INNOVATION 11.17 岡山市総合文化体育館:小林愛三、計量失格からの再起戦は「“変わった自分”を命懸けで表現する」
MARTIAL WORLD PRESENTS GYM VILLAGE
センチャイムエタイジム中野
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INNOVATION 認定 第6回岡山ジム主催興行(11月17日(日)岡山市総合文化体育館メインアリーナ)でWPMF女子世界フライ級王者のタナンチャノック・ゲーオサムリット(タイ)に挑戦する小林愛三(NEXTLEVEL渋谷)のインタビューが主催の岡山ジムから届いた
――KNOCK OUTの女子エースとして活躍してきた小林選手が久しぶりのリング、しかも世界タイトル挑戦という大舞台です。
今年4月のイリアーナ・ヴァレンティーノ戦以来だから約7か月振り復帰戦で、こんな私に最高のオファーをいただき感謝しかありません。
――「こんな私」とは?
今年7月5日、RISEさんでいただいたミニフライ級(49kg以下)王座決定トーナメントのチャンスを計量オーバーという、あってはならない大失態で壊してしまったことです。
――生真面目な印象が強い小林選手の失格には驚きましたが、一体何が?
すべて言い訳になってしまうので、ただただ私が悪かった、それだけです。選手として、人として、対戦相手や興行主催者の方々、成田会長(NEXTLEVEL渋谷ジム代表、成田保裕)と牧さん(同ジム会長、牧裕三)、いつも応援いただいている方々をはじめ多くの人を裏切ってしまい、改めて本当に申し訳ございません。
――ヴィジュアルファイターとしても注目される小林選手が髪を切り落とし、寡黙に鍛錬を重ねてきた様子から、謝罪の気持ちは十二分に伝わってきます。
それにもかかわらず近くから応援し続けてきてくれた人たちに「変わった自分」を見て安心していただくことが一番の恩返しと心得ていますが、それは口で言うでも、動きを見てもらうでもなく、感じて解っていただくことだと思いますので、次の試合でそれを命懸けで表現します!
――その思いの丈をぶつける世界王者、タナンチャノック・ゲーオサムリットは、相当の強豪です。
はい、メチャメチャ強いです。
――詳しく解説してください。
自分の距離を保って相手の動きを殺すことに長けています。右ミドルキックは強烈で、あらゆる攻撃にあわせることができるでしょう。“強い”かつ“やりにくさ”を感じます。
――そんなチャンピオンにどう戦い勝ちますか?
相手以上に自分の距離をキープすること。自分にはタナンチャノックほどの技術はないですけれど、これまでコツコツと積み上げてきたことを貫けば、倒す機会が巡ってくると信じます。
――その倒す武器は?
右の蹴りが得意ですが、今回は特に近距離のパンチに力を入れて練習しています。
――近距離の攻撃といえば、2018年12月9日のKNOCK OUT、“ムエタイ世界最強女王” 伊藤紗弥戦で、互角の攻防の中、突如として最終回の第5ラウンドで見せた振り下ろしの斧のような肘打ち連打(※1)は圧巻でした。
アレを出したことも覚えていなくて、後でVTRを見てビックリしました。
――密かに練習してきた技のひとつではない?
はい、練習したこともなくって。気づいたら本能的に出てしまったというか。覚えているのは「ぶっ殺してやる!」って感情だけで……。
――狂戦士というか「エヴァンゲリオン」の暴走モードのようです。
だとしたら、それを自分の意志で自在に操れるようになることが今取り組んでいることでもあります。
――それが成せれば前代未聞の強さを手に入れることができるかもしれません。
そこは何としても身に着けます。けど、私が本当に欲しい“強さ”は、そういったものだけではありません。
――というと?
例えば、同じジムの紅絹(※2)先輩のような心に筋金が通った芯のある強さ。技術や力や速さなど表面上のものだけではない確かなもの。
――なるほど、大きく熱い目標です。
今回、挑ませていただくWPMF世界タイトルは、私がプロデビューしたころからの憧れで、この機会、正直、すごく嬉しいです。でも、世界チャンピオンになることが目的じゃない。私が先生方や先輩、後輩たちから教わってきたことを結実して辿りつく真の心の強さを手に入れることができれば、チャンピオンベルトも最強の称号も勝手についてくるんじゃないかと思うんです。
※1 この肘打ちは難易度が高く、当てるのが難しいスキルだが、小林は、これを伊藤戦で狂ったように連打した。その様子は、以下URLの動画、13分22秒あたりから確認できる。
※2 小さな体躯をフルに稼働するアクティブなファイトスタイルで人気、50戦を大きく超える戦績とRISE女子アトム級王者をはじめとする複数のタイトルを保持する紅絹(モミ)は、小林と同じNEXTLEVEL渋谷ジムを代表する名キックボクサー。
リングネーム:小林 愛三
フリガナ:コバヤシ マナゾウ
所属:NEXTLEVEL渋谷ジム
生年月日:1996年2月18日(23歳)
出身地:東京都
身長:158cm
戦型:オーソドックス
デビュー年月日:2015年12月6日
戦績:16戦11勝(3KO)1敗4分
ステータス:初代ムエタイオープン女子フライ級王者
Facebook:https://www.facebook.com/profile.php?id=100007735009226
Twitter:https://twitter.com/mnm2918
Instagram:https://www.instagram.com/manazo_nextlevel
対戦カード
第19試合 70kg契約(肘無し・オープンフィンガーグローブ着用) 3分3R
