Krush 8.29 後楽園ホール:ウェルター級王座決定トーナメント 近藤魁成×海斗、一吉×山際和希 直前インタビュー|RUI×サッタリ中止。試合順発表
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Krush.116(8月29日(土) 後楽園ホール)の「第7代Krushウェルター級(67.5kg)王座決定トーナメント」に出場する近藤魁成(大成会館/K-1甲子園2017・2018 -65kg優勝)、海斗(ポゴナ・クラブジム)、一吉(RAOU JAPAN/KOSウェルター級&スーパーウェルター級王者)、山際和希(谷山ジム/元Bigbangウェルター級王者)の直前インタビューが、主催のK-1 JAPAN GROUPから届いた。
なお、クルーザー級でサッタリ・ウィラサクレック(イラン)と対戦予定だったRUI(K-1ジム五反田チームキングス)が欠場する。プレスリリースによると「RUI選手は、感染症拡大防止のため、一定の待機期間を設ける必要のある選手(本人または同居人が陽性者、濃厚接触者、濃厚接触者の疑いがある者、発熱等の体調不良である者等)に該当することが判明したため、本大会への出場を見合わせることといたしました」とのことで、同ジム所属の松岡力と同じ欠場理由となっている。試合順も決定している。
近藤魁成、レベルの差を見せつけてKrush王者になる!「Krushは僕がプロを目指すきっかけになったもの。その歴史があるベルトが欲しい」
――「Krush.112」3.28後楽園大会では山際和希選手に判定勝利でした。まずはあの試合を振り返ってもらえますか?
「僕はKO勝ちがすべてじゃないと思っていて、経験を積むためにも3分3Rフルに戦いたいと思っていました。そのうえで判定勝ちという結果だったので、KOできなかったことは気にしてないですね」
――実際にフルラウンド戦って、どんなことを感じましたか?
「僕はまだそんなにキャリアもないし、これまでKO決着が多くて、フルラウンドやることがなかったんですね。だから3分3Rを経験して、ペース配分やちゃんと相手を見て戦うことなど…色んなことが出来ました」
――昨年は木村“フィリップ”ミノル選手やジョーダン・ピケオー選手といったトップクラスの選手と対戦しました。結果はどちらもKO負けでしたが、そこで得たものはありましたか?
「得たものというか、自分が感じたことはキャリアのなさです。そこを一番感じました」
――そして今大会ではKrushウェルター級王座決定トーナメントへの出場が決まりました。オファーを受けた時の心境はいかがでしたか?
「最初にトーナメントと聞いて、1日2試合のワンデートーナメントだとは思っていなかったので、そこだけびっくりしました。でもワンデーならワンデーの準備して、気持ちも切り替えて、しっかり臨みます」
――準決勝で対戦する海斗選手にはどんな印象を持っていますか?
「勢いがある選手だなと思いますが、きっちり自分の力を出せれば大丈夫だと思っています。海斗選手の対策というよりも、自分のベストを出すような試合をします」
――記者会見では「このメンバーで僕が一番ベルトが似合う。3人全員潰すつもりでやります」という言葉もありました。あの発言にはどんな想いがあったのですか?
「普通に自分の実力を出せれば勝てると思っているので、あんな感じになりました」
――あの発言をきっかけに近藤魁成・包囲網が敷かれた感じになりましたが、それも望むところですか?
「そうですね。全然、楽しみです」
――他の3選手とは違うという想いもありますか?
「はい。トーナメントでそれを見せられればなと。このトーナメントは自分との戦いだと思うので、相手のことは気にしていません。どれだけ自分を出すか、です」
――格の違いを見せつける、と。
「レベルの差というか、きっちり勝たなければいけないと思います。あまり気負いたくないので、KOにこだわることはないですが、自分なりにガンガン攻めていこうと思います」
――Krushのベルトに対してはどんな思い入れがありますか?
「僕が初めてKrushを見たのが瀧谷渉太選手が優勝した初代王座決定トーナメントで、Krushは僕がプロを目指すきっかけになったものです。その歴史があるベルトが欲しいです」
――Krushウェルター級のベルトの先に見据えてる目標はなんでしょう?
「自分はとにかく強くなりたいという気持ちが一番強いので、一つひとつ勝っていきたいです」
――それでは最後にファンの皆さんにメッセージをいただけますか?
「8月29日はKrushで面白い試合を見せるので、ぜひ応援よろしくお願いします」
海斗、下馬評や予想をすべて覆してチャンピオンになる!「近藤魁成はクールで澄ましている感じがムカつく。試合になったら失神させたろうかなって思います」
――「K’FESTA.3」3.22さいたま大会での第3代K-1スーパー・ウェルター級王座決定トーナメントでは一回戦で木村”フィリップ”ミノル選手にKO負けという結果でした。あの試合を振り返っていただけますか?
