KNOCK OUT 3.13 後楽園ホール:龍聖「調子良すぎて、相手は気づいたら死んでるはず」、大脇武「地方やタイやカンボジアで戦った経験をぶつけたい」
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KNOCK OUT ~The REBORN~(3月13日(土) 後楽園ホール)のBLACKルール・フェザー級・龍聖(TRY HARD GYM)vs. 大脇武(GET OVER)の両選手のインタビューが主催者から届いた。6戦6勝(6KO)というデビュー以来のパーフェクトレコードを誇る龍聖は、さらにその数を伸ばして念願の安本晴翔戦に近づくのか? 期待度も高まっている中、「今までで一番調子がいい」という彼は何を見せようというのか? 対する大脇は1月の新宿フェイス大会でREBELSに初参戦すると小笠原裕典からダウンを奪って勝利し、このチャンスを掴んだ。さらに名前を売ることを期して臨む、彼の心中はいかに?
龍聖「調子がよすぎてヤバい。相手は気づいたら死んでるはず」
――前回、12月大会もいい勝利でした。スピードや動きのキレがずば抜けてるなという印象でしたが、一方で「どこまで強いのかまだまだ分からない」というのも正直なところです。
龍聖 あの試合は自分でもけっこうよかったかなと思います。試合の中でやれることは場面場面で変わってくるので、その時にできることはやっていて、それであの結果になったなっていう感じです。
――試合ではその動きも短時間しか見ることができないわけですが、練習では当然もっといろんな技や動きをしているわけですよね。
龍聖 (電話口で誰かに)練習の俺、どう? ……あ、隣に田丸辰がいるんですよ。
――ああ、同門の田丸選手ですね。すみません、急に(笑)。
龍聖 ……練習での俺は「神」らしいです(笑)。まあ実際、もっともっとできることはいっぱいあるし、これからも成長しかないなとは思ってます。
――というところで次回大会では大脇武選手との試合となりますが、現時点で相手の情報はどれぐらい見ていますか?
龍聖 1月の小笠原裕典戦を見たぐらいで、とりあえずそれを参考にしてるかなという感じです。いつも通り映像を見て、「ここが弱点かな」とか、普通に研究してます。次もこないだみたいに、何もさせずに圧倒するような展開を作りたいですね。できると思いますし。
――警戒するところは?
龍聖 どんな相手でもパンチをもらったらグラグラするんで、そこは気をつけないとなと思ってますけど、それぐらいですかね。ボディが得意みたいですけど、俺には当たらないです。
――でもグラグラさせられてるところは見たことがないわけで、もしかしたら試合では物足りなさがあるのでは?
龍聖 最近はそうっすね。倒しすぎて、倒しても何とも思わないようになりました(笑)。でも今のところで満足してるわけでもないんで。
――そうなると、今回の試合のテーマは?
龍聖 「圧倒」。それから、今までは練習でやってきたことが試合では出せなかったりもしたんですけど、最近はそれが試合で出るので、もっといっぱい出して勝つのが楽しみだなと思いますね。
――次の試合でも出したいものがある?
龍聖 いっぱいあります。次はいろいろ試しに試そうかなと。
――では、すぐ倒したい、なるべく早く倒したいというわけではない?
龍聖 別に、毎回毎回「早く倒そう」と思ってるわけではないんで。タイミングでそうなってるだけなんですよ。結果そうなってるだけなので、今回もいつも通りです。
――そうやって龍聖選手が勝ち続けていることが、最近の「エース争い」の活発化につながっていると思います。自分ではどう感じてますか?
龍聖 まあ、当たり前なんじゃないですかね、だって他の選手たちが微妙じゃないですか(笑)。SNSではアンチのヤツらから「弱い相手としかやってない」「もっと名前のある選手とやれ」とか言われるんですけど、名前のある相手とやろうとしたらソイツが負けて変更、とかばっかなんですよ。今回も別にこの相手とやりたかったわけでもないし。だから早くベルトがほしいです。安本とも早くやりたいんで。
――やっぱり当面の標的は安本晴翔選手なんですね。
龍聖 ムカつくし、嫌いですもん(笑)。
――今回は同じ大会で試合がありますが。
龍聖 何とも思わないですよ、試合つまんないし。いつも俺の試合の方が面白いでしょう? 俺の方が人気もあるんじゃないですか? 分かんないけど(笑)。
――今回も直接比べられることになりますよね。とりあえず今年はどこまで行きたいですか?
