K-1 12.13 両国国技館:島野浩太朗「芦澤選手と対極の視点から新しい価値を体現する」、芦澤竜誠「俺を応援してくれてた奴らに『お前ら正解だよ!』と伝える試合をする」
MARTIAL WORLD PRESENTS GYM VILLAGE
中野トイカツ道場
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K-1 12月13日(日) 両国国技館大会で対戦するスーパー・フェザー級(60kg)の島野浩太朗(菅原道場/元Krushスーパー・フェザー級王者)と芦澤竜誠(PURGE TOKYO/元INNOVATIONフェザー級王者)のインタビューがK-1 JAPAN GROUPから届いた。(写真:(C)K-1)
島野浩太朗、芦澤竜誠とは憑依と憑依の戦いになる!「芦澤選手と対極の視点から新しい価値を体現する覚悟で戦う」
――島野選手にとっては約3年ぶりのK-1出場となりますね。
「前回のK-1で負けてしまい、この3年間は試合で負けた以上の悔しい思いで過ごしきました。自分というものに徹底的に向き合って、人間としてすごく変わった3年だったと思いますし、今回はその悔しさの答えを表現するチャンスではないかと感じています」
――どんなところが3年前と変わったと思いますか?
「ファイターとしての実力は分かりません。ですが、3年前と今の自分は人として全くの別人だと思います。あの時の一戦というのは今日まで過ごしてくる中で、大きな課題になった試合でした。あの時の自分だったら、あれが仕上げられる精一杯だったのかなと思いますが、今の自分から見ると、当時の自分では堂々と外に発信するのも自分を表現することもできないだろうなと感じています」
――今は表現できるようになっていますか?
「今は自分が何を発言して、自分を表現する。それがたとえ失敗だったとしても、絶対に後悔しないで、どんなことが起ころうとも前に進む自分を準備できています。そこがあの時とは大きく違うと思います」
――対戦相手の芦澤選手にはどんな印象を持っていますか?
「自分の中にある本心や本音を表現することはすごく勇気がいることだと思うし、それを見せるという点ではすごい表現者だと思ってます。自分とは対極だと思いますし、試合を見てくださるみなさんにも対極に映ると思うんですけど、どこか同じところを目指しているというか。共通する部分があるのではないかという感覚を覚えます」
――対極にいる選手ではあるものの、認めている部分があるわけですね。
「もちろん認めています。例えば彼は今のあのスタイルで壁にぶつかっても、きっとそのまま進むことができると思うんです。で、今の僕もどんな結果が出たとしても必ず前に進むことができます。そういう部分で、表現の仕方は違いますが“前進する”という根っこの部分での共通点はあると思います」
――例えば芦澤選手のようなトラッシュトークを島野選手はどう思いますか?
「好き嫌いというよりも“自分にはできないな”という感覚の方が強いです。思いっきり自分も突き抜けたいと思っている人は彼に羨ましさを感じると思います。それを僕が表現できるかと言われたら、どんなに自分が頑張って覚悟を決めても真似できないんですよね。そこに対しては自分に真似できないものを持っている人なので敬意があります」
――ではファイターとしての評価はいかがでしょう?
「リングに自分を憑依させることができる選手だと思います。それは色んな気だったり、人から集めてくる思いだったり、ハートの部分ですよね。そういったものを自分の体を通して。リングに憑依してぶつけることができる選手だと思います。自分もそういうタイプだと自負しているので、今回は憑依と憑依がぶつかる。そういう意味でこれからの時代の1つの答えというか、そういった時の運も試合を左右するんじゃないかと思います」
――では島野選手が今後のK-1で目指していくものは何ですか?
「いま注目を集める流行であったり、時代であったり、そういったものに一石を投じる覚悟で、真新しい1つの価値を体現したい。そういう覚悟で臨みたいと思っています」
――改めてこの試合へ向けての意気込み、そしてメッセージを最後にお願いします。
「この一戦は“試合を見る”というより芦澤竜誠がどんな姿で出てくるのか、芦澤選手がどんな試合をするのか、彼を見たいと思ってこの試合を見る人が大半を占めると思います。それは彼が作ってきた価値や位置、流れや熱であって、そこに最大限の敬意を持って反対からぶつけたいと思います。対極の視点から新しい価値を体現する覚悟で、当日のリングに臨みたいと思います」
芦澤竜誠、超問題児がK-1に復活!「俺が満足する試合をしたらみんなも絶対に喜ぶ。両国はスタンディングオベーションですよ」
――約1年半ぶりのK-1復帰が決まりました。久々に会見にも出席しましたが、いかがでしたか?
