K-1 12.13 両国国技館:林健太「強い姿を見せて、色んな人の想いを背負って勝つ」、ゴンナパー「今回の試合を父も天国から見てくれていると思う」
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K-1 12月13日(日) 両国国技館大会のK-1 WORLD GPライト級(62.5kg)タイトルマッチで対戦する林健太(FLY SKY GYM/王者)とゴンナパー・ウィラサクレック(タイ/ウィラサクレック・フェアテックスジム/挑戦者、Krush同級王者)のインタビューがK-1 JAPAN GROUPから届いた。(写真:(C)K-1)
王者・林健太、挑戦者ゴンナパーと運命のタイトルマッチへ「もう覚悟は決まっている。強い姿を見せて、色んな人の想いを背負って勝つ」
――当初9月の大阪大会に予定されたタイトルマッチが自身の怪我で12月の両国大会にスライドとなりました。正式に12月大会での防衛戦が決まり、どんな心境ですか?
「僕の怪我で試合が延期になってしまって、ゴンナパー選手にも申し訳ないですし、応援してくれている方々やファンのみなさんにも申し訳ないです。やけど12月に試合が決まって、ここでゴンナパー選手と戦えるので、しっかり見ておいてほしいです。怪我も完治したので楽しみにしていてください」
――欠場となった大阪大会はどんな思いで見ていましたか?
「大阪大会はもうヒデさん(山崎秀晃)のことしか覚えてないぐらいインパクトがスゴくて、入場した時のヒデさんの顔を見て、ヒデさんの覚悟をすごく感じて。あの大舞台でああいう結果でチャンピオンになって、すごく刺激を受けましたね。僕にとってヒデさんは兄貴で、僕はヒデさんの弟分です。ライト級とスーパーライト級のベルトを2人でずっと守っていきたいと思って、ベルトを失ったらあかん理由が1つ増えましたね」
――山崎選手の王座戴冠は刺激になるところが大きかったのですね。
「はい。ヒデさんは本当に色々と背負っているものがあって、そういうプレッシャーも全部はねのけて、あんないい結果を出したわけですから、シンプルにカッコいいなと思いました。僕はゴンナパー選手と防衛戦で、ベルトを失ったらあかんから意地でも勝とうと思っていたんですけど、ヒデさんのああいう姿を見ると勝つだけじゃなくプロとして魅せられる・人に感動を与えられる試合をしないといけないと思って、より気合いが入りました」
――今回はタイトルマッチであると同時に林選手にとってはリベンジのかかった試合ともなります。林選手はゴンナパー選手に負けたことがきっかけでジムを移って練習環境を変える…など格闘技人生の転機になった試合だと聞いています。
「僕はゴンナパー選手へのリベンジを目標にして練習環境を変えて、結果的に世界最強決定トーナメントで優勝して世界チャンピオンになることができて。それ(ゴンナパーへのリベンジ)があるからこそ、常に高いモチベーションで試合も練習も続けてくることができたし、今でもゴンナパー選手にやり返したい気持ちはあります。でも今は他にも背負ってるものがたくさんあるし、何より絶対にベルトを失いたくない。だからいざ戦うとなると、ゴンナパー選手へのリベンジでもあるんですけど、そこはあまり気にならないというか。とにかくもう負けたくない・勝ちたいっていう気持ちですね。3月の『K’FESTA.3』で朝久(泰央)選手に負けちゃって、色んな人が俺と一緒の気持ちになって悔しいと思ってくれて、中には悔しすぎて泣いてくれた人もいて、周りの人間を二度とそんな気持ちにはさせたらあかんと思いました。だから今回はもうとにかく勝つ、意地でも倒してやろうという気持ちですね」
――昨年亡くなられたフンファー会長はゴンナパー選手へのリベンジについてどのように言われていましたか?