龍聖 大晦日の大会に出たいです。今年はそこがゴールですね。伸びる時は一気に伸びると思うし、別に不可能ではないと思います。
――ジムの先輩たちも出てますし、刺激を受けますよね。
龍聖 大雅さんもマジでカッコいいし、去年の大晦日もHIROYAさんが出たので行きましたけど、やっぱり特別な舞台ですよね。でもキックは今のところあんまり認められてないし、KOできる選手がほしいと思うので、「俺はできるよ」っていうところを見せて、選ばれる存在になりたいし、ならなきゃいけないと思ってます。
――そこに近づくためにも、今回も派手な勝ち方が望まれますね。
龍聖 そうですね。ジム自体もいい流れだし、メチャメチャいい雰囲気なんで、その流れに乗っていきたいですね。
――今回の試合で、特にここを見ろ!という点は?
龍聖 攻撃一つひとつを見てほしいです。何が理由かは分からないんですけど、ホントにメチャメチャ調子よすぎて、ヤバいんで。今までで一番調子いいんで、今までで一番強いところが見せられるんじゃないですか。相手は気づいたら死んでると思います。そういうところに注目してほしいし、お客さんを驚かせたいですね。
――楽しみにしてます!
大脇武「“田舎のヤンキー”はそっちじゃないのか?」
――1月の新宿フェイス大会ではREBELS初参戦で勝利し、いいアピールができたのでは?
大脇 初めてメジャー団体に出られて、小笠原選手とも対戦できてダウンを取って倒せて、名前もけっこう売れたと思うので、3月も僕が勝ってもっと上に行けたらいいなと思ってます。
――名古屋を拠点に、東北と沖縄のベルトを獲得されていて、全国のかなりいろんなところで試合をされてるんですね。
大脇 そうですね、けっこういろんなところでやってきました。東京の試合は一昨年の9月にNKBの後楽園大会以来で、2回目でした。
――今回が東京では3戦目、後楽園では2戦目ということですね。東京での試合は気持ちが違いますか?
大脇 やっぱり地方でやるよりは全然気合いが入りますね。やっぱり後楽園ホールという場所は、これまですごい人たちが立ってきた舞台なので、僕もそこで名を売りたいし、気合いも入ります。
――今回は龍聖選手との対戦ということになりました。龍聖選手の印象は?
大脇 何試合か見てますけど、僕より年は若いし、勢いのある選手ですけど、僕も負けてはいられないので、今回は僕が倒して連勝を止めてやりたいと思います。
――攻撃面では?
大脇 攻撃は速いしキレイだなとは思います。あとリーチも長いので、それなりに強い選手だなとは思ってます。
――「それなり」ですか?
大脇 強いのは確かだと思いますけど、僕もここで止まっていられないので。
――警戒する点は?
大脇 蹴りだったりパンチだったり、上の攻撃ですね。でもガードが甘かったら入れられると思うので、しっかり守って返せたらなと思います。
――逆に大脇選手は何で攻めようと?
大脇 この前の小笠原戦でもボディとかは効かせられたし、今回も相手は背が高いので、下をガンガン効かせられたらと思います。相手が上で来るのをよけて。
――相手の注目度が上がっているだけに、勝てばかなりおいしいですよね。
大脇 そうですね。今回勝てば、注目度は今までとレベルが違うぐらいバン!と上がってくると思うので、悔いのないように戦って出し切って、名古屋から応援してくれる人たちに喜んでもらえるように、必ず勝ちたいです。
――大脇選手自身のこともお聞きしたいんですが、格闘技を始めたのはいつ頃だったんですか?
大脇 3歳から空手をやっていて、小5の終わりぐらいに今のジムに入りました。
――空手を始めたのは習い事的な感じで?
大脇 いえ、僕が自分で「やりたい」と言いました。小さい頃からK-1を見ていて、魔裟斗とかブアカーオが好きだったんです。それで小っちゃいながらに格闘技がやりたいと思って、空手道場を見かけた時に「入りたい」って言って。
――3歳でですか! じゃあ本当に、K-1 MAXで活躍していた彼らみたいになりたくて始めたんですね。
大脇 はい。でも空手だとアマチュアのままじゃないですか。キックに来ればプロにもなれて有名になれるなあと思ったので、今のジムに入った感じです。
――で、プロデビューは名古屋で?
大脇 プロデビューは仙台でした(笑)。そこから3戦目まではKOで勝って、4戦目がタイトルマッチだったんですけど、そこで初めての負けを味わって。その後も地方でけっこう試合したし、タイに行ったりカンボジアに行ったりもして、そういう経験もしてきたので、それで得たものを相手にぶつけたいですね。逆転KOとかもあったので、そういう経験が生かせたらと思います。
――これまで龍聖選手に敗れた選手たちは、あの勢いに呑まれた部分も大きいと思います。自分はそうはならないという自信がある?
