REBELS 2.28 後楽園ホール:津崎善郎「もう回り道はできない。勝ってタイトルマッチにつなぎます」、リカルド・ブラボ「他団体のリングに上がるのは初めて。70kgの強い選手とどんどん戦いたい」
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REBELS ~The FINAL~(2月28日(日) 後楽園ホール)の「スーパーウェルター級/REDルール/3分3R・延長1R」で、津崎善郎(LAILAPS 東京北星ジム)とリカルド・ブラボ(アルゼンチン/伊原道場アルゼンチン支部/新日本ウェルター級王者)が対戦する。昨年9月の新日本キックの大会でドローに終わった一戦の決着戦となるが、津崎はカード発表会見で「今年はベルトを獲るために一戦も落とせない」と発言。リマッチ、対抗戦、REBELSのファイナルと様々な側面がある中で、津崎が最も重視するのは?一方のリカルドにとっては初の他団体進出ともなる。17歳の時にアルゼンチンから来日し、日本でキック漬けの日々を送る彼は今回の一戦にどう意気込んでいるのか?(記事提供:REBELS)
津崎善郎「もう回り道はできない。勝ってタイトルマッチにつなぎます!」
――12月には渡慶次幸平選手に勝利して、いい形で1年を終えましたね。
津崎 昨年は3試合やらせてもらったんですが、2月に喜多村誠選手に負けて、9月にリカルド・ブラボ選手とドロー。勝ちがなかったので、どうしても勝ちたいと思ってました。相手の渡慶次選手はルールが違うとは言え世界王者ということでどうだろうと思ってましたが、実際やってみると意外と落ち着いて、作戦通りに戦えました。
――そこで次は、今も話が出たリカルド選手との再戦です。前回の試合を振り返ると?
津崎 リカルド選手はウェルター級のチャンピオンということで、一階級下なので大丈夫だろうと思ってたんですけど、やってみるとリーチもすごく長くて攻撃力もすごくあって、強かったですね。
――リカルド選手はローブローの影響で後半スタミナがなくなったということでしたが。
津崎 あのローブローは申し訳なかったと思います。まあ今回はそういうことを言われないように、実力で勝ちたいと思ってます。前回は固かったかなというのもあるし、新日本キックのリングだったというのもあって。今回は僕がホームだと思っているREBELSでの試合でもあるし、足も使って相手のことをよく見ながら、前回よりものびのび戦えるかなと思ってます。
――やはり対抗戦という気持ちは強いですか。
津崎 そうですね。「新日本vs REBELS」というつもりで戦ってますし、僕はREBELSの代表として負けられないなと。喜多村選手も元新日本のチャンピオンだったので、たまたまですけど連続で新日本系の選手とやらせていただいて、負けてはいないなという感触なので、今回はキッチリ勝ちたいと思います。
――しかも今回はREBELSファイナル大会です。
津崎 ずっと出させていただいて、自分がREBELSの選手だという気持ちは強いんですが、まさか最後の大会に出られるとは思ってなかったので、盛り上げたいと思ってます。
――カード発表会見の時には、ベルトへの思いを語っていました。
津崎 はい、今年中には獲りたいと思っています。前回、吉田英司選手と王座決定戦をやらせていただいた時には、ベルトへの執着心という点で吉田選手の方が強かったなというのを感じて、そういう部分でも負けてたなと思います。でも今は心の底からベルトがほしいので、今年は死に物狂いで獲りに行きたいと思っています。
――会見などでは、そういう思いをアピールする方ではないですよね。
津崎 そうですね(笑)。あまりそういうことを言える方ではなくて、当初は会長からも「もっとインパクトのあることを言えよ」と言われてたんですけど、最近はあまり言われなくなりました(笑)。
――「もうそれでいいや」という感じなんですかね?(笑)
津崎 どうなんでしょう(笑)。僕も36歳なので、オッサンがあんまりそういうことを言っても……というのもあって、そういう思いを試合で見てほしいなというのはあります。
――タイトルを獲得するために、ここから必要なものとは?