「自分の実力不足だったと思うし、自分に足りひんところが分かった試合でした。結果的に世界で一番強い選手と戦えて、収穫はいっぱいありました。負けて悔しかったですけど、戦えてよかったと思います」
――言える範囲で構いませんが、どんなことが収穫になりましたか?
「パンチに対する距離もそうやし、ディフェンス面であかんところも見つかったし、自分のイメージのなかでミノル選手のパンチを警戒しすぎてしまったんです。もっといつも通りのびのび戦ったら…いけてたと思います」
――結果は残念でしたが「K’FESTA.3」という大舞台に立てたことも大きな経験になったのではないですか?
「本当そうですね。自分はもともと地下格闘技と言われる試合にも出てたし、デビューしてからも試合と試合の間に遊びすぎて会長に怒られるような選手やったんで(苦笑)。ちゃんと格闘技に向き合うようになって、結果も出るようになったんかなと思います」
――さて今大会ではKrushウェルター級王座決定トーナメントへの出場となります。オファーを受けたときの心境はいかがでしたか?
「1日2試合のワンデートーナメントというのは特に気にならなくて。2回勝ったらベルトなんで話早いっすよね」
――準決勝では近藤魁成選手と対戦します。魁成選手にはどんな印象を持っていますか?
「蹴りも器用でワンツーが伸びてくる印象ですね。ただ、そのワンツーだけ気をつければイケるかなって感じですね」
――魁成選手と対戦することは意識していましたか?
「同じ階級なんでそろそろ当たるやろなって思っていました。選手としてはデビューした頃から強くてエリート系なんで、そういう選手は倒したいです」
――海斗選手のようにアウトローなキャリアを積んできた選手からすると、エリート系の選手は気に入らないですか?
「そうっすね。周りからもいい感じに扱われてるんで」
――ちなみに魁成選手は現在19歳ですが、海斗選手は19歳の時は何をやってましたか?
「ぶっちゃけ悪さもしてたし…とにかく遊んでましたね。それこそ『先輩が負けたから』って感じで、地下格の試合にも出てましたよ」
――下馬評では魁成選手が有利の一戦だと思います。
「今は何とも思わないですよ。結果がすべての世界だし、8月29日に分かると思います。このトーナメントは俺が勝ったほうが絶対にオモロイですよ」
――魁成選手は記者会見で「このメンバーで僕が一番ベルトが似合う。3人全員潰すつもりでやります」という挑発的なコメントもしていましたが、それについてはどうでしょう?
「なんかクールな感じで澄ましてるじゃないですか。あれがムカつきますよね。試合になったら失神させたろうかなって思います。というかね、みんな記者会見でも盛り上げる気あんのかな?って思うんですよ。行儀よく習い事しにきてんのちゃうねんから。俺らがやってるのは格闘技でしょ。もっと言いたいこと言わな。みんなつまらないんで俺が盛り上げますよ」
――ずばりどんな試合を見せたいですか?
「いつもなんですけど判定勝ちは狙ってないんで、この試合も早く終わると思います」
――Krushのベルトにはどんな想いがありますか?
「それこそ地下格の試合に出てた頃から、Krushの試合をお客さんとして見に行っていて。そもそも自分がKrushで試合できるなんて思ってなかったんですよ。だからタイトルに絡む試合ができることは素直にうれしいです。今まで自分はベルトとは無縁の格闘技人生やったんで、最初に巻くベルトが憧れていたKrushのベルトって…いいっすよね」
――Krushウェルター級はこれまでそうそうたるメンバーが巻いてきたベルトです。そこに自分の名前が並ぶことをどう感じますか?
「後楽園ホールにかけてあるチャンピオンバナーが僕になるんですよね? めっちゃオモロイじゃないですか。このまま辞めたらただのプロ止まりなんで、チャンピオンになるまで辞められないっすよ」
――海斗選手が考える理想のチャンピオン像を教えてください。
「僕がチャンピオンなったら今までのチャンピオンとは全く違うじゃないですか。今ヤンチャしていて格闘技をやってみようかなと思っている若い子たちの見本になりたいです。僕は滋賀県出身なんですけど、地元には『まじめに格闘技をやりたいです』って、一緒に練習しているヤツらがいるんですよ。8月22日のKrush-EXに出た(秋山)勝也がまさにそれで、自分が若い子たちを育てるじゃないですけど、道を創っていきたいですね」
――それでは最後にファンのみなさんにメッセージをお願いします。
「僕はこのトーナメントに人生かけてるし、僕は絶対にベルトを獲れると信じているんで、気合いの入り方が違います。僕がベルトを巻く姿を見に来てください」
一吉、九州の荒武者がKrushのリングで大暴れだ!「僕の武器は根性と粘り強さ。最後の最後まであきらめずに殴り続けて、蹴り続けます」
――急遽Krush初参戦、そしてトーナメント出場が決まりました。
「オファーを受けた時はうれしくてしょうがなかったです。このチャンスを絶対にモノにしてやろうと思いました」
――試合に向けての準備はいかがでしょうか?
