K-1 9.22 エディオンアリーナ大阪:安保瑠輝也×山崎秀晃、ゴンナパー×林健太、ダブル王座戦はいずれも再戦。卜部功也×篠原悠人、MIO×高梨knuckle美穂、和島大海×ラーシーシンも決定
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K-1 WORLD GP 9月22日(火/祝)エディオンアリーナ大阪大会の第1弾決定カード5試合が7月17日、東京・ホテルメトロポリタンエドモントでの記者会見で発表された。新型コロナウイルスの影響で、3月22日のさいたまスーパーアリーナ大会以来半年ぶりの開催となるK-1で、大阪大会は8月22日から9月22日に延期となっていた。兵庫出身の安保瑠輝也、林健太、京都出身の山崎秀晃、大阪出身の篠原悠人、和島大海、MIOと、関西勢が多数出場する。
スーパー・ライト級王者の安保は、3月の不可思戦に続き3度目の防衛戦。18年12月の大阪大会で延長RにKO勝ちした相手である山崎とベルトを賭け再戦する。山崎は安保との初対決後、平山迅、瑠久、堀井翼、寺島輝相手に4連勝している。
ライト級王者の林は、Krush同級王者のゴンナパー・ウィラサクレックを相手に防衛戦。林は17年11月のKrushでゴンナパーにKO負けしているが、その後、林は急成長を遂げ、K-1ライト級王者に。以降、ゴンナパーは度々林のK-1王座挑戦を熱望。6月28日のKrushで篠原悠人に判定勝ちしKrush王座を防衛後、林がリングインし、9月のK-1大阪大会での再戦を両者が承諾していた。
その篠原は、元K-1 2階級制覇王者の卜部功也と、ライト級(62.5kg)より1kg重い63.5kg契約で対戦する。功也は昨年7月のKrushでジュー・シュアイに1R KO負けして以来約1年2カ月ぶりの試合となる。
スーパー・ウェルター級では和島大海が、K-1初参戦のタイ人・ラーシーシン・ウィラサクレックと対戦する。ムエタイの元WPMF世界ウェルター級王者で、19年11月のKNOCK OUTでの日本デビュー戦で日菜太と対戦し5R判定負けしている。
シュートボクシングの元日本女子ミニマム級(48kg)王者・MIOは、K-1参戦表明から約1年を経てK-1初参戦。元Krush女子アトム級(45kg)王者の高梨knuckle美穂と対戦する。
7月17日の記者会見のレポートがK-1 JAPAN GROUPから届いている。(写真:(C)K-1 )
激闘再び!安保瑠輝也vs山崎秀晃のスーパー・ライト級タイトルマッチが決定!「もっと圧倒的に、一方的な試合をして勝つ」(安保)vs「今回は格闘家の集大成。K-1で生きた証を残す」(山崎)
安保瑠輝也はK-1 WORLD GPスーパー・ライト級タイトルマッチ(3分3R・延長1R)で、山崎秀晃を迎え撃つ。安保は昨年6月の両国大会でゲーオ・ウィラサクレックから判定勝利を収め、スーパー・ライト級王座を戴冠。年末の名古屋大会でゲーオとのリマッチに勝利して初防衛に成功し、今年は3月22日の「K’FESTA.3」で不可思を下して2度目の王座防衛。今回は3度目の防衛戦に臨む。
挑戦者の山崎は昨年11月の横浜大会での瑠久戦を皮切りに、今年1月のKrushの堀井翼戦、3月「K’FESTA」の寺島輝戦と3連続KO勝利。その勢いを駆って、安保の持つスーパー・ライト級王座に挑戦を果たす。かつて両者は2018年12月のK-1大阪大会で激突。そのときは大激闘の末に安保が延長Rで、ハイキックを決めてKO勝利を飾り、この一戦は「K-1 AWARDS 2018」のベストバウトにも選出された名勝負となった。
この一戦について中村拓己K-1プロデューサーは「安保選手は積極的に防衛戦を重ね、ベルトと一緒に磨かれてきたチャンピオン。新生K-1旗揚げ戦にも参戦している山崎選手は、まだK-1のベルトを巻いたことがない。ケガで戦線離脱した時期もあったが、昨年の復帰以降は調子を上げてきて、今回のチャンスをつかんだ。『K-1 AWARDS 2018』の年間ベストバウトに選ばれた試合が、今回はK-1のタイトルマッチ、そして再び大阪大会で実現することになったが、前回を超えるような試合を期待したい」とコメント。
王者・安保は山崎にリスペクトを持っているとしつつも、「心の底からやりたいマッチメイクではない。この試合で勝って、自分の次なる展望をリング上で言わせてもらう」と必勝を宣言。一方の山崎は「格闘家としての集大成、ラストチャンスのつもりで挑む。生きた証を残したい」と並々ならぬ思いを明かした。安保が二年前のKO勝利の再現を果たすか? それとも覚悟を背負った山崎が、悲願の王座戴冠を成し遂げるか?