津崎 作戦を立ててそれを冷静に遂行する精神的な部分と、詰めるべき時に詰める技術的な部分ですかね。試合を重ねてちょっとずつ分かってきたところもあるので、今回のリカルド戦で出していきたいなと思います。
――12月大会前のインタビューでは、バックパッカーとして世界を回ったり、オーストラリアでタイトルマッチを行った過去が話題になっていましたね。
津崎 僕は海上自衛官の地上勤務になった時にがっつりキックにハマって、プロデビューが27歳で遅かったんですけど、自衛隊で海外に行った経験もあるし、出航すると何ヶ月か出ているので、やりたくてもやれなかった時期もあったからこそ今があるというか。
――なるほど。
津崎 海外で練習していた時は、タイ人のトレーナーが英語で教えてくれてたんですけど、100%理解はできないので、自分で考えて練習するようになったこととか、周りが大きい選手ばっかりで、自分より大きい選手に対しても怖くなくなったのもあると思います。日本で定期的に試合ができるようになったのはここ3年ぐらいですけど、年齢的にももう回り道はできないので、今はガンガン試合したいですね。
――キックをやっている間は海外に長期で行くことはない?
津崎 ヨーロッパ大陸の方は行ってないので、いずれはそっちも……というのはあるんですけど、それは引退してからの話です(笑)。今はキックに集中します。
――そういうことも含めて、勝たないといけないと。
津崎 そうですね。それに、今の戦績が6勝(2KO)7敗2分で、今度勝つと五分になるんですよ。今回、勝つか負けるかは自分の中ですごく大きいです。リカルド選手と決着をつけたいという気持ちもあるんですが、今回落とすとタイトルマッチがまた遠のいちゃうなというのもあるので、勝ちたいという気持ちが強いです。
――リカルド選手からは、「ボコボコの殴り合いをしましょう」ということだったんですが……。
津崎 僕もいい試合をしたいとは思ってるんですけど、殴り合いはしたくないです(笑)。僕はうまく戦いたいなと思ってます。
リカルド・ブラボ
――前回、ドローに終わった津崎選手との試合を振り返っていただけますか?
リカルド 練習は一生懸命やってましたけど、1Rにヒザと蹴りで2回ローブローをもらって、その後スタミナがなくなりました。でも、負けなかったのはよかったと思います。津崎選手は強い選手ですけど、前回は僕の試合ができなかったので、そこだけ気をつけます。
――津崎選手の強さはどんなところだと感じましたか?
リカルド ストレートは強かったですね。あと距離もよかったと思います。背が高くて手も長いので、ストレートは何回ももらったから、そこは気をつけたいです。あとヒジの選手だから、ヒジも2~3回もらってしまいました。ヒジも強かったです。
――では今回は、どう勝ちたいですか?
リカルド 伊原信一会長とプランを立てていて、自分の距離を作っています。プランの中身は言えないですけど、パンチとキックを使って2Rか3Rには倒せると思います。
――これまではほとんどの試合がヒジありで、今回もそうですよね。やはりヒジありの方がいい?
リカルド パンチも好きなのでどっちでもできますが、1~2年以内にはラジャダムナン・スタジアムのベルトがほしいと思っているので、今はヒジありでやっていきたいです。ラジャでは今まで2回試合をしたので、あと3~4試合のうちにはタイトルマッチをやりたいですね。
――今回はREBELSへの出場ですが、国内で新日本キック以外のリングに上がるのは初めてですよね?
リカルド そうですね。タイとアルゼンチンで試合をしたことはありますが、日本では他団体は初めてです。
――他団体に乗り込んでの対抗戦ということになりますが、気持ちは違いますか?
リカルド 戦う気持ち自体は変わらないですが、もし負けてしまうと僕だけの負けではなく、新日本キックの負けになってしまうので、ちょっと緊張します。
――これからKNOCK OUTなど他団体に出ていきたいという気持ちは?
リカルド そうですね。今年は新日本キックの大会には全部出て、他の団体にも出ていきたいです。KNOCK OUTと、できればRIZINにも出たい。70kgには日菜太選手、海人選手など強い選手がたくさんいるので、試合したいです。
――そういう選手に勝っていく自信がある?
リカルド あります! 今は70kgに階級を上げたので、強い選手とどんどんやっていきたいです。最初は誰でもいいです。
――同じ大会で、先ほど名前の挙がった日菜太選手と海人選手が対戦しますが。
リカルド すごく興味がありますね。海人選手は今、70kgで一番強いと思ってますが、どちらとも試合したい。ヒジなしでもヒジありでもどちらでもいいです。
――リカルド選手自身のこともお聞きしたいと思います。アルゼンチンから日本に来られたのはいつなんですか?
リカルド 17歳の時だったので、4年前ですね。2015年から伊原道場アルゼンチン支部で練習していて、アルゼンチンのアマチュア・チャンピオンになりました。それで伊原会長に呼んでいただいて、日本で練習するようになりました。
――今お話ししていても日本語がペラペラですが、日本語の勉強はこちらに来てから?
