RISE 11.14 後楽園ホール:瀧谷渉太「引退式が延期になったおかげで、格闘技にお礼が言えるようになりました」
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RISE 143(11月14日(土)後楽園ホール)で寺戸伸近を相手に引退エキシビションマッチを行う瀧谷渉太のインタビューが、RISEクリエーションから届いた。(聞き手:布施鋼治)
第5試合 瀧谷渉太 引退エキシビションマッチ 2分1R
瀧谷渉太(KSS健生館/元Krushスーパー・バンタム級(55kg)王者)
寺戸伸近(Booch Beat/元RISEバンタム級(55kg)王者、元Krushスーパー・バンタム級(55kg)王者、元全日本キック・M-1・ISKA世界バンタム級王者)
――長い競技生活、お疲れさまでした。
瀧谷 格闘技を始めたのは小学校4年生。10歳のときで、18歳のときにプロデビューしました。いま31歳なので、20年ちょっとのキャリアがありますね。トータルして考えると、長いことやってきたなと思います。
――改めて自分の足跡を振り返ることは?
瀧谷 やりきった感がすごくあるので、「あ~っ、俺もこれで引退か」としみじみ思うことはないですね。「引退は寂しい」という声も聞くけど、すがすがしい気持ちで引退を迎えることができます。
――もう十分すぎるくらい闘った?
瀧谷 そうですね。僕は47戦のキャリアがあり、過去2回ほどチャンピオンベルトを巻くこともできた。もし巻けていなかったら、やり切ったと思わなかったかもしれない。チャンピオンになれたことは、自分の中で大きな財産になっています。
――引退を決意したきっかけは?
瀧谷 昨年8月、RIZIN名古屋大会で大﨑一貴戦が組まれた時、すでに30歳を越えていたけど、三十路に入ったことを機に将来というか、第2の人生を考えるようになりましたね。大﨑戦後、久保坂館長に「気持ちや年齢のこともあるので、そろそろ引退を考えています」とお伝えしたら、「そういう考えに至ったことは素晴らしい。次の人生に向け、頑張ってほしい」と肩を叩かれました。
――50戦近くも闘っていたら、たくさんの思い出があると思います。
瀧谷 そうですね。たとえば2011年4月、Krushの初代-55㎏王座決定トーナメントでKENJI選手と日下部竜也選手に連勝して優勝したことは、僕の格闘技人生の中でも大きな転機になったと思います。あのトーナメントの2年前、僕は日下部選手に負けているし、巷では日下部選手が優勝候補だったので、リベンジを果たすとともにチャンピオンになれたことは大きな自信につながりました。確かあの時は5連続KO勝利くらいしているはず。あの時代があるので、皆さんから「瀧谷は強かったよね」と言ってもらえる。あの時代がなかったら、ここまで続けて来れたとは思えない。
――キャリアの後半はRISEが主戦場でした。
瀧谷 RISEでは新宿FACEでやった栄井大進選手との一戦が印象に残っています(19年2月8日)。Krushの元チャンピオンがRISEで闘うということでものすごく注目していただいた。でも、結果がなかなか出ない。当時、栄井選手は勢いのある選手であったのとは対照的に僕は調子が悪いと言われていた。僕も「これで負けたら引退かな」と不安に思っていたけど、延長戦の末自分がKOで勝つことができた。そういう意味で思い出の一戦ですね。
――今回は引退セレニモーを行ないますが、コロナの影響で数回流れてしまいました。
瀧谷 正直、(最初に開催される予定だった)3月の時点では道場を離れたばかりで、引退式が終わってから就職活動をしようと思っていました。いまも就職は決まっていないけど、今回の式が決まるまでに時間があったので、将来やりたいことがぼんやりと見えてきた。(最初に予定されていた)3 月に式をやっていたら、「引退します。ありがとうございました」で終わっていたと思う。でも、いまはこれまで格闘技にぶつけてきた熱い思いを別の方面に向けることができつつある。格闘技に対してお礼を言えるようになったと思いますね。結果的には延期になって良かったと思います。