◆山崎秀晃
「大阪大会で安保選手とリベンジ、タイトルマッチということで。格闘家としての集大成、結果がすべて。必ず勝ちにいきたいと思います、よろしくお願いします。(試合が決まったときの心境は?)安保選手とは二回目で、前回はベストバウトをいただきまいた。でも、敗戦でのベストバウトで、自分としても喜んでいいのかどうなのかっていう心境でした。前回は安保選手が『山崎選手にリスペクトを持って対戦します』ということやったんですけど、今回は立場が逆転というか。今回は自分が挑戦させていただくということで、リスペクトを込めて挑もうという心境です。
(対戦相手の印象は?)前回の大阪から変わらないですけど、リーチの長い攻撃と、パワーのあるしっかりした攻撃力がある。倒せる、しっかり魅せる格闘技をしてる選手だなと思います。(年齢的に減量やコンディショニングに不安は?)自分はしっかりキャリアの中で、いつ何kg、こういう状態でというのは把握できてます。筋力量と相談しながら、うまい具合に減量もできてますし。年齢のせいじゃないですけど、減量も楽しめるような域に来てるような気がします。
(今回は逃すとチャンスは……という気持ちは?)もちろん、ラストチャンスのつもりで挑みますし。年齢も年齢ですけど、いまが一番いい状態だと思うので。この時期に受けてくれた安保選手、K-1関係者のかたに感謝ですね。その思いも込めて、応援してくれてる人の思いも込めて、集大成を見せたいと思っているので、期待していただければ、と思います。(なかなかベルトに手が届かなかったが、ベルトに対する思いは?)あまり口で言うと悔しさというか、いろいろ湧き出てくるものがありますけど。まあ、いろんな格闘技がありますけど、自分は小さいときからK-1が大好きで。そこに生きた証を残したいと思います」
◆安保瑠輝也
「4連続タイトルマッチということになって、山崎選手は最近、調子よくKOもやってるんで、このへんでやってもいいかなというかたちで、試合を受けました。よろしくお願いします。(試合が決まったときの心境は?)いまでも山崎選手にはリスペクトは持ってますけど、一回KOで勝ってる相手なんで。自分自身、心の底からやりたいマッチメイクではないです、正直。だから、この試合で勝って、自分の次なる展望をリング上で言わせてもらいます。
(対戦相手の印象は?)自分も変わらないですね。肩が強くて、パンチが強いっていう印象ですね。でも(前戦は)一年半前の試合で、そこからお互い4戦して同じく4連勝ですけど、戦ってる相手の質やレベルが全然違うので。試合ではそういう部分の差が出ると思います。(前回は減量で問題があったようだが、今回は?)がんばります(苦笑)。ちょっと早めに体重を落として、調整していこうかな、と。それが一番、自分の中でも不安要素ではありますね。(それがうまくいけば不安はない?)うまくいきますよ。うまくいかせます。
(山崎選手の「受けてくれた安保選手に感謝」という言葉を聞いて?)素直にうれしいです。うれしいですけど、さっきも言ったようにこの一年半で戦ってきた相手、勝ってきた相手のレベルが違うので、そこの差は見せていかないとなって思ってるので。一年半前のような盛り上がる試合は、もちろん見せます。見せますけど、もっと圧倒的に、一方的な展開を作ってやろうかなと思っています。
