Krush 2.24 後楽園ホール:K-1横アリから3か月 ベルトを懸けての再戦 鈴木勇人「鈴木は変わったんだと見せたい」、佐々木大蔵「後楽園の雰囲気の中では展開も変わってくると思う」
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Krush.111(2月24日(月/祝) 後楽園ホール)のKrushスーパー・ライト級(65kg)タイトルマッチで対戦する鈴木勇人(K-1ジム五反田チームキングス/王者)と佐々木大蔵(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/挑戦者、元ライト級(62.5kg)王者)のインタビューが、K-1 JAPAN GROUPから届いた。
王者・鈴木勇人、ベルトとリベンジをかけて挑戦者・佐々木大蔵と激突!「今まで通りの気持ちで、今まで通りの練習をしていたら絶対に勝てない。こんなに鈴木は変わったんだというところを見せたい」
――今回は11月のK-1横浜大会で敗れた佐々木大蔵選手を挑戦者に迎えての防衛戦となりました。まず前回の佐々木戦を振り返っていただけますか?
「佐々木選手は上手かったです。本当に何も出来ずに負けちゃったと思ってるんで」
――今まで戦ってきた選手とはタイプが違うというか、こういう選手もいるんだという感想ですか?
「そうですね、それは思いました。あと経験の差を初めて試合で感じましたね。今まで僕はキャリアなんか関係ないと思ってたんですけど、実戦経験の差が試合に出るんだなと思いました」
――どういう部分にそれを感じましたか?
「これは見てる人には伝わりにくかったと思うんですけど、やってる人間同士は分かると思います。本当に微妙なちっちゃいとこなんですけど、やっぱりその差はデカいな、と。そこは試合経験でしか培えないものだと思うので、その上手さを佐々木選手から感じました」
――ではあのタイミングで佐々木選手と対戦して、自分に足りないものが分かった、と。
「本当に色々と気づかされましたね。自分に足りないものというより、自分のぬるさみたいなものです。今までは、言い方はちょっとあれですけど“この程度”で勝ててたんで。気持ちだけでは超えられないものがあるし、やっぱりそんなに甘くないんだなと思いました」
――試合後すぐに佐々木選手との再戦を申し出たそうですが、それは負けた悔しさを晴らしたいという気持ちが一番だったのですか?
「そうですね。『次やったら勝てる』とかそういうことは思ってなくて、むしろ今まで通りにやったら、また普通に負けると思っています。あの試合で学んだものはデカいんで、それを次の試合で活かしたいと思うし、やっぱり負けたままでは終われません。リングの上でしか試合は出来ないし、試合でしか悔しさは晴らせないし、そういう意味で早く再戦を申し出ました」
――3カ月という期間は短いと思う人もいるだろうし、逆に詰めて練習出来ると思う人もいると思います。鈴木選手にとっては前回の試合が終わった後はどんなことを意識して練習されていますか?
「深くは言えないところはあるんですけど、今までは正直練習の幅が凄い狭かったんですね。今は幅広く全部のレベルを押し上げるような練習をしています。逆に言うと今まで通りの気持ちで、今まで通りの練習をしていたら絶対に勝てないと思います」
――そういった意味では防衛戦ではありますが、挑むというテーマのある試合です。どうそれを乗り越えたいですか?
「自分は追っかける方が好きなんで、そういう意味ではモチベーションは凄く高いですし、前回負けたことによってさらにモチベーションは高いですね」
――2020年はどんな1年にしていきたいと思っていますか?
「毎年そうなんですけど、特に2020年は自分の中で勝負の年だと思ってます。歳も30歳になって、前から言ってるんですけど、僕はダラダラ続ける気はないです。自分に可能性を感じなくなったらすっぱり辞めるつもりなんで。そういう意味でも進退をかけた年になるとは思ってますね」
――K-1も含めてスーパー・ライト級のトップ戦線に食い込んでいきたいですか?
「今は佐々木選手にリベンジを果たすことが一番大事なことなんですけど、もちろんその次のことも考えてはいます。今のトップの選手たちに自分も食い込んで……でも前回も思ったんですけど、ただそこに食い込むだけじゃ意味がないと思うし、結局そこで負けてしまったらそのレベルに行けてないってことじゃないですか。だからトップ選手たちに肩を並べるだけじゃなく、そこで勝っていかないといけない。そういう意味では次のこともしっかりと考えてます」
――それでは最後にファンの皆さんにメッセージをいただけますか?
