Krush 5.17 後楽園ホール:K’FESTA出場のKANA、早くも次戦決定「今日から練習を再開しました」。寺崎直樹、2年2か月ぶり復帰戦
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Krush.88(5月17日(木) 後楽園ホール)の対戦カード発表会見が3月23日行われた。2日前のK-1さいたまスーパーアリーナ大会 K’FESTAの唯一の女子戦で勝利したKrush女子フライ級(-50kg)王者・KANAの初防衛戦、スーパー・フェザー級(-60kg)王座決定トーナメントのリザーブファイトで勝利した大岩龍矢の次戦が早速決定。元Krushスーパー・ライト級(-65kg)王者・寺崎直樹の2年2か月ぶりの復帰戦も決まった。(※Krushの階級制変更については別記事参照)
KANAはK’FESTAでポリナ・ペトゥホーヴァ(ロシア)から1ダウンを奪って判定勝ちしたが、一夜明け会見では「ダウンは取れたんですけど、倒しきれなかったので、悔しさが残った一戦でした」と振り返り、「K-1の世界のベルトも欲しいので、女子の世界トーナメントもやりたいです。そのためにも世界で注目される選手にもならないといけない」と、今後の目標を語っていた。
宮田充K-1プロデューサーは一夜明け会見の翌23日、Krushの会見で「昨日のKANA選手の倒せなかったことを悔しがるコメントが気になり、次を見据えた志の高いコメントもしていたので、5月17日のKrushで試合が組めないか、KANA選手の所属するシルバーウルフに確認したところ、すぐ5月にスタンバイできるという答えをいただきました」と、KANAの次戦を2か月弱という比較的短い間隔で組んだ経緯を説明。挑戦者については「最近は『KANAと戦いたい』という選手からの連絡がオセアニアやヨーロッパからたくさん来ています。これは、という選手が出て来たので、最終調整して週明けには発表したいです」とのことだ。
KANAは「一昨日に試合したばかりですけど満足行くものじゃなく、すぐにでも次の試合がしたい気持ちで、怪我も悪いところもないので、今日から練習を再開したので、次の5月は責任を持って盛り上げたいです」と、次戦に向けて抱負を語る。「一息つきたい気持ちとかは無かったのですか?」と尋ねると、「私の場合は試合が終わって息をついたりしたいとかいう気持ちもなく、練習再開したのも普通でした」と答える。
KANAのK’FESTAでの試合は本戦全19試合の中の第7試合。自分の試合が終わった後、スーパー・フェザー級王座決定トーナメントを制した武尊らの激闘を見て、大きく刺激を受けた。「一昨日に上がった選手たちは、一人一人違ったプレッシャーもあったと思いますし、K-1を一番引っ張っている武尊選手の覚悟とかプレッシャーを心の底から尊敬し、まだまだそれに比べたら自分はレベルが低いと感じました。いいエネルギーを全選手からもらいましたね」と話しており、1万5千人収容のさいたまスーパーアリーナ・メインアリーナで得たエネルギーを、約10分の1の規模の後楽園ホールのリングで還元するつもりだ。
K-1スーパー・フェザー級王座決定トーナメントのリザーブファイトで横山巧に判定勝ちした大岩龍矢も、メインアリーナで得たエネルギーを保ちながら5月17日のKrush後楽園大会に上がることに。お馴染みのチェーンを首にぶらさげての姿で記者会見に登場すると、「前回の試合が終わって、ずっと(リザーバーとして)スタンバイしていたんで、今も気持ちが抜けていない状態です。試合がすぐ決まって、いいモチベーションが保てています」「さいたまスーパーアリーナという最高の舞台で試合ができたのは良かったですけど、力が出せれなくて悔しい気持ちです。次のKrushでその気持ちをぶつけたいです」と話す。