(自分が主役の大会にしたいという思いは?)それはもちろんありますね。今回は防衛戦をやるんですけど、タイトルあっちは三連続になるので。ベルトを守る戦いをする、その段階はもう終わったと思います。この試合がメインイベントかどうかわかりませんが、試合内容でも他を食っていくような試合を見せたいと思ってます」
KO決着必至のライト級タイトルマッチは!林健太とゴンナパーが3年ぶりの激突!「K-1のベルトを獲って人生が変わった。ベルトは絶対に渡さない」(林)vs「9月にあのベルトが誰のものか分かる」(ゴンナパー)
今回発表されたカードの中でも一段と注目を集めるのが、K-1ライト級のタイトルマッチ=王者・林健太vs挑戦者・ゴンナパー・ウィラサクレックの一戦だ。この2人は約3年前の2017年11月5日に開催された「Krush.82」で対戦。ゴンナパーが林をKOするという結果に終わっている。
その後、林は練習環境も変え、2018年12月8日に開催されたK-1ライト級世界最強決定トーナメントで優勝。2019年3月10日の「K’FESTA.2」では卜部功也に勝利し、K-1ライト級王者になるなど、大きく飛躍していた。
一方のゴンナパーは2018年4月22日の「Krush.87」で佐々木大蔵からKrushライト級王座を獲得。今年6月28日に開催された「Krush.113」では篠原悠人にリベンジして3度目の防衛にも成功し、満を持して林の持つK-1ライト級王座への挑戦を表明していた。かつて敗れたゴンナパーにリベンジしたい王者の林も、この一戦は臨むところで今回のタイトルマッチが決定したというわけだ。
リベンジを狙う王者の林は「ライト級だったらゴンナパー選手が一番結果を出して強い選手だから戦いたい」と言いいつつ、この試合がタイトルマッチになり、俄然この試合に対してのモチベーションが高まった様子。「K-1のベルトを獲って人生が変わったので、死んでもこのベルトを渡すわけにはいかない」と、相手がゴンナパーであること関係なく、ベルト死守に燃えている。前回の対戦から約3年が経ち、その間にたくさんの技術を吸収し「落ち着いて戦えば絶対勝てる」と自信を見せる。
また、自粛期間中は家族と過ごす時間が多かったようで、「家族みんなタイトルマッチに気持ちが向いています」と、気持ちの面でも充電できた。地元・関西でのタイトルマッチに、「舞台も対戦相手も全て条件はばっちしなんで、意地でもベルトは守ります」と、防衛を誓っていた。
一方のゴンナパーは、一度勝っている林に対して、「9月にあのベルトが誰の物かわかると思う。ベルトを獲ればこの階級で自分が一番ということを証明できる」と自信満々。「自分の中の目標として、このベルトをずっと欲しいと思っていて、今年中には手に入れたい」と、Krushのベルトとの2本獲りに向けて準備万端の様子だった。
会見に同席した中村拓己プロデューサーも、「KO決着必至のタイトルマッチになる」と、内容にも太鼓判を押すタイトルマッチ。試合後にK-1ライト級王座を腰に巻いているのはどちらなのか?