「前回の試合ではそこまで熱を生み出すことが出来なかったのかなと自分では思います。この試合が決まって『またこの2人が試合するの?』と思われてるところも正直なくはないと思っています。だからそういうものを良い意味で裏切りたいですね。こんなに鈴木は変わったんだというところを次の試合で見せたいので、そういう意味でも注目していてほしいです」
挑戦者・佐々木大蔵、自分を貫いてスーパー・ライト級のベルトを獲る!「僕にとってファイターの初心=Krush。またKrushのベルトを巻いて佐々木大蔵という人間をアピールしたい」
――2020年最初の試合になりますが、2019年は3試合ともすべてK-1だったんですね。
「実はそうなんです」
――佐々木選手のキャリアの中でも、すべて大会場で対戦相手もトップ選手というのはあまりなかったと思いますが、2019年はどんな1年でしたか?
「何といってもK-1の花道を歩くのがすごく気持ちよかったです。入場のセットも凄いですし、そういう舞台で試合ができることは純粋に気持ちよかったです」
――佐々木選手は大会場でも緊張はしないですか?
「しなかったですね。昔、K-1甲子園でさいたまスーパーアリーナで試合をした時はリングに近づくにつれてどんどん萎縮していくような感じだったんですけど、今はもう全然ないですね。むしろ歓声が気持ち良くて『おっしゃ!やってやろう!』という気持ちになります」
――1選手としてはこの1年間で伸びたところ、こういうところが良くなったなと感じた部分はどこですか?
「段々と大舞台を楽しめるようになってきましたね。最初のさいたまスーパーアリーナ、両国国技館、横浜アリーナ…と試合を重ねるごとに、どんどん試合を楽しめるようになったことが大きかったです」
――そのなかで2020年最初の試合は後楽園ホール、しかもKrushのタイトルマッチに決りました。最初にオファーを受けた時はどのように感じましたか?
「11月のK-1で鈴木勇人選手と試合をして勝ったんですけど、また鈴木選手とはやるだろうなと思っていたんです。鈴木選手が前回試合をしてどう思ったのかは本人に聞いてみないと分からないですが、僕としてはこんなに早く再戦が組まれたか!と感じました。でも鈴木選手にリベンジしたいと名前を挙げてもらったことは光栄ですし、実際に再戦できるというのは鈴木選手がチャンピオンベルトを持っているからで、縁を感じます」
――実際に戦ってみて鈴木選手にはどんな印象を持ちましたか?
「皆さんも知っている通り、鈴木選手は蹴りで試合を組み立ててくるファイターで、僕も試合前から自分なりに研究というか対策は立てていました。僕としてはその想定通り、蹴りで試合を組み立てる・ミドルキックが武器の選手だなと思いました」
――3カ月間という比較的短い期間での再戦というところで、ファンとしては前回と同じような展開になってしまうのか、それともどちらかが違う展開に持ち込むのか。色んな見方をされると思います。佐々木選手としては前回以上の試合やパフォーマンスを見せたいという気持ちはありますか?
「例えば前回が判定勝ちだったから次は倒さなきゃという気持ちはあまりなくて、結果的にそうなれば良いかな、と。今回は後楽園ホールという会場で、僕は試合中の雰囲気は後楽園ホールが一番好きなんですよね。歓声ももろに伝わってきますし。前回の横浜アリーナと違って、そういった雰囲気の中で試合となれば、また展開も変わってくると思います。それは当日やってみないと分からないですが、僕もそこも含めて次の試合が楽しみです」
――昨年の試合のインタビューでも感じていたのですが、今の佐々木選手は対戦相手どうこうよりも会場や試合そのものをどう楽しむか。そこがテーマになっているのですか?
「もちろん相手あってのことなんで、練習では相手の武器や隙を見つけながらやっています。でも自分のベースや芯の部分は変えずにやっていますね」
――スーパー・ライト級には色々なタイプの選手がいますが、その中でも佐々木選手は良い意味でガツガツしてないというか。
「はっきり言っちゃうと…地味なんです(笑)。でも自分はそれでもいいのかなって。むしろそれを認めて試合をしている方がいいパフォーマンスを見せられるし、これからは地味を貫いて行こうかなって。前回の試合が終わった後にSNSでエゴサーチすると『佐々木って地味なんだけど好きになってきたぞ』みたいなコメントも見かけるようになって、そういうのは素直に嬉しいんですよね。自分のキャラクターが定着しつつもあるし、僕は自分が楽しんでる姿を自分だけで終わるんじゃなくて、お客さんにも伝えていきたいってのがあるので、僕は僕でこのままブレずに行きたいと思います」
――今年から大会名称・ロゴがかつての「Krush」に戻りますが、Krushのベルトに対する思い入れはいかがですか?