「どうもこうもないっす。インスタライブみたいなもんですよ(笑)。会見はスーツで来いって言われたからスーツを着てるぐらいで、何にも変わらないっす。みんな会見だからキッチリしようとか、カッコいいこと言おうとか考えてたんだろうなって思いますけど、そんなことしなくていいんですよ、俺は」
――芦澤選手らしい毒づきや“口撃”が見られるかと思いましたが、今回はそういう場面はありませんでしたね。
「島野選手は俺も普通に強いと思うし、もしやったら噛み合うと思うし、俺が倒そうが倒されようがどっちにしろ面白い試合になるなと思うし。そもそもみんな俺を見に来る訳じゃないですか? みんなは俺が勝つか負けるかを見に来るんだから、相手のことなんか興味ないんですよ。だから相手どうこうじゃなく『芦澤竜誠、完全に変わったな』という姿を見せたいです」
――なるほど。現在、芦澤選手はPURGE TOKYO所属として練習されていますが、どのくらい変わった手応えを感じていますか?
「確実に変わってるし、確実に強くなってますね。練習していて、楽しくなってきました。明らかに今までとは殺傷能力が違います。今の自分と過去の自分を照らし合わせて『そのパンチじゃ人は倒れないよ』っていうのが分かりましたから。30戦ぐらいやって10KOぐらいでしたけど(※正しくは33戦21勝13KO11敗1分)、今だったら80%ぐらい倒せるんじゃないですかね」
――噛み合った上で倒す試合になりそうですか?
「間違いなく倒す。ほとんどみんな島野選手のことを倒せてないじゃないですか。だからあれぐらい気持ちのある選手を俺が倒せたら、もう(誰と戦っても)余裕ですよ。同じ倒すにしても気持ちを折って倒したら、さらに凄いと思うし。島野選手の気持ちをしっかり折る、そういう試合をしたいです」
――心も体もタフな島野選手の心を折るような試合をすればインパクトを大きいですね。
「それができるんだったら別にKOじゃなくてもいいかな。俺の中で満足する試合をしますよ。でもそれは別に自己満足ってことじゃなくて、いま俺が考えてる“俺が満足する試合”をしたらみんなも絶対喜びますから。両国はみんなスタンディングオベーションです」
――これからK-1ではどんな戦いを見せていきたいですか?
「トレーナーとは『毎試合毎試合、確実に強くなってると思われる試合をしよう』って話をしていて、それは俺も同意見ですね」
――スーパー・フェザー級は武尊選手のいる階級です。意識はしてますか?
「今までの俺だったら若さと勢いで『あーイケる。余裕な感じでしょ?』って言ってましたけど、来年の春ぐらいまでには“普通に”イケると思えてるんじゃないですかね。俺はもっと上を見ていて、もはやそこ(武尊)を見てないですよ。俺が目指すものの通過点として通ることはあるかもしれないけど、別にそこを通らなくても俺はもっと凄いところまでいくんで。ただみんなが盛り上がるカードはやりたいですよね。それが俺のことを応援してくれたり注目してくれている人たちへの恩返しだと思っているので」
――今の芦澤選手は周りに恩返ししたいという気持ちがあるのですね。
「それは最近また思ってきましたね。正直、俺が1年半遊んでる間に俺を格闘家だと思ってる人間は徐々に離れていきましたよ。でも格闘技・芦澤竜誠じゃなくて、人間・芦澤竜誠を好きな人たちは残ってくれたんです。そういう人たちから、俺はこのシーズンに愛をたくさんもらいました。今俺がKOして格闘技で成功することがみんなに対する1番の愛だと思うから、俺は受けた愛は絶対に倍で返したいと思っています」
――それで最後に芦澤選手からファンのみなさんにメッセージをお願いします。
「素人のやつらに『芦澤竜誠だったら勝てるんじゃね?』って一切思わせない試合をします。強いやつって格闘技センスも凄いし、『こいつは強いな』って思わせるオーラが出てるじゃないですか。そういう試合を見せます。あとは俺のことを応援してくれてるファンは絶対に批判も食らってると思うんです。それでも俺のことを大好きって言ってくれる人のために俺は絶対勝たなきゃいけない。『芦澤竜誠ヤバい!』と言って俺を応援してくれてたやつらに、『言っただろ? お前ら正解だよ!』と伝える試合をします」
対戦カード
K-1 WORLD GPライト級(62.5kg)タイトルマッチ 3分3R(延長1R)
林 健太(FLY SKY GYM/王者)※初防衛戦
ゴンナパー・ウィラサクレック(タイ/ウィラサクレック・フェアテックスジム/挑戦者、Krush同級王者、元WPMF世界スーパーライト級王者)
スーパー・ウェルター級(70kg)(ノンタイトル戦) 3分3R(延長1R)
木村“フィリップ”ミノル(ブラジル/PURGE TOKYO/K-1 WORLD GPスーパー・ウェルター級王者)※K-1ジム五反田チームキングスから所属変更