――今回引退エキシビションマッチで対戦する寺戸伸近さんとは過去に2度闘い、1勝1敗に終わっています。
瀧谷 09年1月、初めて経験したワンデートーナメント決勝で寺戸さんと初めて闘い、僕はプロ初黒星を喫しました。あの敗北は本当にいい勉強になりましたね。11年4月、(飛びヒザ蹴りによってKO勝ちすることができた)寺戸さんとの2度目の対決も印象に残っています。その後24歳で僕が上京してからは同じ道場(KSS健生館)で一緒に練習し、セコンドにも付いていただいた。パートナーとしてお互い高め合う仲だったと思います。今回のエキシは久保坂館長の方から提案していただきました。
――思い出がいっぱい詰まったライバルであり、パートナーでもあった寺戸さんと最後に闘えるなんて最高じゃないですか。
瀧谷 ただ、道場を離れてから全く動いていないので、体はもう見せられるものではない(苦笑)。だから今回も悟空のオレンジの道衣を着てリングに上がります。当日になったら、リアル悟空にしっかりとなりきりたい。
対戦カード
第10試合 メインイベント スーパーフライ級(53kg)(ノンタイトル戦) 3分3R(延長1R)
大﨑一貴(OISHI GYM/RISEスーパーフライ級王者)
川上 叶(龍生塾/シュートボクシング日本バンタム級(52.5kg)王者)
第9試合 セミファイナル RISEスーパーライト級(65kg)次期挑戦者決定戦 3分3R(無制限延長R)
タップロン・ハーデスワークアウト(タイ/ハーデスワークアウトジム/RISE 2位、元WMC世界フェザー級王者)
実方拓海(TSKjapan/RISE 6位、WMC日本&ルンピニー日本スーパーライト級王者)
第8試合 スーパーライト級(65kg) 3分3R(延長1R)
北井智大(チームドラゴン/RISEライト級(62.5kg)3位)
吉沼大樹(フリー)
第7試合 スーパーライト級(65kg) 3分3R(延長1R)
川島史也(BattleNation/RISEライト級(62.5kg)7位)
伊藤澄哉(戦ジム/RISEスーパーライト級3位)
第6試合 ミドル級(70kg) 3分3R(延長1R)
廣野 祐(フリー/元J-NETWORKスーパーウェルター級&ミドル級王者)
中島将志(新潟誠道館/RISEミドル級5位、RISEウェルター級(67.5kg)2位)
第5試合 瀧谷渉太 引退エキシビションマッチ 2分1R
瀧谷渉太(KSS健生館/元Krushスーパー・バンタム級(55kg)王者)
寺戸伸近(Booch Beat/元RISEバンタム級(55kg)王者、元Krushスーパー・バンタム級(55kg)王者、元全日本キック・M-1・ISKA世界バンタム級王者)
第4試合 フェザー級(57.5kg) 3分3R(延長1R)
澤谷大樹(HAWK GYM/RISE 3位)
門口佳佑(EX ARES/RISE 6位)
第3試合 フェザー級(57.5kg) 3分3R(延長1R)
宮崎就斗(TARGET/RISEフェザー級4位、DEEP☆KICK -57.5kg暫定王者)
竹内将生(エイワスポーツジム/Bigbangフェザー級王者、元MA日本スーパーバンタム級王者)
第2試合 フェザー級(57.5kg) 3分3R(延長1R)
平野凌我(MTS/RISEフェザー級9位、英雄伝説アジアトーナメント3位)
梅井泰成(TEAM TEPPEN)
第1試合 56kg契約 3分3R
山元剣心(FAITH/KAMINARIMON全日本2018 −60kg級優勝・大会特別賞)
福井萌矢(建武館/JAPAN CUP 2019 -55kg級準優勝)
概要
大会名 RISE 143
日時 2020年11月14日(土)開場・17:10 開始・18:00
会場 後楽園ホール
中継 ABEMA
チケット料金 SRS 12,000円(完売) S席 8,000円 A席 6,000円(完売) ※当日500円プラス ※未就学児は保護者膝上に限り無料 ※コロナ対策により観客は700名弱(立見無し)
チケット販売 チケットぴあ イープラス 出場選手・所属ジム
お問い合わせ RISEクリエーション 03-5980-7409 https://www.rise-rc.com