DEEP 4.28 後楽園ホール:大会唯一のキック戦で結城将人と2年半ぶり激突 堀尾竜司「DEEPのファンの皆さんに楽しんでもらえるよう攻めまくります」。桜井隆多の試合が中止に
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DEEP 83 IMPACT(4月28日(土) 後楽園ホール)の公式計量が27日午後1時よりドン・キホーテ新宿店B1イベントスペースで行われた。大会の模様はYouTube DEEPチャンネルで1カメラ映像となるが無料生配信される。
今大会では3階級のタイトルマッチが行われ、この3試合がメインイベント扱いとなり、そのすぐ下にキックルールでの堀尾竜司(TRY HARD GYM/元Krush -55kg王者)vs. 結城将人(TEAM TEPPEN)が置かれている。14年11月のKrushで両者は戦っており、1R最初に結城が右ストレートでダウンを先取したが、堀尾が終盤に左ストレートでダウンを奪い返すと、以降は攻勢を維持し判定勝ちしている。その後、王座獲得と陥落を経験した堀尾は、2月に発覚したTRY HARD GYMとK-1 JAPAN GROUPの契約問題で新天地を求めることに。結城も練習環境の変化と共に3月からRISEに主戦場を移しており、MMA大会のDEEPのケージの中という、少し前なら考えもつかなかった形で再開することになった。
一般公開の計量で、堀尾は-55kgのリミットをジャストでクリアし、結城も54.9kgでクリア。堀尾は「明日は一個だけキックルールですけど、DEEPのファンの皆さんに楽しんでもらえるように、攻めまくります」と意気込みを語り、結城は「明日は楽しんで倒します」と話した。
直後のルールミーティングは、MMAと共通の説明の後に一旦解散し、堀尾と結城のみ、梅木良則レフェリーからキックルールの注意事項の説明がされた。つかんだ状態からの攻撃は1回だけOKで、この点がKrushと異なり、RISEとは同じになる。
ルールミーティングの後、堀尾に話を聞いた。初のケージの中での戦いについては「コーナーが無い分、広く動けると聞いていますし、ジムのリングの外でスパーリングをやってみたりしました。(ケージに入るのは)当日が初めてです。僕はいつも通り手数を出して動き回り続けるんじゃないかと思います」と話し、ある程度イメージはできている様子だった。
結城との再戦については「前回戦った時は早めにパンチをもらっちゃって、試合中どう動いていたか、あんまり覚えていないです。今回は最初にもらわないようにディフェンスしながら、自分の手数を出すことを考えています」とコメント。3月のRISEでの結城の試合は「見ていないですね」といい、「(練習環境が変わっても)そんなに変わらないと思いますし、結城選手の持ち味はわかっているので、考えながらやります」と話した。
今回のDEEPからのオファーについては「リングが違うからと言って、戸惑いは無かったです。新しい場で試合ができることを楽しみに思いました」とポジティブに捉えており、今後の展望についても「自分がこうしたいというのは特に無く、ここから一個一個が広がっていくので、今から何でもやっていけるよう、心の準備をしています。どこから(オファーが)来ても僕はやりたいですし、楽しみですね」とコメントした。肘有りルールについては「絶対やりたくないわけじゃないので、可能性としてはあります」と話しており、これまで通り肘無し志向といった様子だった。
第7試合のウェルター級・桜井隆多(R-BLOOD/元DEEPミドル級王者)vs. 片平”なぎさ”吉幸(パンクラスイズム横浜)は、片平が今朝、自宅の階段から落ちて打撲し病院に運ばれ、試合が中止となることが発表された。それでも77.75kgで計量をクリアした桜井は「その話を聞いた時はふざけるなという気持ちで、今は頭が真っ白になっています。この日のために色々と時間とお金をかけたので、本当がっかりです」と話した。
計量結果と各選手のコメントは以下のとおり。(タイトルマッチと契約体重制の試合以外は、階級の1ポンド(450g)までの超過が認められる)
第13試合 メインイベント DEEPウェルター級タイトルマッチ 5分3R
住村竜市朗(フリー/王者/77.05kg)※初防衛戦 「特にありません」
佐藤洋一郎(カタナジム/挑戦者、元修斗環太平洋ミドル級(76kg)王者/77.0kg)※マカコ柔術アカデミーから所属変更 「チャンピオンが打ち合いに来てくれれば面白い試合になります」
