REBELS 2.28 後楽園ホール:老沼隆斗「唯一無二の存在になりたい。でもまだ15%ぐらい」、白幡裕星「先輩との約束を果たす最後のチャンス」|麻火佑太郎の相手変更
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REBELS ~The FINAL~(2月28日(日) 後楽園ホール)のREBELS-REDスーパーフライ級(52kg)タイトルマッチで対戦する老沼隆斗(STRUGGLE/王者)と白幡裕星(橋本道場/挑戦者)のインタビューが主催者から届いた。
なお、麻火佑太郎(PHOENIX)と対戦予定だった大谷翔司(スクランブル渋谷/INNOVATIONライト級王者)が、新型コロナウイルスの影響で欠場する。主催者からのプレスリリースでは「感染症拡大防止のため一定の待機期間を設ける必要のある選手(本人または同居人が陽性者、濃厚接触者、濃厚接触者の疑いがある者、発熱等の体調不良である者等)に該当することが判明したため」と説明されている。麻火は紀州のマルちゃん(武勇会/INNOVATIONライト級4位)と対戦する。試合形式はBLACKルール(肘無し)ライト級(62.5kg)3分3R(延長1R)で変わらない。両選手のコメントが主催者から届いている。
・公式プロフィール
紀州のマルちゃん 武勇会所属
1998年4月15日生/和歌山県紀の川市出身/22歳/180cm/サウスポー/9戦7勝(5KO)2敗
◆紀州のマルちゃん「(試合が決まった心境)嬉しい。圧倒的な華はあるんで、あとはそれを見てもらえればいいかな、と。(麻火の印象)知らない。爽やかですね~。(ファンへのメッセージ)最高に華のあるKOで、最後のREBELSを締めましょう」
◆麻火佑太郎「大谷選手とのお話をいただいて、すごく試合が楽しみでしたが、試合に対するモチベーションは変わらず高く持てています。(紀州の印象)いい意味で面白い選手だと思います。試合をするのが楽しみです。(ファンへのメッセージ)REBELSファイナルマッチに華を添えられるよう盛り上げますので、応援のほどよろしくお願い致します。」
老沼隆斗「唯一無二の『老沼スタイル』を築きたい!」
2・28『REBELS ~The FINAL~』の「REBELS-RED スーパーフライ級タイトルマッチ/REDルール/3分5R」で、白幡裕星を相手に防衛戦を行う老沼隆斗。老沼は昨年2月、ノンタイトル戦で当時無敗の白幡と対戦し、延長の末に判定勝ちを収めている。カード発表会見では「今回は普通に潰す」と宣言した王者の思いとは?
――まずは白幡選手との前回の戦いについてお聞きしたいと思います。今改めて振り返ると、どういう試合でしたか?
老沼 自分のいいところを出すよりも、相手のいいところを引き出しちゃったというか。自分のいいところをあまり出せなかったというのはありますね。
――相手のペースになってしまったため?
老沼 そうですね。1Rのバッティングで出血して左目が全然見えなくなって、慌ててしまって。それで空回りしたところをうまく攻められたなと思います。
――思うように進まなかった時の立て直しは課題だったりしますか?
老沼 はい、うまくいかないのに、意地になってその技を当てようとしてしまったり。「絶対当てる!」って感じでそこにしか向かなくなっちゃって、頭が回らない時は全然自分の動きができなくなっちゃうんで。そういう試合が何試合かありますね。
――ただ、前回の白幡戦ではそんな中でも最終的に勝利できました。その理由とは?
老沼 そこは、「負けたらダメだ」という気持ちの面で勝ったかなと。技もそうですけど、一番は自分の気持ちだと思います。
――負けられないという気持ちは、チャンピオンだからというのも大きい?
老沼 そこは全然意識していません。チャンピオンだからというより、勝ちにこだわっていて負けたくないという気持ちが強いだけですね。ベルトは持たせてもらっていますが、意識しすぎると守りに入ってしまうので、そこは全然気にしないでやっています。
――その試合も踏まえて、白幡選手とタイトルを懸けての再戦になります。今回はどういう試合にしたいですか?
老沼 毎試合そうなんですけど、自分らしい試合にしたいですね。蹴りの選手と思われがちなんですけど、蹴りだけじゃなくて全部できるので。練習でも、パンチとか組みも含めて全部できるんですよ。試合になると蹴りに頼っちゃうところがあるので、全部をいい形で出せたらいいなと思ってますね。蹴りで倒す、蹴りで魅せるということも意識はしてるんですけど、蹴りだけじゃなくてほかの技も見せたいなと思ってます。
――蹴りでいい勝ち方をしてしまうから、余計にイメージがついているのでは?
老沼 (笑)。蹴りで勝ってる時でも、意識しすぎてない時の方がいい勝ち方ができてるんですよ。意識しすぎると動きが固まってしまうので。
――では、そうするために一番カギになるのは?