◆林健太
「ゴンナパー選手とずっとやりたいと言っていたのは、ライト級だったらゴンナパー選手が一番を結果出して強い選手だからです。それでゴンナパー選手と戦いたいとずっと言ってたんですけど、今回タイトルマッチになって、相手がゴンナパー選手というのもありますけど、そんなん関係なく、僕はK-1のベルトを獲って人生が変わったので、これは死んでも渡すわけにはいかないので、全力でがんばります。
(今回の試合が決まった時の心境は?)さっきも言ったんですけど、ホンマにベルトを獲って人生が変わったんで、このベルトは何があっても渡すわけにはいかないです。(対戦相手の印象は?)蹴りも強いですけど、気持ちも強いかなって。で、ガードも堅い。ただ気持ちやったら絶対負けへんし、ガードがどんだけ堅かろうが、ガードの上から効かせてやろうと思っています。
(前回の対戦から約3年経って、ここが違うぞというところは?)あの頃はそんなに技術は少なくて、気持ちだけでいっていた部分があるんですけど、あの頃に比べるとたくさん技を吸収してきた部分もありますし、落ち着いて戦えば絶対勝てると思います。(トーナメントで優勝してから快進撃が続いていたのに前回負けて、負けてオフに入るのは久しぶりだったと思うが、この間はどのように過ごしていた?)負けてオフに入ったというのもありますけど、コロナ的な感じで世間もみんなゆっくりじゃないですけど、自粛みたいになって、家族と接する時間が増えました。
いつもだと家族と接する時間もなかったし、練習もなかったので、ずっと家にいて、結構家族といたのでしっかり充電もできて、家族も『タイトルマッチに向けてがんばってくれよ』という感じなので、家族みんなタイトルマッチに気持ちが向いています。(林家全体で守りにいく?)林家全体だけじゃないですけど、応援してくださる人もサポートも、トレーナーもチームみんなで意地でも勝ちにいきます。
(地元でタイトルマッチ、リベンジマッチ。最高の舞台は整ったと思うが?)舞台も対戦相手も全て条件はばっちしなんで、あとはホンマに何回も言いますけど、意地でもベルトは守ります」
◆ゴンナパー・ウィラサクレック
「今少し緊張しているが、まずK-1に戻って来れてうれしい。今回新たにスタートするという気持ちで心も身体も準備万端でいる。(今回の試合が決まった時の心境は?)9月に大阪であの(K-1)ベルトが誰のものか分かるだろう。K-1のベルトを獲ればこの階級で自分が一番ということを証明できる。(それぞれ対戦相手の印象は?)林は強い選手だと思いうし、K-1ルールにおいては私よりも歴が長いと思う。ただ自分もK-1ルールでは強い選手だと思っている。(前回の対戦から約3年経って、ここが違うぞというところは?)あの時はあまりK-1での経験はなかったが、あの時から比べて経験の面で良くなっていると思う。(K-1のベルトに対する想いは?)自分の中の目標として、このベルトをずっと欲しいと思っていて、今年中には手に入れたい」
卜部功也が1年2カ月ぶりに復帰!篠原悠人と注目の一戦が決定!「篠原選手は次の時代を背負う選手。自分がチャレンジャーのつもりで戦う」(功也)vs「功也選手はトップ戦線でずっとやってきた選手。超えなきゃいけない壁です」(篠原)
卜部功也と篠原悠人による[スーパーファイト/-63.5kg契約/3分3R・延長1R]が決定した。
功也は2019年3月の「K’FESTA.2」で、保持していたK-1ライト級王座をかけて、前年のK-1ライト級世界最強トーナメント優勝者・林健太の挑戦を受けるも、延長判定で敗れ王座陥落。続く7月のKrush後楽園大会では日本vs中国・全面対抗戦の大将に選ばれるが、ジュー・シュアイにまさかの1RKO負けを喫した。今回は約1年2カ月ぶりの復帰となる。
対する元Krushスーパー・ライト級王者の篠原は2018年12月のK-1大阪大会からライト級に階級を落とし、世界最強決定トーナメントに出場。一回戦でゴンナパー・ウィラサクレックをKOする番狂わせを起こした。今年6月にはKrushライト級タイトルマッチで王者ゴンナパーに挑むも、判定で敗れてKrush2階級制覇はならず。今回はトップ戦線への再浮上を賭け、地元大阪で強敵との対戦を迎える。
この一戦について、中村拓己K-1プロデューサーは「昨年の功也選手は厳しい時期も続いたが、自分のジムもオープンして新たな気持ちでK-1に帰ってくる。篠原選手はK-1の大阪大会に3大会連続の出場。大阪では毎年インパクトを残す選手なので、今回も期待している。お互いに戦いたいと言っていた相手との一戦なので、楽しみにしてほしい」とコメント。
これを受けて功也は「篠原選手はいま若手で本当に強い選手で、次の時代を背負う選手」と賛辞を送ると「僕のほうがチャレンジャーという気持ちで。強い選手を倒しにいくという感じです」と警戒を強める。
一方の篠原は功也について「K-1の中で僕が一番理想としてるスタイル」とリスペクトを示し、「トップ戦線でずっとやってきた選手で、超えなきゃいけない壁」と意気込みを見せた。
歴戦の猛者である功也が復活の狼煙を上げるか? それとも篠原が新世代の勢いを示すか?