第12試合 セミファイナル DEEPフライ級タイトルマッチ 5分3R
和田竜光(フリー/王者/56.7kg)※初防衛戦 ※吉田道場から所属変更 「コテンパンにやっつけるんでたのしみにしてください」
高橋 誠(パラエストラ松戸/挑戦者/56.7kg)「明日は僕が勝って新チャンピオンになります」※囲み取材では「僕の新しい必殺技が出れば勝てます」「ここでゴールじゃないんで。先があるんで、普通に取ってやろうかなって」と強気にコメントしていた。
第11試合 第6代DEEPバンタム級王座決定戦 5分3R
北田俊亮(パンクラスイズム横浜/61.1kg)「やってきたことを全部やるだけです。それだけです」
ソン・ジンス(韓国/コリアンゾンビMMA/本宮塾/61.2kg)「明日は圧倒的に勝つことをお約束します」
第10試合 キックルール -55kg契約 3分3R
堀尾竜司(TRY HARD GYM/元Krush -55kg王者/55.0kg)
結城将人(TEAM TEPPEN/54.9kg)
第9試合 ライト級 5分3R
ツォゴーフ・アマルサナー(モンゴル/COREモンゴル/73.35kg→73.15kg)※コメント無し
武田光司(BRAVE/70.2kg)「明日は自分のスタイルを出し切って必ず勝ちます」
※アマルサナーは2.4kgオーバー。武田が勝利した場合のみ公式記録に残り、アマルサナーが勝利してもノーコンテンテストとなる。アマルサナーは2点減点からスタートし、罰金が科される。
第8試合 女子46kg契約 5分2R
しなしさとこ(フリー/DEEP女子フライ級(45kg)王者/44.5kg)「明日は楽しみます。一本勝ちします。応援お願いします」
ジョン・イェジン(韓国/チーム・フェトラ/CMA KOREA/44.25kg)「アグレッシブな試合をお見せします」
第7試合 ウェルター級 5分2R
―桜井隆多(R-BLOOD/元DEEPミドル級王者/77.75kg)
―片平”なぎさ”吉幸(パンクラスイズム横浜)
中止
第6試合 63kg契約 5分2R
CORO(K-Clann/62.85kg)「明日は何がなんでも勝ちます」
朝倉未来(トライフォース赤坂/62.95kg)「頑張ります」
第5試合 ストロー級 5分2R
ランボー宏輔(パラエストラ千葉/51.9kg)「ランボー怒りの後楽園、楽しみにしてください」
村元友太郎(ALIVE/52.35kg)「最高な状態を作り上げました。お互いアグレッシブなスタイルで会場を沸かせます
第4試合 バンタム級 5分2R
窪田泰斗(D’s Box’n Fit/61.45kg)「内容で沸かせて、明日は必ず肘で勝ちます」
小川顕広(CAVE/61.6kg)「強敵なので、全部をぶつけます。僕はパンチで勝ちます」
第3試合 フライ級 5分2R
島袋チカラ(CORE王子豊島/56.6kg)「上に上がるためにも、必ずKOでぶっ飛ばします」
石神保貴(フリー/56.85kg)「明日は僕らしい試合をしますんで応援お願いします」
第2試合 フェザー級 5分2R
横山恭典 (KRAZY BEE/66.0kg)「いつも通りの動きをして勝ちます」
ムン・ギボム(韓国/TEAM MAD DAEJEON/65.8kg)「完全に勝てるよう頑張ります」
第1試合 バンタム級 5分2R
ハシャーンフヒト(NEX/DXFCバンタム級王者/61.2kg)「久々の東京大会なので、しっかり勝って次につなげたいです」
バータル・アズジャブハラン(モンゴル/COREモンゴル/61.05kg)「(日本語で)ガンバッテ、アシタハ」
概要
大会名 カー・エイドpresents DEEP 83 IMPACT
日時 2018年4月28日(土) OPEN/17:30 START/18:00
中継 YouTube DEEPチャンネル(無料生配信/1カメラ映像)、サムライTV(5月5日(土)22:00~25:00)、DEEP FIGHT GLOBAL(大会後10日以内に全試合配信/月777円)
チケット料金 VIP¥16,000(完売) SRS¥10,000(完売) A¥8,000(完売) B¥6,500(完売) 立見¥5,000 ※当日は立見のみ16時より販売 ※未就学児は保護者膝上に限り無料
チケット販売所 チケットぴあ DEEP公式サイト
お問い合わせ DEEP事務局 03-6908-6455 http://www.deep2001.com/