RIZIN榊原信行CEO 6.13 東京ドーム総括「朝倉未来をこんなところで辞めさせるつもりはない」「クレベルと斎藤裕は次タイトルマッチで」「天心×大雅の正式なオファーは一度も無い」
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RIZIN.28 6月13日 東京ドーム大会終了後、RIZINの榊原信行CEOが記者会見を行い、大会を総括した。
RIZIN 6.13 東京ドーム:朝倉未来、クレベルに一本負けし「引退も含め考えます」。朝倉海、渡部修斗を1R粉砕。サトシ・ソウザがライト級王者に。那須川天心、vs3人は「いい経験になった」
(以下は主な話題の抜粋です。全体の内容は上のRIZIN公式動画でご確認ください)
「朝倉未来をこんなところで辞めさせるつもりはない」
18年前にマスコミとして(東京ドームに)入った方はわかると思うんですけど、懐かしいですね。24年前の(東京ドームでの)PRIDE.1で高田(延彦)さんが(ヒクソン・グレイシーに)負けた時ほどの衝撃はないですけど、圧倒的な現実を突きつけられた点で、今日の朝倉未来対クレベル・コイケがオーバーラップしました。
未来が引退を視野に入れるコメントをしていますけど、24年前に高田延彦は「ここからが始まりだ」と言って、このドームから逃げるように去りましたけど、未来は会見に出て堂々と思いを伝えたので、逃がしはしないというか、こんなところで辞めさせるつもりはないんで、復帰戦に向けて、タイミングを見てラブコールを送りたいと思います。未来の真っ向勝負に胸を打たれたファンの残念な思いを晴らす舞台を、RIZINで作り上げたいと強く思っています。
(追記:未来は敗戦翌日のInstagramに「沢山の人が応援してくれているということを改めて実感しました 少し休んで、また頑張ろうかな 朝倉未来は最強でないといけない」と記し、現役続行の意向を示している)
ホベルト・サトシ・ソウザ、クレベル・コイケの柔術チームの復権で、前回の大晦日からカーフキックが流行りましたけど、トライアングチョーク(=三角絞め)が一世を風靡し、UFCのファイターもトライアングルを取りに行く練習をするんじゃないかと。(サトシに三角絞めで負けた)トフィック・ムサエフも、14日の隔離を終え、2年ぶりにこのリングに戻って来て、感覚が鈍っていたにしても、圧倒的に自分のスタイルに持ち込んだソウザは素晴らしかったと思います。世界中のトッププロモーションと向き合えるチャンピオンだと思います。全10試合を見て、自分のスタイルを持っていることの大事さを痛感しました。
クレベルと斎藤裕は次タイトルマッチで
クレベルと(フェザー級王者)斎藤裕は次回のタイミングでタイトルマッチでいいと思います。斎藤にも「次はクレベルだよ」と伝えたら「わかりました」と言っていました。今日の斎藤の(ウガール)ケラモフとの試合も、褒められたものじゃないので、スカッと一本で勝ってよって感じでしたけど。斎藤選手とクレベル選手の試合を、秋、年内には実現をします。
バンタム級ジャパンGPは下馬評通りの勝ち負けだったと思いますが、次の(6月27日の)大阪ラウンドでどんなメンバーが勝ち上がるか楽しみになりました。前半、判定の試合が多かったんですけど、お客さんのカタルシス(に向けてのうっ憤)が溜まればいいなと、プロモーター的には思っていたんですね。井上尚弥(※正しくは直樹)と石渡(伸太郎)の試合からは、逆に早すぎる試合が多く、色んな意味で格闘技の魅力の詰まった、全体的には東京ドームにふさわしいバランスの大会になったと思います。22人の選手にこの場を借りて心からお礼を言いたいです。
“ブラックパンサー”ベイノアはめちゃくちゃポテンシャルを感じましたね。プロの選手としての魅力もあります。(またオファーしたい?)そうですね。ぜひ(MMAの)チャレンジを続けて欲しいです。
「天心×大雅の正式なオファーは一度も無い」「大雅に58.5kgぐらいまで落とせないかは打診した」
この場を借りて誤解無きよう伝えておきたいことがあります。那須川天心選手と戦う相手を発表したタイミングで、HIROYA選手がYouTubeで、大雅選手が天心選手と戦うオファーを断ったニュアンスの表現をしていましたが、彼らの誤解で、オファーはしていないです。大雅選手は候補としてありましたが、体重が合わないんですね。天心が本当にキックボクシングで勝負するのは55kgです。HIROYA選手サイドに58.5kgぐらいまで落とせないかは打診したんですね。58.5kgで天心が受けるという確認は(天心サイドに)何も取っていないんですよ。オファーと打診を勘違いしていると思います。58.5kgで作れるなら、(天心をマネジメントするRISEの)伊藤(隆)代表に「58.5kgなら大雅と受けられないかな」と正式にオファーしようと思っていました。あくまで天心に挑む立場ですから、挑む側(=大雅)が合わせる必要があると思うんですよね。皇治の時も天心に無理を言って58.5kgで、そこがギリギリだと(今回も)思ったんですけど、その前に(今回は)58.5kgはできないってことだったんで、当然(伊藤氏を越えて)天心選手の耳にも入らないし、正式なオファーは一度も無いです。大雅選手は早い段階で候補選手から消えたんですが、HIROYA選手にとっては打診の話がオファーにすり替わったのかなということです。YouTubeやSNSといったメディアが発達した功罪だと思いますけど、そこで一方的に発信されたことが事実のように拡散されることがありますので、誤解無きよう、この場を借りて訂正させていただきたいと思います。