「会長は『ケンタ、ゴンナパーは絶対大丈夫』ってずっと言ってくれていました、ゴンナパー選手のファイトスタイルは対策がしやすいって。会長が亡くなって、今はキヨソンセン(キヨ)がトレーナーとしてずっと教えてくれているんですけど、去年11月のK-1横浜大会で僕が勝って以来、FLYSKYGYMのプロ選手はずっと勝てていないんです。それでキヨが『俺の指導がダメだから勝てないのかな…』みたいに言ってたというのを聞いて…。会長の意思を継いでジムで指導を続けているキヨのためにも、僕がゴンナパー選手に勝って“キヨの指導は間違ってない”と証明したいです。ほんま今回はいろんな思いがあるから、絶対に勝たな!と思います」
――本当に周りのたくさんの人たちの思いも背負って臨むタイトルマッチですね。
「3月に負けて、ほんまにたくさんの人に悔しい思いをさせてしまいました。でも顎が折れて病室にいるときに色んなメッセージをもらって、それが本当に胸に響きました。次は絶対に勝つという気持ちは3月の試合以降ずっと持ってます。もう覚悟は決まっているので、試合ではすごく強い姿を見せて、家族、周りの人たち、会長、キヨ、ジムのみんな……色んな人の想いを背負って勝ちます」
挑戦者ゴンナパー、心技体すべてを揃えてベルトを獲る!「今こそ自分がK-1チャンピオンになる時だと思っている」
――本来9月のK-1大阪大会で予定されていた試合が王者・林健太選手の怪我により、12月のK-1両国大会に延期となりました。そのことについて改めてどう思いましたか?
「当初は9月にベルトに挑戦する予定だったが、チャンピオンの怪我ということだったのでそれは仕方ないことだと思っている。今はK-1チャンピオンに挑戦する機会をもう一度もらえて嬉しく思っている」
――試合がキャンセルになって気持ちが落ちることはなかったですか?
「もちろん残念な気持ちにはなったよ。でも怪我は仕方がないし、どうしようもないことだ」
――ゴンナパー選手は2017年11月に林選手にKO勝ちしました。そのご林選手がK-1チャンピオンになった姿を見て“自分は林に勝っているのに…”と思うことはなかったですか?
「もちろんそういう気持ちがなかった訳ではない。でも自分としては自分がまだチャンピオンになるタイミングではなかったんだなと理解している。だからこそ今回は絶対に自分がK-1のベルトをモノにしたいと思っているし、今こそ自分がK-1チャンピオンになる時だと思っている」
――今回はどんな試合展開を想定していますか?
「もちろん今回もタイミングが合えばKOしたいと思っている。自分もKrushチャンピオンとして防衛を重ねて、技術的にも向上していると思っている。リングに上がって、KOできるタイミングとチャンスがあればもちろんKOを狙っていくし、今回もミスすることがないよう、100%自分のスタイルを崩さないように戦いたいと思っている」
――ゴンナパー選手は以前K-1で敗れた篠原悠人選手を今年の再戦では完封しました。2回目の対戦というのは相手の手の内が分かって戦いやすいのでしょうか?
「そうだね。一度対戦すれば相手の出方が分かっているし、練習方法もハッキリする。最初の対戦よりも的確に戦える自信はある」
――ゴンナパー選手はK-1のベルトに対して、どんな想いはありますか?
「自分にとってはK-1もKrushもチャンピオンという意味では大きな違いはない。ただK-1の方が大きな舞台で、より多くの人に注目されるので、そういう意味でより価値のあるベルトだと思っている」
――ゴンナパー選手はタイにいるご家族のことをお話することも多いですが、亡くなったお父さんとK-1チャンピオンになることについては何かお話されていましたか?
