマッチ 5分5R
ション・ジンナン(中国/王者)
ミッシェル・ニコリニ(ブラジル/2位)
キックボクシング 女子アトム級(※ストロー級から変更) 3分3R
アニッサ・メクセン(フランス)
クリスティーナ・モラレス(スペイン)※マルティーヌ・ミキエレット(イタリア)から変更
ONE MMA 女子アトム級(52.2kg)世界GP一回戦 Aブロック(1) 5分3R
デニス・ザンボアンガ(フィリピン/ONE MMA女子アトム級1位)
ハム・ソヒ(韓国/ONE MMA女子アトム級5位、元RIZIN女子スーパーアトム級(49kg)王者)
ONE MMA 女子アトム級(52.2kg)世界GP一回戦 Aブロック(2) 5分3R
アリヨナ・ラソヒナ(ウクライナ/ONE MMA女子アトム級3位)
スタンプ・フェアテックス(タイ/ONE MMA女子アトム級4位)
ONE MMA 女子アトム級(52.2kg)世界GP一回戦 Bブロック(1) 5分3R
平田 樹(日本/フリー)
アリース・アンダーソン(米国)
ONE MMA 女子アトム級(52.2kg)世界GP一回戦 Bブロック(2) 5分3R
メン・ボー(中国/ONE MMA女子アトム級2位)
グレース・クリーブランド(米国)※リトゥ・フォガット(インド)から変更