「日頃から追い込んで練習しているので、なんの心配もないです」
――一吉選手はKrush初参戦ということで、これまでの経歴を教えていただけますか?
「小学1年生でグローブ空手を始めて、中学からはキックボクシング・ムエタイも始めて試合にも出るようになりました。高校入学後は本格的にキックボクシングに専念して、19歳でプロデビューしました」
――主に九州で試合を続けてきたのですか?
「そうですね。九州で行われているムエタイルールの大会に出ていて、大阪の大会にも出ています。昨年は韓国の格闘技イベント『AFC』のタイトルにも挑戦しました」
――一吉選手は自分をどんなファイトスタイルの選手だと思っていますか?
「ザ・不器用なファイトスタイルです。僕は根性で戦うタイプで、周りからもそう言われますし、僕自身もそう思っています」
――ではここだけは他の選手に負けないと自信を持っているものはなんですか?
「やっぱり僕の武器は根性と粘り強さですね。最後の最後まであきらめずに殴り続ける・蹴り続けるのが自分の強みだと思っています」
――準決勝で対戦する山際和希選手にはどんな印象を持っていますか?
「自分の距離感を保って、自分のやりたい試合をするキレイな戦い方をする選手だと思います」
――決勝ではどちらが勝ち上がってくる、もしくは対戦したいですか?
「やっぱりに決勝には近藤魁成選手が上がってくると思います。彼もキレイに戦う選手で、フィジカルトレーニングも始めたと聞いているのでパワーもついてきていると思います」
――Krushのベルトにはどのような想いがありますか?
「僕がプロデビューした頃からK-1は盛り上がっていましたし、僕が練習しているジムの代表も現役時代はK-1を目指して戦っていました。だから僕が代表の想いを継いで、Krushでベルトを巻いて、いずれK-1のリングで活躍していきたいと思います」
――九州にも強い選手がいるということを見せたいですか?
「僕のように九州在住でも、Krushのような大舞台でも活躍できる姿を見せたい。僕も10年以上格闘技をやってきて、Krushは今までで一番大きな舞台だと思っています。そのKrushでベルトを獲って、僕とジムのことをたくさんの人に知っていただきたいと思います」
山際和希、一番輝いているKrushのベルトを巻く「今まで『ここで勝てばベルトに絡める』という試合で結果を出せなかった。このチャンスで絶対にベルトを獲りたい」
――加藤虎於奈選手の負傷欠場を受けて、急遽トーナメント出場が決まりました。出場を決めた理由を聞かせてください。
「オファーを受けた時は少し迷いましたが、チャンスだと思って受けました」
――試合そのものは「Krush.112」3.28後楽園大会で魁成選手に敗れて以来となります。どのように練習を続けていたのですか?
「近藤戦で少しダメージはあったんですけど、4月1日から練習を再開しました。近藤選手には負けてしまったのですが、自分のなかで得たものがあったんです。体力も落としたくなかったので、できるだけ早く練習を再開しました」
――具体的にはどこを重点的に練習してきたのですか?
「コロナの影響で、どうしても対人練習ができない時期もありましたが、その分、基礎に立ち返って練習を続けていました。また今ボクシングジムにも通っていて、トレーナーの方に指導していただく時間が増えて、色んなことを質問して、パンチの技術を磨いてきました」
――山際選手は蹴り技が代名詞ですが、Krushで勝つためにはパンチの技術を伸ばさないといけないと感じていますか?
「僕自身、31歳なんですけど、まだまだ完成された選手じゃないと思っています。蹴りには自信がある一方、パンチが不十分という自覚があるし、逆にそこを伸ばせばトップにいける手応えがあります」
――パンチを強化してどんな変化がありましたか?
「自分がパンチを打つだけでなく、相手のパンチがだいぶ見えるようになってガードが上手くなりました。またパンチが見えるようになった分、今まで以上に踏み込んで蹴りが出せたり、相手のパンチに蹴りを合わせることが出来るようになりました。パンチを練習したことで、蹴りも良くなっていますね」
――当初、準決勝では松岡力選手と対戦予定でしたが、大会直前で一吉選手に変更となりました。
「松岡選手へのリベンジに燃えていたので残念ですが、しっかりと気持ちを切り替えて試合に臨みます。まずは準決勝に集中します」
――決勝では魁成選手との対戦を予想していますが。
「僕は実際に近藤選手とやってみて、すごく強いと感じました。海斗選手も強い選手ですが、僕は近藤選手が上がってくると思います」
――魁成選手は記者会見で「このメンバーで僕が一番ベルトが似合う。3人全員潰すつもりでやります」など強気な発言をしています。それについてはどう思いますか?
