Krush 10.17 後楽園ホール:一夜明け会見。佐々木大蔵、12月のK-1両国出場に意欲。鈴木勇人「一番色んなことを学べた試合でした」
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Krush.118 10月17日 後楽園ホール大会の勝利選手による一夜明け会見が18日、東京都内で行われた。会見のレポートがK-1 JAPAN GROUPから届いている。
Krush 10.17 後楽園ホール:佐々木大蔵、計量オーバーの中野滉太に判定勝ち。鈴木勇人とサッタリ・ウィラサクレックが豪快KO勝ち
佐々木大蔵、中野滉太戦でさらなる成長に手応え!「中野選手との攻防はすごく楽しくて幸せな時間だった。もっともっと強くなれるという想いが出てきた」
当初、昨日のメインイベントでは王者・佐々木大蔵に中野滉太が挑むKrushスーパー・ライト級タイトルマッチが予定されていたが、中野が前日計量で1.5㎏の体重オーバー。そのため試合はタイトルマッチではなく通常のワンマッチとして行われ、中野にはペナルティが課せられ、減点2からの試合開始となった。
試合は中野がパンチで迫る場面もあったが、佐々木が安定感ある技巧を発揮し3-0の判定勝ち。一夜明け会見で佐々木は「中野選手との攻防はすごく楽しくて幸せな時間でした。中野選手と試合をしたことで課題や色んな事が見えた」と純粋に試合を楽しみ「次はK-1のスケールの中で佐々木大蔵というアートを見せたい」と12月のK-1両国大会出場をアピールした。
◆佐々木大蔵
「中野選手との攻防はすごく楽しくて幸せな時間でした。中野選手と試合をしたことで課題や色んな事が見えた・感じた部分があるので、次に向けてより準備できると思いました。
(中野の体重オーバーを聞いたときの心境は?)試合をやることには変わりなかったので、こういうこともあるんだな、と。一昔前の自分だったら飲まれていたと思うんですけど、自分が目指しているセンチャイ(※階級を超えて活躍するムエタイのスーパースター)さんは上の階級の選手と戦ってもいなす強さがあるし、僕もそこを目指しているので、改めてセンチャイさんのすごさを感じました。
(モチベーションは落ちなかった?)気持ち的には全然変わらずに、ですね。むしろしっかり結果で見せたいという、いつもとは違う緊張感がありました。公開練習の時に『終わり良ければすべてよし』と言ったので、その通りのことをしっかり見せなければいけないなと思って一日過ごしました。
(中野の印象は?)一言で言うと強かったです。こっちがやろうとすることもやらせてもらえなかったし、頭をフル回転して戦って、3分3Rが短かかったです。まだまだやりたいと思いました。(試合中に笑顔もあったが?)僕自身、試合が楽しくて、中野選手もそういう表情だったので、僕もさらに試合を楽しめました。
(今後の目標は?)12月にK-1両国大会が決まっているじゃないですか。幸い怪我もないので、K-1のスケールの中で佐々木大蔵というアートを見せたいです。(ファンのみなさんへのメッセージは?)今後さらにもっともっと強くなれるという想いが出てきています。ここで止まることなく、センチャイ越えできるように頑張っていきたいです」
2連続KO勝利の鈴木勇人、トップファイターに宣戦布告!「しっかり上の選手を喰って行ってやろうと思います」
昨日のセミファイナルで松本篤人と対戦した鈴木勇人。タフな松本の的確なボディ攻めに苦戦する場面があったものの、3Rに強烈な左ボディストレートで松本からKO勝利を収めた。
これで2連続KO勝利となった鈴木は「今までで一番色んなことを学べた試合だった」と松本戦を振り返り「これから身を引き締めて、一から練習し直して、しっかり上の選手を喰って行ってやろうと思います」と今後の目標を語った。
◆鈴木勇人
「昨日は松本選手がすごくタフで根性があって、今までで一番つらかった試合でした。(実際に松本と戦って感じた強さは?)正直映像では強さが分かりづらかったんですけど、向き合ってみたら本当にやりづらかったです。松本選手は根性もあって、研究されていましたね。蹴りも蹴らせてもらえなくて…とにかくやりづらかったです。(ボディを効かされる場面もあったが?)ああいう削り合いの展開で息が上がっているときにボディをくらうと効くんだなと思いました。ボディをもらって嫌だなと思ったのは今回が初めてで、そういう意味でも勉強になりました。
