KNOCK OUT 11.1 後楽園ホール:小笠原瑛作、元ラジャ王者サオエーク戦は「性格の悪い小笠原瑛作を演じる」。日菜太「11月の試合への思いは他の選手より強い」。T-98「誰でもわかる勝ち方で」。小笠原裕典「自分のやってきたことを肯定する」
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KNOCK OUT 2019 BREAKING DAWN(11月1日(金) 後楽園ホール)に出場する、クロスポイント吉祥寺所属の4選手の公開練習が10月10日、同ジムで行われた。小笠原瑛作、日菜太、T-98は揃ってタイ人選手と対戦。小笠原裕典は昨年2月に引き分けている宮元啓介と再戦する。
メインイベント 55.5kg契約 3分5R
小笠原瑛作(クロスポイント吉祥寺/WPMF世界スーパーバンタム級王者、ISKA K-1ルール世界バンタム級(55kg)王者)
サオエーク・シットシェフブンタム(タイ/元ラジャダムナン認定スーパーフライ級王者)
◆瑛作「性格の悪い小笠原瑛作を演じながら戦います」
(サオエークの印象)トレーナーからはテクニシャンで頭を使って来る選手だと聞いています。今の時代、Youtubeにも僕の映像がたくさんありますから、映像を見て研究して丸裸にしていると聞いています。やり辛いタイ人が来たな、タイ人も研究してくる時代なんだなって思いましたけど、逆に相手の研究の裏をかきたいです。
(どのように裏をかく?)ある意味、俳優というか、打つふりをして打たないとか、性格の悪い小笠原瑛作を演じながら戦います。
(演じているんじゃなく、地が出るのでは?)わかんないですね(笑)。周りから戦い方が正直すぎるので、嘘をついたり裏をかけるようになって欲しいと言われます。フィジカルトレーニングは和田(良覚)さん、ボクシングは野木丈司さんに教わって、うちのジムにはタイ人のトレーナーがたくさんいます。そういった成果を、いい意味でズル賢く演じながら出して、僕の完全復活を見てもらいたいです。
(瑛作選手は大学で演技を習い、今は俳優業もしていて、先月、カザフスタンで映画撮影をされていました。そういう経験も活きている?)ある意味、試合もリングという白いキャンバスの上で演じているようなものですよね。大月晴明さんのように、生まれながらの闘争本能を出して戦うようなことは僕にはできません。カザフスタンでの撮影で監督さんに言われたこととか、何十年もやっている俳優さんを見て思ったことも役に立っています。俳優業とキックボクシングに共通する部分があるので、だからこそ俳優もやって行きたいです。俳優の仕事から新しいファン層を取り込むのは僕にしかできないと思いますし、日菜太さんにしかできない方法もあると思います。今後も俳優とキックをリンクさせたいです。
(最近のクロスポイントでは鈴木兄弟ら新世代が成長して来ています)ずっと自分が子供だと思っていたら下が出てきましたね(苦笑)。今、僕は24歳ですけど、後輩を引っ張っていける試合をしたり、背中で見せられる選手にならないといけないと思います。引退が近づく先輩もこれから多くなれば、自分がトップになって、どういう試合を見せるかが重要になると思います。
REBELSルール(肘無し) 70kg級(ノンタイトル戦) 3分5R
日菜太(クロスポイント吉祥寺/REBELS 70kg級王者)
ラーシーシン・ウィラサクレック(タイ)
◆日菜太「11月の試合への思いは他の選手たちよりも強い」
大会が金曜なので、お客さんが動き辛い日ですけど、それでも後楽園をいっぱいにして、次は来年2月にKNOCK OUTの大田区総合体育館大会もあるので、しっかりお客さんを埋めて、キックボクシングの地位を向上させたいです。キックにはチャンピオンが何人もいて、誰が強いのかわかりにくいので、自分の出ているKNOCK OUTとREBELSのブランド価値を上げないといけないと思います。そうじゃないと人生賭けてキックをやっている意味が無くなるので、悔いなく戦いたいです。