◆篠原悠人
「前回、ゴンナパー選手とのタイトルマッチに負けてしまって、すぐに卜部選手との試合の話をもらって、格上選手とやれるってことでチャンスをいただいたな、と。僕がK-1やKrushに出る前から、卜部選手はトップ戦線でやってた選手なんで、その選手とやれるのは自分の中ですごいうれしいです。でも勝負なんで、僕も勝つ気でいるんで楽しみです。
(試合が決まった時の心境は?)試合が終わって、結構すぐに決まって。卜部選手とやりたいと思ってたんですけど、このタイミングでやれると思っていませんでした。卜部選手はK-1のトップ戦線でずっとやってきた選手で、超えなきゃいけない壁だと思ってたんで、すごいうれしかったです。
(対戦相手の印象は?)もともと僕がスーパー・ライト級、卜部選手がスーパー・フェザー級でやってたんで、階級が全然違いました。でもそのときからスピードもテクニックもあって、K-1の中で僕が一番理想としてるスタイルでもあって、すごい強い選手だと思っていました。いままでやってきた中でも、スピード、テクニック、トータル含めてかなり強敵やなと思ってます。
(共にテクニックがあるが、相手より勝っている部分は?)キャリア的にも経験としても絶対僕のほうが下なんで。でも、気持ちという部分では、これから僕がやっていかないといけないなと思っています。しっかりここで勝ちたいと思っているので、そこは試合までトレーナーの人と対策を練って勝てるようにがんばりたいなと思ってます。
(前回のゴンナパー戦を経ての反省や成長は?)ゴンナパー選手はライト級の中でもキックもパンチもパワーもトップかなと思うくらい、強いんで。それを3R通して体感して、経験したという部分ではプラスになったかなと思います。試合ではカウンターを狙っていて、パンチで見せ場を作れたらと思ったんですけど、やっぱりゴンナパー選手も警戒してガード上げてたんで。強引に行くところは行ったり、見せ場を作らないといけないなっていうのは、試合を経験してわかりました。そこを活かして、卜部選手との試合でも強引に行けるところは行きたいなと思います。僕も倒す試合をしたいと思ってるので、そこはプラスになったかなと思います」
◆卜部功也
「おひさしぶりです、元気になって帰ってきました。篠原選手はいま若手で本当に強い選手ですし、次の時代を背負う選手だと思っています。テクニックもありますし、雰囲気もあって、すごくかっこいい選手なんで単純に戦ってみたかったです。今回、こうやって決まってうれしいです。
(試合が決まった心境は?)正直、『うわ、いきなりか』っていう感じはありました。篠原選手は本当にトップレベルの選手なんで。でも、ここを超えなければ、やる意味ないですし。一番楽しいのは、強い選手に勝つときなので、初心に帰ってやります。試合そのものが1年2カ月ぶりなので、キャリア的には関係なく、僕のほうがチャレンジャーという気持ちで、強い選手を倒しにいくという感じですね。
(対戦相手の印象は?)若いですよね。K-1甲子園から試合は見てたんで、絶対に上に上がる選手だなという気持ちはありました。本当に頭のいい選手なんで、戦略もしっかり立ててくるだろうし、ヤバいですね。ちょっとがんばります。
(共にテクニックがあるが、相手より勝っている部分は?)そうですね……。まあ、経験、ですかね。経験と、蹴りの部分でも少し引き出しは僕のほうが多いのかなという気はしますけど。パンチの土俵になったらわからないですね。だから、ちょっと緊張感がありますね。