大岩と今回対戦するのは友尊(ゆたか)。元NJKFスーパー・フェザー級王者で、プロボクシングに転向後、昨年8月のKrushで6年ぶりにキックボクシングに復帰し、覇家斗と対戦したが、3Rに3ダウンを奪われKO負けしている。友尊は「前回、怪我があったりして、思ったような動きができず、動けていたらこう動いたとか、もっとこういう距離で戦ったというのがありました」「怪我の影響でまともに練習できなかった時期に色んな選手を参考にしたり、自分の試合も見返し、今後につなぐ戦い方を徐々に確立しています」とのことで、今度は本領発揮できそうな様子。「大岩選手のことは(練習仲間の)闘士さんとの試合とか、(小澤海斗との)タイトルマッチを見ています。アグレッシブで気持ちが強くて、スタミナもあってパンチも膝も蹴りもあるので、1秒でも油断したら負けてしまいます。今回のテーマは集中力とコンディションだと思っています」とも話した。
寺崎直樹は14年7月にHIROYAを1R KOしKrushスーパー・ライト級(-65kg)王座を獲得したが、15年1月のNOMANとの初防衛戦で判定負けし王座陥落。同年10月の佐々木大蔵戦でも判定負けし、16年3月のK-1の「-65kg日本代表決定トーナメント」でHIROYAにリベンジを許し3連敗に。「K-1で負けて、やり尽くした感じがあった」というが、日本体育協会等が主催する「スポーツ笑顔の教室」という全国の小中学生への特別授業の教師=夢先生の活動を続けるうちに、「先生として言葉だけじゃなく背中で何を伝えられるかを考えるようになり、選手をやれる間はやろうと思い、またやることに決めました」といい、「前進する姿を夢先生の生徒やうちの2人の子供に見せたいです」と話す。
寺崎は現在38歳。練習状況については「全然やっていなかったんですけど、BOOCH BEATの選手の試合が決まる度にスパーリングをやっていたので、格闘技は触れ合っていました。3月ぐらいに試合をやろうかと思って、年末ぐらいから少しずつ準備していたので問題無い」とのこと。5月の復帰戦の相手・松下大紀は1月に細越貴己に判定負けして4連敗中だが、寺崎は「僕もチャンピオンになる前、6試合ぐらい1回も勝てない時期があったんですよ。あきらめずにやっていたらチャンピオンになれたんで、松下選手にも続けていれば絶対いいことがあるので、そういう思いでぶつかって欲しいです」と、“夢先生”らしく22歳の若者・松下にエールを送る。
松下は「連敗中にも関わらず寺崎選手という素晴らしい選手と試合を組んでもらい感謝しています。とにかくまず1勝、死ぬ気で取りに行きます」「元々、前進スタイルでやっていて、距離を使った試合も最近は色々試しているんですけど、なかなかうまく行かず連敗しています。でも寺崎さんの『あきらめないで』って言葉がグッと来たんで、前に出て倒しに行こうかと思います」とコメント。この試合の間だけ、リングの上が先生・寺崎、生徒・松下の“教室”となる。
他にも以下の3試合が決定。桝本“ゴリ”翔也は2.12 後楽園大会で江川優生に勝利後の一夜明け会見で「減量が楽になったので、下の階級を狙ってみるのもいいですね」と話していたが、今回はスーパー・バンタム級に下げての試合。逆に里見柚己は小澤海斗の左ミドル一発で1R KO負けし、フェザー級からスーパー・フェザー級に上げての試合となる。
スーパー・バンタム級(-55kg) 3分3R(延長1R)
桝本“ゴリ”翔也(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)
大岩翔大(チームYMC栃木)
ライト級(-62.5kg) 3分3R(延長1R)
大沢文也(TANG TANG FIGHT CLUB)
“バズーカ”巧樹(菅原道場)
スーパー・フェザー級(-60kg) 3分3R(延長1R)
里見柚己(K-1 GYM横浜infinity)
川口拓真(K-1ジム総本部チームペガサス)
◆桝本“ゴリ”翔也(左)
階級を下げたのはKrushのベルトを取るためです。バナナをいつも食べていたら普段体重がグッと下がったのもあるんですけど、KRESTには同じ階級でチャンピオン(西京春馬)がいて、いくら勝ってもなかなかチャンスをもらえないので、下げることにしました。大岩選手は気持ちが強くて、パンチでガンガン来る選手ですけど、まだあんまり映像は見ていないです。5月は勝って当たり前の試合なんで、しっかり倒して、Krushの55kgのベルト(王者は寺戸伸近)にその次にでも挑戦したいです。
