Krush 1.25 後楽園ホール:ゴンナパー、10カ月ぶり試合で横山巧を相手にライト級王座防衛戦。金子大輝×里見柚己ほか決定
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Krush.110(1月25日(土) 後楽園ホール)の第1弾対戦カードが、12月6日(金)東京・新宿区のGSPメディアセンターでの記者会見で発表された。(記事提供:K-1 JAPAN GROUP 写真 (C)M-1 Sports Media)
ライト級王者ゴンナパーが復活!2度目の防衛戦で挑戦者・横山巧を迎え撃つ!「ここからまたリングで全力を尽くし、チャンピオンの役割を果たす」(ゴンナパー)vs「全てを注ぎ込んでゴンナパー選手を倒す」(横山)
今年3月の「K’FESTA.2」を最後に試合から遠ざかり去就が心配されていたKrushライト級王者のゴンナパー・ウィラサクレック。ゴンナパーは在日タイ人としてK-1・Krushで活躍してきたファイターだが、昨年12月のK-1大阪大会前にタイに住んでいる父が倒れ、それ以降は日本とタイを行き来して活動していた。
今年3月「K’FESTA.2」のリュウ・ウェイ戦後に闘病中の父が亡くなり、ゴンナパーはタイに帰国。そのまま残された家族の面倒を見る生活が続いていた。そのためしばらく試合ができない時期が続いていたが、夏にゴンナパー陣営から「試合が出来る状態になったので試合をしたい」という意思表示があったため、K-1実行委員会では防衛期限の9月30日までに防衛戦を組む方向で調整を続けていた。
しかし9月以降の大会ですでにタイトルマッチが決定・予定されていたこと、またゴンナパーの挑戦者に相応しい選手たちがK-1 JAPAN GROUP内のイベントで試合が決まっていたことから防衛戦が実現せず。ゴンナパーはベルトを保持したまま、年明け1月の後楽園大会で防衛戦を組む流れとなった。
挑戦者として選ばれた横山巧はライト級に階級を上げて2連勝中で、いずれも強烈なインパクトを残すKO劇で今回のチャンスを掴み取った。
会見で横山は「僕がチャンピオンになって最高の1年にしたい」とベルト奪取を堂々と宣言。過去に数々の日本人が敗れてきたゴンナパーを前にしても「ゴンナパー選手は強豪ファイター達をなぎ倒している選手。タイトルとかそういうことなしにしても戦いたい相手だったんで、今回はベルトもかかってくるんで一石二鳥だなって感じ」と強豪との対戦に喜びを感じている。
一方のゴンナパーは久しぶりの日本に「寒いです」と苦笑いを浮かべながらも「今後はウィラサクレックムエタイジムに戻って日本で練習を続ける。しっかりと練習を積んでチャンピオンである自分の役割をしっかりと果たすだけ」と完全にファイターモード。「ファンの皆さんには以前よりもさらに良い戦いをお見せしたい」と不幸を乗り越え、さらに強くなった王者の姿を見せると誓った。
◆横山巧
「まずはこのチャンスをくださったK-1 JAPAN GROUPの関係者の皆様、本当にありがとうございます。それとゴンナパー選手、忙しい中わざわざ来日してくださって本当にありがとうございます。今回やっとタイトルマッチが決まって凄い気合が入ってます。1月25日は改名して一番初めのKrushですけど、僕がチャンピオンになって最高の1年にしたいと思います。
(ゴンナパーの印象は?)ゴンナパー選手は数々の強豪ファイター達をなぎ倒している選手だと思います。スーパー・ライト級でやってた時に初めて試合を見たんですけど、山崎選手を倒した時とか本当に強かったですよね。ライト級に下げてきて自分がライト級に上げて、階級が一緒になったて、Krushでチャンピオンだったんですけど、絶対に戦ってみたいなという相手でした。タイトルとかそういうことなしにしても戦いたい相手だったんで、今回はベルトもかかってくるんで一石二鳥だなって感じですね。
(ゴンナパーの強打にどう対抗する?)ゴンナパー選手の強打は蹴りもパンチもありますけど、自分はスピードがあるんで。スピードとテクニック、それプラス一撃で倒せるパワー、全てを注ぎ込んでゴンナパー選手を倒したいと思います。(ファンの皆さんへメッセージは?)ゴンナパー選手が身内に不幸があったということでちょっとやりづらい状況になっちゃってるんですけど、自分も自分で背負ってるものもあるし、これからもっと上に目標があるんで。ここはしっかりとチャンピオンになって皆さんに恩返ししたいと思ってます」
◆ゴンナパー・ウィラサクレック