(苦しい試合を勝って成長できた?)今まで15戦やってきたんですけど、一番色んなことを学べた試合でした。ああいう接戦は試合中に気づくことも多くて、かなり大きなものを得た一戦だったと思います。(最後に倒しきれたことについて?)このまま判定に行っちゃうかなと思ったんですけど、ずっとどこかに突破口がないかを考えて戦っていて。どれだけ顔を殴っても倒れなくて下がらなくて、そのなかでボディを嫌がったのが分かったので、ボディで行くしかないと思っていきました。最終的にボディが良い形に入って倒せてよかったです。
(今後の目標は?)やっぱり一番をとらないと意味がないと思っているし、僕の上には強い選手がたくさんいます。昨日の試合でトップ選手に挑戦するというのは失礼かもしれないませんが、僕としては収穫が多かった試合です。これから身を引き締めて、一から練習し直して、しっかり上の選手を喰って行ってやろうと思います」
Krush初参戦で衝撃のKO!サッタリ・WSR「最初の目標としてKrushのベルトを獲りたい。相手が誰であろうと倒すという気持ちで戦う」
今大会で唯一の重量級となったクルーザー級の一戦で、Krush初参戦のサッタリ・ウィラサクレックが谷川聖哉を右フックで2Rに一撃KO。衝撃のデビューを果たしたサッタリは「次はもっとよい動き、パフォーマンスをお見せできる」と期待を抱かせ、「日本でチャンピオンになる」とKrush、K-1での王座奪取を目標に掲げた。
◆サッタリ・ウィラサクレック
「まず最初にKrushとK-1グループのみなさんに今回チャンスを頂けたことを本当に感謝したいと思う。自分自身はもっと良い動きができると思っていたが、約2年のブランクがある中での試合の結果としては良い試合だったのではないかと思う。次はもっと良い動き・パフォーマンスをお見せできると思う。
(試合を振り返って)昨日の対戦相手は空手をバックグランドを持つ、とてもタフな選手という印象だった。しかし今回、自分は日本へ勝つために来たので、相手が誰であろうと倒すという気持ちで臨んだ。自分の最初の目標としてはKrushのベルトを獲りたいと思っている。
(日本での目標は?)自分は大きな夢を持って日本にやって来た。相手がどんな選手であろうと戦って勝つつもりでいるし、最初の目標はKrushのベルトで、その次にK-1のベルトを狙っていきたい。それが日本に来た自分の目的だ。
(ファンのみなさんへのメッセージは?)チームのみなさん、ウィラサクレック会長、そしてファンのみなさん、スポンサーのみなさん、これまで自分をサポートしてくれて本当に感謝している。みなさんのサポートがなければ今の自分はないと思っている。みなさんのサポートが決して間違いじゃなかったことを、日本でチャンピオンになって証明したい」
伊藤健人、K-1ジム蒲田チームアスラとして再出発「この試合に向けて、色々な方にお世話になった。結果で見せることが出来てうれしい」
K-1ジム蒲田チームアスラに移籍した伊藤健人が第3試合で安達元貴と対戦。試合は接戦となったものの最終3Rに右フックでダウンを奪取して判定勝ち。伊藤は新ジムはもちろん旧ジムの関係者にも感謝を告げ「年内にもう一試合したい」と意欲的な姿勢を見せた。
◆伊藤健人
「昨日はKOで勝ってマイクで話すまでが自分の目標だったんですけど、マイクを持てなかったので、この場を借りてコメントさせてください。昨日は、このご時世の中、会場まで見に来て下さったみなさまありがとうございます。昨日はジムを移籍して初めての試合で、前所属のK-1ジム目黒の内田会長はじめ、仲間、今でも応援して下さるみなさまには本当に感謝しています。今移籍したチームアスラの太田代表には、勝って感謝を伝えることができて本当によかったです。
昨日の試合の内容に関しては、イメージとは違って全然自分の動きができなかったです。その誤差が結構あって、それは練習でしか直すことができないと思います。練習と昨日の試合での課題をそのまま継続して、次の試合で変わった姿を見せようと思います。
移籍してから結構いろんな方にお世話になっていて、練習環境もそうですし、いろんな方に練習に付き合ってもらいました。今回は勝ちたかったというのが1番で、その方々に結果で見せたかったので、1つ結果で見せられてよかったです。