「だいぶ自信があるんだなと思います。ただ僕も何も考えずに試合を受けたわけじゃないし、近藤選手と1回やってみて、ここを変えれば勝てるという自信があったのでオファーを受けました。近藤選手の思う通りにはさせないぞと思います」
――山際選手は2013年からKrushに参戦していますが、直接Krushのタイトルに絡む試合は今回が初めてです。Krushのベルトにはどんな想いがありますか?
「過去には『ここで勝ったら』とベルトに絡みそうな試合もあったのですが、そういう試合で結果を出せなくて、何度かやらかしてきたんですよね(苦笑)」
――ちなみに山際選手はK-1・Bigbangも含めると、野杁正明選手を除く歴代Krushウェルター級王者(久保優太、牧平圭太、渡部太基、塚越仁志、木村”フィリップ”ミノル)と対戦していますよね。しかも牧平・渡部選手には勝利し、久保選手とは引き分けています。
「実はそうなんですよ。僕が勝った選手がKrushのベルトを獲っていたりもするので、ここで自分もKrushのベルトを獲りたいという想いがあります。Krushのベルトは色んな人たちに認められているベルトで、一番輝いているベルト。だからこのチャンスで絶対にベルトを獲りたいです」
――もしベルトを巻いたらどんなチャンピオンになりたいですか?
「K-1に出てベルトを獲りたい気持ちもありますし、僕の一番の格闘技観は『強くなりたい』『強い選手と戦って勝ちたい』なんですね。目標にしている選手もたくさんいますし、Krushのベルトを獲って、そういう選手と戦って勝っていきたいです」
――今回のトーナメントで山際選手を優勝候補に推す人は少ないと思います。そうした下馬評を覆したいですか?
「はい。僕は逆境の方が燃えるタイプなんで『見てろよ!』って感じです」
――それでは最後にファンのみなさんにメッセージをお願いします。
「ガンガン前に出て攻めていきたいと思います。応援よろしくお願いします」
対戦カード
第8試合 メインイベント 第7代Krushウェルター級(67.5kg)王座決定トーナメント決勝 3分3R(延長1R)
準決勝(1)勝者
準決勝(2)勝者
第7試合 セミファイナル スーパー・バンタム級(55kg) 3分3R(延長1R)
佐々木洵樹(POWER OF DREAM/元Krushバンタム級(53kg)王者)
龍斗(K-1 GYM横浜infinity)
第6試合 63.5kg契約 3分3R(延長1R)
東本央貴(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)
金子大輝(K-1ジム大宮チームレオン)
第5試合 72kg契約 3分3R(延長1R)
藤村大輔(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)
MIKE JOE(フィリピン/BATTLE FIELD/TEAM J.S.A/Bigbangスーパーウェルター級王者)
第4試合 78kg契約 3分3R(延長1R)
OD・KEN(ReBORN経堂)
雄人(優弥道場)
第3試合 スーパー・ウェルター級(70kg) 3分3R(延長1R)
EITO(HALEO TOP TEAM)
ブハリ亜輝留[アキル](ウィラサクレック・フェアテックス幕張)
第2試合 第7代Krushウェルター級(67.5kg)王座決定トーナメント準決勝(2) 3分3R(延長1R)
近藤魁成(大成会館/K-1甲子園2017・2018 -65kg優勝)
海斗(ポゴナ・クラブジム)
第1試合 第7代Krushウェルター級(67.5kg)王座決定トーナメント準決勝(1) 3分3R(延長1R)
一吉[かずよし](RAOU JAPAN/KOSウェルター級&スーパーウェルター級王者)
山際和希(谷山ジム/元Bigbangウェルター級王者)
概要
大会名 Krush.116
日時 2020年8月29日(土) 開場・17:00 開始・18:00
会場 後楽園ホール
中継 AbemaTV(全試合生中継)、GAORA(全試合生中継)
チケット料金 SRS席 20,000円 RS席 15,000円 S席 10,000円(完売) ※通常よりも席の間隔を空けております ※小学生からチケットが必要です ※当日券は500円増し。PM 4:00より若干枚数販売
チケット販売 K-1.SHOP
お問い合わせ グッドルーザー 03-6450-5470 https://www.k-1.co.jp/