「もちろん。父とは生前いろんな話をしていて『K-1王者になりたい』という話をしたこともある。今回の試合を父も天国から見てくれていると思いますし、それが自分の力にもなっている。今タイには母、妻、娘がいるので、その家族のためにも負ける訳にはいかない。心と体の準備を万全にして今回の試合に挑みたい」
――それでは最後にファンのみなさんにメッセージをお願いします。
「両国ではぜひみなさんに面白い試合をお見せしたいと思っています。リングに立ったら自分の仕事を100%果たしたいと思っているので、日本のファンのみなさんもぜひ応援をよろしくお願いします。絶対にチャンピオンになってみせます」
対戦カード
K-1 WORLD GPライト級(62.5kg)タイトルマッチ 3分3R(延長1R)
林 健太(FLY SKY GYM/王者)※初防衛戦
ゴンナパー・ウィラサクレック(タイ/ウィラサクレック・フェアテックスジム/挑戦者、Krush同級王者、元WPMF世界スーパーライト級王者)
スーパー・ウェルター級(70kg)(ノンタイトル戦) 3分3R(延長1R)
木村“フィリップ”ミノル(ブラジル/PURGE TOKYO/K-1 WORLD GPスーパー・ウェルター級王者)※K-1ジム五反田チームキングスから所属変更
アビラル・ヒマラヤン・チーター[Abiral Himarayan Cheetah](ネパール/志村道場/HEATミドル級(70kg)王者)
スーパー・ウェルター級(70kg) 3分3R(延長1R)
和島大海(月心会チーム侍)
藤岡裕平(九州ジム・VLOS)
スーパー・ライト級(65kg) 3分3R(延長1R)
佐々木大蔵(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/Krushスーパー・ライト級王者)
大和哲也(大和ジム/K-1 WORLD MAX -63kg日本トーナメント2010優勝、元WBCムエタイ世界&Lion Fight世界スーパーライト級王者、元NJKFライト級王者)
スーパー・ライト級(65kg) 3分3R(延長1R)
不可思(クロスポイント吉祥寺/元KNOCK OUT・WPMF日本・REBELS-MUAYTHAIスーパーライト級王者、元RISE・Bigbangライト級王者)
鈴木勇人(K-1ジム五反田チームキングス/元Krushスーパー・ライト級王者)
ライト級(62.5kg) 3分3R(延長1R)
朝久泰央(朝久道場)
蓮實 光(パラエストラ栃木)
ライト級(62.5kg) 3分3R(延長1R)
大沢文也(TANG TANG FIGHT CLUB/team JOKER)
瓦田脩二(K-1ジム総本部チームペガサス)
スーパー・フェザー級(60kg) 3分3R(延長1R)
村越優汰(湘南格闘クラブ/元K-1 WORLD GPフェザー級(57.5kg)王者、元RISEバンタム級(55kg)王者)
山本直樹(優弥道場)
スーパー・フェザー級(60kg) 3分3R(延長1R)
島野浩太朗(菅原道場/元Krushスーパー・フェザー級王者)
芦澤竜誠(PURGE TOKYO/元INNOVATIONフェザー級王者)※K-1ジム総本部チームペガサスから所属変更
58.5kg契約 3分3R(延長1R)
卜部弘嵩(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/元K-1 WORLD GPスーパー・フェザー級(60kg)王者)
才賀紀左衛門(PURGE TOKYO)
フェザー級(57.5kg) 3分3R(延長1R)
軍司泰斗(K-1ジム総本部チームペガサス/元Krushバンタム級(53kg)王者)
亀本勇翔(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/元Bigibangスーパーバンタム級(55kg)王者)
スーパー・バンタム級(55kg) 3分3R(延長1R)
佐々木洵樹(POWER OF DREAM/元Krushバンタム級(53kg)王者)
璃明武(K-1ジム総本部チームペガサス)
◆プレリミナリーファイト
95kg契約 3分3R
植村真弥(ウィラサクレック・フェアテックス幕張/元WMC日本ヘビー級王者)
メイサム・ドラゴン(イラン/士魂村上塾)
スーパー・フェザー級 3分3R
聖也(ウィラサクレック・フェアテックス西川口)
北村夏輝(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ)
フェザー級 3分3R
秀樹(レンジャージム)
稲垣澪(K-1ジム大宮チームレオン)
53kg契約 3分3R
倉田永輝(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)
豊田優輝(B.W/K-1カレッジ2019 -60kg優勝)
概要
大会名 K-1 WORLD GP 2020 JAPAN ~サブタイトル未定~
日時 2020年12月13日(日) 開場・13:00 プレリミナリーファイト開始・未定 本戦開始・15:00
会場 両国国技館
中継 AbemaTV(生中継)、GAORA(生中継)
チケット料金 ロイヤルシート 100,000円 アリーナSRS席 60,000円 アリーナRS席 35,000円 アリーナS席 18,000円(完売) 桝席2名掛け 38,000円(1名あたり19,000円) 桝席1名掛け 20,000円 2FスタンドS席 18,000円(完売) 2FスタンドA席 10,000円 ※当日500円アップ ※小学生からチケットが必要
チケット販売 チケットぴあ イープラス ローソンチケット K-1.SHOP グッドルーザー(03-6450-5470) K-1ジム各店舗
お問い合わせ グッドルーザー 03-6450-5470 https://www.k-1.co.jp/contact/