(ラーシーシンについて)タイ人のトレーナーからも「テクニックがある選手なので日菜太がスカされないか心配だ」と言われています。5Rあるので、ローと腹を効かせて、後半に倒したいです。でも3Rの試合と変わらず最初から飛ばしたいですね。ムエタイをやるつもりはないです。
(今後、肘有りルールの試合をやるつもりは?)無いですね。K-1でのチンギス・アラゾフとの再戦が難しくなってしまって、肘無しで強い選手とやれる可能性があると思って、この舞台を選びましたから。でも(肘有りを)やったら強いと思いますよ。
(今回勝って、2月の大田大会で戦いたい相手は?)ジョムトーンに勝って、8月のKO負けを無かったことにしたいです。その後は強い選手とやって、悔いなく終わりたいです。来年の今頃まで現役をやっているかもわからないですし、モチベーション自体も昔より下がっていることは間違いないです。「職業キックボクサー」と言っていて、この仕事で稼げなくなったら、次の道を考えないといけない。でもまだ廃業したくないので、11月の試合への思いは他の選手たちよりも強いと思います。
(まだ新日本プロレスの正月の東京ドームはあきらめていない?)もう、その前の後楽園ホールの大会とか、ドームのオープニングの新人のいっぱいいる中でもいいから(苦笑)、混ぜてもらいたいですね。
(先日のKNOCK OUTとREBELSを見てどう思いましたか?)コツコツ頑張って来た吉田英司とUMAが勝ったのが良かったですね。鈴木弟(千裕)もあの勢いで勝って、新しい時代の勝ち方だと思いましたし、ああいう子がこれから集まってくるとKNOCK OUTもREBELSもいい形になると思いました。栗秋(祥梧)は倒せるものを持っているけど、練習しなきゃダメだなと思いましたね。倒せる一発が当たらないとああなっちゃうって、本人もわかったと思うんですよね。
70kg契約 3分5R
T-98(クロスポイント吉祥寺/WBCムエタイ日本統一スーパーウェルター級王者、元ラジャダムナン・INNOVATION・REBELS-MUAYTHAI同級王者、元WPMF世界ミドル級王者)
プライチュムポーン・ソーシーソムポン(タイ)
◆T-98「誰でもわかる勝ち方で。肘で切るにしても10か所ぐらい切る」
相手のタイ人選手はMAX MUAYTHAI(=タイ人対外国人の試合が多く組まれるタイ・パタヤでの大会)で試合しているので、外国の選手に慣れているんでしょうね。ルンピニーやラジャダムナンのタイトルは取っていないみたいですから、僕の方が実績は上なので、しっかりボコボコにして倒したいです。
(どこを警戒する?)映像を見ると肘で勝っていたので、肘しかないですね。
(今回のテーマは?)KNOCK OUTでまだ倒して勝ったことが無いので 倒したいです。8月の試合のように肘で切っても一般の人に伝わりにくいので、わかりやすく殴って蹴って、相手をピヨピヨにさせて倒したいです。
(開催を提唱している肘有りの70kgトーナメントに向けて重要な一戦です)「重要な一戦」が続いて、それまで参戦候補を全員倒しちゃう可能性がありますけどね(苦笑)。
(相手選手は元ラジャダムナン王者と戦うことに燃えていると思います)勝ちに徹して肘で来る可能性がありますけど、逆にそう来てくれたほうが、あらかじめわかっているから勝ちやすいですね。普通にやれば勝てる相手だと思います。
(ラジャダムナンの王者を取った当時より強くなっている自信は?)もう3年ぐらい前になりますけど、あの時より強くなっていて、まだ伸びる自信があります。これ以上強くなれないと思った時が辞め時だと思います。
(どのあたりが伸びしろ?)フィジカルトレーニングやボクシングですね。タイ人相手なのでボクシングをあまりやっていなかったですけど、僕の階級だと欧米人のムエタイ王者も多いので、そういうのに勝つにははボクシングも磨かないといけないと思います。
(先日のKNOCK OUTで喜多村誠に判定勝ちした松島勲也も70kgのトーナメント参戦を希望しています)試合には時間が間に合わなくて見ていないんですけど、僕が70kgのトーナメントを唱えたことで選手が集まってきているので、もっと集めたいですね。16人集めたいです。そのためにも今回は誰でもわかる勝ち方にこだわりたいです。肘で切るにしても10か所ぐらい切ってやります。