(ダウンを奪ったパンチは?)あれも練習していたことで、あそこから倒し切ることが課題でした。最後まで詰め切れなかったことがセミやメインなど最後を張る選手との差だなと終わってから感じました。(今後の目標は?)年内にもう一試合したいので、ぜひお願いします。試合を組んでもらった時は必ず倒して勝とうと思っています。
今、ジムを移籍してK-1ジム蒲田チームアスラとして進んでいるのですが、変わらずみなさまのおかげで選手としてやっていけています。ここからまた上に上がっていけるよう頑張っていくので、これからもご声援よろしくお願いします」
真優、最愛の祖父の死を乗り越えての勝利「最後に爺ちゃんから“ここで逃げたらあかんぞ”と言われた気がした。今回の勝利は爺ちゃんも喜んでくれていると思います」
昨日の第2試合では真優がベテランファイター小澤聡子に的確に蹴りとパンチを打ち込み判定勝利。一夜会見では1週前に最愛の祖父を亡くし、それを乗り越えての勝利であったことを明かし、今後は空位のKrush女子フライ級王座を目指していくと語った。
◆真優
「昨日はたくさんの応援ほんまにありがとうございました。実は1週間前に大好きな爺ちゃんが亡くなっちゃって結構メンタルも来て……。この1週間ほんまにどう過ごしていこうかっていう感じだったんですけど、最後に爺ちゃんの顔を見た時に、爺ちゃんが“ここで逃げたらあかんぞ、ここで辛い試練を乗り越えたらお前はまた一歩成長できるぞ”と言ってくれた気がして。しっかり勝つことが目標だったので、とりあえず勝ててホッとしています。
(昨日の試合を振り返って)とりあえず前にガツガツ来る相手だったので、それに対してどう戦っていくかを中心に練習も頑張っていました。でも10カ月ぶりの試合でなかなか自分の思い通りに動かなかったのがほんまに悔しいです。自分が成長したと思うところは、しっかり1発1発蹴りやパンチを的確に当てられるようになったことかなと思います。スタミナも徐々に上がってきているので、それを次に繋げたいなって思います。
次の目標は今空位になっているKrushのベルトを目指しているんですけど、こんなレベルでベルトが欲しいとか言っていたらファンの方にも『お前のレベルだったら無理だ』と思われると思います、しっかり次に向けて師範と自分の仲間とどうやったらもっと上に行けるか、どうやったらもっと強くなれるかを一緒に考えてもう一回頑張っていきたいです。
(ファンのみなさんへのメッセージは?)昨日はほんまに応援ありがとうございました。本当にとりあえずKのリングで勝てたことが自分は嬉しかったし、爺ちゃんもきっと喜んでくれていると思います。次にしっかり繋げていきたいなと思っているので、これからも注目してもらえたらなと思っています」
利川和希、Krushのリングで破壊を追及する!「試合はKOしてなんぼ。倒すスタイルを追求して、次は絶対に倒す」
昨日の第1試合ではK-1ジム五反田チームキングスに移籍して初戦となる利川和希が斎藤祐斗に判定勝ち。移籍して追求してきたスタイルの成果は感じたものの、倒せなかったことを悔やみ「次は絶対に倒します」とファンに約束した。
◆利川和希
「昨日の試合は結果的には勝ったんですけど、僕的に内容は全然ダメダメでした。でも勝って反省できることはよいことだと思うので、それはよかったと思います。
試合自体が10カ月ちょっとぶりだったんですけど、動きはアップからめっちゃ軽くてキレもあるなって感じて、試合中も動きのキレはよかったと思います。試合の展開作りとかそういったところがダメだったなって思います。第1試合のプレッシャーは特になくて、どうせ第2・3試合でやるんだったら第1試合で試合をして火をつけたかったので、逆に第1試合でよかったと思います。
ジムを移籍して、絶対に強くなっているという確信もあったし、戦い方も多少なりとも変わってきて、倒しに行くスタイルを追求して練習した成果は少しはありました。ただ倒せなかったので、そこは課題です。(今後の目標は?)そこはもうKO、それに尽きます。KOしてなんぼだと思うので。お客さまは高いお金を払って試合を見に来て下さっているので、もうそれに尽きます。
昨日は勝ったんですけど全然ダメダメでした。Krushには1回出場したことがあったんですけど、みなさんに名前を覚えてもらえるような試合内容ではなかったです。よくみんなが言っていると思うのですが、次は絶対に倒します。だから期待していてください」