アビラル・ヒマラヤン・チーター[Abiral Himarayan Cheetah](ネパール/志村道場/HEATミドル級(70kg)王者)
スーパー・ウェルター級(70kg) 3分3R(延長1R)
和島大海(月心会チーム侍)
藤岡裕平(九州ジム・VLOS)
スーパー・ライト級(65kg) 3分3R(延長1R)
佐々木大蔵(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/Krushスーパー・ライト級王者)
大和哲也(大和ジム/K-1 WORLD MAX -63kg日本トーナメント2010優勝、元WBCムエタイ世界&Lion Fight世界スーパーライト級王者、元NJKFライト級王者)
スーパー・ライト級(65kg) 3分3R(延長1R)
不可思(クロスポイント吉祥寺/元KNOCK OUT・WPMF日本・REBELS-MUAYTHAIスーパーライト級王者、元RISE・Bigbangライト級王者)
鈴木勇人(K-1ジム五反田チームキングス/元Krushスーパー・ライト級王者)
ライト級(62.5kg) 3分3R(延長1R)
朝久泰央(朝久道場)
蓮實 光(パラエストラ栃木)
ライト級(62.5kg) 3分3R(延長1R)
大沢文也(TANG TANG FIGHT CLUB/team JOKER)
瓦田脩二(K-1ジム総本部チームペガサス)
スーパー・フェザー級(60kg) 3分3R(延長1R)
村越優汰(湘南格闘クラブ/元K-1 WORLD GPフェザー級(57.5kg)王者、元RISEバンタム級(55kg)王者)
山本直樹(優弥道場)
スーパー・フェザー級(60kg) 3分3R(延長1R)
島野浩太朗(菅原道場/元Krushスーパー・フェザー級王者)
芦澤竜誠(PURGE TOKYO/元INNOVATIONフェザー級王者)※K-1ジム総本部チームペガサスから所属変更
58.5kg契約 3分3R(延長1R)
卜部弘嵩(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/元K-1 WORLD GPスーパー・フェザー級(60kg)王者)
才賀紀左衛門(PURGE TOKYO)
フェザー級(57.5kg) 3分3R(延長1R)
軍司泰斗(K-1ジム総本部チームペガサス/元Krushバンタム級(53kg)王者)
亀本勇翔(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/元Bigibangスーパーバンタム級(55kg)王者)
スーパー・バンタム級(55kg) 3分3R(延長1R)
佐々木洵樹(POWER OF DREAM/元Krushバンタム級(53kg)王者)
璃明武(K-1ジム総本部チームペガサス)
◆プレリミナリーファイト
95kg契約 3分3R
植村真弥(ウィラサクレック・フェアテックス幕張/元WMC日本ヘビー級王者)
メイサム・ドラゴン(イラン/士魂村上塾)
スーパー・フェザー級 3分3R
聖也(ウィラサクレック・フェアテックス西川口)
北村夏輝(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ)
フェザー級 3分3R
秀樹(レンジャージム)
稲垣澪(K-1ジム大宮チームレオン)
53kg契約 3分3R
倉田永輝(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)
豊田優輝(B.W/K-1カレッジ2019 -60kg優勝)
概要
大会名 K-1 WORLD GP 2020 JAPAN ~サブタイトル未定~
日時 2020年12月13日(日) 開場・13:00 プレリミナリーファイト開始・未定 本戦開始・15:00
会場 両国国技館
中継 AbemaTV(生中継)、GAORA(生中継)
チケット料金 ロイヤルシート 100,000円 アリーナSRS席 60,000円 アリーナRS席 35,000円 アリーナS席 18,000円(完売) 桝席2名掛け 38,000円(1名あたり19,000円) 桝席1名掛け 20,000円 2FスタンドS席 18,000円(完売) 2FスタンドA席 10,000円 ※当日500円アップ ※小学生からチケットが必要
チケット販売 チケットぴあ イープラス ローソンチケット K-1.SHOP グッドルーザー(03-6450-5470) K-1ジム各店舗
お問い合わせ グッドルーザー 03-6450-5470 https://www.k-1.co.jp/contact/