老沼 この前、会長と話した時に、試合までに持っていくメンタルの部分でいいアドバイスをいただいたんですよ。詳しくは言えないんですけど(笑)、それを生かせば今までうまくいかなかったこともうまくいって、いい動きができるんじゃないかなと思ってます。
――このところ、「『REBELS』/『KNOCK OUT』の“顔”」争いというテーマが活発になっていると思うんですが、老沼選手はチャンピオンの一人として意識していますか?
老沼 僕自身は“顔”になるとか引っ張るとかいうことは特に意識していなくて、「唯一無二」の存在になりたいと思ってます。イベントの“顔”として他の選手と競うというよりは、「老沼隆斗という選手」の価値を上げることの方を目指していきたいというか。
――それはそれで大きなテーマですね。そうやって価値を上げていった先の理想像はどういうものですか?
老沼 僕のスタイルは空手をバックボーンにしてムエタイをミックスしたもので、さらにステップを使ったりもしてるんですけど、「唯一無二」という点では、「老沼スタイル」と呼ばれるようになるのが理想ですね。他の選手が僕のような動きをした時に「老沼スタイルっぽいね」と言われるような、そういうスタイルを確立したいと思ってます。キックボクシングとか空手とかムエタイというのと別で、「老沼スタイル」があるという、そういうところでの「唯一無二」ですね。戦い方が既存の枠にはまらないというか、そういう形になれればいいなと。
――現状では、その理想像にどれぐらい近づけていると思いますか?
老沼 15%ぐらいですかね。まだまだです(笑)。まだまだ、全然ダメダメなので。今度の試合でも、自分が追い求めているものに近づけたらと思います。
――また今回は『REBELS』のファイナルとなる大会でもあります。『REBELS』を主戦場として、チャンピオンにもなっている一人として、どんな思いがありますか?
老沼 このイベントで初めてチャンピオンベルトを巻いたので、やっぱり淋しさはありますね。でもこれからは『KNOCK OUT』一本になってさらに成長していくと思うので、「あの『REBELS』最後の興行は神がかってたね」と言われるような興行になって、僕も出場選手の一人として貢献できたらいいなと思ってます。
――本当は「貢献」どころではないのでは?
老沼 (笑)。本心では、その興行の中でも一番になりたいです(笑)。「特に老沼がすごかったね」みたいな。『REBELS』のファイナルという大会でこのタイトルマッチが組まれたのは、何か意味があると思うので、そこにふさわしい試合をしたいです。これだけ意味のある場でのタイトルマッチで、自分らしい試合をして勝ちます!
白幡裕星「先輩との約束を果たす最後のチャンス!」
2・28『REBELS ~The FINAL~』の「REBELS-RED スーパーフライ級タイトルマッチ/REDルール/3分5R」で、老沼隆斗の王座に挑む白幡裕星。白幡にとって老沼は、昨年2月の対戦でプロ初黒星をつけられた相手でもある。リベンジマッチともなる今回、白幡には勝たなければならない理由がもう一つあるという。
――1月のINNOVATION岡山大会では平松侑選手に判定負けでキャリア2敗目を喫しました。今年1戦目ということもあり、勝って勢いをつけたかったところだと思いますが……。
白幡 メチャメチャ悔しくて、何日か寝られなかったです。でも次に老沼選手とのタイトルマッチも決まっていたので、「次こそは勝ってチャンピオンになる」という強い意志を持って、すぐに練習を再開しました。精神的にはつらかった時もあったんですけど、ある意味次の試合がすでに決まっていたから、気合いが入ったという部分はあります。
――その前の、プロ初黒星は前回の老沼戦でつけられたものでした。その時はどうでしたか?
白幡 そこまで8連勝していて無敗だったので、正直勝てると思ってたんですけど、あの試合では老沼選手に気持ちの強さとかそういう面で差を見せられました。延長まで行っていい勝負はしたんですけど、気持ちがまだ弱かったなと思わされました。ちょうどコロナの時期で練習もできなくて、試合後もしばらくけっこう凹みましたね。
――では、老沼選手は白幡選手にとってどういう相手ですか?
白幡 僕が初めて負けた相手でもありますし、『REBELS』のリングでやり返したいというのは、ずっと思ってました。だから今回、『REBELS』の最後の大会で対戦することができてよかったです。
――今回、勝つために必要なものとは?
白幡 もちろん倒したいとは思ってるんですけど、スパン!と倒れることはない相手かなとも思っていて、接戦で苦しい試合にはなると思います。そこで勝てるように、いつも以上に練習して挑まないといけないと思ってます。そして、最後に必要なのは気持ちですね。
――その気持ちの中に、ベルトの存在はどれぐらいを占めていますか?
白幡 ベルトというよりは、老沼選手に勝つことですね。勝てばベルトはついてくると思っているし、先のことを考えてもしょうがないので、目の前の老沼選手にしっかり勝つことを一番に考えています。
――先ほど、『REBELS』の最後の大会という話が出ましたが、白幡選手にとって『REBELS』はどういう存在ですか?