「僕は今のK-1がなかった頃はKrushが最高峰の舞台だと思って戦っていて、やっとライト級のベルトを獲れたという想いがあります。だから僕にとってファイターの初心=Krushという部分が凄く強いですね」
――今回は階級が変わってスーパー・ライト級のベルトを狙う形になりますが、またKrushのベルトを巻きたいという想いも強いですか?
「そうですね。ベルトは巻いたら箔が付きますし、ベルトを持っている人間と持っていない人間では見られ方も違うので、そういった面でもまたベルトを獲りたいと思います。でもベルトを獲ったからと言って、それに驕らずに、もっと佐々木大蔵という人間をアピールしていきたいというのが自分の本心ですね」
――それでは最後にファンの皆さんに向けてメッセージをいただけますか?
「2月24日、鈴木選手とタイトルマッチが決まりました。横浜アリーナでの鈴木選手との試合とはまた異なる展開になると思いますし、そういう展開にするので、2人の成長を見に来てください」
対戦カード
Krushスーパー・ライト級(65kg)タイトルマッチ 3分3R(延長1R)
鈴木勇人(K-1ジム五反田チームキングス/王者)※2度目の防衛戦
佐々木大蔵(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/挑戦者、元ライト級(62.5kg)王者)
スーパー・バンタム級(55kg) 3分3R(延長1R)
軍司泰斗(K-1ジム総本部チームペガサス/元バンタム級(53kg)王者)
スリヤンレック・オーボートーガムピー(タイ/オーボートーガムピージム/ラジャダムナン認定フェザー級5位、ワンソンチャイ同級王者、元ルンピニー認定スーパーバンタム級4位)
スーパー・フェザー級(60kg) 3分3R(延長1R)
横山朋哉(リーブルロア)
中島千博(POWER OF DREAM/極真会館2017年全日本軽重量級優勝)
女子アトム級(45kg) 3分3R(延長1R)
パヤーフォン・アユタヤファイトジム(タイ/アユタヤファイトジム/元WPMF世界女子ピン級(45.36kg)王者)
MOE(若獅子会館)
スーパー・フェザー級(60kg) 3分3R(延長1R)
友尊(TEAM K/BLUE DOG GYM/元NJKFスーパーフェザー級王者)
久保一馬(FIGHT CLUB 428)
スーパー・ライト級(65kg) 3分3R(延長1R)
FUMIYA(ポゴナ・クラブジム)
清水卓馬(K-1ジム川口TEAM SIRIUS)
スーパー・フェザー級(60kg) 3分3R(延長1R)
林 京平(湘南格闘クラブ/Bigbangライト級王者)
スーパー・アンジ(KUNISNIPE旭)
フェザー級(57.5kg) 3分3R(延長1R)
倉崎昌史(GET OVER)
岡嶋形徒(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)
バンタム級(53kg) 3分3R
橋本裕也(K-1ジム五反田チームキングス)
高橋享祐(戦-IKUSA-GYM)
フェザー級(57.5kg) 3分3R
八木正樹(ウィラサクレック・フェアテックス三ノ輪)
石田龍大(拳心會館/K-1甲子園2019 -60kg優勝)
バンタム級(53kg) 3分3R
倉田永輝(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)
大空[つばさ](KINGCRAFT)
概要
大会名 Krush.111
日時 2020年2月24日(月/祝) 開場・17:00 プレリミナリーファイト開始・未定 本戦開始・18:00
会場 後楽園ホール
中継 AbemaTV(全試合生中継)、GAORA(2月28日(金)17:30~21:57)
チケット料金 SRS席20,000円 RS席11,000円 S席9,000円 A席7,000円(前売り完売) ※当日座席券は各500円アップ ※小学生からチケットが必要です。
チケット販売 チケットぴあ イープラス ローソンチケット 後楽園ホール5F事務所 グッドルーザー(電話予約) K-1.SHOP
お問い合わせ グッドルーザー 03-6450-5470 https://www.k-1.co.jp/