「まず最初にK-1の皆様、そしてK-1ファンの皆様に私が長い期間リングに上がることができなかったことをお詫びしたい。これからまた一生懸命リング上で戦っていきたい。
(タイで大変な時期には引退も考えた?)引退は考えていなかったが、父が亡くなったことで家族の面倒を見なければいけなかった。特に母を元気づけなければいけないということでタイに戻って家族を一緒に過ごさなければいけなかった。現在は状況も万全になったので、また全力で戦っていきたい。
(今後の練習環境は?)ウィラサクレックムエタイジムに戻って日本で練習を続けるつもりだ。(タイではどんな練習をしていた?)実家にいるとトレーニングパートナーがいないので、ランニングが中心だった。ウィラサクレックジムに帰ってきてから練習を再開して、コンディションもかなり良い状態になってきている。今後もしっかりと練習を積んでベルトを防衛出来るようにしたい。
(横山の映像は見たことがある?)見たことはあるが…しっかりと見たことはない。ただ彼が自分と戦いたいと思っていると聞いて凄く嬉しい。
(横山はスピードが武器だが?)確かにちらっと見た映像でもスピードがあると思った。自分自身は今後しっかりと練習を積んで、チャンピオンである自分の役割をしっかりと果たすだけだと考えている。
(ファンの皆さんへメッセージは?)格闘技ファンの皆さん、ぜひ私に応援の言葉をください。試合までのあと1カ月しっかりと練習して自分の役割をしっかり果たしたいと考えています。ファンの皆さんには以前よりもさらに良い戦いをお見せしたいと考えています。
ミャンマーラウェイ王者・金子大輝がKrush初参戦で里見柚己と激突!「Krushなんでしっかり破壊する」(里見)vs「もっとラウェイの技術を生かして戦う」(金子)
ライト級で里見柚己vs金子大輝の一戦が決定した。里見はライト級転向初戦となった6月の両国大会でK-1初出場を果たすも大沢文也に判定で敗れ、続く9月のKRUSH後楽園大会では横山巧にKO負けを喫し、今回は巻き返しのためにも大切な試合となる。
対する金子はバンテージのみで戦い、頭突きや肘打ちも認められた“地上最も過激な立ち技格闘技”ミャンマーラウェイの王者。K-1 JAPAN GROUP初戦となった横浜アリーナ大会ではK-1ライト級王者・林健太との“王者対決”に挑み、敗れはしたものの勇敢な戦いぶりでインパクトを残した。
K-1 JAPAN GROUP2戦目でKrush初参戦となった金子は「K-1ルールの中でラウェイの良さはまだまだ10分の1も活かせてない」と前回の試合を振り返り、12月半ばには約1年振りにミャンマーに渡りラウェイの本場で修業する明かすと「ラウェイの良さも活かしつつK-1に対応して1月25日には進化したK-1ファイターとしての金子大輝を見せる」とKrushのリングでの本領発揮を誓った。
対する里見は「前回横山選手にKO負けして、今年一番目標にしていた横浜大会に出られなくて本当にショックだった」と地元・横浜アリーナ大会に出場できなかった悔しさを露わにするも、その屈辱をバネに「2020年は自分の年にする」と宣言。ミャンマーラウェイ王者の金子に対して「ここはK-1のリングでもラウェイのリングでもなくKrushのリング。しっかり破壊しようかなって思ってます」と“壊しのリング”でのKO勝利を予告した。
◆金子大輝
「まず11月24日の横浜アリーナ大会からすぐに後楽園ホールで試合を組んでいただいたことに本当に感謝しております。対戦を受けてくれた里見選手、本当にありがとうございます。前回の試合で林チャンピオンと対戦して、直々にK-1というものを教えていただいたと思っていて、またK-1ジム大宮の方でK-1ルールの特訓も重ねています。そして12月半ばにはまたミャンマーに行ってラウェイの修業をして、ラウェイの良さも活かしつつK-1に対応するように、1月25日には進化したK-1ファイターとしての金子大輝を見せられるように一生懸命頑張ってきます。
(K-1での試合はラウェイの良さは出せた?)ラウェイの良さという意味ではまだ全くお見せできなかったなという試合でした。K-1ルールに対応しつつラウェイの良さを活かせるように。また色々と自分の中で秘策もあるので。ラウェイサンダーも含めて色々と考えてます。(前回の試合ではラウェイサンダーは出せなかった?)ちょっと充電不足でした(笑)。サンダー感がちょっと足りなかったんで充電中です。ラウェイハンマーの方もちょっと改良中です。(そういったこともあってミャンマー修業に行く?)そうですね。やっぱりミャンマーとラウェイというものには特別なものを感じているので、ちょっと向こうの空気に触れて、尚且つK-1ジム大宮でも特訓して臨もうかなと思っている次第です。