大脇 動画とか見てると、確かにそうですよね。でも僕は絶対、スピードにはついていけると思うんですよね。相手のリズムにつかまらないようにやるというのが今回のテーマで、自分のペースで戦えたらなと思います。
――これをクリアできたら、かなり世界が変わりそうですね。
大脇 そうですね。KNOCK OUTのタイトルは必ず獲りたいと思っているので、ここは絶対勝ちます。
――今回の試合で大脇選手を初めて見るというお客さんも多いかと思います。試合ではどこを見てほしいですか?
大脇 まず名前を覚えてほしいです。そのためにも、「しっかり倒す選手なんだな」と思ってもらえるようにアピールしたいと思います。
――ちなみに、カード発表会見での龍聖選手の言葉は見ましたか?
大脇 あ、見ました。「田舎のヤンキー」って言われてましたね(笑)。名古屋は全然田舎じゃないんで、何ならそっちの方が田舎のヤンキーなんじゃないか?と思いますけどね(笑)。でもあの言葉にどうこう言う気はないんで、試合で見てもらえばいいです。やり合うのは試合会場なので、会場に来てもらえれば。
――分かりました! 試合を楽しみにしています!
対戦カード
※REDルールは肘有りキックルール、BLACKルールは肘無しキックルール
第8試合 メインイベント KNOCK OUT-REDスーパーバンタム級(55kg)王座決定戦 3分5R(延長1R)
小笠原瑛作(クロスポイント吉祥寺/ISKA K-1ルール世界バンタム級王者、WPMF世界スーパーバンタム級王者)
KING強介(京都野口ジム/Team fight bull/元REBELS-MUAYTHAIスーパーバンタム級王者)※Team fight bullから所属変更
第7試合 セミファイナル REDルール フェザー級(57.5kg) 3分3R(延長1R)
安本晴翔(橋本道場/REBELS-REDフェザー級王者)
ペットシラー[Phetsila]・FURUMURA-GYM(タイ/FURUMURA-GYM/元プロムエタイ協会スーパーバンタム級王者、TOYOTA HI-LUX REVOスーパーバンタム級トーナメント2016優勝)
第6試合 BLACKルール フェザー級(57.5kg) 3分3R(延長1R)
龍聖(TRY HARD GYM)
大脇 武(GET OVER/DBS&RKAフェザー級王者、WBCムエタイ日本7位)
第5試合 REDルール スーパーバンタム級(55kg) 3分3R(延長1R)
壱・センチャイジム(センチャイムエタイジム/元ルンピニージャパン・バンタム級王者)
古村 光(FURUMURA-GYM)
第4試合 KNOCK OUT-BLACKスーパーミドル級(75kg)王座決定トーナメント準決勝 3分3R(延長1R)
松倉信太郎(TRY HARD GYM/WOMF世界スーパーミドル級王者)
渡慶次幸平(クロスポイント吉祥寺)
第3試合 KNOCK OUT-BLACKスーパーミドル級(75kg)王座決定トーナメント準決勝 3分3R(延長1R)
吉野友規(STURGIS新宿ジム)
田村 聖(拳心館/元NKBミドル級王者)
第2試合 KNOCK OUT-BLACK スーパーライト級(65kg)王座決定トーナメント準決勝 3分3R(延長1R)
与座優貴(橋本道場)
宮越慶二郎(拳粋会宮越道場/元WBCムエタイ・インターナショナル・同日本・NJKFライト級王者)
第1試合 KNOCK OUT-BLACKスーパーライト級(65kg)王座決定トーナメント準決勝 3分3R(延長1R)
鈴木千裕(クロスポイント吉祥寺)
久保政哉(Monolith)※フリーから所属表記変更
概要
大会名 KNOCK OUT ~The REBORN~
日時 2021年3月13日(土) 開場・16:45 開始・17:30
会場 後楽園ホール
チケット料金 SRS席¥20,000 RS席¥15,000 S席¥10,000 A席¥7,000 ※当日500円アップ ※小学生から有料、6歳未満でも座席を必要とする場合は有料
チケット販売 チケットぴあ KNOCK OUT OFFICIAL SHOP 出場選手・所属ジム
お問い合わせ Def Fellow 03-6262-3760 promotion@rebels.jp http://www.rebels.jp/