(リングに帰ってきて、今後の新たな目標は?)もう一回、やるならチャンピオンベルトを目指したいですし。目指すというよりは、いまトレーニングをちょっと変えているんですね。トレーナーも自分のジムに呼んでやってるんですけど、まだまだやることが多いなっていう発見ができて。ジャブから、構えから全部直して。技術の部分や、考えかただったり、ずっと勉強できるなと思っています。それを試したいという気持ちで、いまリングに上がってますね。
(ジムの主になり、精神的な変化は?)あんまりないですけど、楽しくはやってます。会員さんにテクニックやいろいろ教えたりして、言葉で説明できなかったら、(自分は)本当に理解できてないんだなと思うんです。で、いま会員さんにちゃんと言葉で伝えられていて、本当にやっと、格闘技のことを教えたなって、いまになってやっとわかってきたというのが出てきています。それを試合え見せられればいいかなという感じですね。
(武尊とスパーをやったそうだが、今回の復帰戦についてしゃべったことは?)全然話してないです。『功也くん、復帰するんですね』『そうそう』みたいな軽い感じですね(笑)」
第3代スーパー・ウェルター級王座決定T・準優勝の和島大海がウィラサクレック軍団の新たな刺客と対戦!「ムエタイの選手がびっくりするぐらいの蹴りを見せる」(和島)vs「兄貴分のゴンナパーに続きたい」(ラーシーシン)
大阪出身・大阪の月心会に所属する和島大海が今大会に登場。K-1には初参戦となるラーシーシン・ウィラサクレックとK-1スーパー・ウェルター級のスーパーファイトで対戦することが決定した。
今年3月22日に開催された「K’FESTA.3」での第3代K-1スーパー・ウェルター級王座決定トーナメントでは準決勝で城戸康裕を撃破して準優勝を果たした和島。今回は注目が集まる中での念願の外国人選手との対戦になった。中村拓己K-1プロデューサーも期待を寄せる24歳の和島は「K’FESTA.3」で1日3試合を経験したことで、「リング慣れというか、K-1の雰囲気に飲まれることもなくなってきた。いつでもいいパフォーマンスができる」と自信を見せる。
タイ人のラーシーシンとの対戦も臆するところはなく「僕も蹴りが得意なんで、ムエタイの選手がびっくりするぐらいの蹴りを蹴ってやろうかなと思っています」と強気の姿勢だ。また「K’FESTA.3」で敗れた木村“フィリップ”ミノルへのリベンジも忘れていない。「今回しっかり勝って、次いつになるかわからないですけど、しっかりキャリアを積んでリベンジしたいと思っています」と、次なる目標も口にしていた。
対するラーシーシンは、これまでゲーオ・ウィラサクレックやゴンナパー・ウィラサクレックといったK-1・Krushのチャンピオンを輩出してきたウィラサクレック・フェアテックスジムに所属するタイ人選手。中村プロデューサー曰く、「ウィラサクレック会長が日本で活躍できるタイ人を現地からスカウトしてきた」という触れ込みで、WPMF王座戴冠歴もあり、世界各地で戦ってきた実力者だ。今回は兄と慕うゴンナパーと同じリングに立つが「自分の兄貴分のゴンナパーに続きたい。死ぬ気で戦って全力を尽くす」と、初参戦のK-1のリングでの飛躍を誓っていた。
◆和島大海