リカルド そうです、でも日本語はまだまだ下手クソです(笑)。伊原会長が厳しく教えてくれて、だいぶ慣れましたけどね。今はひらがな、カタカナは読めるけど、漢字とかメチャクチャ難しいです(笑)。
――数がおおいですしね。日本に住んでいて、いいと思うところは?
リカルド アルゼンチンが今あまりよくないのもあるけど、日本はいいですね。仕事もありますし、試合もできるし。アルゼンチンで試合に出てもファイトマネーはすごく少ないから。日本ではずっと伊原会長とキックだけやっているので、暮らしていて困ることも全然ないです。
――毎日練習されているそうですね。
リカルド はい。朝は9時から練習して、それが終わったらジムでパーソナルレッスンの仕事。夜はまた練習して、9時半頃に終わったら帰ります。だから遊ぶ時間はないですね(笑)。外の仕事はやらないでキックボクシングがメインだから、強くなれたと思います。
――将来的にはアルゼンチンで活動したい?
リカルド 試合はできないですね。向こうには強い選手も少ないし、ファイトマネーも安いから。帰るとしたら、自分のジムを作りたいです。それはアルゼンチンに限らず、ヨーロッパでもどこでもいいんですが、ジムを作るのは夢ですね。できればあと10年ぐらいは日本でバリバリ試合をしたいです。
――その中で一番大きな目標は?
リカルド あと10年ぐらい試合をして、最終的には江幡兄弟や斗吾選手、高橋亨汰選手らと一緒にジムをやれればいいなと思います。
――では最後に、津崎選手にメッセージをお願いできますか?
リカルド 津崎選手は強くていい選手で、今はREBELSのチャンピオンになりたいと思いますけど、僕も世界チャンピオンを目指しているので、いい試合をしましょう。できれば、ボコボコに殴り合う面白い試合をしましょう。
――いい試合を期待してます。
リカルド 僕は日本に来た時、言葉も分からなかったのに、日本の人はみんなすごく優しくしてくれて、ありがたかったです。だから僕が一番強い選手になって、みんなに喜んでもらいたいです。
――頑張ってください!
対戦カード
※REDルールは肘有りキックルール、BLACKルールは肘無しキックルール
REBELS-BLACKスーパーウェルター級(70kg)タイトルマッチ 3分3R(延長1R)
日菜太(クロスポイント吉祥寺/王者、元RISEミドル級(70kg)王者)
海人(TEAM F.O.D/挑戦者、シュートボクシング日本スーパーライト級(55kg)王者、S-cup 2018 65kgトーナメント優勝)
REBELS-REDスーパーフライ級(52kg)タイトルマッチ 3分5R
老沼隆斗(STRUGGLE/王者)
白幡裕星(橋本道場/挑戦者、ムエタイオープン王者)
REDルール ライト級(62.5kg) 3分3R(延長1R)
潘 隆成(クロスポイント吉祥寺/元WPMF日本スーパーライト級王者)
重森陽太(伊原道場稲城支部/WKBA世界ライト級王者)
REDルール スーパーウェルター級(70kg) 3分3R(延長1R)
津崎善郎(LAILAPS 東京北星ジム)
リカルド・ブラボ(アルゼンチン/伊原道場アルゼンチン支部/新日本ウェルター級王者)
REDルール 64kg契約 3分3R(延長1R)
良太郎(池袋BLUE DOG GYM/REBELS-REDライト級王者)
橋本 悟(橋本道場/INNOVATION&ムエタイオープン・スーパーライト級王者)
BLACKルール ライト級(62.5kg) 3分3R(延長1R)
紀州のマルちゃん(武勇会/INNOVATIONライト級4位)
麻火佑太郎(PHOENIX)
BLACKルール 55.5kg契約 3分3R(延長1R)
鈴木貫太(ONE’S GOAL)
大川一貴(青春塾)
※UMA(K&K BOXING CLUB/REBELS-BLACK 67kg級王者・元65kg級王者、LPNJ(ルンピニー日本)ウェルター級王者)引退セレモニーを実施
概要
大会名 REBELS ~The FINAL~
日時 2021年2月28日(日) 開場・16:45 開始・17:30
会場 後楽園ホール
中継 ツイキャス(3,300円~/PPV) サムライTV(1,980円/月額)
チケット料金 SRS席¥20,000 RS席¥15,000 S席¥10,000 A席¥7,000 ※チケット完売 ※小学生から有料、6歳未満でも座席を必要とする場合は有料
お問い合わせ Def Fellow 03-6262-3760 promotion@rebels.jp http://www.rebels.jp/