(K-1ルールでアジャストしてないと感じたところは?)やはり林選手のディフェンス能力だったりとか、素手の打撃ですとけっこう振っても相手が反応してくれるんですけど。散々K-1ジム大宮で練習は重ねたんですけど、やっぱりクローブと素手の違い、やってみて初めて分かることが色々ありました。テンポの違いだったりとか、打ち感触であったり打たれた感触であったり。僕の中では本当に濃い一戦だったと思ってます。ラウェイの技術も多少は活かせたかなと思うんですけど、まだまだ10分の1も活かせてないなと自分では思っているのでもっと活かせるように努力します。
(ファンの皆さんへメッセージは?)11月24日の林健太選手との一戦を終えて、たくさんのK-1ファンの方に暖かい激励のお言葉を受けて本当に感謝しています。試合の翌日から練習を再開して、この度の一戦に向けて本当に良いチャンスをもらったと思っているのでとても燃えてます。一生懸命頑張るので応援よろしくお願いします」
◆里見柚己
「本当にお待たせしましたって感じです。前回横山選手にKO負けして、今年一番目標にしていた横浜大会に出られなくて本当にショックで。でもそれが今の実力だったんで、今はもう前向きにめちゃめちゃ練習して2020年は自分の年にしようかなと思ってます。金子選手も本当に良い選手で本当に楽しみですね。一発があるもの同士のKO決着になるんじゃないかなと思います。
(ライト級のトップに敗れて自分に必要だと感じたものは?)最近本当に練習でもめちゃめちゃ強くなってる実感はあるんですけど、それが試合に出せてなくて本当に悔しい。本当にたくさんの人に応援してもらってるのに結果が出てなくて、前回は1Rで何も出来ずにKO負けしちゃって。いつもだったらすぐに試合させてくださいって言うぐらい試合は好きなんですけど、それじゃ変わんないなと思いました。横浜ジムのみんなが横浜大会に出て目立ってる中、本当に悔しかったですけどそこはあえて自分はみんなのサポートをしてました。でもやっとここで試合が決まって、相手がラウェイのチャンピオンなんで。ここはK-1のリングでもないし、ラウェイのリングでもなくKrushのリングなんでしっかり破壊しようかなって思ってます。
(金子の試合を見てどう思った?)同じ階級ってこともあって凄い注目してて、実際に会場で見てたんですけどやっぱパワーが凄いのかなって思ってます。まあでも自分もパワーには自信あるし、今めちゃめちゃ良い練習が出来てるんで。打ち合っても負けないし、自分の左が当たったら間違いなく倒せると思います。(独特なリズムや距離感は?)ラウェイサンダーを食らったらちょっとヤバイかなって思いますけど(笑)。まあそこは自分もちょっとジムでラウェイサンダーを練習しようかなって思ってます。(ラウェイサンダーの正体は分かっている?)ちょっと内緒でお願いします(笑)。
(ファンの皆さんへメッセージは?)自分も負けてから本当に悔しくて、練習めちゃめちゃして今は本当に良い状態になってるんで、2020年は本当に自分の年にしたいと思ってます。試合もバンバンやって行きたいし、まず1月しっかりKrushらしい試合を出来ればなと思ってます。応援よろしくお願いします」
三輪裕樹vs川口拓真、スーパー・フェザー級で浮上を狙う両者は水と油?「ワクワクして試合できるのが久しぶり。楽しんで試合をしたい」(川口)vs「試合を楽しむつもりは全くない」(三輪)
スーパー・フェザー級で三輪裕樹vs川口拓真の一戦が決まった。三輪は今年4月の鷹大戦で計量オーバーの末に試合もKO負けと苦渋を味わったが、10月の聖也戦に勝利して連勝を狙う。対する川口はトップ選手との対戦が多かったこともあって直近は5連敗。充電期間を経て巻き返しを狙う。
川口は「ここ1、2年大好きだった格闘技が嫌いになりかけた時期があった」と告白。「でもやっぱり格闘技が好きだなと思って。自分が楽しむことを忘れてました」と格闘技の情熱を取り戻し、今回の試合を楽しみたいと発言する。するとそれを聞いた三輪は「僕は楽しむつもりは全くない」と真逆の価値観を示し、応援してくれる人のために勝利したいと語った。
◆川口拓真
「今回本当に久しぶりの試合で心境的にも楽しみにしてます。この感じが久しぶりで、ここ1、2年大好きだった格闘技が嫌いになりかけてた時期があって、本当に一からやり直したいなと思いました。すごい待遇良く会社に勤めさせていただいてたんですけど、その会社も辞めて、本当に一からやり直そうと思って毎日ハードに楽しく練習が出来ています。今回の試合を凄く楽しみにしているので、皆さんも楽しみにしてもらえたらなと思います。