「押忍! 月心会チーム侍の和島大海です。今回地元の大阪で試合が決まって凄くうれしく思います。K-1では初めて大阪で試合するんで、何がなんでも勝ちにいきます。(今回の試合が決まった時の心境は?)トーナメントが終わってからずっと試合がしたかったんで、試合が決まって凄くうれしく思います。で、外国人選手と試合がしたいと思っていたので、こんな状況の中、外国人選手を探してきてもらって凄いうれしく思います。(対戦相手の印象は?)ムエタイの選手ということで凄い蹴りが強いと思うんですけど、僕も蹴りが得意なんで、タイ人の選手がびっくりするぐらいの蹴りを蹴ってやろうかなと思っています。(前回の試合でタオルを投げられて残念な結果になったが、まだできたという気は残っているか?)セコンドから『一回倒れたらタオル投げるから』と言われていたので仕方ないと思うんですけど、その分、しっかり前に出ていったというか、倒しにいった結果、もらって倒れたと思っているので、仕方なかったかなという感じもします。
(今度の試合に勝って次につなげたいと思うが、トーナメントの決勝で負けた木村選手への想いは?)もちろんリベンジしたいと思っています。なので、今回しっかり勝って、次いつになるかわからないですけど、しっかりキャリアを積んでリベンジしたいと思っています。(トーナメントを経て成長した部分は?)1日に3回試合するっていうことがあまりないと思うんで、それは凄い経験になったと思います。リング慣れというか、K-1の雰囲気に飲まれることもなくなってきたので、いつでもいいパフォーマンスができるようになると思います。(コロナの中で満足な練習はできたか? その中で自分なりにやってきたことは?)コロナ期間中は対人練習ができなかったんで。まあ、地元が山なんですけど、凄い走り回っていました。まあ、だいぶコロナ太りしましたけど(笑)」
◆ラーシーシン・ウィラサクレック
「今回K-1に参戦できることをとてもうれしい。ウィラサクレック会長に感謝したいと思い。(今回の試合が決まった時の心境は?)素直にうれしかったし、K-1に出ることに興奮している。自分の兄貴分のゴンナパーに続きたいと思う。(対戦相手の印象は?)まだ動画はちゃんと見てないので、死ぬ気で戦って全力を尽くす」
MIO、K-1デビュー戦で高梨knuckle美穂と激突!「感謝の気持ちをすべてぶつける。テクニックでは相手にならない」(MIO)vs「キャリアも実績も関係ない。試合でどっちが上かを分からせる」(高梨)
昨年8月にK-1参戦を発表していたMIOのK-1デビュー戦が今大会で決定。スーパーファイト(K-1女子ミニマム級/3分3R・延長1R)で高梨knuckle美穂と対戦することが決まった。
2011年にシュートボクシング(SB)でプロデビューを果たしたMIOは、これまで初代SB日本女子ミニマム級王座、Girls S-cup48kgアジアトーナメント2016王座、Girls S-cup 48kg日本トーナメント2015王座を戴冠。その後、昨年8月にK-1大阪大会でK-1参戦を表明。K-1 GYM SAGAMI-ONO KRESTに所属し、今回は満を持してK-1デビューを迎える。
一方の高梨は2020年6月のKrush新宿大会でKrush女子アトム級王座を返上し、女子ミニマム級に転向。同大会で真美からダウンを奪って勝利すると、会場にいたMIOに対戦をアピール。今回は“Kの門番”として迎撃することに。
この一戦について、中村拓己K-1プロデューサーは「輝かしい実績を持つMIO選手がK-1のリングでどんな試合を見せるのか楽しみ。K-1初参戦の高梨選手はプロ無敗で女子選手とは思えないハードパンチャー。女子の新しい階級を切り拓いていく試合を期待したい」とコメント。
MIOは「デビュー戦くらいの気持ち」と緊張を隠さないが、相手の印象については「パンチ力のある選手。ただ、テクニック的には相手にはならない」とバッサリ。これに対して高梨は「試合で分からせます」と返し、闘志を見せた。MIOが新たな舞台で華々しいスタートを切るのか? それとも高梨が相手のテクニックをパンチ力ではねのけるか?