◆大岩翔大(右)
今回は特に言うことは無いです。ただKOで勝つだけです。12月(K-1の軍司泰斗戦)は絶対勝たなきゃいけないところで勝てなくて、何をしなきゃいけないかが明確にわかったので、今はコツコツやっている感じです。口で言うより、試合で見せた方が速いです。桝本選手の印象はタフでパワーがある、今はそれだけですかね。5月の試合では、12月から一気に変わった姿を見せたいです。
◆大沢文也(左)
相手の試合、見たことないんですよね。試合前にメンチ切るんだっけ?俺にはやめてもらえないですか?同性と顔を近づけるのが嫌です。メンチされたらキスしますんで。これでいい勝ち方ができればタイトルにつながると思います。
◆“バズーカ”巧樹(右)
5月まで火薬の準備に集中します。(大沢の印象は?)アウトボクシング。(タイトルは意識しますか?)特に意識しないですね、目の前の相手をただ倒すだけです。(ファンへメッセージを)自分のファンはまだいませんが、5月まで火薬を準備します。
◆里見柚己(左)
前回、ああいう負け方が初めてで、凄い悔しくて、次の日から練習を再開しました。今回は逆に思いっきりぶっ倒してやろうと思います。減量がキツくて、60kgならいい試合ができるかもしれないと思い、今回は60kgに上げました。川口選手の試合は見たことが無いですし、正直、60kgの階級自体に関しては、チャンピオン含め全然興味が無くて、小澤選手ともう一回やりたい気持ちの方がデカいですね。小澤選手とやれるなら体重を合わせますし、もう一回やれるまで、試合が決まった選手を全員ぶっ倒していきたいです。
◆川口拓真(右)
デビューして3戦3勝2KOで、Krushの本戦にすぐ出られるとナメていたら、3連敗して、苦しい時期もあったのですが、ここ(本戦)まで上がって来れました。里見選手がどうとかじゃなく、Krushの-60kgで僕より上なのは(同門で王者の)郷州選手だけだと思っているので、誰とやっても大丈夫です。
対戦カード
Krush女子フライ級(-50kg)タイトルマッチ 3分3R(延長1R)
KANA(K-1ジム・シルバーウルフ/王者)※初防衛戦
未定
Krushスーパー・ライト級(-65kg)次期挑戦者決定戦 3分3R(延長1R)
篠原悠人(DURGA)
FUMIYA(ポゴナ・クラブジム)
スーパー・バンタム級(-55kg) 3分3R(延長1R)
桝本“ゴリ”翔也(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)
大岩翔大(チームYMC栃木)
スーパー・フェザー級(-60kg) 3分3R(延長1R)
大岩龍矢(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)
友尊(TEAM K/元NJKF王者)
スーパー・ライト級(-65kg) 3分3R(延長1R)
寺崎直樹(Booch Beat/元王者)
松下大紀(NPO JEFA)
ライト級(-62.5kg) 3分3R(延長1R)
大沢文也(TANG TANG FIGHT CLUB)
“バズーカ”巧樹(菅原道場)
スーパー・フェザー級(-60kg) 3分3R(延長1R)
里見柚己(K-1 GYM横浜infinity)
川口拓真(K-1ジム総本部チームペガサス)
概要
日程 2018年5月17日(木) 開場・17:00 プレリミナリーファイト開始・未定 本戦開始・18:00
中継 AbemaTV(生放送)、GAORA
チケット料金 SRS席15,000円 RS席9,000円 S席7,000円 A席5,000円
※当日座席券は各500円アップ ※小学生からチケットが必要です。
チケット販売 K-1.SHOP チケットぴあ イープラス ローソンチケット 後楽園ホール5F事務所(店頭販売) グッドルーザー(電話予約)
お問い合わせ グッドルーザー 03-6450-5470 https://www.k-1.co.jp/