(三輪からは戦い方が似ていると言われていたが?)似てるかな? 自分はあんまそうは思わなかったですけど。KRESTの選手とは過去に2人試合して、どっちも負けてるんですけど(三輪は)そういった選手から色々情報を聞いたりして、しっかり対策を練って僕との試合を迎えると思うので、僕も三輪選手の対策をしっかり立てて試合したいなと思ってます。
(試合を開けた期間はどんなことを考えて練習していた?)さっきも言った通り格闘技が嫌いになりかけてて、2カ月ぐらい練習休もうかなと思って地元の大阪に帰ってたんです。でもやっぱり格闘技が好きで、2カ月休むつもりがもう1週間後ぐらいには大阪で練習したりしちゃってて。やっぱり格闘技が好きだなって思って。前まで応援してもらってる人のためとか、そういうことばっかり考えて自分が楽しむことを忘れてました。今回はワクワクできて試合できるのが久しぶりなので、今回の試合が凄い楽しみです。
(来年の目標は?)去年一昨年と負けた相手にやり返したいなって気持ちもあるんですけど、スーパー・フェザー級で今トップにいるヤツらにどんどん喧嘩を売っていきたいなと思ってます。今回三輪選手にしっかり勝ってスーパー・フェザー級には川口拓真もおるんやぞっていうのをしっかり見せつけたいなと思ってます(ファンの皆さんへメッセージは?)三輪選手は楽しむことはないと言ってたんですけど、やっぱり好きなことだから、しっかり熱中して頑張れると思ってます。今回僕は試合をしっかり楽しんで、いつも応援してもらってる人もそうなんですけど、初めて僕の試合を見る人もいると思うんですよね。そういう人達にもしっかり僕の試合も注目していただきたいです」
◆三輪裕樹
「川口選手は僕と戦い方とかアグレッシブさとか似てるなと思ってたんで、そういうところも全部上回って勝ちたいなと思います。応援してくれる人の喜ぶ顔が見たいんで頑張ります。(川口は『試合を楽しみたい』と発言しているが?)僕は楽しむつもりは全くはないです。練習してきたことを全部やって、全部効かせてとにかく勝ちたいです。楽しむとかはないですね。
(来年の目標は?)僕は今年の4月にやらかしてしまったのですが、今でも変わらず応援してくれる人達がいます。そういう人達が喜ぶ顔が見たいんで、まずこの試合に勝ってみんなが喜んでくれる顔がまた見たいですね。応援してくる人もどんどん増えていってほしいなと思うし、試合で魅せるしかないと思います。先より今です。
(ファンの皆さんへメッセージは?)川口選手が言ったこととは全然逆なんですけど、僕はやっぱり楽しむつもりは全くない。でもお客さんは絶対楽しませるんで期待しててください」
対戦カード
Krushライト級(62.5kg)タイトルマッチ 3分3R(延長1R)
ゴンナパー・ウィラサクレック(タイ/ウィラサクレック・フェアテックスジム/王者)※2度目の防衛戦
横山 巧(リーブルロア/挑戦者、K-1甲子園2016 -60kg準優勝)
ライト級(62.5kg) 3分3R(延長1R)
里見柚己(K-1 GYM横浜infinity)
金子大輝(K-1ジム大宮チームレオン)
スーパー・フェザー級(60kg) 3分3R(延長1R)
三輪裕樹(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)
川口拓真(K-1ジム総本部チームペガサス)
スーパー・フェザー級(60kg) 3分3R
目黒翔大(優弥道場)
鈴木一晴(キックボクシングアカデミーROOTS)
スーパー・バンタム級 3分3R
片岡祐嘉(K-1ジム五反田チームキングス)
“狂拳”迅(WIZARDキックボクシングジム)
概要
大会名 Krush.110
日時 2020年1月25日(土) 開場・17:00 プレリミナリーファイト開始・未定 本戦開始・18:00
会場 後楽園ホール
中継 AbemaTV(全試合生中継)、GAORA(18:00~生中継)
チケット料金 SRS席20,000円 RS席11,000円 S席9,000円 A席7,000円 ※当日座席券は各500円アップ ※小学生からチケットが必要です。
チケット販売 チケットぴあ イープラス ローソンチケット 後楽園ホール5F事務所 グッドルーザー(電話予約) K-1.SHOP
お問い合わせ グッドルーザー 03-6450-5470 https://www.k-1.co.jp/