57kg契約 3分5R
宮元啓介(橋本道場/INNOVATIONフェザー級王者、WPMF世界スーパーバンタム級王者)
小笠原裕典(クロスポイント吉祥寺/元WBCムエタイ日本統一スーパーバンタム級王者)
◆裕典「自分のやってきたことを肯定する」
コンディションは万全じゃないですけど、今まで万全な状態の試合って無かったんですよね。練習で動けないと思ったら、ここでは涼しい顔で他の選手たちが練習しているので、僕はまだ十分じゃないと思い続けています。今回はテーマは自分のやってきたことを肯定する、そこですかね。
(ONEでの3連敗からの再起戦になります)正直、真っ暗な状態ですけど、もがき続けて何かをつかもうとしています。毎日のように新しい事を学んでいるので、当日は何も考えず戦えるように、今は頭を使って練習しているところです。
(今回は以前引き分けた宮元選手との再戦です)完成されたベテラン選手なので、戦った時から変わった印象は無いですね。ベテランなりに次戦は色々修正してくると思うので気を付けます。
(先日、お子さんが生まれましたね)連敗で色々考えましたけど、子供が生まれたからこそ、戦い続けないといけないと思いました。
対戦カード
メインイベント 55.5kg契約 3分5R
小笠原瑛作(クロスポイント吉祥寺/WPMF世界スーパーバンタム級王者、ISKA K-1ルール世界バンタム級(55kg)王者)
サオエーク・シットシェフブンタム(タイ/元ラジャダムナン認定スーパーフライ級王者)
REBELSルール(肘無し) 70kg級(ノンタイトル戦) 3分5R
日菜太(クロスポイント吉祥寺/REBELS 70kg級王者)
ラーシーシン・ウィラサクレック(タイ)
70kg契約 3分5R
T-98(クロスポイント吉祥寺/WBCムエタイ日本統一スーパーウェルター級王者、元ラジャダムナン・INNOVATION・REBELS-MUAYTHAI同級王者、元WPMF世界ミドル級王者)
プライチュムポーン・ソーシーソムポン(タイ)
54kg契約 3分5R
壱・センチャイジム(センチャイムエタイジム/LPNJ(ルンピニー日本)バンタム級王者)
HIROYUKI(藤本ジム/新日本バンタム級王者)
57kg契約 3分5R
宮元啓介(橋本道場/INNOVATIONフェザー級王者、WPMF世界スーパーバンタム級王者)
小笠原裕典(クロスポイント吉祥寺/元WBCムエタイ日本統一スーパーバンタム級王者)
61.5kg契約 3分5R
重森陽太(伊原道場稲城支部/WKBA世界ライト級王者、元新日本フェザー&バンタム級王者)
翔・センチャイジム(センチャイムエタイジム/INNOVATIONライト級王者、元WMC日本・MuayThaiOpen・蹴拳ムエタイ・NJKF王者)
◆オープニングマッチ
スーパーフライ級 3分3R
佐藤仁志(新宿スポーツジム)
花岡 竜(橋本道場/INNOVATIONフライ級7位)
トライアウト育成試合 バンタム級 3分3R
古村 光(フルムラジム)
星野航大(TORNADO)
トライアウト育成試合(ムエタイオープン推薦アマチュア試合) 女子50kg契約 2分2R
大塚愛莉(上州松井ジム)
望月冴香(G-1 TEAM TAKAGI)
概要
大会名 KNOCK OUT 2019 BREAKING DAWN
日時 2019年11月1日(金) 開場・17:00 開始・17:30
会場 後楽園ホール
チケット料金 柵内VIP(アフターパーティー付き)¥40,000(当日¥40,500) SRS ¥15,000 RS ¥10,000 S ¥8,000 A ¥6,000 ※当日券は各500円アップ ※アフターパーティー券¥15,000も別途前売
チケット販売 チケットぴあ(Pコード:843-143) 後楽園ホール5階事務所
お問い合わせ キックスロード 03-4500-4840 http://www.knockout.co.jp/