白幡 『REBELS』には強い選手もいっぱい出てますし、自分も出てみたいなという気持ちもあったし、すごくいい舞台だと思っています。プロデビューした時には、同じ橋本道場の安本晴翔先輩が『REBELS』のベルトを持っていて、僕もそのベルトがほしいなとずっと思っていました。だから最後の大会でタイトルマッチが組まれて、すごくうれしいです。
――ここでタイトルを獲るのは重要ですよね。
白幡 『REBELS』のチャンピオンになるチャンスは、もうここしかないですからね。
――あっ、そういうことですね。「『REBELS』のベルト」を巻きたいと。
白幡 そうなんです、ここしかチャンスはないので。前回、老沼選手に負けてしまった時に「『REBELS』のベルトを獲る」という目標を掲げたんです。『REBELS』フェザー級チャンピオンの晴翔先輩とも「一緒にベルトを巻く」という約束もしたので、ここは絶対に勝ちたいです。
――ところで今、自動車教習所に通われているという話を伺ったんですが。
白幡 はい、今通ってます。格闘技以上に苦戦してるんですけど(笑)。
――そうなんですか?
白幡 今日は仮免のテストだったんですけど、S字クランクとかで苦戦したりして、ダメだったんですよ。普通の人は2ヵ月ぐらいで取ると思うんですけど、僕は半年ぐらい通っててまだ仮免受かってないんです。
――それは大変ですね(笑)。しかしこれだけキックでも勝っているし、運動神経とかは問題なのでは?
白幡 いや、運動神経はメチャメチャ悪い方だと思います。キックでは練習量でそれをカバーしてるんだと思うんですけど、教習所ではそんなにたくさん練習できないじゃないですか。しかも試合が近づくと行けなくなるので、それで半年もかかっちゃってて。
――では次の試合でベルトを獲って、晴れて免許も取らないとですね(笑)。最後に改めて、意気込みをお願いします。
白幡 『REBELS』最後の大会でタイトルマッチなので、ここで勝って全部持っていきたいと思ってます。
――ありがとうございます!
橋本敏彦・橋本道場会長 (電話を替わって)インタビュー終わりました? 教習所の話も聞いた? 今、大変なんですよ(笑)。
――はい、伺いました(笑)。
橋本 裕星はもう一つ特技があって、ウチの選手の戦績を全部覚えてるんですよ。自分の分だけじゃなくて、他の選手の試合も、「●年●月●日、どこどこ、誰々に●R、KO勝ち」とか全部スラスラ言うんですよ。今、言わせましょうか?
――いえ、それはまたの機会に伺いたいと思います(笑)。しかし記憶力がすごいんですね。
白幡 いや、格闘技に関してだけなんです(笑)。
――ではチャンピオンになったらどこかで披露してください(笑)。ありがとうございました!
対戦カード
※REDルールは肘有りキックルール、BLACKルールは肘無しキックルール
REBELS-BLACKスーパーウェルター級(70kg)タイトルマッチ 3分3R(延長1R)
日菜太(クロスポイント吉祥寺/王者、元RISEミドル級(70kg)王者)
海人(TEAM F.O.D/挑戦者、シュートボクシング日本スーパーライト級(55kg)王者、S-cup 2018 65kgトーナメント優勝)
REBELS-REDスーパーフライ級(52kg)タイトルマッチ 3分5R
老沼隆斗(STRUGGLE/王者)
白幡裕星(橋本道場/挑戦者、ムエタイオープン王者)
REDルール ライト級(62.5kg) 3分3R(延長1R)
潘 隆成(クロスポイント吉祥寺/元WPMF日本スーパーライト級王者)
重森陽太(伊原道場稲城支部/WKBA世界ライト級王者)
REDルール スーパーウェルター級(70kg) 3分3R(延長1R)
津崎善郎(LAILAPS 東京北星ジム)
リカルド・ブラボ(アルゼンチン/伊原道場アルゼンチン支部/新日本ウェルター級王者)
REDルール 64kg契約 3分3R(延長1R)
良太郎(池袋BLUE DOG GYM/REBELS-REDライト級王者)
橋本 悟(橋本道場/INNOVATION&ムエタイオープン・スーパーライト級王者)
BLACKルール ライト級(62.5kg) 3分3R(延長1R)
紀州のマルちゃん(武勇会/INNOVATIONライト級4位)
麻火佑太郎(PHOENIX)
BLACKルール 55.5kg契約 3分3R(延長1R)
鈴木貫太(ONE’S GOAL)
大川一貴(青春塾)
※UMA(K&K BOXING CLUB/REBELS-BLACK 67kg級王者・元65kg級王者、LPNJ(ルンピニー日本)ウェルター級王者)引退セレモニーを実施
概要
大会名 REBELS ~The FINAL~
日時 2021年2月28日(日) 開場・16:45 開始・17:30
会場 後楽園ホール
チケット料金 SRS席¥20,000 RS席¥15,000 S席¥10,000 A席¥7,000 ※当日500円アップ ※完売 ※新型コロナウイルス感染症対策のため座席数を制限 ※小学生から有料、6歳未満でも座席を必要とする場合は有料
お問い合わせ Def Fellow 03-6262-3760 promotion@rebels.jp http://www.rebels.jp/