◆高梨knuckle美穂
「試合が決まって、相手がMIO選手なんで、すごいうれしいです。キャリアとかまったく関係ないと思ってるんで、ぶっ飛ばすつもりで試合は勝たせてもらいます。(試合が決まった心境は?)キャリアがあって、強い選手なのでラッキーって思いました。喰ってやろうっていう気です。
(対戦相手の印象は?)テクニックがあって、スタミナがあるけど、倒せはしないなっていう印象です。(MIO選手から「テクニック的には相手にはならない」というコメントがあったが?)私のほうが上だと思ってるんで、試合で分からせます。
(プロとしてのキャリアはMIO選手が上でも、K-1 JAPAN GROUPとしては迎え撃つ立場になるが、青コーナーになってることについては?)あんまりコーナーのことに対しては思わないですね。試合で倒せば、そんなの関係ないと思っています」
◆MIO
「K-1の初戦ということで、すごくドキドキしています。これまで携わってくださったかたがたに感謝の気持ちを込めて、9月22日、全部ぶつけたいと思っています。応援よろしくお願いします。
(試合が決まった心境は?)一年くらい試合ができてなかったので、決まった時はすごいうれしかったです。高梨選手とできるということで、やっぱりキャリアの差はあると思うんですけど、K-1に来てデビュー戦くらいのつもりでやるので、本当にチャレンジする気持ちでいきたいなと思ってます。
(対戦相手の印象は?)こないだの試合を見させてもらって、すごいパンチ力のある選手だなと思いました。ただ、テクニック的には相手にはならないかなと思ってます。(これだけ長い期間、試合をしなかったのがプロになって初めてだと思うが、それでよかった点と悪かった点は?)よかったことは、いままでモチベーションもドン底だったので、充電期間としてすごくいろいろなことを考えたり、練習も楽しくできたり。すごい充実した期間で、プラスしかなかったなと思っています。
(試合感の不安は?)試合をしてみないと分からないところはあるんですけど、一年間(試合を)やらない期間がなかったとしたら、気持ち的にダメだったなと思うので、この一年間があってよかったなと私は思っています」
対戦カード
K-1 WORLD GPスーパー・ライト級(65kg)タイトルマッチ 3分3R(延長1R)
安保瑠輝也(team ALL-WIN/王者)※3度目の防衛戦
山崎秀晃(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/挑戦者、元Krushスーパー・ライト級(65kg)&ライト級
(63kg)王者)
K-1 WORLD GPライト級(62.5kg)タイトルマッチ 3分3R(延長1R)
林 健太(FLY SKY GYM/王者)※初防衛戦
ゴンナパー・ウィラサクレック(タイ/ウィラサクレック・フェアテックスジム/挑戦者、Krushライト級王者、WPMF世界スーパーライト級王者)
63.5kg契約 3分3R(延長1R)
卜部功也(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/元K-1 WORLD GPライト級(62.5kg)&スーパー・フェザー級(60kg)王者)
篠原悠人(DURGA/元Krushスーパー・ライト級(65kg)王者)
スーパー・ウェルター級(70kg) 3分3R(延長1R)
和島大海(月心会チーム侍)
ラーシーシン・ウィラサクレック(タイ/ウィラサクレック・フェアテックスジム/元WPMF世界ウェルター級王者)
女子ミニマム級(48kg) 3分3R(延長1R)
MIO(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/元シュートボクシング(SB)日本女子ミニマム級(48kg)王者、SB Girls S-cup 48kgアジアトーナメント2016優勝)
高梨knuckle美穂(Y’ZD GYM/元Krush女子アトム級(45kg)王者)
概要
大会名 K-1 WORLD GP 2020 JAPAN ~サブタイトル未定~
日時 2020年9月22日(火/祝) 開場・13:00 開始・15:00
会場 エディオンアリーナ大阪
中継 AbemaTV(全試合生中継) テレビ東京系6局ネット(3/29(日)16:00~17:15)
チケット料金 ロイヤル 100,000円 アリーナSRS 60,000円 アリーナRS席 35,000円 アリーナS 18,000円 スタンドS 18,000円 スタンドA 10,000円 ※当日500円増し ※小学生からチケットが必要 チケット販売 チケットぴあ、イープラス、ローソンチケット、、K-1.SHOP グッドルーザー(電話予約) K-1ジム各店舗 ※7月18日(土)AM10:00よりぴあ、イープラス、ローソンチケット、夢番地、K-1.SHOPで先行発売。7月25日(土)より一般発売
お問い合わせ グッドルーザー Tel.03-6450-5470 https://www.k-1.co.jp/