フェニックス森田(米子ジム)
Mr.TED(TEAM TED)
第18試合 セントラルグループ presents 岡山ZAIMAX MUAYTHAI 65kg賞金トーナメント 決勝 3分3R(延長1R)
※優勝賞金50万円、準優勝10万円
第17試合 61.5kg契約 3分5R
森井洋介(野良犬道場/元KNOCK OUTライト級王者、元全日本&Bigbangスーパーフェザー級王者、元WBCムエタイ日本&WPMF日本フェザー級王者)
原口健飛(FASCINATE FIGHT TEAM/RISEライト級(63kg)2位、Road to RIZINキックトーナメント(58kg)2018優勝、元ACCELフェザー級王者)
第16試合 ウェルター級(肘無し) 3分3R
イ・ギュドン(韓国/Samsan Gym/韓国ミルメカップ60kg級王者、KBA65kg級王者)
高木覚清(岡山ジム)
第15試合 WPMF女子世界フライ級タイトルマッチ 2分5R
タナンチャノック・ゲオサムリット(タイ/ゲオサムリットジム/王者、元WPMF世界女子ライトフライ級王者、タイ国プロムエタイ協会女子フライ級王者)
小林愛三(NEXT LEVEL渋谷/挑戦者、ムエタイオープン女子フライ級王者)
第14試合 WPMF世界フェザー級暫定タイトルマッチ 3分5R
プレム・T.C.ムエタイ(タイ/T.C.ムエタイジム/暫定王者、IPCCインターコンチネンタルスーパーフェザー級王者)
安本晴翔(橋本道場/挑戦者、REBELS-MUAYTHAIフェザー級王者、元INNOVATIONスーパーバンタム級王者)
第13試合 INNOVATIONウェルター級タイトルマッチ 3分5R
番長兇侍(Hard worker/王者)
太聖(岡山ジム/挑戦者)
第12試合 セントラルグループ presents 岡山ZAIMAX MUAYTHAI 65kg賞金トーナメント 準決勝(2) 3分3R(延長1R)
小川翔×ジン・シジュンの勝者
山口裕人×NOBU BRAVELYの勝者
第11試合 セントラルグループ presents 岡山ZAIMAX MUAYTHAI 65kg賞金トーナメント 準決勝(1) 3分3R(延長1R)
水落洋祐×タップロン・ハーデスワークアウトの勝者
マサ佐藤×翔貴の勝者
第10試合 70kg契約 3分3R
緑川 創(目黒藤本ジム/WKBA世界スーパーウェルター王者、元日本ウェルター級王者)
チューチャイ・ハーデスワークアウトジム(タイ/ハーデスワークアウトジム/S-BATTLEミドル級王者、元HOOST CUP 日本ミドル級王者)
第9試合 67kg契約 3分3R
馬木愛里(岡山ジム/MuayThaiOpenウェルター級王者)
井原浩之(Studio-K/元MA日本ミドル級王者)
第8試合 スーパーフライ級 3分3R
ジラキット・ゲオサムリット(タイ/ゲオサムリットジム)
MASAKING(岡山ジム)
第7試合 スーパーフライ級 3分3R
志門(テツジム滑飛一家)
平松 侑(岡山ジム)
第6試合 セントラルグループ presents 岡山ZAIMAX MUAYTHAI 65kg賞金トーナメント 1回戦(4) 3分3R(延長1R)
山口裕人(山口道場/WPMF世界スーパーライト級暫定王者、元WBCムエタイ日本&INNOVATION王者、元DEEP☆KICK 63kg級&65kg級王者)
NOBU BRAVELY(BRAVELY GYM/KOSスーパーライト級王者、元WPMF世界・日本王者)
第5試合 セントラルグループ presents 岡山ZAIMAX MUAYTHAI 65kg賞金トーナメント 1回戦(3) 3分3R(延長1R)
小川 翔(OISHI GYM/WBCムエタイ日本ライト級王者、HOOST CUP 日本・蹴拳ムエタイスーパーライト級王者、元REBELS-MUAYTHAIライト級王者、K-1甲子園2012優勝)
ジン・シジュン(韓国/Psycho pitbulls/大韓キックボクシングCKSミドル級王者、ヨンナム地域KBC王者、TAS7チャンピオンシップ優勝)
第4試合 セントラルグループ presents 岡山ZAIMAX MUAYTHAI 65kg賞金トーナメント 1回戦(2) 3分3R(延長1R)
マサ佐藤(名護ムエタイスクール/中国英雄伝説64kg級アジア王者、西日本統一・蹴拳ムエタイ・DBSライト級王者、元RKAライト級王者)
翔貴(岡山ジム/ルンピニー日本フェザー級王者)
第3試合 セントラルグループ presents 岡山ZAIMAX MUAYTHAI 65kg賞金トーナメント 1回戦(1) 3分3R(延長1R)
水落洋祐(エイワスポーツジム/元WPMF世界暫定・WPMF日本・WBCムエタイ日本ライト級王者、元REBELS 65kg級王者、REBELS-MUAYTHAIスーパーライト級王者)
タップロン・ハーデスワークアウト(タイ/ハーデスワークアウトジム/SB世界スーパーライト級4位、元WMC世界フェザー級王者)
第2試合 84kg契約(肘無し) 2分3R
肉団子(米子ジム)
馬木樹里(岡山ジム)
第1試合 フライ級(肘無し) 2分3R
琉聖(井上道場)
風太(岡山ジム)
概要
大会名 JAPAN KICKBOXING INNOVATION 認定 第6回岡山ジム主催興行
日時 2019年11月17日(日) 12:00開場 12:30開始予定
会場 岡山市総合文化体育館メインアリーナ(岡山県岡山市南区浦安南町493-2)
チケット料金 全席指定8,000円
チケット販売所 出場各ジム各選手
お問い合わせ 岡山ジム TEL 086-441-5563 http://kick-innovation.com